この世の中には2つの種類の人間がいる。
片方は生まれ持ってきたものが何もない者。もう片方は“能力”を持って生まれてきた者。
この内後者はその圧倒的な力で世界のパワーバランスを覆してしまう。それを危惧した世界は自国で生まれた“能力者”を
殺すための暗殺組織を構成した。それは日本でも例外ではない。日本は今まで使っていた暗部の名称を変更。対能力者用暗殺団通称、AAAと名前を変えた。
この組織がすることはシンプル。これまで通り、世間に公表できない事件のもみ消し、それに加え新たに、能力者を探し、殺すこと。少し業務が増えたがやってることはほとんど同じ。探して殺す。
ただ、もし殺さないAAAがいるとしたら…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-05 18:00:00
3068文字
会話率:50%
貴族生まれの騎士が権力を持ち、〈決闘〉で全てを決める世界。
没落した貴族の出身であるエルシェ・エヴェルスは、不幸な少女だった。
まず生まれてすぐに父親が他界し、他家に家督を乗っ取られないために男として育てられ、男装をして過ごす日々。
さらに騎士になったはいいが臆病な上に剣術は下手クソで、まさに無能。
それでも実家を支えようと頑張っていたエルシェだったが、男装の騎士を快く思わない貴族は多く、彼女は騎士の称号を剥奪されそうになってしまう。
女たらしのクズ騎士ことライニールは、挽回のチャンスとして「自分と〈決闘〉するか、戻らずの森に住まう"黒の魔女"を討伐するか」という選択をエルシェに迫る。
さらにライニールは「もし〈決闘〉で負ければ自分の婚約者になってもらう」とも。
当代最強の騎士でもあるライニールとの〈決闘〉など万に一つも勝ち目はないと思ったエルシェは、やけっぱちになって魔女を倒すと宣言。
不老不死で無限の魔力を持ち、これまで何度も討伐隊が編制され、その度に全滅させてきた"黒の魔女"。
圧倒的な力を持つ彼女へ挑むなど無謀であったが「やるしかない」とエルシェは意気込み、"黒の魔女"と対峙。
だがエルシェを見るや、"黒の魔女"は――
「あぁ……待っていたわ、我が婚約者……! 私と結婚する約束を果たしに来てくれたのね……!」
と涙を流し始めてしまう。
なんとエルシェは千年前に"黒の魔女"と対等に渡り合った伝説の英雄の生まれ変わりであり、彼女たちは「来世で夫婦になりましょう」と婚約を交わしていたのだ。
そんなの記憶にございません、と狼狽するエルシェであったが……"黒の魔女"に見初められたエルシェの人生は大きく動き出していく。
「僕は女だから、その、女同士で結婚は無理だと思うけど……」
「問題ないわ。大事なのは惹かれ合う魂の方ですもの」
果たして"男装の騎士"と"黒の魔女"は、無事に結婚できるのか?
さらにはエルシェの隠された英雄の力も徐々に明らかになっていき――。
同時に、エルシェを陥れようとした貴族たちは"黒の魔女"の恐ろしさを味わうこととなる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-23 18:07:20
11542文字
会話率:38%
地球の各地に楽園が創られて久しい世界。楽園を築き、住民を導き支配する者は己を神と自称し、思い思いの箱庭で、外界から遮断された幸福な世界を維持し続けている。
住民全員が幸せであると笑顔で答えられる場所。神によって苦痛が生じる事象の全てが排
除され、老いも病も死すらも超越し、不安を知らず、多幸感しか知らぬモノ達の楽園。
そして楽園の神々は協力する事で、天命を全うする寸前であった地球の寿命を、無理矢理延命させる事に成功する。
代償として、楽園以外の地球の土地は荒廃してしまう。楽園の住民を除く動植物は息絶え、川や海は枯れ果てた。だが、自分が住む楽園以外を認知していない住民にとって、その代償は無いも同然であった。園での生活は変わらないのだから。
しかしある時から荒野から化物が現れ、箱庭を破壊しようとし始める。神は圧倒的な力で住民に知られる前に化物を退け、対化物の武力として楽園守護騎士団を創り出す。そうして神の敵対者と名付けられた怪物と、楽園側の戦いが始まって100年余り。常に圧倒的優勢を保っていた神は油断と慢心により、中世の貴族が余暇に狩りを行う様に、戦いをその程度の認識にするに至る。
