北の大国ヴォルフガング帝国に嫁ぐことになった、弱小国ユーフェミアの姫ミスティア。
ヴォルフガング帝国、皇帝ジークフリードからの申し出──というよりも命令だった。
ジークフリードといえば、血も涙もない氷の覇王と呼ばれる皇帝陛下。
皇太子であ
ったときに帝国の内乱を軍を率いておさめ、武力でもって周辺諸国を平定した武王である。
ユーフィミア王国もいつ属国に加えられるかとびくびくしていた矢先のことだ。
それは妃とは名ばかりの、人質のようなもの。おそらく大勢いる妃のうちの末端に加えられて、捨て置かれるのだろう。
気弱な父と母はお前がヘマをすると国が滅ぶと怯えており、野心家の姉たちは皇帝を手玉に取れとうるさく言う。
「わかっているのでしょうねミスティア、あなたが失敗すれば国が滅ぶ」
「あなたが皇帝を手玉にとれば、我が国は安泰」
今まで目立つ存在でもなかったミスティアは、皇帝を手玉に取る悪女にならなくてはいけない。民を属国の憂き目から救うために。
そう決意して帝国に向かったその日の夜、ミスティアは突然現れた仮面の女によって、呪いをかけられてしまう。
その呪いとは──夜だけ猫になる呪いであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 00:04:33
18074文字
会話率:30%
八十神薫子(やそがみかおるこ)は、帝都守護職についている鎮守の神と呼ばれる、神の血を引く家に巫女を捧げる八十神家にうまれた。
八十神家にうまれる女は、神癒の力(しんゆのちから)を持ち、鎮守の神の法力を回復させたり、増大させたりする力を持つ。
けれど薫子はうまれつきそれを持たず、八十神家では役立たずとして、使用人として家に置いて貰っていた。
ある日、鎮守の神の一人である玉藻家の当主、玉藻由良(たまもゆら)から、神癒の巫女を嫁に欲しいという手紙が八十神家に届く。
神癒の力を持つ薫子の妹、咲子は、玉藻由良はいつも仮面を被っており、その顔は仕事中に焼け爛れて無残な化け物のようになっていると、泣いて嫌がる。
薫子は父上に言いつけられて、玉藻の元へと嫁ぐことになる。
何の力も持たないのに、嘘をつくように言われて。
鎮守の神を騙すなど、神を謀るのと同じ。
とてもそんなことはできないと怯えながら玉藻の元へ嫁いだ薫子を、玉藻は「よくきた、俺の花嫁」といって、とても優しく扱ってくれて――。
九尾の力をひく男の元で、愛されて隠された力を開花させる少女の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 12:03:55
102987文字
会話率:38%
地上の神とも天界の神ともあまり交流をしない夜空を司る神は、人の世を興味深く眺めていた。やがて人と交流をしてみたいと思った神は、自分の名を冠した神社を放浪し、そして時々気まぐれにカフェを開いた。
これは神の好奇心に巻き込まれた人々の話である。
☆side神とside人という二話一組のオムニバスです☆現実世界の場所や時々架空の場所も登場します☆side神は美味しいもの、side人は観光地を中心に扱う予定★不定期更新ですが、月一の二話ずつくらい更新したいなぁと思っています
※この作品はカクヨムにも掲載しています※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 19:06:09
22766文字
会話率:40%
勇者を倒すため、魔王城にて構えて待つ魔王と側近の魔術師。
しかし何か月待っても勇者は一向に来ない。
玉座に座ったまま無為に時を過ごしていた魔王は今の日常に退屈し、自分を見つめなおす。
最終更新:2025-01-21 17:50:00
2975文字
会話率:76%
周華《しゅうか》国を統べる鬼族の王女・玉英《ぎょくえい》は、叛乱を受けて都を脱出。
従者の子祐《しゆう》に護られて落ち延び、白虎族の始祖・西王母を頼ったところ、何故か美しい婚約者を得る。
西王母の下で心身を鍛え、百合百合しながら復讐と
天下統一の旅に出る!
古代中華風ファンタジー戦記(百合風味)、爆誕!
