女子高生のトウコは退屈な日常を送っていた。
学校には居場所がなく、家庭は崩壊している。
唯一心の拠り所としているバイト先も失われようとしていた。
失意のトウコが自宅の冷蔵庫を開けると、そこは――ゾンビがあふれかえる、死のダンジョンになって
いた。
そして、トウコは死んだ。だが、死は終わりではなかった。
銃のスキルを駆使して、生き残りを賭けた戦いが始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-12 12:02:54
25097文字
会話率:27%
26歳の六室崇(むつむろたかし)新宿通りの歩道橋の上から通りを眺めて物思いに耽けていた。
高校2年のときに両親が離婚し、母方の姓を名乗るようになったが、離婚からちょうど半年後の6月6日、「むつ」「む」「ろ」という数字の6を連想させる音が三つ
重なる珍しい苗字を残して、母が急死した。そのせいで自分は特別な存在だと信じるようになったが、その思いは一年も持たずに消えた。
崇の特別な能力といえば、空の色を自分の都合のいいように自由に変えられることだけ。それも、実際に空の色を変えるのではなく、自分が見ている空の色を変化させる、ただ自分の脳を騙しているだけ。
崇は何の気なしにランナーの男の姿を目で追いかけていた。突然車同士の交通事故が起こり、ぶつけられた車はランナーのすぐ近くまで吹き飛ばされる。ランナーは事故にまったく気づくことなくそのまま走り続ける。
ランナーの顔には色がなかった。漫画の輪郭の線が服を着て走っている、でも、すれ違う人は彼の姿を気にも留めない。
亡くなる前の母に言われたことがある。「いつか透き通った不死身の男が現れる。その男についていけ」その時が来たことを崇は確信した。
崇が追いかえると男はオフィスビスに入って行った。建物の前でどうしようか考えていると、高校の同級生、祝園玉青(ほうそのたまお)に声をかけられる。8年ぶりの再会。彼女はこのビルのHR2という社員30人ほどの上場企業で働いていて。ランナーの男は彼女の会社の社長、和田(わだ)だと言う。
崇が玉青にだけ透き通った男の話をしたことがある。玉青は覚えていた。
玉青は崇をオフィスに連れていく。崇には和田が輪郭が服を着ているようにしか見えないが、玉青には普通に見えるという。
玉青は和田を見張ることを約束し、動きがあれば連絡すると言って崇と別れる。
玉青の人生はここまで、彼女の目論見通りに進んでいた。それは高校時代に崇にあることを打ち明け、背中を押してもらえたからだと信じていた。
それは玉青にとって宝物のような思い出だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 19:03:16
48271文字
会話率:65%
――賽の河原
親よりも先に死んだ子供らが行くことになる地獄。この地獄では延々と子供らが石を積み、鬼が壊す。若くして死んだ少年シュウと少女ユキ、賽の河原で出会った二人の子供の前にも鬼たちが立ちふさがる。強大な力を持つ鬼たちに子供たちは立ち向か
えるのか? そして出会う第三の人物……
(この作品はバトルものではなく基本的にコメディーです)
※注意:宗教を独自解釈する場面が多々あります。作中にある歌もオリジナルなものです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-23 19:40:03
10679文字
会話率:58%
血塗られた過去を、忘れてはならないが。
血塗られた過去に、囚われてもいけない。
古き時代を撃ち破るための祝砲と、新しい時代をむかえるための祝典。
最終更新:2022-08-23 07:00:00
383文字
会話率:0%
雨天を呼ぶ雨男、雨女に対して。
雨天になってはじめて、その出番をむかえる雨傘。
お天道様の下に開くことのない、彼らの悲哀に耳を傾けたことがありますか?
