「アイカル・カラベッタ。私はお前との婚約を破棄する。“呪われた聖女”と結婚なんて、まっぴらごめんだからな。」
ルドウィッチ王国の、聖女・聖人の血筋であるカラベッタ家の長女アイカル。
彼女は『浄化』のスキルを持つ家系で、『不浄』のスキル持ち
として生まれてしまった。
その力は、人間の病気やケガを、治すどころか悪化させてしまう。
そのため、100年ぶりの“忌み子”と言われ、生まれたときから嫌われていた。
反対に、妹のクヨジアは、歴代最強クラスの『浄化』スキルを持っている。
デキる妹に婚約者を取られ、「お前がいると不愉快だ」と国外追放までされてしまった。
さらには醜い見た目で有名な、ゴブリンと強制的に結婚させられる。
嫁ぎ先は、ゴブリン伯爵と呼ばれるモンスターの屋敷。
旦那様は、やっぱりひどい見た目だった。
しかし、不器用ながらも優しいゴブリン伯爵に、アイカルは心惹かれていく。
やがて、ゴブリンたちが体を痒そうにしているのを見て、彼女はあることを思い出す。
人間の病気は治せなくても、モンスターの病気なら治せたことを。
「もしかして、ゴブリンたちは皮膚の病気じゃないのかしら?」
あっという間に治っていく、彼らの肌。
ゴブリンたちの真の姿は、ものすごい美男美女だった!
アイカルの『不浄』スキルは、モンスターには絶大な効力があったのだ!
一方で、ルドウィッチ王国に、エルフの国から国賓が訪れた。
宴でエルフ姫が持病の発作を起こしてしまい、クヨジアが治療する。
しかし実は、『浄化』スキルはモンスターには有害で、姫は危篤状態になってしまった。
責任を取るため、クヨジアたちには死刑が宣告される。
アイカルの元に、助けを求める手紙が届いたが……。
※カクヨムにも掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-05 15:37:29
9875文字
会話率:37%
「忌み子を孤児院から引きとってイメージアップを計ったが。やはりお前らはクビだ」
マッドな魔術師の人体実験により一生消えない呪いの刻印を受けたアーシェとアレスは、忌み子だと嫌われながらも頑張って働いていたがギルドをクビだと宣告された。
ど
んな魔法にも氷属性の効果が付与されてしまう氷結の呪い、興奮すると右拳が燃えてしまう焔の呪い。これらの呪いのせいで二人がギルドではお荷物扱いされてしまっていたせいである。
明日を見失いかけた二人だが、とある老人を助けたことがきっかけで「属性の限界突破」という最強クラスのスキルが開花する。
そしてその才能に目をつけた宮廷ギルドは二人を迎え入れ、彼女らは「氷結」と「焔」の二つ名を手に入れ数々の手柄を上げて無双する。
一方、二人を追い出したギルドは孤児院から身柄を引き受けた子供を虐めていたことがバレた上に、数々の不正も露見して……。
これは忌み子だと虐げられてきた二人がどん底から聖女と騎士として英雄へと駆け上がる下剋上の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-05 11:00:00
55441文字
会話率:41%
その国は奴隷で成り立っていた。支配層は人間の味方をしていたはずの精霊を食いつぶし、強欲になっていく。
奴隷には理由が必要だった。生まれつき何かが欠けているだとか、相応の何かが。そうでなければ自分たちと奴隷に区別がないように思えたからだ。
しかし奴隷は足りなかった。あるとき、生まれたての奴隷の子どもの片目を故意に潰し、生まれつき不出来だと言ってのけた支配層の人間がいた。
それが、始まりだった。
精霊の「歌姫」トゥパールと奴隷の少女ウルイが王国の因習を断ち切るその日、全ての魔法は終わりを迎える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-04 08:02:07
59821文字
会話率:27%
※ご訪問いただき誠にありがとうございます。全三話です。連続投稿後完結いたします。二つのざまぁです。ゆるゆる設定ですので、サクッとお読みいただければ幸いです。
「ミホ、あなたの第二皇子とわたしの白豚皇子を交換しなさい」
双子の姉のナオ・ラ
ンバートから居丈高に命じられたミホ・ランバート。
イケメンの第二皇子と白豚と蔑まれている第三皇子を交換しろ、と命じられることで物語は始まる。
ミホは、母親がミホを産んですぐに死んだことから忌み子と蔑まれている。