そんな中、奴らが現れた。単体で楽園守護騎士団や神と渡り合い、数多の神の敵対者を統率する埒外の存在が世界中の楽園を攻撃し始め、幾つもの楽園を滅亡させた。楽園側はその個体群を奈落の王と呼ぶようになり、2つの勢力の大戦が幕を下ろす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 21:00:00
9963文字
会話率:38%
始まりは第二次世界大戦。
日本が他国に圧倒されている時一本の電話が入り、物語が動き出す。
謎に包まれた5人の少年少女が機械に身に纏い圧倒的な力で各国を制圧する。
彼らの正体は 機械人形〈マシンドール〉。
最終更新:2022-11-18 00:26:10
801文字
会話率:58%
この物語は 東方プロジェクト の二次創作です。
原作設定を基本としてますが、個人の解釈や改変されているキャラも多数存在するため、苦手な方は観覧を控えください。
また、ほかの方の二次創作の影響を少なからず受けていますので、原作にはない設定も
多いと思われます。
また、こちらも年齢制限なしとなってますが、残酷な描写につきましては戦闘場面もありますので、ないとは言い切れません。できる限り直接的な表現は避け、注意するつもりではありますが、懸念される方は観覧をお控えください。
この物語は、全世界で最高の立場と実力があるにも関わらず、どこかおかしく、どこか抜けている、そんな主人公とその圧倒的な力の根源たる能力と過去とともに今を生きる世界一不幸な幸せ者の物語である。
基本キャラ設定は私の作品 二人と一本の武勇伝 にて公開した設定ですが、この作品はかなり変更が入るかと思います。私の作品である東方惨火華の後継じゃないですが、惨火華の更新はもうありませんが、こちらで予定していたストーリーを上げていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-17 07:18:48
6109文字
会話率:0%
“魔兵器”の登場により、魔法が”兵器”として使われるようになって久しい世界。
主人公の“シェンナ”はこの春から魔法傭兵育成の専門学校に通う16歳の少女。
成績優秀、容姿端麗、おまけに名門貴族の一人娘と完全無欠の優等生である彼女は、入学式で
幼馴染の“アイネ”と再会する。
シェンナとは反対に、『大罪人』の家系に生まれ街中の人々から忌み嫌われるアイネ。
クラス決めの式典で、どこのクラスにも入れてもらえず途方に暮れる。
そんなアイネに声を掛けたのは、この春から赴任してきた風変わりな新人教師。
この教師、経歴も実績も無い上に赴任早々ベテラン教師達とも一悶着を起こす厄介者。
しかし――実は、今となっては扱える者が殆ど居ない“本物の魔法”を使いこなす戦闘のプロフェッショナルだった。
そして――アイネがとある魔物の最期を看取った事件から日常は大きく動き出す……
魔法傭兵学園を舞台に繰り広げられる、少女達の日常と冒険、友情を描いた物語です。
※過去に途中まで掲載していたものを、再編しながら投稿しています。ストックあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-14 20:38:06
252384文字
会話率:39%
新しく見つかった大陸に平和を壊す元凶がいる、というわけで勇者達一行は新大陸に上陸した。次々とダンジョンを攻略しにかかる一行だったが、次々と巻き起こる事件。それを乗り越えて遂に元凶の元にたどり着いたのだが、敵の持つ圧倒的な力の前に果たして彼ら
は太刀打ちすることはできるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-10 21:05:55
36266文字
会話率:0%
「貴様を必ず私の地獄に送ってやる」
突然目の前に現れた銀髪の少女から宣言されたが、地獄に何か行きたくないフィンは必死に逃げ回ったが最後には捕まってしまう。せめてもの願いで自分が何でもするから幼馴染だけでも見逃してくれと銀髪の少女に頼んだと
