電子姫メグがネット世界から姿を消した。メグの歌声は誰の記憶からも消失された。「メグ」という偶像だけを残したまま日常は回り続けた。その二ヵ月後の真夏日、記憶のないまま見知らぬ部屋で目を覚ました「ぼく」は、「圭」という男と出会う。朴念仁で、ネッ
ト依存で、けれど困っている人をほっておけない性格の圭に救われていく「ぼく」だが、圭には他人には言えない「物を壊す異能」があった。ネット世界に無数に生息する「P」の存在。失われた「メグ」の歌声。そこから派生する「異能者」たちの戦争。音楽に命を削る男と記憶のない「ぼく」が、最後に歌うまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 00:05:15
461186文字
会話率:40%
「ぼく」が転生したのが1年遅かったら?
最終更新:2025-06-09 00:17:31
1403文字
会話率:0%
ぼくは命をかけて愛しい姫さまを守った──そして死後、転生したらしい。
蝶に。
ぼくの死を嘆いて墓標を抱いて涙を流している姫さまのもとに、彼女の婚約者である王立海軍将軍グラントが現れる。
こいつは「くせもの」だ。
姫さまが好きなくせに。姫
さまを守る護衛であるぼくにさえ嫉妬していたくせに。姫さまの前では冷たい無表情ばかり。
姫さまはこいつに嫌われているのだと思って、毎晩枕を濡らしていたのに……だって、ぼくは知っている。こいつの代わりに、姫さまの寝台を毎夜温めていたのは、ぼくなのだから。
* * *
大好きな「姫さま」を守って死んでしまった護衛騎士の「ぼく」が、束の間、蝶に転生して彼女を見守るおはなし。
【切ない系ですがいわゆる悲恋ではありません。カクヨム、アルファさんにも掲載予定】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 04:20:38
8287文字
会話率:19%
幼い頃、奥田賢治にとってお爺さんの旅館は夢のような場所だった。
色とりどりの魚が泳ぐ大きな水槽、紙ヒコーキで遊んだ宴会場、きいろいジュースやお風呂場。温かいお爺さんの笑顔と手のぬくもりに包まれ、無邪気に過ごした日々。
しかし、ある日突然「しばらく旅館に行かないで」と母から告げられる。
都会へ移り住んだ賢治は「ぼく」から「私」へと変わりながらも、あの甘酸っぱい「きいろいジュース」の記憶が胸を締めつける。
お爺さんの秘密と涙、破られた約束、そして衝撃の事実。
失われた時間と痛みを乗り越え、賢治は過去と向き合う――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 15:00:19
12755文字
会話率:27%
零細企業に勤める「ぼく」は、オフィス移転の担当として不動産営業の岩殿さん(めちゃくちゃ美人!)と共に、新しい物件探しに奔走していた。ようやく高輪の高層ビルという好条件の物件にたどり着き、賃料も抑えられたその物件に決まりかけた矢先、百々取締役
が登場。数字に厳しい彼は、直近の売り上げ悪化に動揺し、突然ケチモードに突入してしまう。
岩殿さんの提案する「年払いによる賃料割引」という打開策も、なぜか「スーパー銭湯の割引券」と勘違いする百々取締役。その珍妙な誤解を解いた「ぼく」の一言で、ようやく契約が成立する。
会議後、「ぼく」は岩殿さんに取締役のトンチンカンな勘違いを暴露し、二人で笑い合う。そのひとときが、仕事の関係を超えた小さな絆を生んだ。そして、「ぼく」は、どこか憎めない百々取締役の人間味に触れ、会社への愛着と、新しいオフィスへの期待を胸に、新たな一歩を踏み出すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-21 19:17:29
5060文字
会話率:12%
この小説は高校生の「ぼく」が、突然いなくなってしまった彼女との日々を胸に抱きながら、教室での生活を送る物語です。教室には彼女が座っていた空席があり、それは「彼女がもういない」という現実を刻々と突きつける象徴となっています。まわりはいつも通り
に授業や行事を進めるのに、ぼくの中には「何かが欠けてしまった感覚」が消えず、ほんの些細な風景や会話の端々で、彼女の姿を思い出してしまうのです。
同時に、ぼくはクラスメイトたちや学校行事を通じて、少しずつ「彼女のいない世界」を受け入れようともがきます。死別という重い現実にひるみつつ、合唱コンクールなどの行事でクラスメイトと声を重ねるうちに、自分だけが感じていると思っていた喪失を、実はみんなも共有していると知るのです。喪失の痛みと向き合いつつ、彼女の思い出を大切にしたまま前へ進む――そんな主人公の“日常の再生”を、学校という舞台を通して淡く、切なく描いていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 09:00:48
23750文字
会話率:7%
『とうとう きさらぎ駅に たどりつきました』