第二話か第三話で上記の最後「旅立ち」までいく予定です。
第一話はどうしても出しておきたいところまで含めたので文字数多めです。
プロットは切りの良いところまで作ってあります。必ず最後まで書きます。お付き合い頂ければ幸いです。
作中の様々な呼称や単位等については、古代中華の資料・推定等を基盤にしつつ、作劇上の都合で変更しております。
関連して、(~~~。)という形で注釈を施している部分があります。不要な方は該当箇所を読み飛ばして頂ければ幸いです。
もし「他の記述と噛み合わないな」「作者が計算ミスってるっぽいな」と思われたら、こっそり教えて下さい。
なお、学校の試験等に用いることの出来る資料は『国語便覧』『世界史/日本史/地理資料集』等に掲載されているはずですので、別途ご確認下さい。
一応「残酷な描写あり」としていますが、自分が12歳の頃に読んでいた北方謙三作品を鑑みて、R15には設定していません。ご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 16:52:04
199010文字
会話率:37%
「貴女を迎えに来たんだ。〝月読命の姫巫女〟よ。――――我が花嫁殿」
帝都から、少し離れた場所にある一つの大きな御屋敷。
月読命を奉り、生まれた女は代々姫巫女として神託を授かりその力を借り受けられる家柄である月詠家に生まれた二人の少女。妹の
月詠蒼依は、闇夜を思わせる波打った艶やかな髪と蒼玉を思わせる瞳を持ちその容姿と生まれ持った霊力の高さから月読命の姫巫女と謳われ、姉である月詠琥珀は、両親とも妹とも似通わない類稀なる容姿から、幼少期から〝月欠の忌み子〟と罵られ、女中同然の扱いを受けていたが、幼い頃に交わした〝約束〟が叶うことを夢見て暮らしていた。
しかし、その辛い生活もある日を境に一変する。姉は、当代随一を誇る四神【白虎】憑きの白菊翡翠に求愛された。
「琥珀さん、〝約束〟を果たしに来たよ」
これは、家族に虐げられていた儚い少女が愛されることを知り幸せになるための恋物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-21 07:53:34
874文字
会話率:18%
「妻帯せよ!」
玉座に座る若き国王が、氷雷の騎士団長と呼ばれるジェラール・シャルトリューズ公爵に、命じる。
「ただひとりの、そなたにふさわしい令嬢を探し出せ。
愛のもとに婚姻を結び、子をなすのだ。公爵家を栄えさせよ」
ジェラールは王命に従
い、適切な令嬢を見つけるための試練に挑むことになる。
だが、この決意が予想以上に楽しいものとなるとは、当初思いもしなかった。
……ハッピーエンドに繋がる、お話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 21:32:01
106959文字
会話率:26%
マンションのベランダで、草花を育てる趣味を持つ僕は、仕事に行く前に必ずする習慣があった。水やりをしながら、話しかけるのだ。花には命があって、人とわかり合えるものだと思っている。そして今日も、静かに語りかけた後、カバンを肩に下げて駅へと向かっ
た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 21:15:05
7392文字
会話率:31%
巨大な自然石がそそり立つ、鏐(しろがね)ノ川巨石には、古い伝承が数多く存在する。超自然的な魔術を操る者、闘いに飢えた眼をギラつかせる者、虚ろな目で彷徨う者。それぞれが、伝承の桜を求めて毎年この地を訪れた。その桜は風景を透かす無色透明の花弁に
光を湛(たた)え、この世のすべての理を司るとされる宝玉を産み出すのだった。それぞれの胸に抱いた思惑が交錯し、そして白銀の男が宝剣を携えて現れる ───
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-05 21:17:39
6577文字
会話率:29%
1889年9月9日パリに旅立った香苗は、安宿に落ち着くと街を散策する。セーヌ川の雄大な流れ。対岸にはルーブル美術館が見えた。河畔に建てられたオルセー駅から、黒い煙を吐いて力強く走る蒸気機関車。そして目玉のエッフェル塔。街全体を観光客が埋め
