目覚めた少女・リュカは、自分の名前以外すべてを忘れていた。
森の奥にある静かな屋敷。優しく微笑む聖女・エルシア。
記憶はないのに、彼女の声が、ぬくもりが、どこか懐かしい。
無意識に重ねてしまう仕草。過去をなぞるように、ふたりはまた惹かれ合
っていく。
だが、平穏な日々は長く続かず、魔獣の襲撃がふたりを引き裂こうとする。
「あなたを守りたい――理由なんてもう、いらない」
傷ついても、忘れても、心はひとつ。
忘却と再生の中で紡がれる、魂が選んだ百合の愛の物語。たとえ記憶がなくても、私はもう一度、あなたに恋をする。
短編小説です。皆様のお声でもしもがあれば連載で2人の出会いから記憶を失うまでそして失ってからの2人をかければいいと思ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 11:08:55
4563文字
会話率:31%
「エリーゼ・ファルギエール! 今日限りでお前との婚約を破棄する!」と嫌がらせをした記憶も、実家の公爵家が横領した事実もないのに冤罪で、悪役令嬢のように、婚約破棄、没落、そして殺されてしまうエリーゼ。
気付けば婚約破棄当日、第一王子オーウェン
が入場した後に戻っていた。
嬉しさよりもなぜ断罪5秒前!?
スキルを駆使して打開策を考えるも、一度目と違って初恋の相手がいることに気付く。
あーーーーーーーーーー、私の馬鹿! 気になってしょうがないから違うことを考えなきゃって、初恋の人を思い出すんじゃなかった!
気もそぞろになりつつも、断罪回避に動く。
途中でエリーゼも知らない、番狂わせが起こって──!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 19:19:26
8290文字
会話率:37%
異世界に転生したフランカは公爵夫人として暮らしてきたが、前世から叶えたい夢があった。パティシエールになる。その夢を叶えようと夫である王国財務総括大臣ドミニクに相談するも答えはノー。夫婦らしい交流も、信頼もない中、三年の月日が近づき──フラン
カは賭に出る。白い結婚三年目で離縁できる条件を満たしていると迫り、夢を叶えられないのなら離縁すると宣言。そこから公爵家一同でフランカに考え直すように動き、ドミニクと話し合いの機会を得るのだがこの夫、山のように隠し事はあった。
無言で睨む夫だが、心の中は──。
【詰んだああああああああああ! もうチェックメイトじゃないか!? 情状酌量の余地はないと!? ああ、どうにかして侍女の準備を阻まなければ! いやそれでは根本的な解決にならない! だいたいなぜ後妻? そんな者はいないのに……。ど、どどどどどうしよう。いなくなるって聞いただけで悲しい。死にたい……うう】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 21:18:04
43668文字
会話率:49%
目を覚ますとそこは、青空の広がる大草原だった。
思い出してみると、俺は多分、死んだらしい。
じゃあ、ここはどこだ……?
もしかして、転生って、本当にある?
バカみたいなことを考えてしまった。そんなわけないのに。
それでここは、夢か黄泉の
国か、もしくは異世界なのか?
この世界初心者の主人公・ケンタを、どうか見守ってください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 12:20:00
11515文字
会話率:23%
高校デビューに胸を躍らせる榊原悠真は、「友達を作って青春を楽しむ!」という平凡な目標を掲げ、新生活をスタートさせる。
しかし入学初日、ギャル風の同級生・知立美沙と廊下で衝突。その後、彼女が落としたカセットウォークマンを再生してみると、流
れてきたのはまさかの「お経」だった――!?