オカルトネタ収集に励む中学生の「ぼく」は、ある夜SNSでそんな投稿を見つける。興味を惹かれ、そのアカウントの投稿を追うが……。
ノベプラのオカルトマラソン企画でようやく! オカルトネタらしい短
編を書きました! やったぜ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 20:17:23
4233文字
会話率:45%
メイクは、魔法だ。
メイクアップアーティストを目指す高校生の「ぼく」は、女子に混じって日々メイクの研究をしている。男子には「女男」と言われたりもするけれど、実は気になっている女子がいる。と言っても、彼女にはもう、彼氏がいるのだけど……。
メイクの力を信じて友達を全力で応援する、健気な男の子の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-29 11:42:45
4372文字
会話率:52%
「ぼく」は大学のレジャー部に所属する三年生。
ある日『暴君』畔先輩の発案で光鍋パーティーが行われることとなった。
「光鍋の何たるかを教えてやろう」とのことだが、彼女の企画はいつも型破りで……。
最終更新:2023-01-22 09:03:15
4823文字
会話率:50%
無駄な空想にふける「ぼく」の日常。
最終更新:2024-08-02 21:26:46
904文字
会話率:0%
雨の中、バスに乗って映画館へと向かう「ぼく」と「盟友」。だが、途中で面倒事に巻き込まれてしまう。
果たしてぼくらは映画の上映時間に間に合うのか?
最終更新:2024-07-07 02:52:32
4967文字
会話率:37%
かつて魔術の発展に寄与し、庶民に広く浸透させてきた「ミクリヤ家」。その歴史が、32代当主のサーシャで終わろうとしていた。なぜこれだけの功績がありながら、姿を消そうとしているのか。ミクリヤ家への愛を深めた「ぼく」は、みんなが興味を失ってしまっ
たその理由を探しに行く。それは、ミクリヤ家と魔術を愛しているからこそ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 18:00:00
8686文字
会話率:74%
昭和の小学生の男の子の「ぼく」はクラスで一番背が高くて5年生になったとたんに第二次性徴としてちんちんに毛が生えたり声変わりしたりと身体にいろいろな変化がおきます。それでクラスの子たちにからかわれてがっかりした「ぼく」は学校で偶然一年生の男の
子がうんこしているのを目撃し、ちょっとアブノーマルな世界の性に目覚めます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 23:04:40
80007文字
会話率:18%
厚葉小の昭和の4年3組の男の子の「ぼく」が学校のグラウンドで体育の授業で草刈りをしている最中にうんこしたくなります。こっそり抜け出して体育館のトイレに行くのですが、そこは故障中で水もでなくて、トイレットペーパーも切れてました。「ぼく」の運命
は・・・。https://www.alphapolis.co.jp/novel/357135581/328581770 にも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-25 18:00:00
19679文字
会話率:4%
図書係で本の好きな男の子の「ぼく」が授業中、学級文庫の本を貸し出している最中にうんこがしたくなります。でも学校でうんこするとからかわれるのが怖くて必死に我慢します。それで何とか終わりの会までは我慢できましたが、もう家までは我慢できそうもあり
ません。そこで思いついたのは学校脇にある市立図書館でうんこすることでした。でも、学校と違って市立図書館には中高生のおにいさん・おねえさんやおじいさんなどいろいろな人が・・・・。 https://www.alphapolis.co.jp/novel/357135581/21581600 で挿絵入りも公開。
登場人物
「ぼく」 主人公、読書好きでクラスでは図書係をしている昭和の男の子。 穴実市立穴実小学校2年生で学校のとなりの穴実市立図書館によく通っている。
雲地(くもじ)くん 「ぼく」同じクラスで同じ本好きの友だち。「ぼく」といっしょに図書館に行くことも。「ぼく」より先に図書館でうんこする。
腰帯(こしおび)くん 「ぼく」の友だち。1つ上の学年のお兄さんがいる。
「山のじいちゃん」 「ぼく」の外祖父で山の中にとうもろこし畑を持っていて、よくとうもろこしを持ってきてくれる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-19 19:00:00
23050文字
会話率:7%
現実世界で命を失った「ぼく」は異世界へ転生する。
目的は人間を殺して魔王の娘を救うため。
全ての魔族を使役するチートスキル「魔族隷奴」を使い異世界に潜む異世界人と戦うハイファンタジー作品!
