大都会でアンティーク雑貨店を営むルカ・ドウォーク。
父方の祖父が遺した田舎の一軒家を掃除していると、黒い手帖を発見する。
開くと、そこには百年前のスキャンダルが記されていた。
だが、それは隠蔽された不祥事である。
町の周辺を調べるうち、
縦穴に吸いこまれてしまって――。
――目覚めた先は、百年前だった。
そこで手帖の持ち主、先祖のカルバン・ドウォークと出会う。
百年の虚実に葛藤する若者たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 13:02:03
10785文字
会話率:13%
時代は2102年の近未来。何時も通りの日常が始まり、いつもの調子で朝のテレビは殺人事件のいきさつを報じている。ついこないだまでは体や心がなれるまで大変だったけど、今ではだいぶ慣れ、日常を過ごしている。周りの人はもっと早くに慣れて有意義に過ご
している人たちがたくさんいる。しかしなぜ、このような世の中になったのだろう。名のある科学者やスーパーコンピューター、研究機関でさえ答えが出せていない。ただ一日の時間が徐々に伸びていき、半年で一時間伸びてしまった。この頃は落ち着いたようでこの状態が常識になっている。それ以外は何も変わらない。それ以外のニュースといえば、芸能人のスキャンダルや政治家の不正、火星探査機が帰ってくる途中で行方不明になったことくらいだ。そんな日々を過ごしていると、また徐々に時間が伸び、世界が混乱を始めた。今度は時間だけではなく、得体のしれない「なにか」がやってきている。ゆっくりと着実に入り込んでくる。「なにか」は一週間後に必ずやってくる。それは何なのか。それまで人間はどう準備しなければならないのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 12:30:27
155830文字
会話率:57%
男二人兄弟、兄・英(ひで)と弟・明(あきら)は、幼い頃から家業である中小企業の経営を目の当たりにし、企業経営の仕組みに強い興味を持つようになった。努力家で頭脳明晰な兄・英は、全国最年少で中小企業診断士の資格を取得し、その実力を存分に発揮して
いく。
しかし、母方の実家で営む町工場が倒産の危機に直面した時、英と明は企業再生のため、法の枠組みギリギリの補助金スキームに手を染めてしまう。結果的に工場は蘇るが、“補助金だけで延命するゾンビ企業”という副産物を生んでしまった。その裏で、英の忠実な右腕だった部下・洋介が失踪、さらに弟・明はスキャンダルの渦中で社会的に抹殺され、兄弟の間に深い溝が生まれる。
過去の過ちを抱えながらも、英は「失われたもの」を取り戻すため、自分の経営支援のあり方に再び挑む。彼のサポーターとして、右腕を失った英に代わる有能な人材を手配する派遣社員の女幼馴染・沙月(さつき)が現れる。さらに、謎多き主婦でありながら非常に高い経営分析力を持つ“師匠”――国家資格を毛嫌いしつつ裏で多くの企業を救ってきた女性コンサルも加わる。
各地で補助金行政のひずみが露わになる中、新たな使命感に燃える英の前に、“焔(ほのお)の中小企業診断士”と呼ばれるカリスマコンサル・火野(ひの)が立ちはだかる。火野は「企業の本当の救済」とはなにかを問いかけ、英と激しく対立する。
「鋼」のごとき意志と経営知識を武器に、英は何を犠牲にし、何を得ていくのか――。現代社会の企業支援の闇と倫理を描く、経済戦記小説。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-17 21:57:26
496文字
会話率:15%
大手コスメ企業「ルクシア」の社長・**氷室結衣(35歳)は、美貌・実力・経営手腕すべてを兼ね備えた若き女社長。
社内外から“氷の女帝”と称され、恋愛とは無縁の日々を送っていた――
そんな彼女が恋に落ちたのは、入社したばかりの18歳の新入社
員・瀬川陽翔(せがわ はると)**だった。
きっかけは、数年前の雨の日。
ひとりの高校生がコンビニで手を貸してくれた、たった一瞬の出来事。
再会は“運命”だった。
そして交際期間ゼロのまま――結衣は突如、陽翔に告げる。
「私と、結婚してみる気ある?」
戸惑いながらも、陽翔はその申し出を受け入れ、
ふたりは“誰にも言えない”秘密の夫婦となる。
■
社内では上司と部下。
自宅では夫と妻。
「バレたら即スキャンダル」の極秘婚を守るため、結衣が定めた“夫婦ルール”は以下の通り:
•出社時は距離30センチ以上
•アイコンタクト禁止
•社内恋愛否定派を装う
•寝る前の60秒キスは絶対義務
•週1のカードゲーム・花札対決は欠かさず
やがて社内には噂が立ち、外部の記者たちまでもが動き始める。
それでもふたりは「誰にも知られない恋」を守り抜こうとする。
■
「秘密の結婚」は孤独なのか?
