華やかなパーティー会場が悲鳴とざわめきに満たされた。
突然王太子が婚約者の公爵令嬢に向かって婚約破棄を宣言したのだ。
そして、隣にいるこれ見よがしに体のラインを強調しているドレスを身にまとっている女性を紹介する。
「私の婚約者はブ
ランシェ……」
王太子は最後まで言えなかった。
壇上から転げ落ちる王太子。
広い会場にいるもの達が目にしたのは、その新たな婚約者という女性が手を突き出していたところだった。
王太子が突き落とされた!
パーティー会場は更に大きな悲鳴とどよめきに包まれるのだった。
そして突き落とした女性は近くに居た護衛に取り押さえられる。
その取り押さえられた自称モブ令嬢の話である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-08 20:10:00
6913文字
会話率:46%
結婚式で指輪を交換する習慣が失われた未来。それは一種のディストピア社会かもしれない……。
彼女の部屋はいつも綺麗に整理整頓されているのに、その日はソファーの上に見慣れない物体が、これ見よがしに置かれていた。
鈍感な彼にも理解できた。
これはプロポーズを急かされているのだ、と。
だから彼は……。
(「カクヨム」「エブリスタ」でも掲載しています)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 07:30:00
1240文字
会話率:25%
「ルリアナ・ナキサル!お前との婚約を破棄させてもらう!」
国立高等学校主催のパーティーで私の婚約者であるレンド・リグナー侯爵令息がそう宣言した。クラスメイトのカリナさんがレンドの横でこれ見よがしにふんぞり返っていた。
家同士の強制的な関
係ではなく、少しでも心から婚約者でいてほしいと思ってくれるよう努力をしていたつもりだけど……ただの自己満足だったみたいね。
「よっしゃ〰️!!」
私が不幸な目にあって喜んでいる人もいるわ。人に優しくするよう教わってきたし、自分でも教えの通り振る舞ってきたつもりだけど、結局私は何もできていなかったのね。
「よし!よし!!」
……ちょっと喜びすぎじゃない?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 07:10:00
1248文字
会話率:48%
振りかざされるナイフを見ても、彼、和泉雪翔(いずみゆきと)は他人事のように俯瞰的だった。
知らない男の悪意に晒されて思うことは、二十六年間生きてきても回復の兆しが一向に見えない、自身のツキのなさで。
それが遂に極まったのだとしたら、こ
の状況も妥当だろう。
これが俗に言う、異世界転生の布石でもなければやってられないのだが、雪翔の物語にそんな奇跡が入り込める余地はなく――。
代わりに、女子高生が家に住み着いた。
酔っ払いが踊る深い夜の街を彷徨い歩く彼女は、何やら訳ありな様子で。
雪翔に向かって、これ見よがしにこう言うのだ。
「先程。あなたを助けた柚鳥杏鶴(ゆとりあんず)です。恩を返して頂けますね?」
いびつな形から始まる、夢を諦めた男と居場所をなくした少女の物語。開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 12:00:00
148219文字
会話率:47%
今まで私事しか書いてないのにアレですけれど、今日は私事のご報告でございます。
最終更新:2024-01-08 12:59:55
4705文字
会話率:5%
現在高校二年生の主人公佐々木奏汰は、ある日学食の注文がハモった事をきっかけに、『理想の後輩』との呼び声高い一年の白宮祈莉に目を付けられる。
ことあるごとに奏汰に構っては距離の近い祈莉。しかし、そんな祈莉に負けじと必死に祈莉を相手にするこ
となく興味のない事を祈莉に見せつける奏汰。
そんなある日、奏汰は自分の秘密の詰まったとある物を学校に置き忘れ、祈莉に見つかってしまう。
「せーんぱいっ。もう、諦めた方が良いんじゃないですか?」
小悪魔めいた表情で、俺を強引に押し倒しては俺の大切なある物をこれ見よがしにと見せつけて来る祈莉に絶体絶命の奏汰。
やがて二人は同棲生活を送ることになるのだが、奏汰は口では祈莉に靡かないと言っておきながら段々と祈莉に骨抜きにされていき……?
だんだん甘さが増していく祈莉の骨抜き作戦は如何に?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-03 17:30:35
171580文字
会話率:52%
30代童貞でニートの主人公、たかしは現実世界での生活を苦に自ら命を絶ってしまった!永遠の無がたかしを待っているかと思いきや、目が覚めるとそこは死後の世界!?
そしてたかしの目の前には、143cm50kg少し金を含んだ白のロングヘア、目鼻立ち
はしっかりとしていながらも童顔で、あどけない笑顔を携えているもののどこか神々しくはあり、見たこともない美しき純白のワンピースの裾を引きずって立っている姿はどこからどう見てもサイズがあっておらず、その格好をみているとなんとなく活発な子を想像するのもたやすいけれども、そのワンピースからはこれ見よがしに天使のような羽が生えており雰囲気的にこの子は神様なんだろうなと思ったたかしに向かって一言、
「異世界転生しよう!!」
と可愛らしい笑顔で話す女の子がいたのであった!
30代童貞ニートのたかしは永遠の無に包まれたいと言おうとしたところを彼女が遮り、
「お主は生前だめにんげんじゃったからこれからは楽しく暮らせ!!」
とこれまた100点満点の笑顔で言ったのであった!