謎多きギャルの正体は、実家がお寺の娘で、密かに僧侶を目指す女子高生。
ひょんなことから彼女の“宗教活動”に巻き込まれた悠真は、仏教どころか親鸞聖人すら知らないのに、「助手」として指名されてしまう。
青春とお経、ギャルと仏門。
価値観がぶつかるふたりの奇妙な“布教系青春ラブ(?)コメディ”が、今始まる!折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-22 14:11:05
69293文字
会話率:40%
夜の公園で出会ったのは、名前も知らない男だった。
誰も私を見つけてくれないのに、
彼だけは、なぜかまっすぐに、私を見ていた。
何も聞かず、何も求めず、ただそこにいてくれた。
気づけば、私は彼の部屋にいた。
小さなアパートの一室。色のない
暮らし。
それでも、そこだけはあたたかかった。
「逃げてもいいよ。全部忘れて、ここにいれば」
彼の声は、檻みたいだった。優しくて、やわらかくて、抜け出せなくなる。
苦しくない。でも自由じゃない。
一緒にいるほど、苦しみが“いらなく”なっていく。
──壊れることすら、ふたりなら優しかった。
共依存を描いた、静かでひどく甘い、ふたりだけの逃避行。
優しさに溺れた先で、あなたは“本当の幸せ”を問いかけたくなる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 03:44:04
7612文字
会話率:26%
ジャンルを問わずに書こうと思います。小説には関係がない話しかも……です。
今のところ、マイ・フェイスの書き込みを抜き出し、マイ・ブログの言葉を編集して、マイ・日記的な雰囲気ですかね。
自分で読み返すと、自分で撮影した写真の解説である『パ
ン作り・お菓子作り』のレシピのような(^_^;) 過去に自分で書いた文章だから……許されますよね。
最近(2018・19年)は、中国語の勉強の話しが多くなっている。
2020年はコロナの影響で、お出かけする機会がもともと少ないのに、それに輪をかけたように少なくなり困ったものだ。何かしなければ……話題作りが大変だ(笑)
この場所は、ほんとうに日記のような文章になってしまいました。
これからも、よろしくお願いいたします m(__)m
2020/09/22 あらすじの追加です。今日は姉の誕生日です \(^O^)/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 10:21:59
319666文字
会話率:5%
「殺人犯がいるかもしれないのに一緒になんていられるか! 俺は部屋に戻るぜ」
それがビタメイルの最後の言葉になった。
嵐に閉ざされた洋館……幽霊になったまま現場にとどまるビタメイルは必死に犯人を伝えようとするが、探偵はポンコツな上、犯
人じゃない奴がやたら怪しい言動を繰り返すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 07:24:49
6176文字
会話率:30%
毎年、彼岸花が咲く時期になると夢に現れる男性。名前もわからないのに、夢の中で彼に何度も恋をして、何度も別れている。その夢が現実になったのは、彼岸花の咲いたある年の秋――。
彼岸花が咲くたびに出会っては別れる、何度も繰り返される恋の輪廻を終
わらせるため、今度こそ彼と結ばれようとするが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 21:00:00
25104文字
会話率:24%
私、春原日葵には大切な彼女がいた。同じクラスの如月初音から告白されたのは高校2年の時の話。可愛くて、何でもできて、優しい、憧れの存在である彼女に告白されて、断る理由なんてない。それからというもの、私たちは付き合い始めるようになった。けど、好
きな子と笑いあえる時間は永遠じゃなかったんだ。3年生になって2人で受験勉強をしている時、私は勉強が苦手な自分にイライラしていた。それで、つい言ってしまったんだ。
「私やっぱ勉強向いてないわ。良いよね、初音は。何の苦労もなく良い点数が取れて。」
「は?何よその言い方?あたしが見えないところで日頃どんだけ努力してると思ってんの?あたしほど努力してないお気楽さんが、何の苦労もないなんて言わないで。」
私は彼女のその言葉に再びカチンときて言い返した。
「私だって...私だって、自分なりに一生懸命頑張ってんの。頑張っても勉強できない人の気持ちなんて、初音にはどうせ分からないくせに。勝手なこと言わないで!」
私は泣きながら教室を飛び出した。
後日、私はあの日の行動を死ぬほど後悔した。
初音が交通事故に遭った。そして、運ばれた病院先でも意識を取り戻していない。私があの日あんなことを言わなければ、初音がこんな事故に遭うこともなかったかもしれないのに...私って本当にバカだ。お願い、初音、目を覚まして、そしてあの日のバカな私を許して...
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 12:16:50
1100文字
会話率:21%
夜。私の部屋は二階の六畳間だった。
もとは納戸だった部屋で、家具もないが、妙に「人の気配」がある。誰かがまだここに住んでいるような、そんな錯覚を覚える。
寝転がったとき、不意に聞こえた。
――カラン。
押入れの中。
何かが、小さく落ち
るような音。湿った木と紙の匂いが立ち込める中、私は恐る恐るふすまを開けた。
暗がりの中。
紙コップと、赤い糸。
それは、かすかに揺れていた。風もないのに、ふる、ふる……と。
その瞬間、コップの奥から、声がした。
「……やっと、見つけてくれたね」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 07:11:04
5839文字
会話率:11%
「み、みえます!」
本当は精霊なんて見えないのに、思わず嘘をついてしまったクラリーズ。
しかし嘘をついた瞬間、自分は前世でプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢であることに気が付いて…!?
しかも、前世の推し、今世の婚約者である第二王子のオ
リヴァンは、表では優しくて軟派な雰囲気だけれど、裏は思わせぶりな態度をとって情報を引き出す諜報員。
「嘘をつき通して、華麗に逃げてみせる!」
嘘の撤回もできないクラリーズは、努力と逃げの姿勢で、最悪の展開を回避しようとするが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 01:27:25
126334文字
会話率:33%
「異能? あるけど、刺してないです。……たぶん」
異能が珍しくなくなった社会で、俺・蜂山蓮司(はちやまれんじ)の能力はちょっと特殊。
背中から羽が生えたり、脚が異常に強くなったり、視界がバグったり……
つまり簡単に言うと、“蜂”。本気を出
すと本能で誰かを刺したくなるヤバい体質なんです。
そんな俺が、毎日我慢しながら高校生活を送っていたある日――
突然、教育管理局からやってきた異能観察官にこう言われた。
「君、社会にとって“若干危険”だね」
いや、若干ってなんだよ!? 刺してないのに!?
