この物語は、伊賀忍者と織田軍が戦ったあの有名な天正伊賀の乱を舞台にした歴史スペクタクルであるが、これまでの歴史小説と違う点は、史実にある程度基づいて書かれてはいるものの、奇想天外な忍術や戦術や謀りや裏切りが随所で出てくる。
注目したいのは
、やはり忍者と言えば伊賀忍者と甲賀忍者。この二大忍術集団があの手この手で駆け引きを仕掛け合う。それによって、ピンチに陥ったヒーローがどう切り抜けて行くのかといった切迫感(ハラハラ感)が増している。
登場人物は忍者だけに留まらず、砲術に長けた傭兵団、東国一の暴れ者一族。そして織田信長・信雄父子、明智光秀、滝川一益、丹羽長秀、蒲生氏郷、筒井順慶、小寺孝高(黒田官兵衛)ら名だたる武将に加え、敵味方入り乱れ、荒木村重、毛利輝元、本願寺顕如などが要所要所でストーリーを盛り上げる。
こうした戦国武勇者たちとの命を懸けた戦いに伊賀忍者がどんな忍術で、どんな奇襲で、どんな覚悟で立ち向かうのかといった心理的情景も是非楽しんでもらいたい。
この作品は歴史小説というより、漫画映画になりそうなエンタメワールドにきっと近い。読者は5分に1度は「!」を頭に浮かべるのではないだろうか。
主人公のくノ一は、戦国覇者織田信長を倒せるのか、否か・・・
その答えは是非この本の中で探してみてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 15:23:22
13808文字
会話率:45%
──何故、優しい人間が不幸にならなければならない?
1人の高校生がいた。
彼は、人々を不幸な死から守るため、人を生き返らせる方法を模索していた。
彼はまず最初に、人を救う『医者』を目指した。
──そして、最終的には人の死
、時間や空間すらも超越した、『神様』を目指した。
最初はほとんどの人に認められなかったが、ついには異世界への移動や、死者蘇生、その他全てを可能にしてしまった彼の名は、"石山 芹(せり)"。
最強の『神様』は、運命を捻じ曲げる。
※かなり改稿することが多いです。
※ジャンルの定義がよく分からないので、ジャンルを変えることがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 15:11:23
105121文字
会話率:51%
今年4月から高校一年生になった"小塚記記(こづかふさふみ)"には、ある特徴がある。──それは、"記憶力が全然ない"ということ。
そんな記記は、異世界の女神によってある日クラスごと異世界に召喚さ
れてしまった。
「貴方達は我々の奴隷です。貴方達にはこの世界を救っていただきます。」
記記たちを召喚した張本人である女神の命令に逆らえば、即、殺される。
クラスメートは全員、王国の奴隷。
そんな中、記記はとある事情で神から魔法を(知らずに)授かり、異世界で"記憶魔法"を使い最強へと成り上がっていく。
※主人公最強物ですが、だいぶダークです。
※最初主人公は強くありませんが、だいたい12話くらいから強くなります。
※タイトルは調整中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-20 19:46:30
45247文字
会話率:40%
関東で一、二を争うヤクザ。藤堂組と月城組。二組の仲は険悪だ。
その藤堂組若頭・藤堂臣は恋をしていた。相手は言葉を話せない女性。名前は真白という。初めての恋に四苦八苦する臣だったが、彼女の事を知るうちに段々と疑念が浮かびあがる。臣の知らない彼
女の秘密とは…。
月城組・真白は戸惑っていた。初めての恋に。相手は敵視されている藤堂臣だ。自分の正体は明かせない。でも彼と共にいたいと願う。彼女の決断は….。
二人の恋の行方はどうなるのか。
互いの想いと秘密が交差する物語、「この恋、秘密つき!」よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 15:05:05
51157文字
会話率:52%
俺――三谷翔悟(みたに しょうご)は、最近できた義妹に毎日のように罵声を浴びていた。
そん生活が嫌だった俺は毎日、朝早くに家を出てダンジョンへと潜っていた。そこで日々鍛錬を続けた。
ある日、いつものようにダンジョンで鍛錬をしていた俺
は休憩のために少し昼寝をしたのだが、どういうわけか目が覚めたら目の前には5人の少女がいた!
