(※その後というタイトルですが、何かの続編ではありません)
僕・松ヶ谷優作と嶋崎結女の出会いは、確か幼稚園の頃だった。小さい頃、僕らの間に『差』なんてなかったが、やがて彼女は陰キャな僕には手の届かない、憧れの存在へと変化していく。しかし中3
の春、そんな結女に告白されて、付き合うことになった。あのときは本当に嬉しかったはずなのに…。僕なんかと一緒にいるのは彼女のためにならないと考えた僕が結女と別れるまでと、その1年後の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 20:41:22
11502文字
会話率:8%
一年半交際してきた彼女から、突然、別れを切り出された。
俺のことが好きなのかわからなくなったそうだ。
彼女の意志は固く、チャンスをくれとお願いしても聞く耳を持ってくれなかった。
なくなく彼女と別れることになり傷心している最中、彼女の姉─
─いや、元カノの姉が現れる。
成り行きで事情を話すと、元カノの姉は俺に向かってこんな提案をしてきた。
今度は私と、付き合ってみる?
元カノの嫉妬心を煽ることを目的としていたが、そんなことがどうでもよくなるくらい楽しい毎日を過ごすこととになる……。
※カクヨムにて同タイトルで投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 12:18:19
61771文字
会話率:49%
「だから、明日はどうしても外せない用事があってさ……」
「あたしよりも大事な用なわけ?」
「そ、そうは言ってないだろ。ただ、ずっと行きたかったライブなんだよ。デートはいつでも出来るけど、ライブは明日しかないし……」
「じゃあ選んでよ。あたし
とデートするか、あたしと別れてライブに行くか」
「ま、待てよ。何でそんな極端な話になるんだっ」
「朝十時に渋谷駅集合ね。遅刻しても別れるから」
彼女は端的に告げると、踵を返して帰路に就いてしまう。
追いかけようにも、その気力が湧かなかった。
どうせ、何を言ったところで聞く耳を持ってくれない。
──これまでの経験則から、俺はすでに諦めてしまっていた。
※カクヨムにも投稿しています。
※誤字脱字ありましたら報告していただけますと幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-24 20:05:48
73582文字
会話率:48%
短編ですが、私の投稿している『俺の彼女は都合が悪くなると「別れるから」と脅してくるので、本当に別れてみた』に登場する人物の過去を描いたものでもあります。
事前情報などはいらない作りになっているので、もしよかったら読んでください♪
興味が出
たら、『俺の彼女は都合が悪くなると「別れるから」と脅してくるので、本当に別れてみた』の方もチェックしていただけると幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 20:03:23
9620文字
会話率:39%
僕は高校生の神代翔吾。僕は彼女に浮気されてしまい別れることになる。たけど、僕に彼女がいなくなったおかげで今まで僕を狙っていた子がアピールをしてきた!叔母に幼馴染に先輩、後輩、挙げ句の果てには中学生に小学生までもが迫ってくる。
え?別れた彼女
が復縁を求めてきた?そんなの相手にしてる暇はない!今の彼女達の相手に忙しいからね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 12:00:00
70516文字
会話率:59%
伊呂波坂麻奈未は東京国税局の査察部に籍を置くエリート。ある事情で、恋人である高岡凛太郎と別れる事を選択した。そこから様々な人達の恋愛模様が繰り広げられるようになる。
最終更新:2022-09-24 12:00:00
159240文字
会話率:46%
「SR風小論 ー 核弾頭ミサイル」の続編。核兵器使用後、人類は二手に別れる、地球組と宇宙組。
最終更新:2022-09-21 17:12:13
1273文字
会話率:0%
今は亡き恋人のデジカメで夕日を淡々と撮影し続ける主人公は、ふらりとSlowtimeと書かれた喫茶店にやってくる。そこはクラッシックしか流れない、ゆったりとした空間だった。店の奥には古いピアノがあって、時々生演奏を聞くことが出来るのだが、別
に誰が弾いてもマスターはにこにこしているのだ。
やがて、意外な事にマスターもピアノが弾けると判り、常連客はマスターにピアノを弾かせようとする。しかし、恥ずかしがり屋のマスターは、店を閉めてから『ある一定の条件』が揃った時しかピアノ演奏をしないのだ。その法則を、常連客は面白がって探していく。
そんな、ちょっと面白い日常が繰り返されていた四月一日。一人で近所の花見を終えた主人公が、今日もSlowtimeにやって来た。そこで『自動ドア』とステッカーが貼られた入り口で立ち止まるが、ドアは一向に開く気配がない。
騙されたと判ったが、マスターに言われて、今日がエイプリルフールであったことを思い出す。しかし主人公の恋人は、酒と嘘が嫌いであったため、しばらく嘘というものから遠のいていた。
いつもの席でマスターと話している内、自分が言った一言で、主人公は恋人と出会って、そして別れるまでの楽しい日々のことを思い出す。それは外で花吹雪が舞う一瞬の出来事であり、主人公の人生でも半年にも満たない期間であった。
