『この世界』のぬいぐるみは、持ち主との結びつきが強くなると生命を宿す。
生命を宿したぬいぐるみは、人間のように身体を動かし、人間のように言葉を発し、人間のように感情を持つ。
感情を持つということは、時には負の感情を抱いてしまったり、悩み
を抱えてしまうということ。
『もといた世界』から『この世界』にやって来た会社員・花咲彩は、心に傷を負ってしまったぬいぐるみを救うことを主業とする店【ぬいぐるみのクローゼット】の面々と出会う。
ぬいぐるみの話をしっかりと聞き、持ち主にも話を聞いて、そこから得た情報をもとにぬいぐるみの心の傷を癒すための提案をするところまでが彼らの役割。
ぬいぐるみのクローゼットの面々と、ぬいぐるみのクローゼットに訪れる心に傷を負ったぬいぐるみたちと関わっていくことにより、彩が『もといた世界』で負った心の傷にも向き合っていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 14:49:48
99856文字
会話率:39%
郊外のショッピングモールで開かれた「着ぐるみ試着イベント」。
少年・悠馬はクマの着ぐるみを試着するが、その内側に満ちたあたたかくとろけるような感覚に包まれ、次第に人としての意識を手放し、クマの着ぐるみそのものへと変わってしまう。
やがて、
ウサギの着ぐるみを試着した別の少年・恭介もまた、同じようにふわふわとした快楽の中で自我を溶かし、マスコットとしての存在に馴染んでいく。
誰にも気づかれぬまま、保管室の奥で目覚めた着ぐるみたちは、静かに、そして自然に動き出す。
名前も記憶も失いながら、それでもどこか穏やかに──ふたりの着ぐるみは、夜の街へと歩き出した。
「着ぐるみ試着イベント」は、いつしか“人間の姿を返さない”不思議な祭りとなっていた──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 21:38:21
2264文字
会話率:13%
僕はニザ。魔法玩具師の弟子だ。新しい魔法玩具が思い浮かばず悩んでいた僕は、年に一度会う配達業者のおじさんに『クリスマスの宮殿』へ連れて来てもらった。そこはクリスマスの女王が治める美術品の宝庫。女王は僕を歓迎してくれる。滞在する間に女王の名
前を当てたらすばらしい贈り物をもらえるらしい。ところが、宮殿の案内役を言いつけられた魔法使い人形とひねくれ小熊のぬいぐるみは、僕に意地悪をしようと企んでいた。僕はぬいぐるみ妖精シャーキスと共に、つぎつぎと罠をくぐり抜けるが……。さて、女王の名前はどこに……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 23:05:11
44376文字
会話率:46%
ある日、友人と飲んだ帰り道。
目の端に赤い光を発した感じがして見てみると、ある家の窓に黄色いぬいぐるみがおいてあった。
その黄色いぬいぐるみは、自分が歩くのに合わせて顔を動かしいる。
友人に聞いた悪魔のぬいぐるみのことが頭をよぎり、僕は慌て
て逃げ出した。
翌日、友人にその話をすると、そんな馬鹿な話はないだろうと爆笑される。
無理やり友人に頼み込み、一緒に確認にいくのだが・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-24 08:40:14
6894文字
会話率:47%
クリスマスのプレゼントのぬいぐるみは、サンタから大事な使命を託される。
【一人で泣く夜が無くなるまで、大切な誰かが出来るまで、君がちゃんと守ってあげてね。】
そうしてボクは君のところへやって来た。
サンタとの約束をずっと守るぬいぐるみのお話
。
ブックサンタ企画で書きました。良いクリスマスとなりますように!