しかも彼女たちは表舞台には姿を出さず裏の世界で暗躍する組織のメンバーらしい。そんな彼女たちは、俺を組織の主にしたいのだと言う。
なんだこの俺好みの展開! と言いたいところだが、その少女たちの中に1人、俺の知る人物がいた。
なんとそこには義妹がいたのだ……!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 15:01:40
13023文字
会話率:40%
鬼と戦いたいわけじゃない。
だけど、鬼は人間を嫌い、人間は鬼を恐れる。
それが世界。人間にとって、そんな世界を旅するのは危険なのかもしれない。
けれど、立ち止まれなかった。
約束があったから。
それはとても大切な約束。それを果
たそうとする道中、結果的に鬼を求めようとしてしまっている。
誰も鬼との争いを避けられるなんてないと諦めているだろう。鬼は戦いを好むから。
まして、鬼に話しかける人間なんて、皆無なはずだ。
だけど、僕は鬼に会えば話しかけてしまう。
「どうして戦う?」
と。
バカだって笑われるだろう。
けど、僕は聞いてしまう。
だって、僕は戦いを好まない鬼を知っているから。
そんな鬼と、ある約束をしたから。
この作品は、「アルファポリス」においても、公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 14:43:47
128905文字
会話率:38%
ーー 卒業。
これまで何気ない日々だったことが、どこか懐かしくなっていく。
友達との関係もちょっとしたことで変わってしまうのだろうか。
茜に染まった空に、不安が積もっていく。
バイバイ。
バイバイ。
また会える。
そう思って
いたいんだよね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-19 20:16:43
586文字
会話率:0%
越えたいから走る。
胸に秘めた想いを伝えるために。
会いたい。
笑顔が見たい。
想いを伝えて“友達”の殻を破りたい。
だから、
太陽が見下ろすなか、君に会うために走る。
最終更新:2020-01-18 22:17:39
633文字
会話率:0%
魔法と剣とインターネットのある世界。
アンダーグラウンドというより汚泥のそこに溜まっているヘドロみたいな連中が集うアラクネット掲示板。
そこに婚約破棄と国外追放のダブルコンボを食らった聖女が降臨する。
『強制服従』の呪いを『安価』に置換し
た聖女は、重要な判断をスレのカスどもに委ねた結果、魔王城に向かうこととなり……
これは、ひっそりしていたいのにバカどもによる安価のせいでなんだか勘違いされまくり、最終的には『救世の聖女』とか呼ばれる少女の悲喜こもごもな話――
(カクヨムにも同じのを上げています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 13:00:00
624726文字
会話率:27%
商社マン上島丈二はひょんなことからジズ公国のエルシィ姫となる
丈二を異世界へと送り込んだ自称女神は、彼を「世界を正す救世主」と呼んだらしい
何が何やら解らないうちに、丈二の成り代わりお姫さま生活が始まった
やがて来る、戦いの気配に備えながら
タイトルの読みは「じょじじょじたん」です
略す場合は「じょじたん」でヨロ
単にじょじじょじ言いたいが為に決めたタイトルでもある
※内容に関する注意事項
キーワードでは「異世界転生」「異世界転移」としましたが、正確には「異世界憑依」と言うべき内容です
またR15指定しましたが残念ながらエロはありません
あらかじめお断りしておきます
※更新頻度について
当面の間は「営業日更新」とさせていただきます(土日祝を除く平日のこと)
ある程度進んだら週刊更新にする予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:10:00
1062937文字
会話率:26%
【プリンセス・ロザリアンロード】という乙女ゲームの世界に転生したロザリアンヌ。
攻略対象の男達もゲーム内での攻略対象者だったから多少は熱を上げる事もできた(容姿と声は好みだった)が、現実には血筋が良いだけの王子と結ばれて一生窮屈な王城暮らし
とか、正義感が強いだけの脳筋近衛騎士候補や参謀タイプの賢者候補に、間違いなく亭主関白気取りそうな俺様英雄候補などと結ばれるなどまっぴらごめんだ。
だいたいがどいつもこいつも既に婚約者がいるというのに、主人公に現を抜かすなどもうその時点で私的にはあり得ない。
現実問題そんな誠実さに欠けた男と結ばれたとして、本当に幸せになれるのかって話だよ。
例え誰とも結ばれないトゥルーエンディングだったとしても、聖女となって一生世界の安寧を祈りながら教会で暮らすなどもっと嫌!!