Slowtimeにはもう一人、Miniに乗った女性が現れる。CDを出したり、映画に出演することになったり、ちょっとした有名人の様であるが、主人公にはそれが誰だか判らない。しかし、マスターと仲良しのその女性の様子を微笑ましく眺める。かつて自分もそうであったと思い出させるかの様だが、それは口にしない。
この喫茶店の窓際にある一番奥の席は「悲しみに浸る席」で、そこに座るのは、恋人と別れた女性と相場が決まっている。するとマスターは、頃合を見計らって、元気が出る歌謡曲を流して応援する。
主人公は仕事上の苦悩でそこに座ってしまうが、恋人に振られたのだと勘違いしたマスターは、同じ様に元気の出る歌謡曲を流し、別れの曲を歌って主人公を励ましてくれる。
思いも掛けぬ曲のプレゼントに驚くが、その曲をきっかけとして主人公は元気付けられ、この街を後にする。
その日はかつて、恋人が祝ってくれた自分の誕生日だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-17 22:00:00
99244文字
会話率:48%
桐生零也はライトノベル新人賞で金賞を受賞し、夢であったラノベ作家としてデビューした。
ラノベが好きな彼女と共にやる気に満ち溢れ、必ず成功してやるぞと強い気持ちで努力する。
担当編集にも恵まれ、完成した作品はこれ以上が無いというくらいの出来。
金賞受賞ということもあり話題性にも期待しワクワクしていたが、結果は微妙に終わる。
それでもめげずに続きを書き続けるが、売り上げは伸びない。彼女との生活にも以前のような、無邪気な明るさは消えゆくよう……。
とうとうその作品は打ち切りという形で終わりを迎え、ラノベ作家零也は放心状態に。
心が折れ、ラノベ作家を辞めることにし、彼女とも別れることに。
なんの目標も無くなってしまった俺は、なんのために生きているのだろうかと、なんとなく過ごす日々。
果たして零也の今後はいかに……
初投稿です。拙い部分はあるかと思いますし、執筆速度も遅いと思いますが、応援いただければ大変嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-08 12:22:46
36519文字
会話率:38%
【完結まで投稿済】
背が高いことと緑色の髪のせいで、羽根の色の似た鳥型魔獣の「首長尾鳥令嬢」と揶揄されてしまったヴィーラ。
彼女は生まれついた「ある秘密」により、常に諦観したような性格であった。
ひどいあだ名で呼ばれた時も、長年共にい
た婚約者と別れる時も、静かに受け入れて来た。
自分の役割は、誰かが夢を叶えた隣で祝福する役目だとずっと思って来た令嬢と、その彼女をずっと見守って来た元婚約者の弟。
恋愛経験値底辺の令嬢と初恋を拗らせた年下騎士の再婚約。勘違いとすれ違いの中、二人は互いの夢を叶える為に距離を縮めて行くことが出来るのか。
【全10話】(毎日20時更新)
「 赤熊辺境伯の百夜通い(https://ncode.syosetu.com/n3726hu/)」に登場した最強の愛妻家アレクサンダーと妻ヴィーラのなれそめ話です。
単独でも分かる話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-06 20:00:00
73602文字
会話率:59%
26歳の六室崇(むつむろたかし)新宿通りの歩道橋の上から通りを眺めて物思いに耽けていた。
高校2年のときに両親が離婚し、母方の姓を名乗るようになったが、離婚からちょうど半年後の6月6日、「むつ」「む」「ろ」という数字の6を連想させる音が三つ
重なる珍しい苗字を残して、母が急死した。そのせいで自分は特別な存在だと信じるようになったが、その思いは一年も持たずに消えた。
崇の特別な能力といえば、空の色を自分の都合のいいように自由に変えられることだけ。それも、実際に空の色を変えるのではなく、自分が見ている空の色を変化させる、ただ自分の脳を騙しているだけ。
崇は何の気なしにランナーの男の姿を目で追いかけていた。突然車同士の交通事故が起こり、ぶつけられた車はランナーのすぐ近くまで吹き飛ばされる。ランナーは事故にまったく気づくことなくそのまま走り続ける。
ランナーの顔には色がなかった。漫画の輪郭の線が服を着て走っている、でも、すれ違う人は彼の姿を気にも留めない。
亡くなる前の母に言われたことがある。「いつか透き通った不死身の男が現れる。その男についていけ」その時が来たことを崇は確信した。
崇が追いかえると男はオフィスビスに入って行った。建物の前でどうしようか考えていると、高校の同級生、祝園玉青(ほうそのたまお)に声をかけられる。8年ぶりの再会。彼女はこのビルのHR2という社員30人ほどの上場企業で働いていて。ランナーの男は彼女の会社の社長、和田(わだ)だと言う。
崇が玉青にだけ透き通った男の話をしたことがある。玉青は覚えていた。
玉青は崇をオフィスに連れていく。崇には和田が輪郭が服を着ているようにしか見えないが、玉青には普通に見えるという。
玉青は和田を見張ることを約束し、動きがあれば連絡すると言って崇と別れる。
玉青の人生はここまで、彼女の目論見通りに進んでいた。それは高校時代に崇にあることを打ち明け、背中を押してもらえたからだと信じていた。
それは玉青にとって宝物のような思い出だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 19:03:16