「歳の差婚」は異端なのか?
それでも結衣は思う。
――たとえ誰にも知られなくても、この結婚は“世界で一番幸せ”だと胸を張れる、と。
ふたりが選んだのは、過去ではなく、“これから”を一緒に積み重ねていく覚悟の形だった。
交際0日から始まった、嘘のない愛と、誰にも見せない“本物の夫婦の物語”。
ネトコン13
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 21:30:00
51411文字
会話率:23%
ひょんなことから女子高生の結川まといと同居生活を送ることになった杉沢和斗は奇妙な生活を送る。周りの人達には義理の妹と言う設定にしておいて人目を誤魔化す。ただ、血のつながりもない男女がひとつ屋根の下で暮らすといろいろな問題が起こる。トイレの順
番だの、掃除当番などさまざまだ。ただ、和斗は知らなかった。まといが今売り出し中の女子高生声優アイドルと言うことを。まといを狙うストーカーが現れたり、同居がバレてスキャンダルになったりと様々な問題が二人を襲う。今後、和斗とまといはの関係はどうなって行くのか。二人はお互いの本当の気持ちに気づけるのか。まといは無事に声優アイドルとしてデビューできるのか。乞うご期待。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 18:30:00
370224文字
会話率:45%
舞台は、剣と魔法のファンタジー世界。
「魔道具の修復師としてそれなりに名を馳せた初老の男が、現役を引退し、その経験を活かしながら王都の週刊情報誌にコラムを連載している」
という体裁で書いた、なりきり短文です。
―・―・―・―・―・―・
―・―
多くの人々が暮らす王都で「週刊 王都伝書鳩」という情報誌が発刊されている。
時代の流れと共に扱う情報は様変わりしてきたが、
30年以上も変わらず連載され続けている辛口コラムがある。
タイトルは「日常茶飯事」。著者は石臼翁(いしうすおう)という。
「近頃の回復魔法は手抜きではないか」
「最新鋭のミスリル鎧は見掛け倒しだ」
「効率ばかりのダンジョン攻略は冒険ではない」――
魔法、武具、冒険者ギルドの在り方から、流行りの酒場のエールの味、果ては王侯貴族のスキャンダルまで。あらゆる物事を辛辣かつ的確な視点で一刀両断。その毒舌は、時に人々を怒らせ、時に笑わせ、そしていつも物事の本質を私たちに突きつけてくる。
すべての冒険者、職人、そして「今」を生きる人々に贈る珠玉のエッセイ。
これは不器用ながらも、この世界とそこに生きる人々を深く愛する男からの、熱い叱咤激励の文である。
―・―・―・―・―・―・―・―
分かる人には分かるでしょうが、
今は亡きコラムニスト・山本夏彦氏をリスペクトしています。
至らない部分はご容赦いただきたい。
※週1回の定期更新を予定。水曜日の朝8時に更新します。
※感想や評価などいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
※「小説家になろう」、「カクヨム」、「アルファポリス」に同内容のものを投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 08:00:00
1611文字
会話率:0%
婚約者である王太子は、夜会のたびに他の女性と親密な様子。
政略結婚と割り切ってはいたけれど、繊細な令嬢セレナは、夜会の喧騒に疲れ、人知れずバルコニーへと逃げ出す。
そこで出会ったのは、黒髪・寝ぐせ・煙草に無精髭という、王宮には似つかわしく
ない謎の男。
彼の名はルーク。不遜で無遠慮な男だったはずが、なぜか次第に心が惹かれていく。
そんな折、王太子から一方的な婚約破棄が告げられ、令嬢は社交界の笑い者に……。
だが数日後、王太子のスキャンダルが暴かれ、国中が激震。
国外追放となった王太子の代わりに、新たに次期王太子として名が上がったのは――あのルークだった!