第三皇子は、デブの外見と母親の身分が低いことで蔑まれている。
境遇の似た者どうしが出会い、そしてすぐに意気投合する。
そんな二人は、やがて周囲をあっと驚かせることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-19 23:28:16
15218文字
会話率:29%
村外れに住む老婆を食ったオオカミは、続けて老婆の家を尋ねてきた少女も襲おうと老婆になりすましベットで息を潜めていた。しかし少女はオオカミに向けて、ナイフを振り下ろしてきたのだった。少女は別にオオカミの正体を見破ったというわけではなく、元より
老婆を殺そうとしていたのである。自分の殺そうとしていた相手が老婆ではなくオオカミだと気づいた少女は、オオカミにある頼み事をすることにした。
「ねえオオカミさん。わたしを食べてもいいから、わたしの家族をみんな殺してくれない?」
※この作品に出てくるオオカミは二足歩行して人と同じ言語を操りますが、そういうものだと思い温かい眼で読んでいただけると幸いです。
※カクヨム様、ノベリズム様でも同様の作品を投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-08 18:01:08
10508文字
会話率:45%
俗に言う「忌み子」という言葉はおそらく私のような者の為にあるのだろう。
ゴブリンと囚われた女騎士、そんな両者の間に生まれた望まれぬ子の歩む生涯とは?
最終更新:2021-11-04 02:47:47
4206文字
会話率:3%
「ティアフレア・ローズ・フィーン嬢に使節団への同行を命じる」
かつて、忌み子と呼ばれた公爵令嬢がいた。
誰からも嫌われ、疎まれ、生まれてきたことすら祝福されなかった1人の令嬢が、王国から追放され帝国に行った。
そこで彼女はある1人の
人物と出会う。
「君はとても美しい」
彼のおかげで冷え切った心は温められて、彼女は生まれて初めて心の底から笑みを浮かべた。
しかし、そんな彼も孤独を抱えていた。
「ずっとお側にいますね」
彼に温められ、救われた彼女の言葉が、今度は彼を救う。
ーー蜂蜜みたい。
これは金色の瞳に魅せられた令嬢が幸せになり、そして1人の男を幸せにする、そんなお話。
これは10月1日に投稿した「〈短編〉忌み子と呼ばれた公爵令嬢」の連載版です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-03 13:04:33
15204文字
会話率:48%
「ティアフレア・ローズ・フィーン嬢に使節団への同行を命じる」
かつて、忌み子と呼ばれた公爵令嬢がいた。
誰からも嫌われ、疎まれ、生まれてきたことすら祝福されなかった1人の令嬢が、王国から追放され帝国に行った。
そこで彼女はある1人の
人物と出会う。
彼のおかげで冷え切った心は温められて、彼女は生まれて初めて心の底から笑みを浮かべた。
ーー蜂蜜みたい。
これは金色の瞳に魅せられた令嬢が幸せになる、そんなお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 19:17:03
9960文字
会話率:47%
仙桃国の公主、雪蘭は生まれながらにして魔力を持たず、忌むべき呪力を
もった。呪力は妖魔しか持ちえないもので雪蘭は、忌み子、妖魔を統べる女帝〈妖魔女帝〉
と呼ばれ、虐げられてきた。声には呪力が込められてしまい、呪漣眼という眼を持っている。
彼女は実験体として、魔導塔に移りこんだあとは、ひとときの平和を白と共に楽しんでいた。
それから、3年たち、魔導塔初の呪術師として認められた直後、指令を受ける。
指令とは、モストン王国で相次いでいる呪いによる変死の依頼だった。
『……どうして、この様な時ばかり私をいいようにつかうのでしょうね?』
やりきれない思いを抱えながら、依頼を遂行しているときに、自らの過去に繋がっていく
ことに気付いた雪蘭はーー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 23:41:42
2308文字
会話率:28%
冒険
四人組
元アサシン リーダー、
凶悪脱獄犯、
サイコキネシスの超能力
忌み子 少女、
ロマンチストガンマン保安官、
の
四人組の話。
シーフ
チーフ?
