ある日――情けない自分を変えたくて、外国人三人に絡まれていた女子高生を助け、死んでしまい異世界に転生した主人公。
そこは剣と魔法と「グリムヘッド」と呼ばれる七メートルに及ぶ魔装機兵が存在する世界だった。
主人公は代々「グリムヘッド」を所
有する貴族の三男として転生したが、魔力がないためにつまはじきにされていた。
そんな時に、空間が割れ「タクティカル・ストライカー」と呼ばれる三メートルの現代より遥か未来の人型兵器と出会ったのだった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 19:20:00
336782文字
会話率:30%
女子高生のイチズは母の再婚で日本海にうかぶ若菜島に来た。
そこで出会ったのが同級生のリョースケとカケエだ。
リョースケはいきなりイチズのスカートをまくりあげた。
ウサギ柄のパンティが丸見えになった。
イチズは悲鳴をあげてリョースケ
をひっぱたいた。
その最悪の出会いがイチズとリョースケの第一次遭遇だった。
リョースケは赤っぽい髪をした苦みばしったいい男だ。
スケベでなければ学校の人気者だと思える。
カケエは王子様に見えた。
漆黒の髪がサラサラと流れて涼やかだった。
リョースケとカケエは幼なじみで親友だ。
そのカケエはイチズにひと目惚れをした。
リョースケは島中の女子高生の六十人と肉体関係をつづけているとんでもない男だった。
病院長の息子であるカケエの婚約者の桜子もリョースケのえじきになっていた。
処女のイチズとしては信じられない男だ。
だがそのとんでもないスケベ男に惹かれる自分をイチズはとめることができなかった。
はたしてイチズはリョースケの六十一人目の犠牲者になるのか?
イチズに惚れたカケエの恋はむくわれるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 21:16:00
206789文字
会話率:58%
王太子の婚約者である公爵令嬢は学院に入学して出会った伯爵令嬢に嫌悪感を抱いていた。貴族令嬢らしからぬ振る舞いに注意をするが、周囲は伯爵令嬢の味方をし、公爵令嬢が逆に悪いとつまはじきにされてしまう。その結果──
文章力アップのため、短編を定
期的に投稿していこうと思います。
作者のやる気につながるので、読んでくださった方は是非とも評価やブックマークをお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 12:00:00
2674文字
会話率:24%
悲しいことに世界からイジメはなくならない。
そこで発明されたのが、生身の人間からイジメられっ子としての役割を肩代わりしてくれる、特殊なAIを搭載したアンドロイド。
見た目は普通の人間の子供と大差がないようなこれらは、じきに各学校に派遣される
と期待通りの働きを果たしていく。
アンドロイドによって激減していったイジメの報告。
しかしそれは本当に『良い』ことなのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 15:53:15
4651文字
会話率:36%
大学生・上谷優人は日常を過ごす中、邪神に身体を乗っ取られ、天使によって殺されてしまった。
そんな優人は、最高神である創世神様に転生させて貰い、ユートとして第二の人生を歩み始める。
剣と魔法のファンタジーに満ちた異世界・ヴェルスフィア
。
唯一、才能がある付与魔法と、幼い頃に見る機会を得た遺失魔道具(アーティファクト)。遺失魔道具の正体を知り、自力で発展させた刻印付与魔法で遺失魔道具の銃火器を生み出していく。
これはネタ武器とロマン兵器を駆使し、気の赴くままに世界を巡り、猛威を奮う少年の物語。
【本編】
序章 転生~幼年期編
第1章 イングヴァルト王国編
第2章 ミリアン獣王国編
第3章 天空の島編
第4章 ヴォルフィード皇国編
第5章 クエスト王国編
第6章 オーヴァン魔王国編
第7章 アヴァロン王国編
第8章 ジークハルト竜王国編
第9章 クロイツ教国編
第10章 イングヴァルト王国編Ⅱ
第11章 ラルグリス王国編
第12章 ケルム獣帝国編
第13章 ラルグリス王国編Ⅱ
第14章 アヴァロン王国編Ⅱ
第15章 クロイツ教国編Ⅱ
第16章 エメアリア魔法国編
設定集1
第17章 ギルス帝国編
外伝Ⅰ ユウキ・サクライ編
第18章 リレック獣皇国編
特別編 ヴェルスフィアのサンタクロース
第19章 ポーラ公国編
第20章 オーヴァン魔王国編Ⅱ
第21章 ヴェルスフィア編
第22章 地球編
終章
【アフターストーリー】
新婚旅行編
フリード編
※2018年12月時点で、ようやく”小説の作法”について知った為、全体的な修正をしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 00:00:00
2100756文字
会話率:44%
──七年前、東京のある大学がフルダイブ技術を発明させた。世界に、新しい時代の幕が上がる。
フルダイブ技術発明から七年後、総務省の片隅でこそこそ仕事に勤しんでいた男・北条充《ほうじょうみつる》三十一歳は、ある日突然、大臣からじきじきに
出向を命じられる。
ヨルムンガンドオンライン
サービス開始から一年半を迎えたこのフルダイブMMORPGの仮想世界。
オフィスビルのサラリーマン生活から一転、剣と魔法のファンタジーワールドに飛ばされた彼の運命は……!?
