昔々の平安時代、憎悪と欲望のままに人を喰う鬼達が都に蔓延り、暴虐の限りを尽くしていました。しかし、そんな人食い鬼達からすらも畏怖される異端の祓い屋の一族がいました。
一族は、陰陽道に通じ、人を喰らう鬼を滅することを生業としておりました
。そんな祓い屋の一族には、代々鬼喰《おにくい》の儀礼が存在しました。
それは、捕らえた鬼を食べてしまうのです。
鬼を逆に喰らうという異質すぎる儀礼故に、一族は他の祓い屋からも畏怖され、決して表舞台には出ることはありませんでした。
それ故に、一族の名は祓い屋の歴史からも消える事となります。それでも一族は静かに影から、帝の近衛として仕えておりました。
そんな一族の名は、栄神。当主は、名を静夜と名乗りました。
それから時は流れ、令和の現代。そんな栄神の血を引き継いでしまった故に、彼は国を動かす事態へ巻き込まれてしまいます。この物語は、そんなしがないおっさんの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 20:57:11
123598文字
会話率:28%
友達だと思っていたあの子は、友達ではありませんでした。
災いを引き起こす怪異なる魔物・怪魔。
中でも「ユカイ魔」と呼ばれる、人の精神に取り憑き悪意をふりまく怪魔を狩るべく、若き怪討人であるサダは、己の存在意義と汚名返上を賭けて捜査に乗
り出す。
様々な巡り合わせでユカイ魔が、女子高生六人の仲良しグループの中の一人に取り憑いているところまで詰める事には成功するが、サダはそれを決め打つために、彼女たちの人間関係を暴いていく事に……
リーダー格のなごみ、体育会系の怜、おっちょこちょいな美涼、好きなものに一途な陽奈、一匹狼の香弥、おっとり優等生タイプの真奈子。
取り憑かれているのは誰?
そして、その背景にある悲劇と真実は?
(※カクヨムと並行で載せてます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 19:45:29
22871文字
会話率:48%
濃い霧の立ち込める、とても深い森の奥。
ある一人の魔女が住んでいました。
魔女はとても怖くて恐ろしいです。
我こそはと勇敢な人たちが次々と立ち上がり魔女に挑みますが、みんな武器を取り上げられ、泣く泣く追い返されてしまいます。
でも魔女は決して戦いが好きとか、誰かを困らせたくてそうしているわけではありませんでした。
実をいうとその魔女は、ある秘密を抱えていたのです。
それは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 18:34:27
759312文字
会話率:20%
これは、わたしが集めた——いえ、集まってきた記録です。
廃墟写真家の失踪から始まりました。最後の投稿には、こう書かれていたんです。
「この町のネコがおかしい」
それだけで、写真も位置情報も、添付もありませんでした。
最初は、ただの興味本位で
した。でも今思えば、呼ばれていたのかもしれません。
似たような話を拾い集めてみたんです。SNS、ブログ、動画のコメント欄、図書館の片隅にあった記録。すると奇妙なことに気づきました。
どの話にも、決まって"ネコ"が登場していたんです。それも、普通じゃない。写っていないはずの写真。記録されていない鳴き声。見ていたはずなのに、見られていたような感覚。
そして、わたしも、その町に足を踏み入れてしまった。
これは観察の記録です。わたしが観察した町の、……いえ、正しくは、"観察された"記録です。
あなたがこれを手に取ったのも、きっと偶然ではないのでしょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 17:10:00
69525文字
会話率:16%
それは 「とある世界」の物語
その世界は 一人の主神によって作られました
そして 沢山の神々が生まれ 管理が始まり 樹が育てられ 魚や獣が作られ
人やエルフ 獣人やドワーフ 吸血人や鳥人など「人類」と呼ばれる 様々な 生き物が 作られ
ました
こんなに にぎやかになっても
この世界には 名前 が付けられることはありませんでした
きっと 主神にとって この とある世界は たいして大切な世界ではなかったのでしょう
だから 最低限 陸を「大地」と 大きい水たまりを「海」と名付けました
この世界には 名前が ありません
これは そんな ちょっと寂しい「とある世界」を守るために戦う 人々の 物語です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 20:46:06
284198文字
会話率:26%
私は自身を美少女にした。だってそうしたら楽ちん人生イージーモードだと思ったからだ。新たな世界がどんな所からはわからない。けど可愛いは正義。それを信じて突き進む!