最終更新:2022-05-10 00:00:00
306文字
会話率:0%
ひとりのうつくしいお姫さま。
さんにんの王子。
あくまがそこにあらわれたとき。
むすばれぬ恋は、かなしい恋へと、かたちをかえる。
最終更新:2021-12-11 02:46:42
2478文字
会話率:10%
蒸しかえるような、夏の昼下がり。
古いアパートの一室でただ、語り続ける「ラジオ」
ラジオが語りかけるのは……
最終更新:2022-08-23 05:54:00
1460文字
会話率:35%
とある星。そこには、数多のドラゴンが住み着いていた。ドラゴンたちは生態系の頂点に立ち、さまざまな環境に順応した者が、その土地の《マスター》となって取り仕切っていた。
そして、その星の辺境に、ドラゴンたちが暮らす小さな村があった。あたり
には草原が広がり、綺麗な湖もあった。花畑が広がり、川がせせらぎ、山々に囲まれて自然が溢れかえるそこは、まさに楽園であった。
しかし、とある出来事がきっかけで彼らの平和で幸せな時間は奪われてしまう。
これは村のドラゴンの「ちび」が様々な出会いを経て「すべてを奪ったドラゴン」に復讐をする物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 11:07:49
9551文字
会話率:38%
貴族は、1人1つだけオリジナル魔法がつかえる世界。主人公は無能系侯爵令嬢。婚約者は王子殿下。ある日の舞踏会で突然、婚約破棄を宣言されてしまう。殿下の腕には、知らない巨乳の女が纏わりついて居た。突然悪役として断罪されてしまった令嬢は、魔法を使
う機会を与えられた。
*以下、注意事項です。
・下ネタが酷いです。規定上では、R-15の範囲内と思われます。ご注意ください。
・少しだけグロ描写があります。ご注意ください。
・アボカド好き注意。食べ物を粗末にする描写があります。ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-15 21:17:07
6593文字
会話率:22%
――剣に魔法、未知の動植物にドラゴン、それらが存在する世界に行き着いたら何をしたいですか? ――
人間の少女「リゼ」は言葉を話すランタン「エノ」と共に、この現実とは異なる世界を旅する。
武器や力は持たず、一人の旅商人として。
この世界
には、現実の世界にはない個性豊かな生き物や魅惑的な植物が多く息づいている。
彼女はそれらに触れ、惑わされながらも。売り物に変え路銀を手に次の街へと旅に出る。
まだ見ない、この世界の美しさを知るために。
――『とある旅商人の日誌』より抜粋
この世界は神秘的かつ驚異的で、これまで私が見てきた物とは似ているようで何処か違う。それは時に魔法の様に美しく、またある時は大地の様に恐ろしい。
私はこの名前の知らないこの世界を、一時的に「未知の大地 "RAAR TERR"」と名づけ、旅をすることにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-29 15:37:41
43022文字
会話率:42%
2022年夏のホラー参加作品
夏休みの公園
ラジオ体操を行う児童たちの傍らに、一人老人の姿があった。
最初は特に疑問に思っていなかったのだが、ある雨の日、その日もかわらず老人は同じ場所に佇んでいた。
流石に不思議に思い声を掛けると、老人か
ら聞かされた話は現実とは思えない不思議な体験談であった——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-21 09:21:17
3894文字
会話率:36%
2050年になった瞬間に15歳以上の人間には<ステータス>が見えるようになっていた
世界のいたるところから後に<モンスター>と呼ばれる怪物達が現れ人々を襲い始めた
人間達はステータスに書かれた<職業>から力を得はじめモンスターに立ち向かえる
ことに気づく
モンスターに立ち向かう者達を<攻略者>と呼びはじめた
物語はその15年後の2065年 主人公の中村勇気<なかむらゆうき>が攻略者育成学校に通うところからはじまる
この作品はフィクションです
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-18 15:26:28
62860文字
会話率:89%
今テレビをつければ、我が国のエンタテーンメント界はHollywood 文化の落とし子、曲顔の天下だ。義理にもいいとは評し難い女が綺麗で通っている。
遠くこれにつらなる、三十四年前にあった事件。関係者に好奇の目が集まるのを憂慮した公権力