ころ、満面の笑みで快諾された。
圧倒的な力を持つ少女に逆らえず地獄の門を潜った先では、見たこともないような豪華な料理が並んでいた。
「貴様が望んでいた料理だ。貴様が必死逃げ回ったせいで冷めてしまった。温めなおすからそこの椅子に座って少し待っていろ」
何だこれ自分の知っている悪魔と違うぞ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-11-07 21:51:04
29464文字
会話率:47%
私を愛してくれるその人は最強の魔法少女で世界の救世主。そして私も――
異世界から出現した、あらゆる既知の兵器が通用しない影のような敵対生命体・通称『I.E.S.』(イーエス)の侵攻を受けた世界は、その出現と同時に世界中で十代後半の少女た
ちに唯一の対抗手段である魔法力が発現し、それを駆使して戦う彼女たちは魔法少女と呼ばれ、一時はその力で優位に立ったものの、敵側の能力の進化や人権擁護団体の妨害のために徐々に対応出来なくなり日本列島と南極大陸を残して全て陥落してしまった。
人類滅亡前夜、日本列島基地内にて圧倒的な力をもつ最強の魔法少女・ヒカリが覚醒したことで戦局は完全に反転し、逆に敵を撃破寸前まで追い詰める事に成功するが……。
※この小説はフィクションです。実際の個人名や団体名とは異なります。
※作中の描写に犯罪、違法行為などを助長する意図はありません。
※無断転載お断り折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-05 20:00:00
4990文字
会話率:57%
対魔王災害の決戦戦力である“勇者候補“マイト・ディンガは、命令により特異種白狼の調査に訪れていた。地元の人間から『死の象徴』として恐れられている白狼を探すため、マイトは記憶喪失の青年ロイと復讐を誓う男カンゼを引き連れて魔境に挑む。
「俺は加
減とかできねーんだよ。常に全力で殴る」
癖の強い戦力であるロイを使いこなし、マイトは無事に生き残ることができるのか? 圧倒的な力を誇る、特異種という存在は一体何なのか? 記憶喪失のロイの正体とは?
世界が彼を知る時、彼もまた全てを知る。
第1章『白狼は温もりを夢見る』執筆終了済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-04 11:51:02
50714文字
会話率:44%
はじまりましては、いつも平均以下のいわゆる陰キャな絵空語(エソラカタリ)は突然異世界を救う事になるが、圧倒的な力に全てを失ってしまった。
目を覚ますと謎のホラ吹き男、ダルトと出会い心を解され、もう一度世界を救う事を誓う。ダルトはこう言った
、「嘘は世界を救うんだ」さぁさぁ、この男の言葉は、嘘か真か確かめる為に語は再び旅に出るのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-24 16:30:28
20793文字
会話率:41%
その日、僕は魔法少女と出会った――。
「出力異常」それが僕の生まれ持った体質。
魔力を持っているにも関わらず行使ができないというもの。
これのせいで魔法家の名門に生まれながらも、落ちこぼれとして家族や周囲から虐げられていた。
けれど僕は
諦めない。魔法使いとして活躍できないなら、冒険者になって剣の腕で大成するしかないと決心して修行に励んでいたある日、奇妙な少女、ヒカリと出会う。
ここよりも遥かに時代の進んだ世界、現代日本なる場所からこっちに転がり落ちてきたヒカリは、使えないはずの僕の魔力を使って"魔法少女"なる姿に変身して、圧倒的な力を発揮する能力を持っていた。
僕たちが組めば最強。ヒカリの追っている半人半獣の怪物やそれを利用する悪人、あとは僕を虐げていた街の奴らなんかにも負けない。奴らを見返し、悪事への落とし前はきっちりつける。
旅する動物学者やエルフの少女、幼馴染の年上女剣士といった仲間を集めて、冒険者として大活躍する物語、始まります!
