卒業論文に取り組む此花姫香。担当教師は頼りない歴史の准教授。彼は謎の遺跡の発掘に携わっていた。そうして発掘されたのは石室ではなく、放射線を発する謎の巨大遺物だった。それは考古学者の手に余る先端技術で造られた〝何物か〟だ。
考古学者の調査チ
ームはそれを〝天鳥船〟と名付けて公式発表に及ぶ。すると、彼らの前に現れたのは、国家安全保障局と自衛隊だった。
日本政府の管理下に置かれた天鳥船。科学技術庁の名のもとに、陸上自衛隊の特殊部隊員によって調査隊が編成された。
天鳥船が現代科学を越えた未知の文明の乗り物だろうと推測される中、調査隊は全裸の美女を発見する。意識を取り戻した彼女は、自分は神功皇后だと名乗り、自衛隊を翻弄して天鳥船から姿を消した。
彼女は自衛隊駐屯地を襲い、武器を奪取。と思えば、熱田神宮に忍び込み、草薙剣を盗んだ。……彼女は不満を持つ国民に蜂起を促す。
未知の文明の科学技術接種をもくろむ日本政府、彼らが対応に困惑する中、神宮皇后の作戦を見透かす青年がいた。姫香が属するボランティアサークルの後輩、住吉比呂彦だ。彼の経歴もまた謎に満ちていた。彼は神功皇后が人間ではないという。
当初、彼をいぶかっていた日本政府も、彼に神宮皇后確保を託す。
天鳥船の核物質を取り出して安全確保をはかる日本政府、一方、それを取り戻そうという神宮皇后。そうした中で比呂彦と神宮皇后の駆け引きは続き、直接対決が始まる。
対決は北陸から奈良に移り、両者ともに傷を負っていた。
比呂彦は捨て身の作戦で勝利したものの、神宮皇后を崇拝する自衛隊員の銃弾に倒れる。彼もまた、人間ではなかった。
彼を助けるべく現れたのは、アインシュタイン酷似の人物だった。彼は比呂彦の傷を治すと、神宮皇后を抱いて天鳥船の中に消える。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 17:00:00
160416文字
会話率:52%
元タイトル【御伽の空は今日も蒼い】
朝日奈想来(あさひなそら)は、腐男子の友人、磯貝に押し付けられたBLゲームの主人公に成り代わってしまった。目が覚めた途端に大勢の美男子から求婚され困惑する冬馬。ゲームの不具合により何故か攻略キャラクター
全員の好感度が90%を超えてしまっているらしい。このままでは元の世界に戻れないので、10人の中から1人を選びゲームをクリアしなければならないらしいのだが……
オメガバースってなんですか。男同士で子供が産める世界!?俺、子供を産まないと元の世界に戻れないの!?
・オメガバースもの
・序盤は主人公総受け
・ギャグとシリアスは恐らく半々くらい折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 17:19:00
102521文字
会話率:45%
週に一度、練習を兼ねて400字詰め原稿用紙一枚前後で短編小説を書いております。長編のワンシーンを切り取ったようなイメージで書いているので、様々な世界を覗き見ていただけたらと思います。
はてさて、今回は、気まずい焼肉に困惑する“青年”の物語
――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 18:00:00
452文字
会話率:13%
吸血鬼と人間のハーフ、ダンピールの神宮寺旭はある日突然クラスメイトの佐藤ノエルに「私を噛んで!貴方達の仲間にして!」と懇願される。
いきなりそんなこと言われても出来ないものは出来ないと困惑する旭だったが……
吸血鬼の情報が政府によって吸血
鬼カード(通称Vカード)よって管理されている現代日本。
空を飛び、念動力を使い、催眠術を操り、コウモリに変身できるのは極一部の選ばれし尊き血の古の吸血鬼だけ。
人間への同意のない吸血行為は法律で禁止され、吸血鬼達は献血によって食用処理された血液パックを買って飲んでいる。
超現実的な世界で吸血鬼に生まれ変わることを夢見るノエルの運命は?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 00:48:26
20883文字
会話率:56%
平凡に生まれ、平凡に育ち、いつも通りの平和を謳歌していた阿久は、常に考えていた。
何か面白いこと、刺激的なことが自分の身の回りで起こらないだろうかと。
自分で何かをするわけでもなく、誰かにそれを伝えるわけでもない。ただの願いだった。
そん
な願いを聞いたのだろうか、阿久は交通事故に巻き込まれ、帰らぬ人となってしまった。
白い空間で出会ったのは、自分を神と名乗る奇妙な存在であった。その神に阿久は転生を告げられる。
ただし、神は一つその転生に条件を付けた。
それは「人間以外に転生すること」であった。神は面白いからの一点張りでその条件をつける。
渋々了承した阿久に神は転生先が地球では無いことを告げる。困惑する阿久とそれを笑う神。
いざ、転生してみると阿久は困惑する。目が見えず、音も聞こえず、手も動かせない。
彼は小さな、一つの小さな『細胞』に転生してしまったのだ。
思いもよらない転生に阿久は神に憤慨し、いつかやり返す事を誓う。
生物としての最小単位に生まれ直し、阿久の人生?は果たしてどうなるのだろうか?