目覚めたら草原ででっかいドラゴンが私の前に降りてくる。話してみると案外良
い奴で私たちは心の友となった。なんとドラゴンの力が使えるらしい。友達料としては十分だ。力も手に入れたし世界征服もいいかもしれない。
そんなことを思ってると、何か機械兵士みたいなのが私を追う。私は逃げる。追い詰められて壁をぶち破ると私はどこにいたかをその時初めて知った。それは空に浮かぶ島。私の物語はここから始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 19:57:36
3127832文字
会話率:43%
セミが鳴く、夏の午後。
僕たち兄弟は、クーラーのある部屋で寝転んでいました。
すると、兄さんが海に行こうと言いだします。
一週間後、家族で海に行きました。
兄さんはすぐ泳ぎに行ってしまいます。
僕が振り返ると、もう兄さんの姿はありませんでし
た。
皆で探したけど、どこにもいません。
それからのことです。
僕の周りで、不思議な現象が起き始めたのは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 16:02:06
1436文字
会話率:39%
小学五年生のゆうきは、花が大好き。
だけど、花に水やりをすることが多く、
同級生たちからは、からかわれていました。
すねるゆうきでしたが、ふと一本のひまわりが目に入ります。
そのひまわりは、元気がありませんでした。
かわいそうに思ったゆうき
は、水道まで走っていき……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 11:12:00
1945文字
会話率:40%
女の子にまったく興味ありませんでした。
別に過去に女性に振られてトラウマに‥‥などではありません。
テレビも本もアニメも漫画も普通に見てましたが好きなのはゲーム。
特にハマったのが流行りのFPSではなくRPG。
コミュ障でもなく友人もいます
。
それでもゲームが好きで没頭していた。
しかし、そんな主人公に転機が訪れます。
偶然、姉の裸を目撃します。
それはもう衝撃でした。
その事が原因で主人公は異性に興味を持つ事から物語は始まります。
ちなみに20%程、作者の実体験が混ざっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 17:33:56
130570文字
会話率:27%
主人公、東魁-アズマ ハジメ-が講演でふと後ろを振り向いたら、全く知らない城の中だった。
言葉も何も通じない中で不審者として兵士に囲まれると、グレンと言う青年に日本語で話しかけられる。
ハジメのような人は珍しくない、既にこの世界に何人かいる
と言う。
最強もチートも一切なく、何とか生きるためにグレンに紹介された少女リリアに身を守られながら生きる術を身につけ、世界に興味を持ち冒険者として世界を見たいと夢を見る。
その夢のために、生きるために、ハジメは力をつけていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 20:00:00
182907文字
会話率:51%
子爵家令嬢のジュリエンヌの夢は王子様と結婚すること。
現実は伯爵家からの申し出を断り切れずに、そこの嫡男、ダニエルと婚約する。
「いやです。私は王子様と結婚するんですもの。」
あれもいやなら、これもいや。ダニエルは自分のいいようにジュリエ
ンヌを躾けていけていると思っていましたが…。
いやよいやよは、恋ではありませんでした。
短いお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 16:16:24
8853文字
会話率:45%
どうしたら面白いものが書けるのか。
面白いものを書いている人と、評価されていない人との違いは何なのか。
面白いものを書く人は、どんな意識で書いているのか。
面白いものを書くための要因は、どこにあるのか。執筆量や、読書量によるのか。
私は
これまで、自分が書く上で上記のようなことをずっと考え、答えを知りたく思っていました。
大御所先生の指南書だけでなく、生の声を知りたかった。
でも、そんなものはありませんでした。
なければ作ってしまえ、というのが、私の昔からのスタンスでして、結局自分で作家さんに声をかけようと決めたのが、アンケートの始まりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 22:52:01
146501文字
会話率:29%
夏休み、祖母の家で聞かされた“みずのこ”の話。
ため池に出る少女の霊が「遊ぼ」と声をかけ、水に誘うという。
しかし私にかけられたその言葉は──まさかの人違いだった!?
元は本気の怪異、今は研修中。ズレたホラーがじわじわくる一話。
最終更新:2025-07-05 11:00:00
1495文字
会話率:52%
目が覚めるとそこは船の中だった。
記憶を失った男女五名が集められ、命を賭けたデスゲームが行われる。
……一人、また一人と死んでいく中。記憶を失った主人公は生き残れるのだろうか……。
※この作品は「学校の五十嵐さん」の二作目になります。こちら
から読んでも全く問題ありませんが、よろしければ前作の学校の五十嵐さんからお読み頂けると嬉しく思います。
※短編から連載に変更致しました。三幕(続編)の「連載」五十嵐さんも何卒よろしくお願い申し上げます。
〈運営様にお問い合わせした所、夏のホラー2025に登録する為には、一度消し再投稿との事でしたので。前回投稿した内容と全く同じになっております。又、前回評価して頂いた方。大変申し訳ありませんでした。心よりお詫び致します。……せっかく評価頂いたのに。泣く泣く削除致しました。本当に申し訳ありません。(;>_<;)〉折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 00:05:28
9057文字
会話率:41%
深い森に囲まれた平和な村で、ある不穏な噂が囁かれていました。人語を操り、姿を偽るずる賢い狼が目撃され、家畜が不自然に姿を消しているというのです。そんな中、おばあさんの見舞いを頼まれた少女、赤ずきん。
彼女はただのお使いではありませんでした
。狼の企みを確信した赤ずきんは、出発前から周到な準備を整え、携帯電話でおばあさんにある「依頼」をします。森で狼と出会い、巧みな言葉で花畑へ誘い出されても、彼女は冷静でした。狼が悠々と先を急ぐ中、赤ずきんは確信に満ちた笑みを浮かべ、ゆっくりと家路を辿ります。
まんまとおばあさんを「丸呑み」し、赤ずきんに成りすました狼。しかし、現れた赤ずきんの口から飛び出したのは、予想だにしない言葉でした。「あなたが食べたのは、私が仕掛けたおばあさん型の爆弾よ」――。
動揺する狼を前に、赤ずきんは提案します。「解除方法は一つ。私とポーカーで勝負することよ」。村の猟師を立会人に迎え、前代未聞の心理戦が幕を開けます。卑怯な手を使おうとする狼に対し、赤ずきんは驚くべき「ポーカーフェイス」でその裏をかき、追い詰めていきます。
果たして、狼の胃の中で爆弾は爆発するのか? それとも、赤ずきんの**「恐怖」という名のブラフ**が、ずる賢い狼を完全に打ち砕くのでしょうか?