※pixivさんでも掲載。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-21 18:20:40
1144文字
会話率:2%
大事にしていたぬいぐるみは、燃えるゴミの日に失くなりました。
最終更新:2023-10-07 00:46:13
200文字
会話率:100%
5歳の少女、奈央のお気に入りのぬいぐるみは、クマのぬいぐるみのみーちゃんだ。彼女はいつも、みーちゃんを抱きしめながら、眠りにつく。しかし、彼女は異変に気付く。みーちゃんが、こっそり奈央の元を抜け出していたのだ。みーちゃんは、夜に何をしている
のか。幼い少女のどきどき調査が始まる。
この小説は、カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-04 00:10:34
5118文字
会話率:32%
忘れられた黒猫のぬいぐるみは、旅をする。
冬の童話祭2023「ぬいぐるみ」参加作品です。
最終更新:2023-01-13 00:00:41
2888文字
会話率:12%
あのぬいぐるみをプレゼントされてから、ずっといっしょ。
いつもいっしょにいてくれたうさぎのぬいぐるみ。
でもそのぬいぐるみは、大いなる力を私に与えてくれる存在だった。
最終更新:2023-01-12 21:52:23
1811文字
会話率:25%
あめふりのゆうがた、タロウはお父さんのおむかえに行きました。でも、いってもいってもつきません。どうやらまいごになったようです。
最終更新:2023-01-12 13:02:44
3501文字
会話率:37%
ナナちゃんのぬいぐるみは、ちょうクールです。
最終更新:2023-01-11 23:35:33
1884文字
会話率:12%
ぼくのぬいぐるみは、おともだち。
最終更新:2023-01-10 03:00:00
1629文字
会話率:64%
少年のぬいぐるみは、ヤギのぬいぐるみでした。おじいちゃんから貰ったぬいぐるみでした。ひょろひょろに痩せこけた足が、ぶらぶら揺れます。しなしなの顎で、かくんかくんと頷きます。黒い瞳はもう大分濁りきっていて、ツノはへろへろに折れています。そん
な、ヤギのぬいぐるみでした。
※冬の童話祭2023参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-07 22:53:20
3471文字
会話率:0%
ぬいぐるみは、何も言わない。
ただ打たれるだけ。
それでも、何かを教えてくれた。
そんな幼い兄と妹のある日のできごと。
冬童話2023に参加するために書きました。
最終更新:2022-12-28 15:01:04
1056文字
会話率:50%
ぬいぐるみは、作られたときに自分だけの魂を得ます。
大掃除などに取り掛かるこの時期に、捨てなくてはいけない思い出の品々に感謝の気持ちを込めましょう。
最終更新:2022-12-28 11:09:22
1037文字
会話率:33%
幼稚園に通う花ちゃんのクリスマスプレゼントとしてやって来たぬいぐるみは、ザラと名付けられヨーロッパで作られて日本にやって来たことが分かりました。そのきっかけは、ぬいぐるみの二本の牙のうちの一本が取れそうになったからです。
牙を止めていた
糸を調べてもらうと、百年前の物ではないかということが分かったからです。そして、布は百年縫いという長くもつ縫い方で作られていることも分かりました。
花ちゃんは、ぬいぐるみを最初はあまりかわいいと思いませんでしたが、名前を決めることや取れそうになった牙を直すことから、そのぬいぐるみのことを知って、いつまでもいっしょにいたいと感じたのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-27 23:38:00
3527文字
会話率:60%
少年は忘れない。いつか遠い昔、〝あの子〟がしてくれたことを――。
最初のともだち。出会ってからずっとそばにいた。
毎日、たくさん話した。
一年経った。少年は一回り大きくなった。
ぬいぐるみは、自分が物であることを知った。
ぬい
ぐるみは、少年と一緒に大きくなれなかった。
ぬいぐるみは、あることを決めた。
ぬいぐるみは、少年が大好きだった。
少年も、ぬいぐるみが大好きだった。
ぬいぐるみは、少年のためにあることを決めた。
全ては少年のためだった。
さようなら。最初のともだち。
『モッピ。君はいつも心の中にいるよ』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 12:05:13
6991文字
会話率:39%
寂しがりやなぬいぐるみは、クリスマスの夜にサンタさんに連れられて空への旅に出ます。
最終更新:2022-12-24 07:35:03
1649文字
会話率:54%
男の子が絵本を読んでもらっている最中に寝てしまいました。一緒に聞いていたきつねくんのぬいぐるみは、お話の続きが気になって仕方がありません。
❄️「冬童話祭2023」参加作品です。
最終更新:2022-12-23 19:02:20
1103文字
会話率:34%
孫娘のマリーが屋根裏部屋から見つけてきたぬいぐるみは、おじいちゃんの初恋にまつわるものだった。
雪降る夜に、懐かしいあの日が思い出される。【冬の童話祭2023】
最終更新:2022-12-19 10:02:58
2973文字
会話率:43%