「政略結婚のはずが、本物の王子様に求婚されました」
冷たい運命に翻弄されながら、気づけば幸せのど真ん中へ――
ざまぁあり、溺愛ありの逆転ロマンス。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 14:35:39
1390文字
会話率:41%
世界の競馬を制した男、真田烈馬――
馬上の天下を極めた彼が、次に見据えたのは国の天下!
“突撃の精神”そのままに、選挙戦へ突入!?
日本政界を突き抜ける、前代未聞の“武将ジョッキー議員”誕生!
スキャンダル? 政敵? マスコミ?
知ったこと
か! 突撃あるのみ!!
あやめの胃はもはや限界突破――
ギャグと熱血と突撃だらけの政界コメディ、ここに開幕!!折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-14 07:30:00
4299文字
会話率:40%
『センニチコウ』 あらすじ
――「永遠の命」とは、果たして祝福なのか、それとも呪いなのか。
昭和初期、戦争の時代を生き抜いた北村幸次(きたむら ゆきじ)は、ある出来事をきっかけに不老不死の身体を手に入れる。
しかし、時代が移り変わる中で
、彼は次第に「生き続けることの意味」を見失っていった。
時は現代。
若手女優として注目される**望月美紅(もちづき みく)は、過去のスキャンダルと家族の死によって、心に深い傷を負っていた。
彼女は友人である陽川結花(はるかわ ゆいか)や聖石隼人(ひじりせき はやと)**たちと共に、東京の小さな教会でボランティアをしている。
そこで彼女は、記憶の一部を失った男――幸次と出会う。
最初はただの時代錯誤な男にしか見えなかった幸次。
しかし、彼の言葉やふとした仕草が、どこか懐かしく、美紅の心を揺さぶる。
やがて彼女は、彼の過去を知りたいと願うようになる。
一方、幸次と共に過去を生きた男がいた。
中崎明(なかざき あきら)――彼はかつて幸次の親友であり、そして、幸次が愛した女性と結ばれた男だった。
彼の存在を知ったとき、美紅の中でひとつの”真実”が浮かび上がる。
さらに、幸次を”神”と崇める新興宗教**「不死栄(ふしえい)」の存在が、彼らの運命を大きく揺るがしていく。
その教団を率いるのは、かつて幸次と共に生きた八百井マツ(やおい まつ)**。
彼女は「永遠」を手にした者として、彼を迎え入れようとするが、幸次はそれを拒絶する。
彼が選ぶ未来とは、「生き続けること」なのか、それとも――。
そして、美紅、結花、隼人、そして幸次と関わるすべての人々は、**「限りある命の美しさ」**を知ることになる。
「千日紅の花は、色褪せない――。」
果たして、彼らが最後に選ぶ答えとは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 18:00:00
197806文字
会話率:42%
僕は頭を抱えていた。
週刊誌にスキャンダル記事を書かれ、炎上の真っ最中だったからだ。
だけど、ふと思い付いた事があって……
最終更新:2025-07-12 10:43:36
3004文字
会話率:40%
兵庫県知事の斎藤さんに対し、一部のマスコミ(と表現するにはあまりに多かったですが)がバッシングを行いました。結果として選挙が行われ、当初は再選するはずがないと思われていたにもかかわらず、彼は見事、再選を果たしてしまいます。
……これに、松本
人志さん性加害スキャンダルの偏向報道が影響を与えている可能性はないでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 11:05:58
2615文字
会話率:10%
罪を犯した者を裁く“力”は、様々な機関に分散されています。更に各機関で権力が暴走しないように様々な制限が設けられてもいます。ですが、週刊誌によるスキャンダルには何ら制限がありません。
密室で全てが決定され、にも拘わらず、SNSの発達によって
社会的影響力が大きくなり過ぎています。
これではいくらでも悪用が可能です。
インターネットが普及した今、新たなマスコミの職業倫理が求められるのではないでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 12:22:10
11045文字
会話率:6%
国家と報道の癒着、封殺された政治スキャンダル。記者・久保田は記者証を捨て、匿名で真実を追う。亡国の報道機関に抗い、最後に「沈黙を破る者」として報道の原点に立ち返る物語。
最終更新:2025-07-12 09:00:56
14482文字
会話率:44%
『日本政府、身代金の支払いを拒否!』
今日のニュースはどのチャンネルもこの話ばかりだ。もちろん新聞やネットでも大騒ぎしている。邦人が拉致され、身代金を要求される事件は過去にもいくつかあった。しかし、今回の騒ぎはそんなものじゃない。今まで
にないスキャンダルともいえる、日本中が注目する異質な事件だった。
だけど俺の心中がザワつくのはそんな理由ではない、なぜなら、今テレビ画面に映っている邦人というのがこの俺だからだ。
しかし俺は数日前から入院していて今もベッドの上にいる。そして、俺の代わりに拉致されたのは会社の同僚。何故こんな事になっているのか? 知らないところで何が起こっているのか?