阿久は無事に生き残れるのか、または直ぐに死んでしまい幕を閉じるのだろうか。
それは神にも分からない。
ただ一つわかるのは、特等席で神はそれをスナック片手に見ていることだけだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-28 18:03:50
31132文字
会話率:16%
特に特筆するようなドラマも無く
ただただ当たり前の日常を過ごしていたマイペースな大学4年生の主人公葛野 徹(かどの とおるは)
卒業間近の春休み、不思議なカラスに誘われ、綺麗な桜の一木へと誘われる
その桜の木の根本にあったのは小さな祠で、何
の因果か参拝する事になるのだが...
その日を境に、主人公の人生は大きく変わる事となる。
突然胸を抉るような苦しみに襲われた主人公は意識を無くし、
目が覚めたら、そこは男女比が1:500という
価値観の大きく変わったパラレルワールド!?
自身は7年前の中学卒業を控えた姿で、更に驚く程に容姿が整った姿になり
困惑するが、一度死という世渡りを経験した事で
やり残した事や、後悔の残らないように生きようと決め、
沢山の女の子に囲まれて、ハラハラ、ドキドキしつつも
一生懸命に人生を謳歌しようと奮闘する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-27 07:00:00
98895文字
会話率:53%
ある日、バイト帰りのマリン(真凛)は異世界に転移した。
突然現れたマリンを王子や神官たちは「聖女」と呼び、もてはやした。周囲の反応に困惑する日々を送りながらマリンは異世界についてあれこれと考える。
歴代の聖女たちが、異世界の「この王国」に繁
栄を齎したとの事だが……。
※長期連載中「ニッポンは、お元気ですか?」とは無関係。あちらで掘り下げきれそうにないテーマを追求してみた作品です。
※※閲覧は自己責任※※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-24 10:50:03
88937文字
会話率:28%
ディーナ・オルセインは非業の死を遂げた公爵令息ニールと結婚することになった。とは言っても、家業である「死者の最後の言葉を聞き、心残りがないように丁重に弔う」業務の一環として、花嫁姿で彼を見送る、というだけの簡単なお仕事のはずだった。しかしニ
ールの魂は「俺は殺された」と物騒な事を言い出して、ディーナの仕事は終わらない。困ったディーナはニールを生き返らせることにするのだが、生き返ったニールがオルセイン家に押しかけてきて、熱烈にディーナに求婚してきた…。前半シリアスに見せかけて、陽キャがピンチの所を救った陰キャ令嬢が一方的に惚れられて困惑するラブコメです。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 19:08:56
6309文字
会話率:51%
クラスメイトと教師が突如消えたことに困惑する2年1組 浅野拓磨。明らかな異変に他の教師を連れてこようとするがタクマも異世界に召喚されてしまう。どうやらタクマだけ時間差で異世界転移したらしく、異世界では他のクラスメイトたちが転移してから5年
の月日が経っているようだ。タクマはクラスメイト達を探し助けるために異世界を旅する。