「にっ、逃げろぉぉぉぉ!!!!」
※他サイトにも同時掲載しております。あらかじめご了承下さい。
※当作品は、《ユメカガク研究所MMORPG制作・運営委員会》によるシェアワールドとなっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 22:10:43
243549文字
会話率:44%
エルフの姫・リディアは、無実の罪を着せられ、巨木の中に閉じ込められてしまった。
妹と婚約者がいつか助けに来てくれると信じて前向きに過ごすが、一向に誰も来ない。
「わたし、本当に出られるのかしら?」
不安になっていたある日、巨木の近くに少
年が倒れているのを見つける。
「た、大変!」
リディアは必死に彼を救い、それをきっかけに少年は彼女の元に通ってくるようになる。
2人は楽しい時間を過ごすものの、半年ほどして、少年は遠くの家に帰ることになった。
「強くなって、必ずリディアを助けに来るよ」
そう言いながら去って行く少年を見送りながら、
「気持ちは嬉しいけど、……きっとわたしのことなんて忘れてしまうわね」
と思うリディア。
――しかし、10年後。
轟音と共に巨木が揺れ、大きな穴が開いた。
そこに立っていたのは、黒髪の麗しい青年――立派になったあの少年だった。
「助けに来ました、行きましょう」
10年間ひたすら彼女を想って強くなり続けてきた彼は、すっかりヤンデレ化していた。
その後、2人は巨木から逃げ出すと、隣国へ向かった。
リディアの夢だった薬屋を開くことになる。
のんびり自由な生活を満喫するリディアだが、一方のエルフ国では彼女の不在により異変が起きており……。
――この話は、のんびりして世間知らずなリディアと、リディア以外どうでもいいヤンデレ王子が、イマイチかみ合わないながらも平和な日々を過ごしたり、陰謀に立ち向かったりする話である。
※最初だけちょっぴりシリアスで、じきにタイトル通りな感じになります
※全39話、約9万文字、完結まで一気に投稿します
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 00:40:31
89518文字
会話率:32%
仲間と共に魔王を打ち倒し、世界を救った勇者。
数百年ぶりに訪れた平和な世界。しかし戦いが終わっても尚、彼は童貞だった。
「いや、勇者が童貞じゃダメだろ」
今や王国の救世主となった勇者。それは王の中の王であり、男の中の男であるべきだ。
なのに、未だ勇者は童貞だった。大地を割る剣と、海を燃やす魔法と、空よりも広い心を持ちながら……女性関係はさっぱりだった。
勇者の仲間である騎士は、そんな勇者を『風呂屋』に誘う。
じきに王女との結婚も控えている。そんな勇者が、いざという時に恥をかくようでは困る。そんな余計な、しかし切実な心配と気遣いがあってこその提案だった。
イマイチ乗り気にはなれないし、なんなら半分くらい騙された形で『風呂屋』に行くことになった勇者。
しかしその店は、勇者の『子種』を狙う夢魔達に乗っ取られていたのだった……
果たして勇者は、自身の貞操を狙う魔の手から逃れることができるのか?
それとも、欲望に屈し、夜の底で虚しく果てるのか?
王都を揺るがす『勇者狩りの一夜』が始まる……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 19:13:45
36304文字
会話率:36%
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、あ
る時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-16 17:24:38
577065文字
会話率:50%
考古学者であるわたしは、上司が犯した公金横領の罪を告発した。
しかし、真犯人はわたしの同僚だった。
上司を裏切ったわたしは大学でつまはじきに会い、研究活動が不可能になった。
将来に絶望したわたしは考古学を志すきっかけとなった思い出
の地、磐船神社を訪れる。
山中をさまようわたしは、突然滑り落ちる斜面の土に踏み出した足を巻き込まれ、20メートル程滑落した。
立ち上がったわたしの目に入ってきたのは、斜面にぽっかりと口を開けた洞窟であった。洞窟内部を進むと、最深部に古い石碑が地面に立っていた。
そこに刻まれていたのは見覚えのある「マヤ文字」だった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 03:00:00
12372文字
会話率:27%
黒猫のひじきが飼い主と二人で過ごしていた家に邪智暴虐のチンチラ、うどんがやってきた!