保安官 シェリフ?
最終更新:2021-10-31 22:50:54
2955文字
会話率:0%
こことは違う、ある遠い世界でのお話。
生まれを消され、人に隠さなければならない人生を送ってきた少年、レイ。
特別な立場と重責に押し潰されそうになり逃げ出した少女、リリ。
恐怖されないよう、化け物じみていく自分を誤魔化してきた青年、シュウ。
幼い頃からその才能への妬みの視線に晒されてきた少女、ルーハ。
そんな四人の若者が、「普通」ではないことに悩みながら生きていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-15 06:06:14
41857文字
会話率:34%
霊術士が作った結界に覆われている集落、里に住まう少女は孤児であり、濡れ羽色の髪と不吉なアザを持つことから忌み子として嫌われていた。
そんなはぐれ者を育てたのは、優秀とは言えぬ年配の霊術士、スパーク。
彼らの里が襲われる所から物語は始まる。
ある時、世界が闇に包まれた。
神々の失態か、悪魔の陰謀か、はたまた偶然か。
神話の時代は突如として終わりを迎え、平穏だった筈の種族間は血に塗れた。
力を持つ好戦的な存在を【イギョウ】。
知恵を持つ友好的な存在を【ヒトガタ】と大まかに分けられた。
しかし、幾ら知恵で勝るとはいえ、純粋な力ではヒトガタはイギョウに勝てない。
そんな中、唯一ヒトガタ側に与するイギョウの種族が居た。それが【霊獣】だ。彼らは限られたヒトガタと契約し、イギョウに対する主な対抗手段として、共に敵を討つ相棒として、存在を確固たる物に変えた。
しかし、たかが一種族寝返った所で、戦力差がこうも覆る訳ではなく、ジリジリとヒトガタは集団で追い詰められ、里、と呼ばれる村々を形成した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-28 22:30:02
1378文字
会話率:39%
冒険者のアランは、ギフトを授かる儀で”論破”を手に入れ、「役に立たない」「他人の足を引っ張る」と半年間ともに戦ったパーティーメンバーたちに言われ、魔剣ダブルチャンネルを取り上げられた挙句追放されてしまう。
ヤケ酒をしていたアランは、忌み子
差別されていたオリアナという少女を助けた際にギフトがたまたま”論破王”に進化する。この力を使うと、論破した相手の動きを完全に見切ることが出来るようになり、どんな猛者でも倒せるようになるのだ。
”論破王”の力を手に入れたアランはオリアナとともに不条理な差別や闇の組織、などを”論破”しつつ旅をするのだった。
※フィクションです。実在の人物団体とは一切関係ありません(重要)
※「カクヨム」にも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-12 18:00:00
30120文字
会話率:50%
生物に魔力という力が存在し、人は魔法などを使い、魔物などと戦っている世界。
主人公の冒険者であるメイは、強くなるためにダンジョンに潜り己を鍛える。
そんな中で様々な出会いや対立を経験し、メイが成長していく物語。
「不遇」「忌み子」などと言わ
れる黒髪のメイは、苦難を乗り越え生きていくことができるのか。
強くなるために学校に通うこともあります。
出来るだけ毎日上げたいと思っています。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-08 20:00:00
8513文字
会話率:47%
ある黒髪黒目の少年は、自分の人生に疑問を抱いていた。ある時、少年の前に神を名乗る男が現れ、「お前に楽しみを与えてやろう」と言う。そして少年は男に養われながら世界を学ぶのだが、何と彼の個技『精霊王』は精霊魔法適性力が途轍もなく高いというものだ
った!神の修行を経て彼の人生は大きく変わっていく!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-30 00:00:00
9776文字
会話率:55%
これは村で忌み子とされ監禁生活を強いられ生きようとする物語。
最終更新:2021-08-29 09:12:53
3588文字
会話率:2%
ユーダラス大陸の北にある紛争地帯。強力な魔物が跋扈するトガの大森林に近いこの地域は小国や国とも呼べない少数勢力が日々その覇権を争っていた。
