初めて彼を見かけたのは、真昼の交差点。
事故にあったのか、血塗れで、虚ろな目をしたバリバリの地縛霊だった。
下手に同情して、厄介なことにはなりたくないと、気づかないふりをして、足早に通り過ぎた。
でも、彼がそこにいる理由を理解した時。
私は、彼に恋をした。
どうしたって報われることはない、悲しい恋を。
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とても短いお話です。
急に思いついて、どうしても書きたくなって。
報われない恋をする女の子の切なさが書けるといいんですが。
カテゴリー迷いましたが、強いて言うなら、悲恋かな、と。
タイトルが自分でピンときていなかったので変えております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-27 00:21:17
7597文字
会話率:4%
「幼い頃に離れ離れになった弟を探してほしい」
探偵を生業としている峯武衿久の前に現れた冴えない男はそう言った。
無惨に引き裂かれた兄弟。
一方は愛情に埋もれ、一方は恐怖に支配されていた。
2人の人生は30年後に交わり、何を残すのだ
ろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-26 20:36:48
66897文字
会話率:27%
複数の旋律がそれぞれの特徴を保ちつつ、お互いに複雑に重なり合う。
そのフーガのように互いの思いが交錯し、それは物悲しく苦しげな叫びに変わる。
最終更新:2013-12-11 22:49:15
53984文字
会話率:28%
「大切な事がきみの中に眠っている」
友人の稲岡英介は優しく宥める。
妖孤、山姫、朱色の着物、懐中時計──
果たして自分の記憶は正しいのか。
文芽の中に眠る記憶が引き金になり、
山姫は再び血を欲す。
最終更新:2013-06-08 00:29:15
39402文字
会話率:37%
幼い頃に見た、小さな煉瓦を積み上げて巨大な城を作るという果てしない夢。
その夢は妙に現実味を帯びていてなんとなく私自身を表している様だった。
20歳を過ぎた今ではどんなに願ってもその夢を見ることはできないが、今もまだ鮮明に覚えている煉瓦の質
感、土埃、ツンとする汗の匂い。
その夢の終わりを求め、自己を見つめなおすお話である。
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作者は初めて小説を書くので至らないところもあると思いますが一生懸命書いていきますのでよろしくお願いします。
コメントなど頂けましたら大変喜びます。尻尾振って飛びついてしまいます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-24 01:09:44
872文字
会話率:15%
「目を覚ますと超絶美少女が馬乗りになっている図とか、どこの勝ち組だよ!?」
自分自身についての記憶が一切ない主人公が目覚めて一番に出会ったのは、武力行使もいとわない孤独な超絶美少女。闇を抱える少女を助けようと果敢に話しかければ、うるさいと一
蹴し容赦なく殴る少女には、そうする悲しい理由があって…
「私には、俺には消すことのできない罪がある。」辛い過去を前にして、これからも背負い続けなくてはいけない罪に怯えて、すべてを乗り越えて少年は、少女は幸せをつかむ事はできるのか。※はじめは糖度低め&神様の世界ですが、なんちゃってです。オリジナルな世界なので、名前を借りている程度に思ってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-21 18:14:18
2535文字
会話率:21%
犯人も動機も被害者も、全ては矛盾の先にある
五人組の親友のうち一人が殺された。高校一年生の直己はその死が悲しいと思えなかった。親友である他の三人、夏凪、翔、二木はそれぞれ怒りや悲しみを覚えていたので、直己は悲しむ演技をすることにしてい
た。
一人の死によってすれ違っていく仲間たち、その中の直己の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-05 15:00:00
149369文字
会話率:43%
好きな人の夢を見た。
嬉しい夢も見たし、悲しい夢も見た。
どんな夢かここに綴る。
好きな人を忘れない為に。
最終更新:2016-06-28 08:08:02
2212文字
会話率:3%
月と三匹の魚。それしか、この部屋にはない。
コンクリートの壁に囲まれた正方形の小さな部屋。窓は一つしかなく、家具は一切ない。あるのは、部屋の真ん中で奇妙な存在感を放つ大きな水槽だけだ。そこには美しい熱帯魚が三匹泳いでいる。
たった一つ
の窓からは、煌々と輝く白い月が見える。
そんな部屋で回想される、画家と写真家の悲しい物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-26 15:47:16
354文字
会話率:0%
切ない想い。
悲しい恋。
胸を締め付ける、あの感情。
報われない恋物語、3部作です。
※中に性描写も含まれるのでご注意下さい。
第1部のみ、【R-15指定】となります。
最終更新:2016-06-17 12:00:00
3966文字
会話率:8%
幼い頃に親友を亡くして、明日高校の卒業式を迎えるという時、お墓参りにきた空。
明日の卒業式に出席して欲しいという思いを伝えにきた空に親友の母、秋子は動揺を隠せない。あの夏の日から立ち止まったままの心と向き合うことを恐れている秋子と空。