中東の戦争に放り込まれた男と、生還させようと手を尽くす男。
突然の非日常の中で抗う者達のサスペンス&サイエンス・フィクション
※本作では数字の後ろにつく単位等によって漢数字と算数字の両方を使っています。小説のルールという面では反している部分もありますが、読みやすさ(視認しやすさ)を重視して使い分けています。
※一部セルフレイティング有り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 19:43:03
184283文字
会話率:44%
転生した異世界は、スキャンダルまみれ!?
カメラひとつで異世界転生をした加村景は、ひょんなことから生意気なエルフ娘と一緒に週刊誌記者をやることに。
不倫にパワハラ、果ては暴力までーーどうやらこっちの世界でも、"冒険者"
たちのスキャンダルは絶えないようで……!?
勇者もエルフもまともじゃない!
夢の世界のウラ側を暴く、新感覚転生譚!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 06:06:14
15235文字
会話率:40%
日本の結界を守る陰陽師の家系に生まれた若者達による、お家騒動にまで発展したホットなスキャンダル。
五大夫と呼ばれる術師たちが五行にまつわるそれぞれの力を駆使して結界を張り、代々日本を守っていた。だが、本物の結界は別に存在した。
その結界を
張るために本当に必要な選ばれし術師は誰なのか、仲間たちと争いが始まる。
孤独な主人公が巻き込まれた先に待っていたのは、庶民には無縁の厄介ごとばかりの陰謀渦巻く社交界。
珍しい政略結婚も当たり前な陰陽師業界の中で自分の役割と心に翻弄されながら生きる術師たち。
国家を揺るがす巨悪と対峙する術師たちは、自分の居場所を見つけるのか、闇に飲み込まれるのか。
国、家、個人の様々な思惑が交錯する、読むよりも見るようなドラマティックな現代ロマンスファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 19:14:24
75556文字
会話率:28%
「……ねぇ、スグル。そんなにバイトしてお金無いなら、私が|貸して《飼って》あげようか?」
「……は、ミツル? 何、つまんない冗談言って…」
「私、本気よ。でもね。黒野さんとは縁を切ってほしいの。もう黒野さんとは話さない、って約束してく
れたら私がスグルにバイト代あげる」
高3。18歳。
勉強そっちのけでバイトに打ち込むスグル。
そんなスグルを見かねて、幼馴染で西園寺グループの令嬢でもある西園寺ミツルの突然の提案。
彼女がこんな無茶な提案をしたのは、スグルがバイト先で知り合った元人気アイドルでもある黒野鈴音と仲良くしてるのを知り、危機感を抱いたからであるが‥。
片思い✖︎片思いのねじれの関係の恋愛話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 00:01:21
5277文字
会話率:23%
エレメンタルと呼ばれるアイドルグループがある。
『水谷心奏』『風間理仁』『土屋海斗』『火野坂琉生』の四人グループだ。
彼らの活躍は目覚ましく、デビューからそれほどせずにトップアイドルへと駆け上がった。
しかし、彼らは非常に厄介な存在であっ
た。
そう。彼らは普通のアイドルとは違い、多くの問題を起こすアイドルであったのだ、
だが、どれだけスキャンダルを起こそうと、彼らの人気が落ちる事は無く、むしろ人気は駆け上がってゆく。
そんな日々の中で、彼らは一人の少女と出会い、大きくその生き方を変えてゆく。
全10話 完結済み
3日に1話更新予定(12時頃投稿予定)
☆☆本作は願いシリーズと銘打っておりますが、世界観を共有しているだけですので、単独でも楽しめる作品となっております。☆☆
その為、特に気にせずお読みいただけますと幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 12:10:00