【ブクマや評価、ありがとうございます。執筆の励みになっています。まだの方はぜひやってください。簡単にできちゃいますので。感想やレビューもくれると嬉しいです。よろしくおねがいします】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-19 19:01:28
1908534文字
会話率:41%
純白の少女ノアは孤児として生きてきた。しかし、友達であったノヴァは貴族に引き取られる際に死に、ノアは何を感じたのか。伯爵家のお嬢様として暮らし、影では冒険者として暗躍して真実を探求する。ノア自身の内に秘めた誰からも知られない目的。過去の神々
の戦争。聖剣と魔剣を使う神祖の吸血鬼。大地の化身の竜皇女。蟲達を従える神樹のエルフ。初代自動人形の殺戮機。人々の絶対守護天使。人々を誑かし、破滅を読んだ悪魔。止まらない憤怒により、全てを終わらせた人類の大英雄。そんな神々。世界の強者相手にノアの目的は遂行されるのか。圧倒的な力を持つ神人の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 21:13:46
2410文字
会話率:72%
彼、雨宮天音(あまみやあまね)は世界最高難易度で未だに攻略された事の無いダンジョンの管理者だった。
生後三ヶ月で管理者の力を手に入れ、それが無意識に発動してダンジョンを建設した。
様々な事件を乗り越えて、天音は高校生へとなっていた。
管理者である事を隠し、普通の男子高校生として過ごしていたある日、学級がダンジョンに巻き込まれた。
混乱する生徒達、だが、その中に大きな──
天音には好きな子がおり、その子が家に来て──
流れるままに天音は自分のダンジョンを攻略するチームに加わった。
何事も無く、ただ平穏な日々を過ごしていた。
だが、それを壊す事件が起こった。
SSクラスダンジョンを攻略する事になった天音は圧倒的な力で敵をねじ伏せて行く。
しかし、奇妙な事に相手は自分の事を色々と知っている様子だった。
そして、目の前に幼馴染と──
迷宮症候群、その犯人が天音だと報道された。
正確にはSSSクラスダンジョンの管理者である。
その事を知った天音は取り下げる為に真犯人のダンジョンを攻略する。
しかし、そこで彼はとある人物に正体がバレる事に?!
彼は今後の方針を固め、政府と交渉して、政府公認でとある事を行う。
それは迷宮都市《ダンジョンシティ》である。
本当に困っている人などを住まわす場所。
勿論、世間には反対する人は居る。
天音は高校生活をメインに、裏では管理者生活をしている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-12 00:00:00
213352文字
会話率:42%
【魔王】────それは突如として世界に現れ、圧倒的な力で世界を蹂躙した恐怖の権化。
かつてない脅威を前に人間達は【他種族連盟】を結成し、熾烈な戦いの末についに魔王を倒した。
生まれ育った故郷、共に歩んだ友、そして【勇者】というあまりにも
大きな犠牲を払いながら……
そんな魔王との戦いから時が過ぎ、もはや平和が当たり前になった世界。数多の種族が共存し互いの手を取り合う新たな世界で、今日も彼女は目を覚ます。
少し強すぎる力と、もういないあの人への想いを抱えて。
────これは魔王と勇者がいなくなった世界の物語。
※カルピスソーダ飲んだら湧いてきたお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-05 00:06:25
62535文字
会話率:62%
【週三日(月・水・金)投稿 基本12:00〜14:00】
異世界にクラスメートと共に召喚された瑛二。
『ハズレモノ』という聞いたこともない称号を得るが、その低スペックなステータスを見て、皆からハズレ称号とバカにされ、それどころか邪魔者扱
いされ殺されそうに⋯⋯。
しかし、実は『超チートな称号』であることがわかった瑛二は、そこから自分をバカにした者や殺そうとした者に対して、圧倒的な力を隠しつつ、ざまぁを展開していく。
そして、そのざまぁは図らずも人類の命運を握るまでのものへと発展していくことに⋯⋯。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-15 13:01:38
142119文字
会話率:53%
人智を超えた魔法書"教典"が支配した世界「アヴァロン」。地上に現れた6つの教典を手にした者たちはその圧倒的な力から、王となり、国を持った。
そんな彼らが睨み合い、均衡し続けた国力に喘ぐこと200年。偽の平和が訪れた時
代。
美しくも狂気的に噛み合った歯車は、7つ目の教典の登場によって簡単に崩れ去った。
予言を受け、新たな教典獲得に動く各国。しかし、彼らは遅かった。
悪魔の教典、と呼ばれたその書を手に入れた者の名は「レイ・アッシュ」。異郷の転生者だった。
だが、彼には野心があった。誰にも成し遂げられなかった世界革命への。
※この作品の更新は不定期です。
※ネタバレ防止のため、感想欄は閉鎖しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-09 07:10:05
6325文字
会話率:23%
――あらがえ。戦え。女神を名のる無慈悲な力に――
獣人族の少女ササカを中心に、過酷な女神が支配する異世界で繰り広げられる命を懸けた魔法戦。雪と氷のバトルファンタジー。
(以下は、結末までのネタバレを含みます。純粋にストーリーを楽しみたい読
者の方は、以下は読まずに本編にお進みください!)