は、当時介入をためらった。
ではしばらく、代表的な日本美人 鎌田滋子の青春時代 — 1980年代前半 — を振りかえることで、和様美の神秘に触れてみよう。 ..... 編者記 (ブラウザによって、目次等の表示され方に狂いが出るようです。なおまた、こちらは『遺書』のみの掲載ですが、Firefoxやスマートフォン等へは原文にある強調アンダーラインが正しく反映されます → http://taskey.me/stories/c06696465b8cdce78c48?lang=jp)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 12:25:07
236001文字
会話率:7%
こんなにもワクワクしながら来訪を待つのはいつぶりだろう。クリスマスの夜、両親がプレゼントを買ってかえる時、それとも大好きなゲームの宅配の時、それ以上に私は楽しみにしている。
待っているのはアンドロイド。
昔から家にいながらアンドロイドの発注
から発送は出来たが、目の虹彩や一本一本指の長さといった細かなカスタマイズは今の時代の技術力ゆえ可能になったシステム。
そんな技術力を生かして自分の性癖を詰め込んだアンドロイドを発注した次第。
ショートポニーテール、スカーフェイス、オッドアイ、メカクレ、取り外し可能な手足、剝き出しの配線、肌色の改変機能、切り取り線タトゥー、ギザ歯、声は某有名声優等々、まさに自分の性癖が形どったアンドロイドが来るのだ。
楽しみに決まっている!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-05 00:22:05
1199文字
会話率:24%
『諦念』……それが、冴えない高校生南條英俊の座右の銘だった。
そんな彼はイジメを受け、それがきっかけで初めて『憤怒』の感情に目覚める。ただ、次の瞬間、お約束の事故に巻き込まれ異世界に飛ばされる。
飛ばされた世界で、英俊は人間と抗争を繰り広
げる、オーク百人隊長に憑依している事に気が付く。
オーク討伐隊隊長は自分をいじめていたいじめっ子だった。英俊はオークから熱き闘争心と屈強な肉体をを借り、彼らに不足している『知略』を用いて、オークとして討伐隊に戦いを挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-02 18:17:34
207539文字
会話率:22%
ドラッグストアで起きた・起きているエピソードを小説にしました。嘘っぽく感じる話も基本的に実話です。小説というより、『小説風ブログ記事』『エッセイ』みたいになってしましたが、気軽に読めるかと思います。
(すこぉしだけ脚色していますが)。意外
なネタがあるかもしれません。関西の店舗ってこんなもんです)
(投稿サイト『カクヨム』に掲載している作品の転載です。約10万字で完結済み。毎日、数話づつ掲載いたします)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-06 16:00:00
114586文字
会話率:21%
別の世界から召還されてきた『タカシ』によって、女悪魔『エノク』は
『タカシ』のいた世界に跳ばされた。
醜い中年女性として生活する彼女は、『タカシ』に対して復讐を誓い、
元の世界に戻る事を誓う。
(昔投降した作品の再掲です)
最終更新:2019-05-31 13:00:00
13965文字
会話率:13%
中世ナーロッパに飽きたなら、『近世』ナーロッパはどうですか?
三十年戦争と七年戦争と第一次世界大戦を足して宗教要素を引いた感じのゲテモノに主人公は現代知識を生かせるのか?!
主人公「ヒャッハー!現代知識で知識チートだ!」
~十数年後~
主
人公「もうむりおうちかえる」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-18 23:36:15
2112文字
会話率:0%
そのカエルは普通のカエルでした。
特別なカエルになりたくて、お星様にお願いをします。普通じゃなくなったカエルは喜んでみんなの所へ行きますが…
最終更新:2022-06-15 00:34:00
1637文字
会話率:22%
カエルのお母さんは、
たくさんの子どもがいていつも大忙しです。
最終更新:2022-05-17 08:13:19
795文字
会話率:0%
人口が激減した冬の時代を過ぎ、唯一平和を享受し続けた陽の国。しかし永く続いた平安な時代は、派閥争いによる政治不安を機に、内戦へと突き進もうとしていた。国を二分する戦いを越え、迫りくる国外の脅威に立ち向かえるか?