もっともバットエンディングで魔法学校を追い出されるという方法もあるが、それは自分の人生に傷がつく様で我慢できない。
と言うか、在学中ステータスも上げずにダラダラと過ごして何が面白い。
ただでさえ短い青春時代を男に振られるために無駄にするなど考えたくもない。
折角転生できたのだから誰かに選ばれ縛られる人生ではなく、自分の思った通りに自由で気ままな人生を自分の手でつかみ取りたいと息巻いたが、あいにくロザリアンヌは主人公では無かった。
しかし折角だからゲームの知識は活用させて貰う。
10歳になったばかりのロザリアンヌは今日も一人密かに張り切り、ダンジョンへと足を運ぶのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:10:00
676818文字
会話率:37%
許せない!!!
暴力で人を抑えつけようとか問題を解決しようというその思考が許せない。それに会話の内容からどう考えても男尊女卑の古くさい風習がまかり通っているらしいことも許せない。そして何よりきっとこれは多分間違いなく異世界に召喚されたのだろ
う。だとしたら、今まで平和な国で平穏に暮らしていた生活のすべてをここにいるこいつらに突然奪われたのだ。考えれば考えるほどに悔しさが沸々と湧き上がり腹立たしい思いが込み上げる。
「許せない!」
「まだ逆らうか!!」
蹲っていた体をさらに蹴り上げられた。
何なの何なの何なの。私に簡単に暴力を振るうコイツが許せない。だいたい男尊女卑なんてカビくさい考えがはびこるこの国の風習が許せない。それに召喚なんて考え出したヤツが許せない。そして何より召喚なんて横暴を許しているこの世界が許せない。この世界に神様がいるのなら絶対に許せない! みんなみんな滅びればいい!! こんな世界ごと滅んでしまえばいい!!! 葵はキツく唇を噛みながら湧き上がる怒りにだんだんと我を忘れていった。
ここが誰かを召喚できる場所だというのならどうかお願いこんなくだらない国を滅ぼせる悪魔を呼んで。平和な世界で平和に過ごす人たちがもう二度と召喚されないように、こんなくだらない世界を壊してしまえる力をどうか私に与えて。
葵は昔読んだ漫画の一小節呪いの言葉を思い出し、口の中で何度も繰り返しながら一心に願った。
葵の体がさらに蹴られた瞬間に堅く噛んだ唇から一滴の血が床へと滴り落ちた。瞬間床に描かれていただろう紋章が光り始め、葵の口から滴り落ちた一滴の血がその紋章をなぞるように広がっていく。
『我を呼んだのはそなたか。望みを叶えるには生け贄を捧げよ』
「ここに居る人たち全員を生け贄にして。それで足りなければこの世界の人たちも気が済むまで好きなだけ好きにすればいいわ」
『気に入った。では好きにさせてもらおう』
薄暗闇の中、血の色に不気味に光る紋章から徐々に姿を現したのは、黒い翼を持ち山羊のような角を携えた人型の葵の持つイメージのままの悪魔だった。
「ちょっと待った!! どうかどうかこの世界を滅ぼすのだけはお許しください!」
土下座せんばかりの勢いでいまだに床に倒れ蹲る葵の目の前に現れたのは、頭には天使の輪を持ち背中には白い羽を広げている見るからにイメージ通りの天使だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 01:00:00
83992文字
会話率:62%
『誰もが恐れる冥王ハデスの妻ですが今日もモフモフ愛が止まりません~異世界で、人魚姫とか魔王の娘とか呼ばれていますが、わたしは魔族の家族が大好きなのでこれからも家族とプリンを食べて暮らします~その後の物語』の続編です。
冥王である父と、神の
娘である母の娘として産まれたカサブランカは五十歳。
人間の七、八歳くらいの大きさで成長が止まり、もう四十年が経った。