王道冒険ハイファンタジー! いざ開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-18 19:22:45
664文字
会話率:10%
主人公のともやは幼馴染のひかりが東京に行くのを好きだからと言って止めれはしなかった。ひかりも、ともやと離れるのは辛かったが、夢である東京で暮らすことを決意した。その東京でひかりが事故にあってしまう。ひかりを失ったともやはその傷を抱えながら、
2年が経ち東京に来た。その東京で見るあり得ない光景と本当の事実に困惑する。ひかりとともやのすれ違いが見どころの作品となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 22:50:06
722文字
会話率:58%
魔王が勇者に討伐された。
新しく魔族の王(レクス)に選ばれたコーレインは若く、能力も高くない。自分は王たる器を持たないと日々思い悩む。
そんなレクスが王の仕事に追われる中、なぜか健在の先代魔王ことキングはレクスを愛でに愛でる。
そういった
扱いに慣れていないレクスは困惑するばかりで、それでもキングは愛を囁き続けた。
魔族は人間と対立を続けている。
レクスは王として、その問題と向き合わなければならない。
執事のブラム、侍女のカルラとイーリス、騎士のフィリベルト、魔法使いのルドに支えられ、レクスは王として奮闘する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 08:29:29
93107文字
会話率:57%
幼なじみ彼女の相瀬梨乃(あいせ・りの)に別れを切り出した大学生・間宮光(まみや・こう)は、憂さ晴らしのため居酒屋で浴びるようにお酒を飲んでいた。
泥酔して帰宅すると、家の前に立っていたのは、昨日別れたばかりの梨乃。酔いを忘れ困惑する光に
、まるで別人のように風変わりした彼女は、こんな願いを口にする。
「ワタシを教えてほしい」
あろうことか、交通事故に遭ったという梨乃は、記憶の全てを失っていたのだった。
失った記憶を取り戻すため、終わったはずの二人の時間は再び動き始める。
そこで語られる二人の本音、そして幼い頃に掲げた『漫画家』という夢の行き先は——⁉
両想いなのに両想いじゃない恋愛×漫画家を目指すサクセスストーリー!
※この小説は文学フリマ東京36にて、書籍版を販売したもののWeb版です。
この小説はカクヨム様でも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 21:15:23
70194文字
会話率:44%
「女の子に嫌われてるから苦手なんだよね。大丈夫、わたし男になったよ!」
冒険者たちがダンジョン攻略やモンスター退治をして治安を守っている世界——
【リディア】は、子供の頃から片思いする同じ村出身の【バルザ】が所属する冒険者ギルド三毛猫会
の推し活に励んでいる。
自身も冒険者になってバルザと一緒に戦いたいと夢見ていたが、一歩踏み出せないまま実家暮らしだ。
体が大きく無愛想で、ギルドメンバーの女性陣から疎まれていたと知り「バルザは女性が苦手だ」と思い込んでいるリディアは、彼がギルドを追放されたと聞いて「男になって助けに行こう!」とトンチンカンな作戦を立て軽率に実行。
魔法使いにお願いするも、呪いを解く対価として「バルザを『月間ナンバーワン冒険者』にする」と言ってしまう!