30代童貞ニートのたかしは幼女が言うなら致し方ないと考えすぐさま転生しようとしたところ、幼女は30代童貞ニートのたかしを手で遮り、
「せっかく楽しく暮らすんだからいろいろさいきょうにしてやったぞ!!」
と言ったのであった!
30代童貞ニートのたかしはせめて静かに暮らしたいと抗議しようとしたが、
「くっそイケメンでくっそつよくてくっそモテるようになるぞ!!」
と言われると口を噤んだのであった!
「これから生前の母親やら親戚やらいじめっ子やら昔の会社の上司やら恋い焦がれていた初恋のおなごやら部活で共に汗を流した後輩のおなごやら大学受験失敗した後も次の年合格するまで支えてくれた年上の女塾講師やら就職してから辞めるまでべったりくっついて一時も離れなかった同期のおなごやらそいつと険悪になりながらも最終的には仲良くなって猫のように後ろをついてきた後輩のおなごやら二回攻撃で全体攻撃の義母やらがお前を現実世界に戻そうとするが、寝れば寝るほど強くなるスキルやらハズレかと思いきや実はぶっ壊れ性能のスキルやら死んでも生き返るスキルやらそもそも死なないスキルやら異種族のおなごやら解説役の男キャラやら持ち上げ役のモブキャラやらと共に戦うのじゃ!!」
30代童貞ニートのたかしの戦いがこれから始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-28 06:48:15
205文字
会話率:0%
私、佐藤美也子! ちょっとお茶目な20代! 今日も会社の強制飲み会イベントでしこたま酒を飲まされ千鳥足! うわ! たいへ~ん! 前からこれ見よがしに危険なトラックが! 私いったいどうなっちゃうのぉ~?! 次回! 美也子、死す。
とひょんなこ
とで死んだ彼女はまさかの異世界転生を果たす。その先で待ち受けていたのは悪役令嬢のジゼル・ド・オーヴェルニュとしての処刑執行だった。死んだ先でさらに死にそうになっていた彼女を助けたのは美人な隣国の女性で、彼女は自分を助ける代わりに勇者になってもらうと言い出して……?
悪役令嬢だけどイケメンより美少女と勇者になってチートな魔力で世界を救う?ことにします!!
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※本作は多大な百合表現を含みます。主に百合です※
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-16 15:04:15
7929文字
会話率:56%
「キリク、おまえを除名する」
ダンジョン「破滅の塔」を攻略した帰り道、勇者が突然言い出した。
「は?」
いきなりのことに驚くキリク。
だが、他のメンバーはただ、にやにや笑って、驚くキリクを眺めるばかり。キリクは、除名がパーティの総意であるこ
とを、遅まきながら悟っていた。
キリクはすべての装備を剥ぎ取られ、魔物の出る危険な街道筋に、身体一つで投げ出される。離脱のための話し合いもなしの、一方的で屈辱的な除名だった。
だが、キリクが何より許せなかったのはべつのことだ。勇者とその仲間たちは、キリクが肌身離さず持っていたペンダントを、これ見よがしに踏みにじっていったのだ。そのペンダントは、魔王に殺された家族の、かけがえのない形見の品だった。
キリクの真価を知らない勇者たちは、キリクが野垂れ死ぬことを確信していた。だが、特殊なスキルを持つキリクが、この程度で死ぬようなことはない。
怒りを抱えさまようキリクの前に、盗賊の群れが現れた。盗賊どもは誰かを取り囲んでいる。
キリクはうめいた。破滅の塔のボスだった魔族の女。キリクたちとの戦いで深手を負っていた彼女は、本来ならば歯牙にもかけないはずの盗賊どもになぶりものにされようとしていた。
「気に入らねえ」
魔王は憎い。
だが、人間だってクソばかりだ。
気づけばキリクは、怒りの迸るままに盗賊どもを殲滅し、人間の敵であるはずの魔族の女を助けていた。
目を覚ました魔族の女とキリクは、すぐに互いの状況を察し合う。ともに破滅の瀬戸際にあった二人は、自嘲まじりにそれぞれの事情を打ち明けあう。
だが、自棄(やけ)になりかけていたキリクとはちがい、魔族の女は、まだ望みを捨ててはいなかった。
魔族の女――ダーナは言う。
「魔王を弑(しい)してその地位を奪う。それでも世界がくだらなければ、世界そのものを滅ぼしてやる」
思わず息を呑んだキリクに、ダーナは力を貸してほしいと頼み込む。ダーナは、敵として戦った経験から、キリクの真価を勇者以上に理解していた。キリクもまた、破滅の塔を攻略したことで、ダーナが型破りな魔族であることを知っている。
かくして、二人は誓い合う。身勝手な勇者どもを血祭りに上げ、その功績で魔王軍の中をのし上がり、最後には魔王をも殺してその地位を奪おうと。
そのための武器は――魔物固有のぶっ壊れスキル!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-19 06:00:00
145254文字
会話率:30%
親子ほども歳の離れた夫との退屈な結婚生活の中で、久しぶりに出逢った幼馴染の少年は、昔とはまるで違っていた。野生的な美貌。これ見よがしにはだけたシャツの胸元もわたしには、いやらしく見えて不安になる。
親しげに話しかけてくる「軍神アーレス」と名
乗る彼のペースにあたしは、巻き込まれていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-31 00:00:00
12042文字
会話率:33%
自分のステータスをこれ見よがしに自慢する人って、周りにいません?私、ぐぁー!てなります(笑)
そんな時の話です。
最終更新:2012-09-12 16:03:55
908文字
会話率:45%