白に近い銀の髪に海のような青い瞳の美しい容姿の為、父親のハデスはあり得ないくらいの心配性になっていた。
母親であるペルセポネは『一日五十歩、歩きなさい』と世間一般的には激甘な事を言いながらも内心『あぁ……こんな事をさせて身体を壊すんじゃないか』と苦悩する日々を過ごしている。
ただただ子供達に激甘な両親と、ぐうたらしたい娘の物語……?
前作までの登場人物のその後も書かれています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:02:18
77368文字
会話率:64%
だいたいの転生ものって、みんな自分の好きなゲーム。ハマっていた物語。そんな世界に転生するよね。
じゃあ、FPSプレイヤーが転生したら、その世界はどんな世界かなんて決まってるよね。
最終更新:2025-07-25 12:00:00
119218文字
会話率:34%
私の日記といいますか、リアルにあったことです。
今日久しぶりにバッドに入ったので書きなぐりました。
友情、失恋、嫌悪、憎悪。ま、だいたいそんな感じの感情です。
3分の1の純情な感情。
最終更新:2025-07-25 11:59:35
2020文字
会話率:3%
彼はのじゃロリ狐っ娘が大好きだった。大好物だった。
だからこそ、ゲーム『スペルギア』に出てくる主人公の師匠キャラ――九尾族のコヨリにTS転生したことを心底喜んだ。
しかし、コヨリはいずれ妖艶な美女へと成長してしまう存在。
それどころか最後
はゲーム主人公のハーレムメンバーの一員として結婚する羽目になってしまう。
のじゃロリが大好きで中身が男なコヨリはその事実に絶望した。
だから決心した。
永遠に幼女のままでいるために不老長寿を求めると。
そして主人公とのフラグをへし折るために彼のヒロイン達を奪い取ってやると。
ただ、それだけのはずだったのに……コヨリの周りには彼女を神と崇める狂信者共が押し寄せてくることになる。
のじゃロリ狐っ娘は今日も配下と共に世界を駆ける。不老長寿を成し遂げるその日まで――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 11:57:48
144572文字
会話率:43%
金があれば何でもできる、予想外な出来事にも対応できる。そう思っていた二十八年の青年、鏡谷知里〈かがみやちさと〉。
車に轢かれたと微かな記憶はあるが、次に目を覚ました時には見覚えのない場所に居た。
冒険者のような服を着た男と魔法使い風
の女。岩壁の広場の奥には、大型トラックの倍は大きいドラゴンが、俺達三人を見下ろしていた。
なんで、なんで俺がこんなことに巻き込まれないといけないんだよ。俺はただ、静かに家で通帳を眺めながら生活していたかっただけなのに。命を懸けた戦闘なんて絶対にやりたくなかったのに、世界を救いたいとかもないのに。
俺をこの世界に呼んだ奴をぶっ飛ばすため、右の中指に嵌められている指輪に込められている魔力と、大量の魔法を利用して生きていこう。
そう思っていたのもつかの間、チート能力をゲットし、無双してきた俺の前に現れたのはチート級以上に強いこの世界を束ねる者達。
「この世界を束ねている組織があるみたいだが、腐ってんな。そいつらをどうにかしねぇと俺の平穏は訪れないみたいだし。金を稼ぎつつ、俺は出来る限り楽をし、この世界をまとめる奴をぶっ飛ばす」
※カクヨムでも更新中
※挿絵:あニキさん折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 11:40:36
1148945文字
会話率:39%
祓い屋の長女、高浜水喜(たかはまみずき)には祓い屋としての力がない。
そのため、両親からは罵詈雑言を浴びせられていた。
だが、水喜は全く気にしない。
水喜の目には、祓い屋としての力を強く持っている妹、高浜水奈しか映っていたいから。