バルザのことが大好きで、一生懸命で妄想過多で下心全開のリディアは残念イケメン【リド】となって右往左往。
バルザのつらい出自を知ったり、仲間を集めてギルドを結成したり。
〝謎の男〟に擦り寄られて困惑するバルザを、はたしてナンバーワンに押し上げられるのか。
そして、無事に女に戻ることができるのか。
↓こちらの作品の改稿版です
https://ncode.syosetu.com/n2648im/
●1話 2,000字程度
●一人称寄りの三人称視点
●肉体的には男同士ですが、同性愛的表現はほとんどありません。じれじれ男女カップルです。
●主人公が悩んだり、落ち込んだりする展開があります。
●冒険者の必需品として便利な魔法具アドベンチュラ・インフォ・カード、通称『アイフォ』が頻出します。リンゴのマークの便利なアレのタイプミスではありません。
●AI生成イメージ画をこっそり公開中
https://kakuyomu.jp/users/kaijari_suigyo/news/16817330666743651058
●カクヨムで先行公開中
https://kakuyomu.jp/works/16817330663668341697折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 20:00:00
101627文字
会話率:37%
首都サンティエンヌに住まう、十七歳の貧しい平民の娘リュシーは、夜にランタンの光を灯して道先案内をする仕事、ファロティエを生業としていた。
都の夜は危険であり、ひとたび路地裏に入り込めば「魔」と呼ばれる存在に取り憑かれ、人間は悪魔に成り果て
る。「魔」を追い払う力を持つのは、聖なる光を生み出せるルナ・ファロティエと呼ばれる存在だけだった。
五歳の時に偶然、悪魔になった少年に出会ったリュシーは、聖なる光を生み出して少年を助けることに成功する。その後、ルナ・ファロティエになることを夢見て日々の仕事に従事していた。
しかし幼馴染で夜の都を警邏する夜警官のアルフォンスは、リュシーの身を案じて仕事を辞めてほしいと言う。さらには「俺と結婚しよう」と言い出してリュシーを困惑させる。
そんな時偶然にも、リュシーは五歳の時出会った少年に十二年ぶりに再会するが、なんと彼は国の王太子ジルベールだった。
美貌の王太子はリュシーに会うなり「ずっと君を探していた」と言い、宮殿へと連れ帰って甲斐甲斐しくリュシーの世話を焼き始める。全身を綺麗に磨き、薄汚れた衣服の代わりに上等なドレスを与え、見たこともないようなお菓子を与えてくれた。そして専属のファロティエになって欲しいと頼むのだ。
ジルベールと再会したことにより、リュシーの生活は一変した。
しかし与えられる贅沢品の数々に、リュシーは喜びよりも困惑するばかりだった。
ルナ・ファロティエになりたいという夢、幼馴染からのプロポーズ、そして王子から向けられる甘い視線に戸惑いつつ、リュシーが出した結論とは。
※全10万字、完結保証。
※作品の無断転載、翻訳、AI学習は固くお断りいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-09 08:31:20
101381文字
会話率:41%
ファンタジーMMORPG『アセンブル』で幻のサポートキャラ"天使"として有名な廃人プレイヤー稲川薙(いながわなぎ)は突如精霊使いを名乗る少女カレンにアセンブルによく似た世界に自身のゲームアバター、シトリーの姿で召喚される
。
困惑する中、困っている女の子を見過ごせなかったが人生における最高難易度のイベント、泣いている女の子に話しかけるの攻略法方がわからなかった薙は、ゲーム内での天使ロールプレイで話しかけ勢いのままに冒険者ギルドを目指し町へ向かうことになった。
無自覚美少女激強天使になった廃人ゲーマーがハプニングに巻き込まれたり、女の子との関わり方に悩んだり、いろんな男から惚れられたりする異世界冒険物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 12:30:07
155131文字
会話率:50%
主人公は目覚めると知らない空間が広がっていた。
意味不明な状況を目の当たりにして困惑する
そこで自分が改造されたことを知る
主人公がワクワクしてる能力は、、
「バリア」だった。
最終更新:2024-02-02 06:40:42
1041文字
会話率:37%
『海は死者のもの。生者が一歩でも足を踏み入れたら、二度と陸には戻れない』
魔法なんてない普通の世界で、【死者の川】の管理を任されている海辺の町。
その町長の娘であるルナリアは、15歳の誕生日に不慮の事故にあう。
目覚めた時、ルナリアの前