しか
し、時間は有限だ。進まなければならない。例えそれが、辛い過去であったとしても…。大好きな親友を失った悲しみもきちんと背負って生きようとする主人公空と、愛娘にを亡くした痛みと戦い前向きになろうと頑張る母秋子の物語。
夏の日の悲しい思い出。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-19 19:08:28
6256文字
会話率:32%
「あと一週間といったところでしょう」
死神さんは、私にそう言った。
星空文庫さんと重複して投稿しています。
最終更新:2016-05-08 06:23:50
4074文字
会話率:47%
今ここにいなくてはいけない人は、本当は僕ではなくて彼女だった。
少し不良な僕の前に突如現れた彼女は、これまた突然僕の死を告げた。
自分達の関係を恋人同士だと言い、僕が亡くなって過去に戻ってきたと言った。
彼女の魅力に次第に惹かれてい
った僕は、今更その手遅れに気がついた。
“大切なものは失ってから気付く”
その言葉だけで1つの物語を作るとするならば、こんな悲しい物語が出来るだろう。
この物語は、全てが手遅れになってしまった僕の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-03 12:42:48
16175文字
会話率:26%
これは昔の思い出。まだ未熟な男だった頃。
最終更新:2016-04-09 20:47:03
2411文字
会話率:33%
――世界は、音に満ちている。シンガーソングライターを夢見る少年・坂宮声真は、柊学園に通う高校二年生。アコギ片手に公園で歌っていた声真は、桜が舞い散る季節に静かな少女と出会った。声をかけると走り去ってしまった不思議な少女だったが、それは一時
の巡り合わせだろう――そう思っていた。だが翌日、声真のクラスに転入してきた少女・君島葉奈こそ、その不思議な少女だったのだ。葉奈はとある事情により声を失っており、声真は先日彼女が走り去った理由を察する。しかし葉奈は『昨日の歌、とても良かったです。あなたの夢、応援したいです!』と文字を打ち込んだスマホを手に声真の前にやってきた。声を失った少女と声を命とする少年。交わってはいけない二人の、甘酸っぱくも切ない一年が幕を開ける――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-05 03:13:13
22738文字
会話率:24%
これはよく或る恋の御話_____
最終更新:2016-03-01 22:00:00
2920文字
会話率:32%
県立綾城高等学校。全クラスで5組あるごく普通の学校。そこに通う男子高校生の相川拓夢はクラスでは独り、学校から嫌われて、「アイツに近づくと不幸に貶められる」という噂が立っていた。彼はイジメに合っており比較的に大人しい拓夢はそれを耐えていたのだ
が、遂に歯車が狂い出してしまう。切ない悲しい物語の開幕。
「なら、僕はなにを?それでも僕はどうすればいいの?無いのなら、どうか見ていてね、こんな惨めな僕の物語を。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-27 10:00:00
369文字
会話率:10%
「部活終わりに、誰かが肝試しをしようと言った」そして俺は不思議な体験をした。ーーー
怖くないです。ホラーでもありません。微恋愛?切なくて悲しい物語が書きたかったです。書ききれてません。
最終更新:2016-02-23 22:53:20
5436文字
会話率:55%
見た目は喫茶店。ウインドウには鍵屋の文字。
心に扉をお持ちの貴方へ。どんな鍵をお望みでしょう――?
***不思議な鍵を扱う鍵屋を舞台に、短編連作予定***
■大好きな京ちゃん。ある朝目を覚ますと、彼はいなかった……。ちょっと切ない、鍵屋
第1弾:黒鍵■
■鍵屋はもう常連のカンナ。元気な現役女子高生の彼女には実は大きな秘密があった!?第2弾:蒼鍵■
■鍵屋定休日の冬のある日。買い物に出かけたチアキと銀玉は道端で悲しい目をした野良犬を見つけるが…。後半少し残酷描写あり。第3弾:黄鍵■
※当作品は閉鎖した自サイト、mixiにも掲載していました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-22 17:05:21
39155文字
会話率:32%
<消えてしまうのは簡単だ。でもそれは、あまりにも切ない>
死神に魅せられた少女、紫金色の瞳を愛した青年、そして獲物を追い詰めんとする狩人
関わるはずのなかった彼らが「人喰い」の手によって結び付けられるとき、死神が現れる。
これ
はグチャグチャな物語だ。咀嚼された食事の様にグロテスクで、意味が拡散してしまった、とても悲しいお話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-15 02:28:51
20641文字
会話率:40%
ある日突如城に現れた悪魔によって、城の者は皆殺された――ただ一人、王女を除いて。
生き残った王女も悪魔に呪いをかけられてしまうが、その時見た悪魔はとても悲しい顔をしていた。
この物語は、呪われた王女と悪魔の僅かな時間で育む切ない恋の
話し。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-23 17:52:58
10898文字
会話率:53%
優しい嘘を教えてくれた女の子とイルカのお話。
最終更新:2015-12-09 19:29:40
3927文字
会話率:34%