水奈
は心優しい少女。
自身の力に驕らず、日々勉学などは怠らない。
力のない水喜にも普通に声をかけ、笑顔を向ける。
そんな妹を守るべく、水喜は筋トレをはじめ、ゴリラ並みの力を手に入れる事を決意した。
そんな中、急にあやかし一族を束ねる長、鬼である羅刹(らせつ)から縁談が舞い込んだ。
鬼は人を食料として食べてしまうという噂が流れている。
両親は、そんな鬼に水喜を追い出す形で送り込んだ。
絶対に死ぬわけにはいかない。そう強く願っていた水喜は、最初は逃げ出そうかとも考えたが、写真を見て考えを改める。
イケメンに弱い水喜は、好みなタイプの見た目をしている羅刹を見て会ってみたいと思ってしまった。
夜に羅刹に出会った水喜は、彼の迫力に圧巻。
だが、屋敷で一夜を過ごした水喜の目の前に現れた羅刹は、夜に放っていた迫力は見る影もなく、弱気な性格となっていた!?
朝と夜で別人のようになる鬼と、面食い祓い屋の、ちょっとクスッと笑えるような復習恋愛物語。
※アルファポリス、エブリスタ、カクヨムにも公開中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:04:27
18476文字
会話率:27%
世界が滅びるその時に聞いたのは寂しがり屋の邪竜の声だった。
人類は敗北した。
99個のゲートをクリアせよという不思議な声と共に平和だった世界はモンスターが現れる危険なものへと変わってしまった。
覚醒者と呼ばれるモンスターと戦う力を持った
者が必死に戦ったけれど人類は邪竜の前に滅ぼされてしまったのである。
たった一人を除いて。
愛染寅成(アイゼントモナリ)は人類最後の一人となった。
けれどトモナリもモンスターの攻撃によって下半身が消し飛んでいて、魔道具の効果でわずかな時間生きながらえているに過ぎなかった。
そんな時に新たなスキルが覚醒した。
戦いに使えないし、下半身が消し飛んだ状況をどうにかすることもできないようなスキルだった。
けれどスキルのおかげで不思議な声を聞いた。
人類が滅びたことを嘆くような声。
この世界に存在しているのはトモナリと邪竜だけ。
声の主人は邪竜だった。
邪竜は意外と悪いやつじゃなかった。
トモナリは嘆くような邪竜の声に気まぐれに邪竜に返事した。
気まぐれによって生まれた不思議な交流によってトモナリと邪竜は友達となった。
トモナリは邪竜にヒカリという名前を授けて短い会話を交わした。
けれども邪竜と友達になった直後にトモナリは魔道具の効果が切れて死んでしまう。
死んだのだ。
そう思ってトモナリが目を覚ましたらなんと信じられないことに中学校の時の自分に戻っていた。
側には見覚えのない黒い卵。
友といたい。
そんな邪竜の願いがトモナリを過去へと戻した。
次こそ人類を救えるかもしれない。
やり直す機会を与えられたトモナリは立ち上がる。
卵から生まれた元邪竜のヒカリと共に世界を救う。
「ヒカリと一緒なら」
「トモナリと一緒なら」
「「きっと世界は救える」」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 10:00:00
598488文字
会話率:37%
西暦2052年──核戦争からの復興を遂げた近未来。
不安定な戦後世界を生きる高校生「正多」は、ひょんなことから転校先の高校に何故か存在する謎の部活「ひとだすけ部」に参加することになる。
ネコ探しから始まった「ひとだすけ部」はドイツ人の美
少女「ロッテ」、変人だが天才の「史家」、謎めいた少女「ミソラ」を巻き込みながら緩く活動していたが、やがて予想だにしない試練に直面してしまう……。
過去、恋愛、友情、戦争、喪失。あらゆるものが複雑に絡み合う戦後世界の高校生に待ち受ける結末は、学園漫画みたいな青春か、それとも探偵小説みたいな陰謀か?