主人公のササカは、ケモノ耳を持つ獣人族の少女だ。毎年冬に開かれる「星選式」のため、北の聖地にやってきた。星選式とは、世界を統べる「星の女神」が毎年開催する生贄の儀式。
儀式の前夜。聖地の宿でササカは、魔法を自在に操る異種族の王子レグナと出会う。彼もササカ同様、「星選候補者」として聖地に来ていた。翌朝、雪原に立つ星の門の前で、星選式が開かれる。その年の「星選者」に選ばれたのは、「大図書都市」出身の司書補の少女、ユメだった。連れ去られていくユメを、ササカは意図せず助けてしまう。レグナもササカに加勢し、三人は転移魔法で辺境の荒れ地に逃れたのだが――
直後に、星の女神本人を名乗る少女が、圧倒的な力で三人を急襲。だが、ササカの投げた短剣が当たると敵は消滅する。未知の魔力を帯びたその短剣は、ササカが旅に出るとき村の長老から授かったものだ。剣の導きで別地に転移したササカは、超常的な魔力を誇る「緑の女神」と初対面する。彼女は地上世界の創造者のひとりで、ササカの属する森の民の守護神。ササカはその女神から、星の女神の秘密を聞く。
星の女神の実態は、異世界出身の利己的な魔女だ。美名のもとに魔女が行う星選式は、命をつなぐ捕食に過ぎない。星選の大魔法陣がすでに発動した今、星選者のユメが三日以内にその地に戻らない場合には、魔法陣は暴走し、星の女神は滅びるだろう。
様々な策を駆使して猛追してくる魔女の攻勢をかわしつつ、ササカとユメとレグナは、独立都市国家ウルザンド、大図書都市と呼ばれる巨大城塞都市、ナギドの丘に立つ世界樹ユグドラシルの周囲に展開する魔法暴風圏へと、逃避と転戦を重ねる。度重なる戦闘の結果、魔女側も魔力を消耗し、幼児化退行が止まらない。最終的に魔女の干渉を排除し、魔法暴風圏内に逃れ、そこに身を潜めるユメとササカ。ササカはそこで、滅びゆく幼い魔女と最後の対話を行う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-07 12:41:18
119604文字
会話率:45%
遥か昔、大帝国「アルカヴァン」に所属し、アルカヴァンの歴史に名を刻みしギルドが2つあった。
1つ、互いの絆を重視する平和なギルドであり、国民からの絶大な支持を得た思いやりのギルド。その名を「蒼炎」と呼ぶ。
1つ、圧倒的な力を重視する傲慢なギ
ルドであり、貴族からの絶大な支持を得た力のギルド。その名を「ヘイズ」と呼ぶ。
均衡を保つ2つのギルドであったが500年前、突如として蒼炎は滅んだ。しかし国民は未だに蒼炎を求め支持し、ヘイズの恐怖政治から逃げようと反抗を続けた。
そんなある日、帝国にヘイズから最重要依頼が提示される。依頼を無事に成し遂げれば一生遊んで暮らせる名誉と財を送ると記載されたその依頼内容は「北に根を張る魔将軍の退治」でーーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-27 16:48:08
1978文字
会話率:47%
前の戦争が終わってからもう75年を超えた。
何度思い出しても心が痛い、爆撃機から落ちる爆弾の音、空気を切りながら落ちてくる。
「キューン」という音を立てて落ちてきた焼夷弾は着弾後高熱を発し周りの家屋が燃える。
どれだけ頑張っても止める
ことができない、圧倒的な力を目の前に大切な人を守ることもできない。
冷めない悪夢を見ている、起きることはない
白馬の王子様でも来ない限り...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-26 21:34:30
2223文字
会話率:34%