に広がっていたのは【魔法のある世界】だった。
彼女が困惑する中、その世界の住人は彼女のことをこう呼んだ。
《もう一人の》救世主さまと。
一方、別の少女が、見知らぬ【魔法のない世界】で目覚めていた。
彼女はそこでひっそりと暮らしていたのだが、ある日彼女を訪ねてくる者がいて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-18 17:01:44
47893文字
会話率:32%
※特殊設定ミステリです。
********************
<あらすじ>
他人の過去が見える島津は、ある日道行く人の過去の中で殺害現場を『目撃』してしまう。
あまりに凄惨な内容に現実のこととは思えず、島津は何かの間違いだと自分に
言い聞かせる。
それから一ケ月後、目撃したことなどすっかり忘れた頃にニュースで事件が報道される。その内容は、島津が目撃した内容とまるで一致していた。困惑する島津だったが、一般人である自分に出来ることは無く、警察が解決するだろうと静観する。
しかし、事件の進展が聞こえてこないまま更に一ケ月が過ぎる。そんなときに、街で学生時代の同級生 新開と偶然再会する。新開は警察官となり、ニュースの事件を追っていた。
話を聞くうちに捜査状況が芳しくないと知った島津は、自分の能力を新開に打ち明け協力を申し出る。
かくして二人は、島津の目撃した内容を頼りに事件解決を目指す。
********************
毎日十二時更新です。たぶん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-15 21:12:36
73462文字
会話率:36%
~人間がモンスター化した世界で生きる男(サキュバス)の物語~
「サキュバスになっちゃった……。でもオレ、男なんだけど?!」
現代日本で人間が突然モンスター化する奇病が発生し、社会が大混乱に陥った。
政府はモンスターを退治する特殊部隊を結
成したが、効果は薄かった。
かわりに「壊し屋」と呼ばれるモンスターハンターが活躍するようになった。
それからしばらくのこと。
倒したモンスターから得られる血清を使うと、理性を持ったままモンスターの能力を得られる事が判明する。
血清は高値で取引されるようになり、血清を狙う者たちが暗躍するようになった。
主人公の「安桜 琉唯(あざくら るい)」は24歳の男性で、血清を奪うことで生計を立てている。
ある日、ルイは依頼人から高額の報酬を提示され、強力なモンスターの血清を盗むことになった。
しかしあることがきっかけで、彼は血清を使う羽目になる。
そして男性にもかかわらず、サキュバスの能力を得てしまった。
サキュバスの能力とは、魅惑的な女性の姿に変身し、男の精気を吸い取る能力だ。
彼は自分の身体が変わったことに戸惑いながらも、依頼人に血清を届ける。
依頼は成功したはずなのに、なぜか依頼人は血清を使った彼を始末しようとする。
彼は追われる身になりその場から逃げるが、途中で出会った女性に助けられる。
助かったとほっとひと安心するルイ。
しかし、たどり着いた彼女の事務所はモンスター娘(略してモン娘)だらけだった。
そう、この「壊し屋」はモンスターとなった少女たちを匿いつつ、モンスターハンターをしていたのだった。
モン娘たちにお姉様と呼ばれてルイは困惑する。しかし今さら男ですとも言えない。
この物語は、サキュバスになってしまった男が、人がモンスター化する世界で生きていく姿を描く感動巨編である(棒読み)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-09 20:57:26
98394文字
会話率:37%
アウストラル王国の裏で動く公爵家の令嬢ステラ・フワイトタニアは婚約した事実のない王太子レオポルトからの一方的な婚約破棄に困惑する。しかし、そんな些細なスキャンダルなんて、これから王太子が直面する真実には前座にすらならない。必要な情報、舞台は
一足早く整えてある。
魔法塔の若き主、アルベルトとの出会いも然り、王国を揺るがす秘密も美談に変えて、ステラは自らの役目を果たしていく。すべては平和な日常のために…。そう決めていたのに、アルベルトとの距離が縮まるのは予想外で…。
こちらの作品は短編「公爵令嬢は身に覚えのない婚約を破棄されたので物申す!」のブラシュアップを目指して長編に仕立てた物になります。短編版と若干、展開が異なる点と新しく書き加えたエピソードもありますので短編を読まれた方も最初から読んでくださると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-03 18:22:45
125335文字
会話率:45%