48271文字
会話率:65%
国定婚約者政策。少子高齢化対策として、AIが定めた相手と結婚しなくてはならないというシステムである。そのせいで最愛の彼女と別れることになった俺は、好きでもない相手と婚約することになった。しかもその相手はあざといくせに俺にだけ態度最悪な生意気
な後輩だった! 向こうも俺と別れたいらしく、目的が合致した! しかし親の手前別れることのできない俺たちは仮面交際を始め、本当に好きな相手と結婚できるようにお互い協力していく――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-16 15:05:23
10171文字
会話率:72%
私の婚約者は外国に留学している。
彼がもうすぐ帰ってくるというので、私は再会できる日を心待ちにしていた。
ある時、私は不運にも暴漢に襲われてしまう。悪いことは続くもので、その後すぐに病気になってしまった。
体調が優れない中、私は婚約者との再
会だけを心の拠り所にしていたが、帰国した彼は開口一番こう言った。「君との婚約を破棄したい」と。
気持ちが離れてしまったのなら仕方がない、と私は後ろ髪を引かれる思いで承諾する。でも、その代わりに一つだけわがままを言わせてもらった。
「別れる前にもう一度だけ私を抱いてくれませんか?」とお願いすると、彼はわがままを聞いてくれた。
そして、半年後。私のもとに彼の訃報が届いた。さらに、彼の新しい恋人も後を追うように亡くなってしまったそうだ。
──主治医が言うには、二人が死んだのは私が原因らしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 21:25:52
6406文字
会話率:31%
康介(こうすけ)は会社の同僚である、月に咲く花と名高い早希(さき)に猛アタックをした結果恋仲となったが、いわゆる魔の時期に入ったせいか、最近は口喧嘩が絶えなくなっていた。
このままでは別れるのは時間の問題……ならばせめて後腐れのないようにと
『好きなら嫌い、嫌いなら好き』という具合にあべこべで会話をしようと早希に提案する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-11 20:15:38
3567文字
会話率:55%
不出来な王子が聖女候補生と婚約した。王子の身分を守るために。
聖女候補生は好かれていない相手との婚約に辟易。王子に秋波を寄せる女性からの妬みを受けホトホト愛想を尽かす。
候補生である期間が終わる日に王子との婚約を白紙にしたい。穏便に後腐れな
く別れるにはどうすればいいか。聖女候補生は考える。
王子様との婚約を解消したい聖女候補生のお話。
他サイト掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-11 16:00:00
7424文字
会話率:27%
晴れた青空のように、人を照らすべき私は、涙に溺れてる雨の日になってしまった。
君と出会うあの日に、晴れ。
君と別れるあの日に、雨が降る。
雨上がりのあと、私は君に出会った。
しかし晴れ渡ったあとは、常に雨だった。
最終更新:2022-07-29 06:10:18
20619文字
会話率:15%
ここは人間と獣人が暮らす世界。様々な婚姻制度と価値観が存在するなか、人間が治めるこのスピレル国では、宗教上の理由で離婚が禁じられている。
結婚相手と別れる場合は、籍はそのままで他人同然に別れて暮らす「結婚破棄」をするのが一般的だ。
保守的な
考えのこの国の貴族社会において、女性の結婚破棄は不名誉なこととされており、理由の如何を問わず醜聞に晒され傷もの扱いされる運命にあった。
ある日、王妃マーゴットは、国王ランドルフから「結婚破棄」を告げられてしまう。勢いよく王宮を飛び出していくマーゴット。
一方、その気もないのに結婚破棄を言い渡してしまったランドルフは、マーゴットと復縁して連れ戻すことを誓うが……。
離婚を禁じられた国の王と王妃の離縁を巡る騒動。王妃と国王の視点で交互に語られます。
じれじれもデレデレもなく、あっという間にサッパリ終わります。
『黒猫魔女リンリンの結婚』のスピレル国が舞台のお話です。
数代前の国王と王妃の設定なので、関連性はありません。単品でお読みいただけます。
11話で完結します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 11:54:01
33782文字
会話率:38%
ある休日の博物館での出会いと別れ。
恋愛下手な女子はこうやってチャンスを逃す。恋愛下手の男子はもう一歩が踏み出せない。
次を約束しながらも大事なことを知らないまま別れるなんてバカヤローな、お話。
最終更新:2022-07-18 13:48:07
5953文字
会話率:55%
男爵令嬢の私には恋人がいる。伯爵家のアルマーだ。しかしなんとかれには婚約者がいるという。聞いてない!これでは婚約者である侯爵令嬢テレーザの怒りを買ってしまうだろう。私はあせってアルマーと別れることにした。「別れましょうアルマー様」「どうして
突然?」「浮気は良くないので」そんな私に彼は言う。「浮気じゃない。これは自由恋愛だよ。テレーザも怒らないよ。君は学園にいるときだけの彼女だし」……はい?「つまり弄んだんですか?」「なんでそうなるんだい?」え?私がおかしいの?
カクヨムとアルファポリスにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-10 12:24:27
5077文字
会話率:53%
付き合った人と決まって12日で別れるという噂がある高嶺の花系ツンデレ攻め×昔から攻めの事が大好きでやっと付き合えたものの、それ故に空回って攻めの地雷を踏みぬきまくり結果的にクズな行動をする受け。
面倒くさい攻めと面倒くさい受けが噛み合わずに
面倒くさいことになってる話。
ツンデレは振り回されるべき。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 21:10:01
40117文字
会話率:27%
とある夜、収容部屋で目を覚ました、一途カナは、自分が心臓の移植手術を受けたに来た事は覚えているのだが、手術が終わったら、病室に戻るはずなのに、なぜか、目を覚ましたのは、どこかの施設の収容部屋、しばらく無言で呆然としていた、そして、ふと、扉に
触れてみるとガチャと音が鳴り、扉が開いた、恐る恐る部屋の外に出ると、そこは、長い廊下が続く通路だった。
第一章、それから、カナは、廊下を永遠と歩いていた、そしてふと横を見ると部屋があり、表札には、SCP-8611-歪なドングリと書かれていた
部屋に入ってみると、白い台の上に、一個のドングリが置かれていた、
カナがそのドングリに触れようとすると、そのドングリが話しかけてきた、カナはびっくりして、少し後ずさるが、そのドングリと話をする、そして、出口を知らないかと問うと有ると返答される、どうやら、ゲートAから出られるらしいがしかし、それまでは、危険な怪物に遭うぞと忠告されるが、カナは勇気を持っていくと宣言した。
第二章、カナは、ドングリと別れると、また廊下を歩き始めた
そしてとある部屋の前を通り過ぎようとした、その時、途轍もない大きな遠吠えが聞こえ、カナは小さな悲鳴をあげる、その悲鳴に気が付いたのか、部屋の扉が激しく音を立て始める、そしてガシャンと、とうとう扉が打ち破られ中からは、SCP-7142-三つ目の番犬が出てきて、唸り、遠吠えをあげるとカナの方に走って来たので、カナは驚いて、悲鳴をあげ、泣きながら走って逃げた。
第三章、カナはSCPの番犬に追われていた、そして、かなは、とっさに部屋に入ってしまった、そこで行き止まりだと気付いたがもう遅く、後ろにはもう番犬が迫ってきていた、カナは怯えながら、助けを求め、番犬が襲い掛かってきて、悲鳴をあげたその時、バシュ、キャインと番犬が泣いた、えっ、と思い顔をあげるとそこには、SCP-9696-空の甲冑が立っていた、甲冑が無事を確かめられ、無事だと分かると甲冑は番犬との戦闘を始め、なんとか追い払った、そして甲冑にお礼を言い、立ち去ろうとすると、呼び留められ、何故ここに居るのか聞かれる、カナは事情を話すと甲冑は同行してくれることになり、二人でゲートAを目指すことになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-04 02:17:22
4105文字
会話率:68%
「マリー様、非常に申し上げにくいのですが、貴方の命は持ってあと一年―――」
とある昼下がり。私は医師にそう告げられた。
頭に浮かんだのは心優しき婚約者――ジークのこと。
このまま婚約者として死んだらジークを悲しませてしまう。
だから
マリーは決意した。
――稀代の悪女になって婚約を破棄してもらうのだと。
しかし、数々の悪行(本人曰く)に対してジークは全く別れる素振りを見せない。
――仕方ない。かくなるうえは。
マリーはジークの代わりの別の婚約者をしたてて彼に別れてほしいと伝えるが―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-30 16:09:58
11574文字
会話率:41%