うどんはいたずら好きで、飼い主が留守にしている間にケージを抜け出す。
そして行ったいたずらをひじきになすりつけるのだ!
うどんのそうした行動に我慢が
出来なくなったひじきはある時、復讐の計画を立てる。
果たしてひじきはうどんに一矢報いることができるのか。
カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+、ツギクルでも掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 15:00:00
6109文字
会話率:18%
日本全国、はたまた世界各国に9万人の顧客を抱える【虎澤百貨店外商部】で働くアルバイト大学生のお仕事は、富裕層からの特殊な依頼に応え、東京都内だけでなく日本の各地を駆けずり回ること!?
都内にあるお洒落カフェ「ジャルダン・ドゥ・ティガ」
でホールスタッフのアルバイトをしている椿(つばき)あやみは、都内の学校に通う大学一年生。
店長や同僚たちにつまはじきにされつつ、持ち前の洞察力や直感力を活かして接客にいそしんでいたあやみは、同僚に陥れられ窮地に陥る。
窮地を救ってくれたのは同僚の佐倉伶だった。佐倉は気乗りがしない様子で、不可思議なことを言う。
「俺は君を囲いたい」と。
第一話 あやみ、囲われる
第二話 失われた魔法を求めて
第三話 1、2、3でこっちを向いて。
第四話 うみねこの鳴く運河の街から
エピローグ
※書籍化の機会をいただけた際には、設定の変更を含めた改稿に快く応じます。
※取材費につきましては、当方で負担をさせていただきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 09:20:00
98132文字
会話率:32%
在るはずのないモノが、自然に溶け込む。
在るモノを侵食し、この世に軋みを生まれさせる。
この世にないモノを「視る」ことができる少年――無空志遠は、そうした「この世ならざるモノ」を視ながらも、社会から爪はじきにされないために見て見ぬフリをする
日々を過ごしていた。
そんな彼に、かの者は言う。
「視えているね? 君」
この世ならざるモノに言われたその一言に、何気なく応じた一言で、少年の日々は様変わりしていく。
日常と非日常が交差する伝奇譚。始まる――――。
次回更新日は、6月20日木曜日、21:00~22:00の予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 22:00:00
3641文字
会話率:40%
「じきに空が沈む」
神戸市街地の交差点。
歩行者天国の信号機の上で、スカートをはためかせる女子高生が1人、座っている。
並行世界の断層、——タイムスクエア・ゾーン。
そこは、現実の「壁」に飲み込まれる、滅びる運命を持つ世界だっ
た。
女子高生、——大坂楓は、時空要塞の都市、クロノポリスに住まう住人であり、“セカンド・キッド”と呼ばれる「アノマリー」の1人で、22世紀の世界へと時空を繋ぐ計画、『人工時間結晶化プログラム』の実行のための、重要な任務を任されていた。
世界は滅びる運命だった。
それは、1995年に起きた災害、”阪神淡路大震災“をきっかけとして引き起こされた、『第一次タイム・クラッシュ』が原因であり、ある科学装置を使ったこと、——起こるべきはずだった出来事を変えてしまったことが、全ての始まりだった。
世界の時空平面上に広がる境界、「ベッケンシュタイン境界」。
その境界に入った亀裂を塞ぐため、人類は時空の『修復』を行うことを試みる。
大坂楓は、街に出現した「ゼノ」を排除するため、1人奔走していた。
「ゼノ」は時空の亀裂から出てきた“魔物=外来種“であり、世界には元々存在していなかった異形の怪物たちだった。
彼らは人類最後の砦、クロノポリスへと侵入し、人類の計画を阻止しようと攻撃を続けていた。
彼女は街中の交差点で、ある少年と出会う。
並行世界の果て、——過去と未来が交錯する、時の平原の彼方で。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 13:52:38
20147文字
会話率:15%
プリシラは、婚約者に裏切られた。
浮気されたのだ。
それを責め立てると、逆上した婚約者は『浮気をしたのはお前だ!』と濡れ衣を着せた。
婚約は破棄され、プリシラは社交界でつまはじきにされ、実家の事業は傾いた。
あいつのせいで……!