暗い過去と明るい未来、その狭間を生きる青年たちは世のため人のため。
そして青春を送るために、今日も今日とて人助け!
……
だいたい朝9時頃に投稿予定。
カクヨムにも同名で投稿しています。
内容は少しだけ違います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 09:00:00
41270文字
会話率:45%
高校2年生の吉瀬来那は、かつて「ライライちゃん」としてライブ配信をしていた元人気ライバー。
けれど、高校入学を機に活動をやめ、“普通の女の子”としての日々を送っていた。
そんなある日、偶然出会った新人ライバー「いどっち」の歌に心を奪われる
。
透明で、まっすぐで、少し不器用なその声に——自分が忘れていた熱が、静かに灯っていくのを感じた。
その正体は、隣の席の地味な女の子・井戸川萌子だった。
「推しが同級生だった」なんて信じられない。それでも、彼女の配信を見守るうちに、どんどん惹かれていくようになる。
やがて、「いどっち」と「ライライちゃん」として、二人でライブ配信のコンテストに出ることになり——。
自分の素顔も、恋も、ぜんぶ本音で向き合いたい。“二人だけのリアル”を掴むまでの青春ガールズラブストーリー。
※この小説は、カクヨムにも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 08:20:00
60334文字
会話率:28%
日曜の夜、22時になるとクローゼットを通じて会える、不思議な関係の二人。
ちょっと不器用な三莉(みり)と、明るくて自由な南雲(なぐも)さん。
すれ違いながらも少しずつ距離を縮め、やがて「ほんとうに会いたい」と思うようになる——。
そんな二人
の、小さな奇跡の物語。
※この小説は、カクヨムにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 08:20:00
92426文字
会話率:38%
ゾルタン王国第三王子のシャルルと隣国カリエ王国の王太子アンリは父方の血が繋がった従兄弟同士。アンリは事情により幼い頃からシャルルの宮で育てられている。
アンリの連れて来た侍女アナマリーは東方流民の血筋で能力者。シャルルとアンリは五年間二人
で一人のように幸せに過ごしていたが、色んな困難にあってアナマリーが連れて逃げ出す。
やっとのことでアナマリーの生家に辿り着くが、アナマリーは亡くなり、自分達にも追っ手が迫る。
東方流民の秘技によって、次の生にかけて二人の魂は鷹の翼に乗って運ばれる。
数百年の後、シャルルの生まれ変わりのアルノーはアンリが居ないので生まれてからずっと泣き通しだった。一歳で周りが生まれ変わりを信じてくれて、泣くのは我慢するようになったが心の中はずっと、ずっとアンリを求めていた。
離れて暮らしていた妹姫マリローズのお披露目で、マリローズの連れて来た騎士ルネがアンリの生まれ変わりと判明するが、ルネに前世の記憶は無く、ルネはマリローズが好きなのが分かる。
やっとめぐり逢えたアンリの魂なのに喜べず、アルノーは苦悶するがマリローズは辺境伯の元に嫁ぎたいという。実はマリローズはアナマリーの生まれ変わりで、辺境伯は前世で約束した恋人だった。
傷心のルネを慰めたアルノーの手が触れると記憶が戻って……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 08:00:00
33834文字
会話率:29%
TSした主人公「白凪 葵」がオタクに優しいギャルを目指す話。本人はギャルっぽいよねと思うことはだいたい周りから見ると、今日もかわいいなぁという認識