最終更新:2024-04-20 12:00:00
132037文字
会話率:42%
「ぼく」の語りにより、みんなのヒミツが次々と明らかにされていく……
「ぼく」がどんな人物なのか、想像しながら読んでみてください。
最終更新:2024-03-28 23:04:14
2623文字
会話率:29%
時は1970年代中葉。
ロックンロール大好きな「ぼく」は、「ジュニア・ハイ(スクール)」…中学校の三年生。
剣道部員の「ぼく」だったけど、水泳が得意で、何より一番の興味の対象はモーター・スポーツ。
「レーシング・カート」の
レースに参戦していた。
それに、恋や勉強だって、おろそかにできない。
夢や興味が尽きない日々。
小さな街角から、もうちょっと大きな町へと、行動半径も交友関係も広がっていった時期。
まだまだ“junior”だったけど、見るもの・聞くもの何でも新鮮で、いろいろなものに、素直に“high”になる事ができた。
そんな「ぼく」は、受験を控えた、最後の夏休みを過ごしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 12:10:00
101635文字
会話率:22%
「ぼく」こと二階堂は、隣の席の高嶺麗央に恋している。
麗央への想いは募る一方だが、二階堂は理解していた──この片想いが実る事はないのだという現実を。
以前ノベプラのBLフェアに参加した作品です。
暗くも重くもありませんので、そう
いう物語が苦手な方はご安心ください。
※他投稿サイトでも公開しております。
また、矛盾点や誤字脱字、その他変更すべきだと判断した部分は、予告・報告なく修正する事がございますのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 18:04:44
4150文字
会話率:45%
小学校からずっと友達らしい友達がいない「ぼく」は、お昼は決まって便所メシ。音楽室の前のトイレが唯一の落ち着く場所。そこに、もうひとり便所メシ仲間ができた。心通わせていくなかで、おこる一つの事件。友達を大切にする、そんな当たり前の気持ちを思い
出させる作品です。ちゃんとハッピーエンドで終わる物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-07 19:21:09
5062文字
会話率:42%
ひきこもりの女性「ぼく」は、インターネットを経由してユートピア実現法という恐ろしい法案を知り、空を舞う鳥たちが監視用ロボットだという陰謀論に傾倒する。
啓蒙活動を行う彼女の努力も虚しく、人々は理解しない。しかし、それでも戦い続ける彼女の末路
はいかに?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-18 22:37:15
7420文字
会話率:40%
仙道アリマサさんの企画(仙道企画その6)に参加させていただきたく書きました。
ずっとひとりで俯いていた「ぼく」がいつも前向きな「君」と一緒に旅をしてます。
最終更新:2023-12-23 14:04:45
637文字
会話率:0%
九歳の頃に死にかけた少女、朝日奈日向は十四歳となったいま、
戦乱の世を生きるために少年として素性を隠して愛知国の『名古屋戦闘部隊』への入隊を目指し力をつける。
『生きる』ためなら、男装だって、戦争だって、なんだってやってやる。
いびつ
に真っ直ぐな日向の暴走劇!
時は一八五三年(嘉永六年)。
飢饉や天災が蔓延した日本に、【六師外道】と名乗る六人が突如現われた。
彼らは『日本大陸』を創り、北海道地方を除く、東北、関東、中部、関西、四国・中国、九州の六地域を州に分割し、州都を中心とした国家を生んだ。
人々はそれを【改国】と呼んだ。
【改国】から約四〇年、世は第二次戦国時代へ突入する。
※史実と異なるファンタジーと思って読んでいただければ幸いです!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 22:00:00
377229文字
会話率:37%
突然召喚された異世界迷宮。
ゲーム大好きな「ぼく」は、女神プロフェットの啓示を受けながら次々に罠を突破していく……はずが、女神はとんでもない指示厨だった!?
「ハーメルン」にも同じタイトルで投稿しています。
最終更新:2023-08-20 12:52:05
21746文字
会話率:34%