尽くし、大道芸人が広場に集まっていた。その片隅に、美しいヴァイオリンを響かせる若者がいた。聞き入る観客の中少年たちが近づいてきた ───
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 18:42:23
6320文字
会話率:15%
29歳のサラリーマン
高橋 海人
大学を卒業して就職して彼は会社と家の往復をする毎日だった
そんな彼の唯一の趣味は休日の前日の夜に酒を飲みながらゲームをすることである
『サーリスト戦記』
何度もクリアした戦略シミュレーションゲーム
久
しぶりに起動したゲームのコレクションを見ていた海人は唯一クリアしていなかった領主に気付く
『カイト・オーシャン』
最弱の領主であり、毎回最初に滅ぶ領である
同じ名前だからと最初にプレイして玉砕してからは一切触っていなかったが
何度もクリアした今ならクリア出来るのではと考えた海人はカイト・オーシャンを選んでゲームを始める
いつの間にか寝ていた海人
呼ばれる声に反応して起きたら
カイト・オーシャンになっていた
なんでこうなったのか何もわからない海人
だが周りはそんな事など関係なく攻めてくる
押し寄せる敵軍
忠義を尽くす部下
自分を頼る民
様々な思惑に挟まれながら海人は決意した
「やってやろうじゃないか……カイト・オーシャンとして生きてやる!そして、天下を取る!!」
海人の……カイトの戦いが始まる
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 00:24:18
1143500文字
会話率:72%
化け物になった想い人と、ずっと二人で暮らしていたかっただけの女の話
※好みがわかれる作品だと思うので何を読んでも自己責任で。
※他小説サイトにも掲載しています。
最終更新:2025-01-20 00:00:00
14463文字
会話率:25%
美しい観賞用人魚♂のお世話係になった下女の話
『あれは観賞魚にはならない。』
※好みがわかれる作品だと思うので何を読んでも自己責任で。
※他小説サイトにも掲載しています。
最終更新:2024-11-22 00:00:00
9678文字
会話率:20%
山に暮らす身寄りのない少女が罠にかかった鶴を助けたら、高身長姫カット妖艶未亡人系美女に押しかけられた話
※他小説サイトにも掲載しています。
最終更新:2024-10-31 00:00:00
4359文字
会話率:24%
かつて剣術の大家だった父の名誉回復をかけて、江湖の剣客に勝負を挑んでいる青年・律九珠。
ある日、竹林の隠者・簫無唱との戦いで九珠はあっさり敗れてしまう。ところが簫無唱は九珠を弟子にすると言い、最強の剣術と新たな「剣の道」を伝授して再び江湖に
送り出す。
一方、江湖では、九珠に伝説の剣客「李玉霞」の面影を見出した者たちが動き始めていた。様々な人々と交流するうちに、九珠はかつて繁栄を極め、内乱で滅亡した名門鏢局の真相を知ることとなる。
謎、名誉、伝説、凋落。
野心と陰謀が渦巻く江湖で、最後に九珠が見出した道とは——
【おもな登場人物】
・律九珠(りつ きゅうじゅ)
青年剣客。かつての誇りを取り戻すという父親の悲願のために江湖を渡り歩き、強者たちに勝負を挑んでいたが、簫無唱との出会いで変わり始める。
・簫無唱(しょう むしょう)
竹林の中の寂寧庵を守る女の隠者。圧倒的な実力を持ち、九珠の新たな道標となる。
・律峰戒(りつ ほうかい)
九珠の父。かつて江湖でその名を轟かせたが、大一番に敗れたことで落ちぶれ、その恨みを晴らすべく九人の息子たちに家伝の「律白剣譜」を仕込んでは名だたる剣客と戦わせている。
・飛雕(ひちょう)
大英雄になりたい弓使いの少年。九珠を兄と慕い、行動を共にする。
・常秋水(じょう しゅうすい)
江湖最強の剣客。律峰戒と同世代で、彼とは覇を競い合った好敵手同士。
・鄧令伯(とう れいはく)
商業都市・蘇口に拠点を置く大富豪。武術好きという一面を持ち、江湖の英雄たちとも交流がある。
・李玉霞(り ぎょくか)
かつて江湖の頂点に君臨した女剣客。その後鏢局を営む名門一族・公孫家の次男に嫁いだが、一族の滅亡とともに姿を消した。