そんな小国家の一つ「ヨルム王国」国王の三番目の息子、レオはバンナ族の裏切りで国を奪われ、世話係のメ
イド「レイダ」と共にトガの大森林に逃げ延びることとなる。
レオは転生者であり、10歳までは生きられないと言われる「忌み子」でもあった。赤ん坊の頃から前世の記憶がある利点を生かし、苛烈な運命に真っ向から対抗するレオ。彼はこの異世界に何のために転生し、一体何をこの世界にもたらすのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-25 05:00:00
54057文字
会話率:26%
ドレクバルド帝国の姫リアは、隣国バラージュの豊かな土地パーセルの領主、ダニエルと結婚した。しかし、ダニエルには既に恋人がおり、リアと夫婦としての生活を送ることを拒む。リアは屋敷の中で偶然隠し部屋を見つけ、そこでダニエルの兄であるジェスと出会
う。ジェスは銀髪であることを理由に忌み子とされ、ここに隠されて育っていた。同じ戯曲を好んでいることに気づき、リアはジェスと友達になる。一方、ダニエルの恋人であるヴィヴィアンは気性が激しく、リアを追い出そうといじめや嫌がらせを重ねる。ついにリアの毒殺未遂事件が起こり、それまで隠し部屋で世捨て人のような生活を送っていたジェスが表に出てリアをかばうようになる。ジェスは領地や領民を気遣う言動で、次第に家令や補佐官たちにその存在を認められる。ヴィヴィアンはリアとジェスが親しすぎるとダニエルを焚きつけ、ダニエルはリアを離縁すると言い出す。リアを離縁すれば帝国との関係が悪化し、ひいては領民にも被害が及ぶというジェスや補佐官たちの反対でその場は収まる。まもなく、帝国からの御用商人がリアに挨拶したいと屋敷を訪れた。パーティーの最中、ジェスが父の遺言により正当な当主は自分だと叫んで乱入する。家令の一人が先代当主の筆跡とサインだと認め、商人を装っていた兵士たちがダニエルを捕らえ縛り上げる。止めようとしたリアも、「皇帝陛下のご意思です」という侍女の言葉になすすべもない。ダニエルは流罪になり、ヴィヴィアンは川から遺体で見つかった。新しい年、皇帝を迎えてジェスとリアの結婚式が盛大に執り行われた。再び花嫁となったリアの顔に微笑みはなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-17 18:11:47
64772文字
会話率:34%
「それでも世界の真実が知りたい」
最終更新:2021-08-13 14:24:01
50728文字
会話率:38%
ストック3万字まであります。
「お前なんて産まなければよかった」
両目の色が違う、オッドアイの主人公---リアムは、忌み子として実家を追放される。
追放された後、冒険者ギルドでクエスト【ダンジョン探索】を受け、ダンジョンに潜ろうとした
時、エルフらしき一人の女性と出会う。
ダンジョン探索しているが、すぐさま行き止まりになり、攻略できないと思った時、先程あった女性ともう一度遭遇して、女性の助言でリアムの魔眼が開花される!そこからダンジョン探索が進み始めて、ある場所にたどり着いた。
そこには古代文字【Б℄€Φ¶】が書かれていて、それを解読すると
{君が僕を呼んだの?}
この文字、そして精霊との出会いが、俺の人生を大きく変えていった。そして知ってはならない、世界の理を徐々にしっていくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-09 21:00:35
80679文字
会話率:53%
僕は選ぶ。
誰からも選ばれなかった極寒のあの日に。
白椿が似合うあの人が紡ぐ詩を聴きながら。
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白椿が冬に花を咲かせることは決してない。
凍てつくほどの寒さの中ならなおのことだ。
忌み
子の少年は瀕死の中、当てのない逃避行を。
魔女は終わりのない永遠の独り旅を。
虹彩異色の瞳を持つ忌み子と美しくもはかない魔女。
気まぐれと荒唐無稽な白花が繋ぐ、独りの2人の物語。
薬師として、魔法使いとして、生きることへの意味を少年は見出していく。
※原案、原作はイラストレーターの天満月(あまみ つき)さん。
※Pixiv様でも同名義「Hydrangea」で連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-28 08:17:47
9786文字
会話率:24%