舞台は金沢、加賀百万石の城下町。
ある茶屋街の最奥にひっそりと建つ大きなお屋敷。
そこにいるのは、
人知れず甘味を作る優しい神様と、小さな双子の神使。
甘い和菓子とおいしいお茶で、
お客様をおもてなしいたします。
もしもこのお茶屋敷と
私たちを見つけることができたのなら、
今宵もその傷ついた心を癒やしましょう。
***
祖母を亡くしたばかりの大学生のひかりは、ひとりで金沢にある祖母の家を訪れ、祖母と何度も足を運んだひがし茶屋街で銀髪の青年と出会う。
彼は、このひがし茶屋街に棲む神様で、自身が守る屋敷にやって来た者たちの傷ついた心を癒しているのだと言う。
心の拠り所を失くしたばかりのひかりは、意図せずにその屋敷で過ごすことになってしまいーー?
神様と双子の神使、そしてひとりの女子大生が紡ぐ、ひと夏の優しい物語。
***
小説家になろう≫2025/7/23公開
※こちらの作品は他サイトでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 12:00:00
11124文字
会話率:28%
ある晩、山奥の小さな村に住む健二は、山を越えた街で行われる祭りに向かっていた。道中、ふと耳にした声が気になった。「健二、そこにいるの?」その声は、彼の名前を呼んでいる。だが、周りには誰もいない。
健二は心臓が高鳴るのを感じながら、声のする
方へと近づいた。「健二…おいで…」声はさらに大きくなり、彼は恐る恐る振り返る。振り向くと、背後に薄暗い影が立っていた。目は彼をじっと見つめ、今まで聞いたことのない寒気を感じさせる。
「おまえ、もう戻るな…」影が囁くと、急に風が強く吹き荒れ、周囲の木々がざわめいた。その瞬間、健二は全身の毛が逆立つのを感じ、いつの間にか声が聞こえなくなった。
健二は全速力で村へと戻り、決して振り返ることはなかった。しかし、その夜、彼の耳の奥で今も響き続ける。「健二、戻っておいで…」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 11:00:00
516687文字
会話率:28%
これは創作です。
実際に起きた出来事はございません。創作です。事実ではございません。創作です創作です創作です。
本当に、実際に起きた話ではございません。
なので、安心して読むことができます。
オムニバス形式なので、どの章から読んでも
問題ありません。
不定期で追加していきます。
2024/01/17:『それはそこにいる』の章を追加。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 04:10:00
571756文字
会話率:1%
年齢=彼女いない歴の僕、ひょんなことから、知り合った、先輩に好かれてしまう、しかし、先輩が僕を好きになった理由が僕には理解できない、そんな先輩と僕との学園生活の話です、そして、今は、個性豊かな登場人物が増えて、ひっちゃか、めっちゃか状態で
す、このわけのわからない話を、お楽しみ下さい。
この話は、他の作品と関連してる、話があります。
第十八章ムンスターウォーズ、第二十七章ゾンビアタックは、世の中を笑うやつらがそこにいる通常、全年齢どちらでもの同一サブタイトルと関連してます、こちらよりさらに詳細に物語が書かれてます。
第二十九章 公園は、世の中を笑うやつらがそこにいる通常、全年齢どちらでもの同一サブタイトルと関連してますが、上記の作品とはちょっと関連の仕方が違います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:41:30
2264583文字
会話率:28%
少女は普通の人と違ってた。
それでも普通に生きてきたのだがあることが、きっかけで変わってしまう。
普通じゃない少女の成長物語。
弱肉強食っておいしいの。
最終更新:2024-12-05 18:59:17
172250文字
会話率:34%
少女は普通の人と違ってた。
それでも普通に生きてきたのだが
あることが、きっかけで変わってしまう。
普通じゃない少女の成長物語。
最終更新:2017-05-30 19:03:22
27502文字
会話率:38%
「この場所は、地下深くのダンジョン核です。地上に出る為には、ダンジョンオーナーとして、死んだこのダンジョンに冒険者を誘い込み、多くの魔力や栄養で満たし、”蘇らせて”ください。」
ある日、現世で戦闘機盗を追い詰めた天才探偵とその助手は、僅か
な所で犯人を逃がし謎と後悔を残したまま死んでしまう。
探偵助手が目を覚ましたその場所は、モンスターすら近寄らない異世界の廃ダンジョン。そこで出会ったダンジョン付きの精霊は、最深層に謎の生体反応があることをほのめかし、探偵助手にダンジョンオーナーとしての権限を与える。
「師匠はきっとそこにいる。」
土塊だらけの異世界で、地上と師匠を探すためなら何でもする探偵助手の、とんでもダンジョン経営が始まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 21:39:46
114933文字
会話率:30%
「人間の最期の日に、身体が変異し、記憶を失い、もはや生き物と呼ぶには恐ろしすぎるものへと変わってしまう——それでもあなたは生き続けたいと思うだろうか? 他者の肉を食べ、血をすすって生き延びる必要があるとしたら、あなたはそれを受け入れるのか?