そして二千年前に建造され
た、メガシリンダーとは?
政治やどもの陰謀、名家による暗躍、剣に生きる戦士達、知略と暴力が、平安だった陽の国を新たな時代へと突き動かす!
それぞれの想いが交錯する、SF大河ロマン。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-16 19:07:43
418955文字
会話率:41%
吉野智夏(ちなつ)高校2年の17歳。
中学の頃、わたしは人との距離感がわからなくなっってしまった。
友達とクラスメイトの境目は?
でも周りが全てただのクラスメイトだとしても、この沢田莉子(りこ)だけはわたしの友達。
明るく素直でちょっぴりド
ジな莉子からもらった『かえるのピクルス』。
そして伊豆で巻き込まれた海難事故。
2つが引き起こした不思議な出来事。
智夏と莉子の青春の1ページ。
ひと夏の恋・友情・勇気・悲しみがわたしに大切なものを与えてくれた。
アイスのように甘くて、尊い想いをお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-12 07:00:00
34220文字
会話率:51%
これは、6つの切ない恋の物語。
これは、悲恋か諸恋か!?
【桜の下の天使】
桂木丈助と一ノ瀬倫は、今でもあの日を思い出す。
死んだと思った俺の前に現れた天使の事を…。
俺は、糞みたいな自分の人生が大嫌いだった。
それでも、そうやって
生きていくしか出来ないんだと思っていたんだ。
【救えなかった恋】
上條陸は、この季節になると思い出す。32年前ー
桜の季節に、保健室にいる天使に恋をした俺。
天使と会ってる事がバレて保健室に行けなくなった俺。
俺は、天使と学校の外で会う事になる。
俺達は、同じ気持ちだった。
その年の夏休み天使と交際した。
重ね合う日々の中で、天使がケジメをつけたいと言い出した。
夏休み最終日に、会う約束をしていた、俺の元に届いたのは…。俺は、今でもあの恋を忘れない。
【桜の木の桜木さん】
あれは、30年前の出来事。
学校の中で、語り継がれているただのおまじないだと思っていた。
伊納円香にとって、先生は特別な人だった。
愛する先生を手に入れられたのは、おまじないだったのか?
【嘘つきな人】
早乙女加奈枝にとって、彼以外の存在以外あり得なかった。
同棲した結果、破局を向かえる。
寂しさから、他の人を求めてしまう日々の繰り返しだった。
そんな日々の中で、やっと見つけた愛を育んでいこうとしていた時だった…。
【お腹いっぱい、召し上がれ】
村井美鶴にとって、彼女はなくてはならない存在だった。
しかし、彼女は村井美鶴の存在を嫌っていた。
それは、村井美鶴の容姿の美しさにあった。
そんな事を気にもしていなかった20歳の村井美鶴の恋はひっそりと幕を閉じたのだった。
【花びらの舞い散る夜に】
浜井凌平にとって、それは、最悪な季節で、大嫌いな花だった。
「明日から、雨が続くから。最後のお花見に行こうよ。」
そう言われて、愛する人とのお花見に出掛けた。
30歳の浜井凌平にとって、その恋は初めて手に入れた幸せだった。
この6つの恋の結末を、最後まで見届けて欲しい。
一つ一つのお話は、短編になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 18:38:17
104120文字
会話率:53%
ハハハッ。小説難しい。読者の皆さん頑張って下さい。
最終更新:2022-05-01 09:47:51
2384文字
会話率:10%
グリンタール
緑豊かな大国
しかしこのままでは滅びの運命はさけられない。
運命をかえるため、国をまも(ればお金がもらえ)るため。
次代の聖女は探す。自らの半身を。
(っていうか探さないとお給料もらえないんだもーん!)
最終更新:2022-04-25 17:48:02
373文字
会話率:12%