これは、ただの無垢な少女ではない、もう一人の赤ずきんの物語。知恵と心理戦で悪を制する、新しい童話が今、始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 20:54:06
5699文字
会話率:36%
私、ナナクレナ・ルスティカーナは負けヒロインです。王子に婚約破棄され、王子の愛人を殺そうとして、わたしの人生は終了…するはずだった。
私には二つの能力があったのです。『死に戻り』と『未来視』の二つです。
『死に戻り』はその名の通り死んだら
5歳の誕生日に戻りらようになっています。そして『未来視』は、人を殺したらその夜の夢で王子と結ばれる相手を知る事ができる能力です。
その二つの能力によってやり直す事ができた私は、41回繰り返しても、私が王子と結ばれる事はありませんでした。
42回目の人生、私はある方法を実行します。
それは、王子と結ばれるヒロインを全て殺害する事です。
ヒロインにならないならヒロインを殺す、これが私の恋愛道です。
この道では様々な困難が私に襲いかかってきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 18:49:20
82097文字
会話率:34%
ルールー・ラウドニアにはアッシュ・トランジルバという婚約者がいた。
だがルールーは彼との婚約を望んでいなかった。
そしてルールーには、結婚を迫る男性がおり……
最終更新:2025-06-26 21:52:23
3828文字
会話率:31%
森の奥深くに湧く、とある泉。
「正直者の泉」と呼ばれるその泉には、女神が棲んでいるという言い伝えがありました。
木こりの少年レオナルドは、その泉で斧を落としたことをきっかけに、泉の女神・エルミアと出会います。
日に日に惹かれ合う二人の時間
は、静かで、甘やかで、幸せに満ちていました。
しかし、泉を創り、女神エルミアの創造神である水の神・セリオンにとって、その愛は許されるものではありませんでした。
「彼女はわたしの女神だ。わたしだけを見ていればいい」
狂おしいほどの独占欲が、やがて女神を自身の神殿に閉じ込めてしまいます。
これは、神の寵愛に囚われた女神と、その手を取ろうとしたたった一人の人間の切ない『愛』の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 16:39:59
24766文字
会話率:31%
男は突然、剣と魔法の世界に転移してしまう。
転生した彼には特別な能力が与えられた...わけでもなく、
彼は地球での記憶だけを武器にこの世界を生き抜いていく。
前世の記憶と強靭なメンタルで異世界で暮らす男の話。
最終更新:2025-06-19 00:00:00
21992文字
会話率:22%
はじめまして\(^^)/
これからの話は、数年前に私におきた実際の話です。
もともと、健康体ではありませんでしたが(肥満とか喘息とかアレルギーとか他)
まさか、突然、、突然でもないか?(笑)
いまならそんなこともあったな的に話せる話です。
まぁ、文才はないし記憶があやふやな部分もあるし思い出しながら記録として残します。
読んでくださる方はお付き合いください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 18:46:42
11011文字
会話率:0%
──勇者たちは魔王に敗北した。勇者パーティーは魔王を倒すため約一年の過酷な旅の末、魔王城に辿り着く。しかし待ち受けていた魔王軍の凶悪な策にはまり、あと一歩のところで全滅してしまう。
歴史的な敗北から三年。時は流れ一人の修道服を着た少女ネクが
魔王城で石化していた剣士レオの前に跪き、祈りを捧げる。
「決して順調ではありませんでした。けれど、やっとこの日が来ました!」
その日を境に──魔王軍幹部のネクロマンサーと剣士の石像は魔王城から姿を消した……
かくして、追っかけネクロマンサーと剣師(ソードマスター)とのラブラブ?冒険譚が幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 04:41:02
125061文字
会話率:54%