」
「ようこそ、人類の裏側の世界へ。この世界は誰にも知られたくない、誰にも触れられたくない禁忌の領域——それを知ることができるのは、ただ“黒物”に感染した者だけ。 彼らはこれまで知らなかった新たな世界を目の当たりにし、生き残るために闘わなければならない。誰一人として信用できない。なぜなら、そこにいる者すべてが、“黒物”の病に侵されているからだ。」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 18:00:00
116226文字
会話率:31%
朝起きたら、妹がいなかった。
──いや、正確には、「妹が誘拐された」って、親友から電話で聞かされた。
私は
口癖は「めんどくさい」と「眠い」。
課題はギリギリに、昼休みは睡眠しか勝たん、興味ないことは1ミリも興味ない派。
だけど……私の妹
・瑠不だけは別。
この世界でいちばん可愛いから。世界が終わっても好きだから。なんなら瑠不の願いなら世界無くされても許せる。
妹を迎えに行くために行き着いた先には、御伽話のような異能力者同士の闘争。
なんでこんな面倒事に巻き込まれなきゃいけないの?
……だるぅ。
でも、妹がそこにいるなら、行くしかないでしょ。
「私が瑠不を、絶対に取り返す」
これは、
妹溺愛系無気力女子が、だるそうに、でも本気で駆け抜ける、
ちょっと異能で、ちょっとシリアスで、ちょっとギャグな、世界のための物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 03:27:15
1198文字
会話率:59%
その国は幾年月廻る、穏やかなる調律の坩堝にて無辜の民草を生やし、ただ至上の人の叡智と恩赦のうちに微睡むことを赦されていた。
兎角見るべきものは非ず、御国に地平の弦を見る者は逸れものに等しき眼を向けられる。
───『逸脱者』。
その世
界にあったのは
無知の民、統制の王、
そして有識の者の三つに限られた。
王国の中座に聳える白くは高き螺旋の城。美しく日照りを返し、輝ける白光を放つ叡智の象徴である。そこにいるとされた『王』は、誰の眼にもつかずに、民の信仰(かみ)として在る。
御国を環に囲う外縁、淵の高壁はまさしくその最たる権現であり、無知が知に覆われるようにして"外"を知らしめず、この地を調停せる。
斯くて数多の教会が白の玉座を仰ぎ、無数無形の民は膝を折る。祈りはそれだけの手の繋ぎにて形となり、彼らはついぞ識ること無し。
民とは無である。その境がロゴスである。
そして保たれた理を何れかが破る時、それが逸脱となるであろう─────。
『お前は、それでも進むのか?』
ソピアーよ、まだ見ぬ意志らの苗床よ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 01:52:44
51859文字
会話率:29%
あの場所には何か居る──あそこには何かある──君たちがそのような世界を認識する時、彼らも必ずそこにいる。そして、彼らは君たちを護っている。
禍状。
いわゆる怪異で引き起こされた異常事態を防止あるいは対応する特別組織──禍状防止対応隊・通
称「禍防隊」が解決する。ある時、ごく平凡な少年「神光太郎」は一家心中に巻き込まれた末に地獄に落とされそこで悪魔と契約し鬼人・獄絡男になってしまう。禍防隊に身柄を保護され、普通の学生として暮らす裏で、怪異の引き起こした怪事件に足を踏み入れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 18:38:10
1704文字
会話率:34%
天原槇は、毎日〝世越間神社〟へ通っている。そこにいる邪神となった元担任の逢田和臣に会うために──神様の愚痴を聞く邪神になってしまった和臣先生と、邪神になるはずだった槇の攻防を描く日常系ラブコメ。
※Talesにも載せています
最終更新:2025-07-20 10:18:17
126654文字
会話率:58%
夢はいつも唐突に、気が付けばそこにいるものである。
そこに立っていた男は目的も願望もわからぬまま、歩き出し、何かと出会い、この夢の主である自分が、何者であったかを思い出す。
最終更新:2025-07-15 02:43:51
3363文字
会話率:34%
寝室に入ってこなかったから良かったけど。
いつも廊下を練り歩いていたのは、いわゆるお化けでした。
最終更新:2025-07-14 00:06:32
200文字
会話率:0%
そこにいるのは、あまり信じないように。
あっちに、引き摺りこまれますから。
最終更新:2024-03-17 23:39:40
200文字
会話率:0%
夜中に台所に立ち寄ること自体は珍しくない。