最終更新:2025-07-25 08:00:00
112144文字
会話率:51%
性格が悪いクズの俺は、友達が一人もいない童貞の高校生。
トラックにはねられて死んで、剣と魔法の世界に転生したから、ウッキウキでスライム倒しまくって、死ぬほどレベルをあげて最強を目指した。
寿命で死んだら、また転生した。レベルは引き継いでい
た。
強くてニューゲーム。
二回目の転生で世界征服し、王になった。
しんどかったから、もう二度とやらないと誓った。
三回目の転生でモンスターになった。
世界征服とかダルいからもういい。
無邪気に最強だけ目指していたい。
そう思っていたが、三回目の世界は、糞な貴族が好き放題やっている地獄だった。
どいつもこいつもクソ調子こいててムカついたから、とことん苦しめてから皆殺しにすることにした。
俺は性格が終わっているのだ。
自己中心的でサイコパスなシリアルキラー。
皆殺し破滅計画の初手として、俺は、
「スペックは高いが、頭がおかしいとウワサの悪役令嬢」に目をつけた。
「こいつを女王にして、こいつの犬として暗躍しよう」
うまいこと力を隠しつつ、悪役令嬢の犬として、陰湿に、残虐に、シニカルに、ビターに、ダーティに、手際よく、小気味よく、カス貴族共に絶望を与えていく。
改めて思う。
やはり、俺は性格が悪すぎる。
俺ほどのサイコはそういない。
もはや、自分で自分が可哀そう。
※周りの声。
悪役令嬢『あなたほどの聖人は見たことがない。私ではなく、あなたが王になるべき』
手下1『あなた様こそ、正当なる支配者』
手下2『世界で一番優しいあなた様に、この世の全てを奉げたい』
手下3『この上なく尊き方。全ての生命を照らす光よ』
……なんで、こうなる……
ゲロ吐きそうなほどキモい連中だ。
どうやったら、性格最悪の俺を、いい人間だと勘違いできるんだ。
俺を善人扱いするのは、フェルマーの最終定理よりムズいだろ。
――これは、『性格最悪の俺が、ハンパなカスどもを陰湿にイジメる物語』だが、
――『絶対に王にはなりたくない性格最悪の俺』と、そんな俺を『聖人』だと誤解して王にしようとするバカ共との、『終わらない血みどろの闘争』を描いた物語でもある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:20:00
279373文字
会話率:27%
俺の名前は神崎透。
国内有数の大学病院で心臓外科の頂点に立ち、「神の手」とまで呼ばれていた。
人の命を救うこと。それこそが、俺の唯一の価値だった。
そう、あの日までは。
その日の執刀中、患者の胸の中から現れたのは、誰も見たことのない「何
か」。
それに触れた瞬間、音も光も消え、俺は感覚をすべて奪われ、やがて…俺は異世界に堕ちた。
残されたのは、嗅覚だけ。
感情も記憶も、すべてが「におい」になる奇妙な世界で、
俺は一匹の犬と出会う。
「お前、本当に救いたいって思ってたの?」
不思議な犬は、心のにおいを嗅ぎ分け、他者の「痛み」に寄り添おうとする存在だった。
万能だったはずの俺は、この世界では犬のように嗅ぐ以外何もできない。
ただの無能として、この世界で「におい」を頼りに心を診察しながら
「優しさ」や「過去の自分」を学び直していく。
これは、すべてを持っていた男が、
再び「人間」になるまでの、静かなリスタートの物語。
においで「こころ」を診る異世界嗅覚ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:10:50
2032文字
会話率:10%