悔しい
思いを抱えていたプリシラに、友人の一人が、とある秘密倶楽部のことを教えてくれた。
裏通りのカフェで合言葉を伝えると案内される、秘密の地下室。
そこで待っていたのは、仮面をつけた怪しげな令嬢だった。
プリシラの事情を聞いた仮面の令嬢は声を荒げて憤慨し、彼女の手を取って力強く言った。
「そのざまぁ、私が代行いたします!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 12:01:49
7848文字
会話率:34%
きさらぎ市に住むありふれた女子高生、柱 天姫(禱贽)。
彼女は早くして母親を喪い、心から友人と呼べる存在もいなかったが、愛すべき両親や尊ぶべき友に恵まれ、穏やかな日常を過ごしていた。
そんなある日、突如として現れた異形の怪物に友人の擂るが食
い殺されてしまう。
天姫もその異形に襲われるが、刀を持つ少女がそれをを撃退した。
少女の名は瑠璃垣ナナ(解読不能)。
天姫の同級生であり、天姫がいじめていた相手であり、空白、Φ、そして我々にとっては唾棄すべき忌々しき肉塊以下の排除し擂り潰すべき地を這いずるものであった。
両者の交流は許容できない。
天姫に差し伸べられた手は救いなどではない。
空白を殺さねばならない。
光乃宮で起きた霊災は天の導きである。
儀式はじきに完成する。
きさらぎ市は閉じ、我々は禱贽と共に神へと至る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 17:00:00
52147文字
会話率:40%
しがないパン屋の娘マリアはある日、魔王様じきじきにプロポーズされ、魔界に嫁ぐことに。魔界でもハッピーに生きることを目標にマリアは今日もパンを焼く。ラブコメなのか飯テロなのか読んでみないとわからない。
ぜひお試しください。
最終更新:2024-02-12 22:53:02
536文字
会話率:21%
今年も干支の引き継ぎのじきになりましたが、また今年の干支がいません。
一体どこにいるのでしょうか?
最終更新:2023-12-28 18:00:00
562文字
会話率:44%
Done World___終わった世界___。
世界は喰魂屍(カディーバル)と呼ばれるバケモノが蔓延り、人間も動物も隠れ潜み暮らしてきた。そんななか、1人の少女が青年を引き摺りながら人間たちが住む避難区域でもない、バケモノが蠢く街中を歩いて
いた。少女も、動かないまま引きずられる青年も、服装も様子も整っているとは言い難い。じきに少女は血溜まりに足を取られ、倒れる。青年は前に投げ出され、少女も立ち上がることはできない。少女は必死に青年に這いずる。「ごめんね…ごめんね…」少女は涙を流した。青年の近くまで行くと、少女は青年の頬に手を沿えた。「…ありがとう、_____…」少女は、青年の冷たい唇に、影を落とした。少女の、最後の声が届くことは なかった。
※甘い恋愛要素は出てきません
※R15は全てグロの方です。平気で四肢がさよならしてます
※それでもよければどうぞ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-21 00:00:00
4744文字
会話率:34%
――金色の髪。金色の瞳。そして始まりの勇者と同じ瞳を中心に真っ赤に爛れる肌。勇者が生まれた。
転生をした。何度目の転生だろうか。
魔王討伐後うっかり足を滑らせ、谷底に落ち、谷底に落ちてくる生物を餌とするビッグマウスなるバカデカい
幼虫のような気色の悪い生物に丸呑みされ、もうめんどくさいと思い、うんことして排出されることに抗い続け、頑丈すぎるこの体が消化されるのを待つこと五十七年。ちゃんと数えた。
今に至る。
私は何千、何万回の転生を経て、幾千、幾万の世界を救い、生後三日でのハイハイ、生後一週間での二足歩行を可能にしていた!
しかしこんなことで驚いてもらっては困る。幼児経験何年目だと思っている。
腕立てだって、腹筋だって、、、、。
愉快さを取り繕っているうちに、ぽろぽろと、涙が溢れてきた。
勇者はもう限界だった。度重なる転生に代わり映えのない人生。最初から、目の前にはレールがあった。彼は常に勇者だったから。どんな時も。
しかしそれも、じきに終わる。
「魔王リィンカーネイションが始まりの勇者様に転生の呪いをかけ殺してから百三十年。やっと生まれた、希望の子」
やっと。やっとだ。やっと、戻ってきた‼
――無限の旅を超えた勇者は、何を語り、何を成すのか。何を残して、安らかに眠るのか。
勇者に、名前はない。
※隔日投稿。カクヨム、noteにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 20:00:00
20852文字
会話率:21%