※カクヨムからの転載です。カクヨムにて公開中の同名の短編を長編として加筆修正したものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 00:00:00
134670文字
会話率:45%
殺し屋の袁芒生は、匿名の依頼を受けて魔教・六玉妖道の教主を暗殺する。その一月後、殺した教主の息子・任熒瑶に捕えられ、暗殺の首謀者を探すよう言われてしまった。逆らったら即刻処刑という条件付きで六玉妖道に潜入した袁芒生は、調査を進めるうちに任務
の裏に思わぬ陰謀があったことを知る。さらに任熒瑶の秘密までも知ってしまい、彼との仲も深まって……
武侠×ドムサブバースのBLです。よろしくお願いします。
***
登場人物
・袁芒生(えん ぼうせい)
暗殺組織・墨世楼(ぼくせいろう)に所属する殺し屋。六玉妖道に捕らえられ、自分が手にかけた前教主の暗殺事件の真相を暴くことになる。天涯孤独の現実主義者。
転変者(てんぺんしゃ・本作でのスイッチ)で攻め。
※リバ設定有です。無理な人は自衛してください。
・任熒瑶(じん けいよう)
魔教・六玉妖道(ろくぎょくようどう)の世継ぎ。前教主の息子。両親の死の黒幕が現教主の伯父なのではないかと疑っている。冷徹だが甘えん坊な一面がある。
随者(ずいしゃ・本作でのサブ)で受け。
・武蒼淵(ぶ そうえん)
六玉妖道の現教主。血縁のみに継承される教主の地位に入婿ながら就いているが、果たしてその真相は……
・任舞照(じん ぶしょう)
六玉妖道の聖娘(教主の妻)。前教主の姉で、任熒瑶にとっては伯母に当たる。強気な美女。
・李赫(り かく)
任熒瑶の執事。口が固く、時に汚れ仕事を請け負うこともある。
用語解説
・六玉妖道(ろくぎょくようどう)
魔教の一派。呪術を得意とし、教主には六色の玉が嵌め込まれた鏡が代々受け継がれる。教主は直系の男子がなり、教主を聖者(せいじゃ)、その妻を聖娘(せいじょう)、世継ぎとなる長男を聖子(せいし)と呼ぶ。
なお「妖道」は外部からの呼称で、信徒は単に「六玉道」と呼んでいる。
・墨星楼(ぼくせいろう)
暗殺組織。様々な勢力が入り乱れる江湖において中立の立場を貫いており、正道・邪道を問わず仕事を請ける。所属する殺手(暗殺者)は諜報活動にも長けている者が多い。
ドムサブ用語一覧
・ドム→主者(しゅしゃ)
・サブ→随者(ずいしゃ)
・スイッチ→転変者(てんぺんしゃ)
・グレア→瞪視(とうし)
コマンド(命)
・kneel→跪坐
・stay→照樣
・say→講述
・look→瞧
・present→暴露折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 19:49:33
6947文字
会話率:41%
佐倉 真一郎が長州派にいた頃、新選組は壬生浪士組という名で存在していた。
壬生浪士組という名の頃は、派閥は芹沢 鴨を頭目とする水戸派と近藤 勇を頭目とする試衛館派に割れており、更に文久3年5月の頃に我こそは尽忠報国の士と名乗る者が大量に加入
してきた。第一次隊士募集である。
勿論、それなりに篩(ふるい)にかけて入隊を許したが、多少いい加減なものも混じっていて、採用後も仮同志(ふるい)にかけた結果、近藤達が京で活動を開始して初めて現地で同志(なかま)に加えた隊士達は、好くいえば個性的、悪くいえば不純物が入っていた。其は正に玉石混淆(こう)―――・・・玉はいい加減なものを取り除いた事で更なる輝きを放ち、不純なものどもはその黒さが浮き彫りとなった。中には、両方の性質を具えたものも窺えるものの。
前者は5人しか在らず。否、5人も在れば充分であろう。
美男五人衆と。
後者は、長州からの間者である。
※登場人物は『新選組・真の参謀』を基礎としています。一部のキャラクターや設定は友人の作品を下敷としています(掲載・応募の許諾あり)。
※ 時代系列はおおむね史実通りですが、事件の経緯や解釈などは創作の要素が強いです。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 16:00:00
42873文字
会話率:46%
岩戸隠れの章で活躍する日本神話の神々の関係。思兼神と布刀玉命は仲が悪い。布刀玉命と天児屋命は依存関係。思兼神と天手力男神は主従関係。思兼神と天宇受賣命の関係は―――?