39277文字
会話率:53%
王都一の“おしとやか令嬢”エマリアは、気まぐれ投稿が王太子のスキャンダルに繋がりSNS大炎上!通知音と共に拡散するデマ、魔法省も介入する事態に。実はSNS中毒の彼女は開き直り、魔法とSNSを駆使した奇策で対抗。保守派貴族の陰謀やライバル令嬢
との“魔力映え”合戦を乗り越え、炎上をバズに変えろ!果たして炎上令嬢は王都の危機を救い、真のインフルエンサーとなれるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 10:00:00
75830文字
会話率:32%
桃色の髪がチャームポイント、ちょっとおちゃめなわたし――エリーゼ・バンダームは、ルマンド王国魔法学院の卒業式に出席していた。晴れやかな陽射し、着飾った仲間たち、別れの涙。今日という日は、感動の嵐になる……はずだったのに。
「エリーゼ、お
前との婚約を破棄する!」
……うん、そう来たか。
壇上に立つのは、筋肉もりもりで頭がちょっと残念な元婚約者、レンブランド様。どう見ても空気読んでないその宣言に、場内は騒然。いやいや、卒業式ですよ? 一生に一度の感動イベントなんですよ?
そして追い打ちをかけるように、会場の奥から立ち上がったのは――セザンヌ・アルフォード王女。お隣の国の超重要人物でありながら、満面の笑みで壇上へ。
「わたくし、レンブランド様の子を授かりましたの」
……卒業式って、こういう暴露大会だったっけ?
まさかの国際ロマンス劇場開幕に、場内は悲鳴とざわめきの嵐。あっちでは気絶、こっちでは嗚咽、わたしは咳き込み中。
そして現れたのは、ナルシスト全開の第三王子ウイリアム様は、実は王女の婚約者。「本当なのか!?」なんて問いかけに、王女は恥じらいつつ「はい♡」とお返事。
……ねぇ、これマジで戦争始まらない?
と、その場をキリッと締めたのが第一王子、シャルル殿下。イケボで「卒業式は中止。関係者、会議室に移動せよ」。いや、命令が軍隊。
というわけで、わたしたち四人は騎士たちに囲まれて、会議室に連行されました。はい、もうドナドナです。
――静かに卒業したかったなぁ。でも、これはまだ序章。
このあと始まる、王族たちの怒り、浮気男の言い訳、そしてわたしの反撃。
さあ、スキャンダルの舞台はこれから!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 13:20:00
70113文字
会話率:34%
二年前のBBCドキュメンタリーを観て考えた。
「J-POPの捕食者:秘められたスキャンダル」を観て思った。
BBCドキュメンタリーのPredator: The Secret Scandal of J-popを、当時は、動画で観ていなかっ
た。
今更だが、観て思った事を綴った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 10:06:29
1905文字
会話率:6%
かつて現実世界で、冴えない記者として日々を過ごしていた男──イザヤ・クロウ。
過酷なノルマと上司の罵声に耐えきれず、彼はついに一線を越えてしまう。スキャンダルを捏造し、全てを失い、最後はその命さえ手放すことに。
目覚めた先で彼を待っていたの
は、女神と呼ぶにふさわしい存在だった。
「チート能力を授けよう」と言われ、イザヤが選んだ力は――願ったことを現実にできる最強スキル【夢を掴む者】。
剣も魔法も、食も富も名誉も、すべてが思いのまま。
異世界で始まる自由気ままなスローライフ!
強大な魔獣を一撃でなぎ倒し、無名の村で救世主扱い、気づけば王都で注目の的!
え、気がつけば美少女ばかりに囲まれてる? いやいや、これは事故です事故!?
「最強すぎて退屈……だなんて、贅沢かな」
異世界で始まる、妄想無双な“自由な”冒険譚、ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 16:47:59
5848文字
会話率:49%