ただーー、奴らはそこにいる。
最終更新:2020-09-15 02:00:00
200文字
会話率:0%
――2人とも真面目です。ほんとに。――
【世界観共有日常系学園百合小説企画群・『星花女子プロジェクト』(Twitter:@sjp_lilyworks)第14弾参加作品】
立成20年度の星花女子学園高等部1年1組。
そこにいる、とある
2人の生徒。
一人は、格好いい生徒会長を目指す真面目な女の子、葛城 直葉。
彼女は困っている人を助けようと……して空回りしてしまっても、気にせず日々努力を重ねているようです。……どこからかうじうじする声が聞こえるのは気のせいでしょうか。
そしてもう一人、これまた生真面目な女の子、鉄木志保。
吹奏楽部に所属する彼女は、チューバでとても正確なリズムを刻みます。……でも正確過ぎて、どこか機械のようですね。彼女の顔も、いつも強張っていて堅苦しく思えます。
真面目な2人の女の子。
似ているようで似ていない、でも確かに繋がるものがあるように見えますね。
志保と直葉。
方向性(ベクトル)の違う真面目女子同士が惹かれあう物語、はじまりはじまり。
※ラブコメで出しましたが展開によっては恋愛カテゴリに移るかもです
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 08:30:00
8124文字
会話率:39%
部屋の中にGがでた。私がゆで卵を作っている真っ只中。ふと玄関を見るとドアの隙間から這い寄る混沌、黒く名状しがたい、いやしたくもない奴が、こっそり顔をのぞかせてきた、と思ったらすぐに急発進。まて、そこには私が普段使っている靴がある。ゆで卵な
んかほっぽり出してすぐ近くにあったアースジェットを取りに駆け出した。すぐに振り返る。奴はまだ移動していない。今しかない!私は右手に伝説のアースジェットを持ち、そろりそろりと近づき、発射した。奴は苦しんでいるようだ。苦しいからか外に出たがるようにドアに向かって走り続けている。噴射し続けながら左手でドアをそっと開けると、ようやく外に出て行ってくれた。ようやく一安心だ。
周りを見ると、白い煙が充満している。どうやら噴射しすぎたようだ。ガスの警報が鳴らないといいな。
奴を打ち倒してからも私の中の警戒心は下がらなかった。そいつはドアを挟んですぐそこにいるかもしれない。しかも奴はドアの隙間から入ってきたんだ。想像をする。暗い部屋、寝ぼけて目で部屋の隅を見ると何やら黒いものが。いやだ、そんなのいやだ。私は今日は徹夜をしてドアを見張ることにする。スマートフォンを見ながらドアを5分おきぐらいに確認する。この緊張感はなかなか来るものがある。そうして1時間が過ぎた頃、私は勇気を出してドアを開けてみることにした。外はすっかり暗く奴が紛れるにはいい暗さだ。しかしそんなことを気にしていてもしょうが無い。左手には明かり用のスマートフォン、右手にはアースジェットの布陣でドアを開ける。いざ尋常に。私は、特殊部隊員さながらの素早さでドアの周辺のチェックを行った。奴はいなかった、私はようやく一安心できた。
私はドアの周辺にとりあえずアースジェットを吹きかけておいて、奴が嫌いな匂いだというレモンの汁もかけておいた。大量に。奴は暗い場所が好きらしいので、家中の電気をつけて寝ることにした。明日も朝早い。寝なくては。私は2時間ごとぐらいに不安で目を覚ましたが眠ることができた。ここ数ヶ月Gを見ていなかったから、この周辺には存在しないものかと思っていたが不用心だった。明日は絶対にG対策のグッズを買いに行こう。
1匹見つけたら30匹いると思え。奴はそう言われているから、この夏の私と奴との攻防はまだ続くだろう。次からは家の中に一歩も踏み入れさせずに、家に結界を張っておこう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 18:28:06
291文字
会話率:0%
何者でもないと思っていた少女・詩織は、ある日、風と話す不思議な少年と出会う。
「君がいると、風の流れが変わるよ」
その一言が、彼女の中の静かな世界をそっと動かした。
心を閉ざした少年・透との出会い、自分の言葉を届けたいという想い、そして未
来への旅立ち。
――これは、“ただそこにいること”が誰かの風になることを知った少女の、静かな成長の物語。
名もなき役割が、そっと誰かの世界を変えていく。
あなたの中の風にも、きっと届きますように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 21:49:41
2119文字
会話率:33%
うぬはなぜ、そのような姿でそこにいる?