制服が黒いだけでムカつく、蜜の匂いで本能が暴れそうになる、
そして今日も“刺しそうな顔”してるってだけで先生に注意される俺が、
社会から“異能監視対象”として名指しされた件について。
刺さずに生きる。
それだけで、けっこう命がけなんです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 23:31:30
6091文字
会話率:39%
なんの前触れもなく私は全てを失った。
事故によって家族を失った私と義父の新生活が始まる。
だけど新しい宿となった祖母の家は何かがおかしい。
いつの間にか灯る洋間の明かり、誰も用意していないのに現れるティーセット。
そして私は奇妙な夢を見始め
る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 21:19:17
50309文字
会話率:21%
死神のうっかりミスで死んでしまったアラフォー主婦。
何故か神様と契約して、異世界を旅することに。
厄介事には関わりたくないのに
世界の均衡を揺るがす事が起きるのは確定している様で…。
割と自己中な神様達との珍道中。
異世界で無事に生き延び
る事はできるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 20:00:00
405071文字
会話率:34%
寿命で亡くなった筈の私は気がつくと異世界に転生していた
新たな仲間との出会いに生まれてまもないのに襲い来る数々の試練
初めて訪れる村から始まる私の─────
────────────俺の新たな人生の物語
作品投稿頻度は未定です。ゆる
く書いていくつもりなのでよろしくお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 18:55:11
17614文字
会話率:35%
人が来ないのに何故か潰れない喫茶店ふれんち。きょうもバイトの杏奈から「人が来ませんねぇ」とぼやかれている。あなたはマスターの東堂楽(とうどう・がく)。
仕方ないと思いつつ、グラスを磨き、コーヒーカップを磨く。
きょうもお客さんは来ないのか、
ふれんちの行く末は――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 23:33:45
1919文字
会話率:35%
平民上がりの少女アルマは、聖女として王城で勤めていた。国中の“穢れ”を払う聖女の仕事は大変だったが、アルマはいつも励ましてくれる第一王子のサディアスに、いつしか淡い恋心を抱いていた。
しかしある日、サディアスから「第二の聖女になってくれ」
と言われる。それは、アルマがサディアスの恋人であるエスメラルダの補佐に回るということを意味していた。
聖女は一人しかいてはいけないのに? しかも、ぽっと出の女が第一の聖女?
頭にきたアルマは聖女を辞め、隣国で道具屋を開くことにした。
アルマは持ち前の聖女の力で呪いのアイテムを浄化し、お店を繁盛させていく。
すると、隣国の王子が呪いの品々を持ち込んでくることになり……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 19:52:23
108258文字
会話率:38%
何度も死んだ。
他の者に殺されたり、時には同族と争ったり、餓死することもあった。
それでも何度も生き返った。
正確には転生した。
何度も、何度も。
望んでいないのに何度も転生させられて、そして死んだ。
人に転生できたならまだやり
ようがあったかもしれない。
けれど何度転生しても、どんな死を迎えてどんなに期待をしても、なぜなのか転生してしまうのだ。
“ゴブリン”に。
次の生こそは生き延びる。
次こそは転生などしないで死んでやる。
何度死んでもゴブリンに転生する男ドゥゼアのゴブ生はいったいどうなっていくのだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 17:13:45
638712文字
会話率:31%
平凡な大学生の鈴木唯月ことイツキは、心当たりもない恨みを買ってしまい、刺されて死んでしまう。 そんな時、なんの運命か異世界へと転生し、なんの特別な能力も持っていないのに魔王討伐を命じられてしまう! 唐突に責任重大となったイツキは、どうやっ
て生きていくのか…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 13:47:12
104484文字
会話率:20%
目ざまたら森の中...自分が誰だかわからないのに変な記憶が流れ込んでくる...ちょっと待って!わたしヘンゼルとグレーテルの世界に転生してる?わたしがグレーテルって、それよりも兄のヘンゼルが超絶イケメンってどういうこと⁉しかもわたしたち捨てら
れちゃったみたい。思い出した話を元にお菓子のおうちを探してみたけどソレって罠じゃなかったの?
森の魔女が大魔法使いだったから兄弟でお世話になりながらお手伝いして一緒に暮らすことに...そしたらわたしのデビュタントが決まって魔法でドレスに着替えて舞踏会へ...ってアレっ?お話変わってません?
いったいコレってどうなってるの?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 12:00:00
81948文字
会話率:50%