神々の因縁ともいえる少し歪んだ関係は、一人の赤子の死から始まっていた。
最終更新:2023-08-27 16:00:00
46486文字
会話率:38%
のちにダンジョンと呼ばれる巨大な構造物が世界各国に突然現れた。
ダンジョンの中には未知の生物、鉱物、植物が存在しており、それを手に入れて売って生活を立てる者達をダンジョンハンター、通称ハンターと呼ぶ。
朱月輝夜もまたそんなハンターの一人
だったが、ある日ダンジョンで拾った水晶玉から発せられた光によってなぜか女の子に!?戻り方もわからないし、とりあえず配信でもしてみますか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 23:24:54
294810文字
会話率:46%
恋愛ゲームのキャラクターに転生したかった大学生の話。
最終更新:2025-01-18 18:00:00
1217文字
会話率:20%
第三王子の兄ふたりが突然、王位継承権を放棄したために国王になることになった第三王子。彼は結婚相手である聖女と会って、玉座の間で二人きりになって話す。
第三王子は聖女に好意を伝える。それを聞いた聖女は喜ぶのだが。
最終更新:2025-01-18 13:28:57
2140文字
会話率:24%
年越しの夜。家族が集う王族のプライベートルームで、第一王女の姉さまが映像玉を取り出した。
明るい音楽が流れ、銀幕に映し出された映像にタイトルロールが浮かび上がってくる。
——『☆エドワード王子の黒歴史☆彡』
「んなっ!? ちょっと待て
!やめろ!止めろ!!ストップだ!!」
俺は両手をぶんぶん振りながら記録玉へ猛然と駆けよった。だが、影の魔法によって椅子に縛りつけられ、家族の前で上映会がはじまったのだった。
『マリエル! お前との婚約は今日をもって破棄する!』
映像の俺が男爵令嬢の肩を抱いて堂々と宣言した。
——はあ、エドワード……
——あーあ、やっちゃいましたね
——お酒でも飲まないとやっていられないわ
——真実の愛だって……プークスクス
男爵令嬢にたぶらかされて、公爵令嬢のマリエルに婚約破棄を言い渡したバカ王子の顛末。
ざまあ成分多め。ほぼ全編がざまぁ回の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 12:40:42
32964文字
会話率:30%
かつて、最強の勇者が最凶の魔王に挑んだ。しかし、激しい戦いの末に何が起きたか? それは——勇者が魔王に一目惚れしてしまった! 戦いを捨てた二人は恋仲となる。そしてその愛の結晶として生まれたのが、勇者の血と魔王の力を受け継ぐ少女、ヴァミリア
!
だが、そんな世界の平和など彼女には関係ない。退屈な魔王城で玉座に座りながら、日々を持て余していたヴァミリアは、思いつきで人間界への「遠足」を決意。部下のグロムを振り回し、無理やり旅をスタートさせる。
しかし、その道のりは一筋縄ではいかない。武術や魔法の訓練、道徳の授業(!?)を経て、ようやく人間界へ出発したヴァミリア。果たして彼女は人間界でどんな大騒動を巻き起こすのか?
最強の血筋を持つおてんばお姫様が、平和な世界に新たな波乱を巻き起こす異世界冒険譚、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 12:00:14
67468文字
会話率:53%
日本の何処かに在る町、沖牟中市。この町では日本でも数少ない炭坑と路面電車が現役で走る、未だに石炭による蒸気機関が電気や石油といったエネルギーと共存する不思議な町であった。この町の学園の新入生である女学生、櫻井姫華は、入学式の日に、同じ新入生
の美しい人を見かける。そして、その美人……三池玉姫と出会ったその日から、姫華は今まで知らなかった、この町の裏側に潜む者達との日々に巻き込まれるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 20:05:52
11431文字
会話率:27%
あんたが椅子になればいい。
EDENシリーズ 3作目 埼玉&京都編
発見された遺体は、椅子に括りつけられた姿勢で刺し殺されていた。
しかし椅子は見つからない。夜中の道端に次々転がされる遺体は、連続殺人を意味する。
陣内探偵曰く、今ま
でで一番ヤバい奴とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 14:42:26
29812文字
会話率:32%
中華風世界観のファンタジー
おっちょこちょい道士の奮闘記・・・のはずが、微妙にシリアス分が増してしまった( ゜Д゜)アルェ?
最終更新:2025-01-15 12:20:57
7978文字
会話率:31%
黒猫ツバキは、魔女コンデッサの使い魔である。
お正月、家の中でゴロゴロしている魔女と黒猫。コンデッサがツバキにお年玉をあげると、ツバキはコンデッサへ《感謝玉》という謎のアイテムをプレゼントする。「これで、ご主人様とアタシはもっと仲良しに
なるのニャ」と言うツバキだったが、玉はドンドン大きくなって、ふくれていき……。
※「黒猫ツバキ」シリーズの作品です。単品としてお読みくださっても、大丈夫です。
『ノベルアップ+』様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 21:12:42
5606文字
会話率:78%