最終更新:2025-07-04 23:00:00
2540文字
会話率:0%
たとえ枯れ果てても、そこにいる以上は意味がある。ただ気づいていないだけで
最終更新:2023-10-22 18:00:00
3939文字
会話率:0%
流れが必ず、この場から離れていくとは限りません。
浸かるたび、彼らはそこにいるのかも……
最終更新:2023-01-26 23:50:47
2810文字
会話率:2%
『ベティです。よろしくお願いします』
平民には下の名前が無い。自分の名前を言うだけの簡単な自己紹介をすると、彼女は完全無欠な笑みを浮かべ、薄い色素のしなやかな腕を私に差し伸ばした。
『デビーでいいわ。これからよろしくお願いしますね』
そ
の奇跡のような見た目に私は嫉妬を通り越して感動すら覚えた。
そしてその日を境に私を取り巻く環境は激変した。新しい家の半分血のつながったお姉さまがくれたクマさんは、私の生涯の宝物となった。
やがてお姉様は王太子と婚約し、次々と政策を打ち出した事で賢妃と呼ばれ、王国は最盛期を迎えた。しかし私の長年抱いていた懸念が、悪夢が、徐々に輪郭を帯び始めて現実世界に顕現し始めたのは、まもなくのことだった。
『お前たちは今すぐ帝国に亡命する準備を始めろ。わしは……わしも連座で首が飛ぶかもしれん……その前にまずはお前たちだけでも逃げるんだ!!』
『待って、どういう事? 亡命?? 何を言って――』
そして私が絶望に打ちひしがれていたところに、更に追い打ちをかけられることとなった。
『死んでしまえ!』『この野郎!』
『アンタさえいなければ!』『恥を知れ!!』
どうして。
なんで。
『火を放て!』
そして燃え上がるような恋慕が私の身を焼く。ああ、神の如く尊くあらゆる宝石よりも美しい、私の唯一が、すぐそこにいるだなんて!
『ねえ、お姉さまーー王太子殿下って、さぞ素敵な御方なんでしょうね?』
これは、やがて欲しがり妹と姉に言われるようになった私が、本当に欲しいものを見つける物語。
それを手に入れるためなら、私は何でもする。たとえそれが私の身の破滅を招こうともーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 22:48:11
22053文字
会話率:26%
嘘つきね
裏切りね
愛想臭い
逃げていたい
何もかも終わったな
騙されやしないやなんて甘いんだ
信じていた人も実は汚いんだと
気づいたとてもう遅い
騙さないで
裏切らないで
そこにいるのは分かっているよ?
嘘つきね
裏切り者ね
近づかな
いで
早くどこかへ行って
嘘つきね
貴方だけの世界で終わればいいじゃない
嘘つきね
憎たらしいね
鳥のさえずりさえも今は憎い
僕も君も終わったな
反吐吐きたいななんて苦いんだ
信じていた人も実は愚かだと
気づいたとてもう遅い
嘘吐かないで
裏切ったとて
そこにはもう居やしないんでしょう?
嘘つきね
裏切り者ね
近づかないで
早くどこかへ去って
嘘つきね
貴方だけで生きてればいいじゃない
嘘つきね
烏滸がましいね
世界そのものさえも今は憎い
過ぎ去ってしまえば
変わらないものさえも変わる
もう吐いてしまえば
言えなかったことさえも言える
全てがいいな
明日でいいや
そこら中で集るお前らが嫌い
そして嘘つきな貴方が嫌い
嘘つきね
貴方は消えたほうがいいじゃない
嘘つきね
もう来ないで
信じてしまった私さえも今は憎い折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 06:00:00
1303文字
会話率:18%
この事故物件の家賃はわずか5,000円です。
幽霊のような未亡人の管理人さんが出迎えてくれたボロいアパートの一室。
大学生の及川は、そこで住むことを決意。
天井から響く音、濡れた髪、鏡に映る“誰か”。
じわじわと精神を蝕まれていく中、頼っ
たのは、地雷系の人気霊媒師の牧寺。幼馴染だった。
だが、彼女の力でも祓いきれなかった“何か”が、まだそこにいる。
アパートの五号室には恐ろしき真実が隠されていたのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 08:46:38
2546文字
会話率:22%
魔術が衰退し、代わりに属人的な異能「仙力」が注目を集め始めた世界。平民ながら身体能力を大幅に引き上げる仙力『金剛』の素質を持つ少年ロイは、それにより士官学校に特例入学し力を磨いていた。
そしてある時ロイは魔物狩りの実戦訓練中にそこにいる
はずのない魔物……巨大な竜に襲われる。竜が開けた大穴に転落したロイは、その奥で古代から眠り続けていた少女と出会う。それは同じく古代から蘇る魔物たちと、ロイたち仙力使いとの戦いの幕開けでもあった。
やがてロイは己に宿る異能が、本当は『金剛』ではなく別の異能なのだと気付く。それは真価を発揮できれば、世を救う英雄にもなれる力。その力をもって彼は異形の魔性、そして蘇る『災厄』に立ち向かうことになる。
ただ、その真価発揮のためには……。
「……どうしてこうなった」
「だってそれが一番効率いいんだもの」「仕方ないデス」
……英雄を目指すのも、好きな娘たちを守るのも、楽じゃない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 11:03:28
1203165文字
会話率:47%