愛する人の為に出来る最善の事。あなたが「俺」なら同じ事が出来ますか?
近未来の日本では人類の悲願とも言える不老不死の研究は様々な方面で進んでいた。中でも脳組織の研究は大きく進歩し、個人の思考を完全に再現出来る人工頭脳の実用化に成功してい
た。将来的には個人の思考を持つ機械人間も可能となったが、実用レベルのロボットの体は出来ておらず、人工頭脳の小型化も人間の頭のサイズに収まるレベルではない。現状では上下左右に可動するカメラの付いた、一メートル四方の箱に収める事で実用化されていた。
この小説は様々な理由で人工頭脳の箱となった人とその家族らの愛と憎しみ、悲しみを綴ったSF人間ドラマの短編集です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 20:10:00
120302文字
会話率:51%
神々戎斗(みわ かいと)は、不幸な生い立ちから、世界への深い憎しみを抱いていた。
孤児院での虐待、社会の冷たさ、そして何より、一獲千金を求め、期待を抱き飛び込んだ探索者の世界でも「収穫スキル」という、ダンジョン内での収穫物を一つ増やすとい
う、何の役にも立たないゴミスキルだったことに絶望していた。
探索者となった戎斗は、肉の盾として危険な仕事を任され、使い捨ての消耗品ような扱いを受け続ける。
そんなある日、危険なダンジョンで罠にはまり死にかけ、絶体絶命の危機に陥る。
仲間にも見捨てられ、救援にきた幼馴染の探索者にも置き去りにされ、信じられるものを全てを失い、戒斗は世界に恨み言を吐きながら死を覚悟する。
しかし、そのとき、身体の奥底から別人の声が聞こえ、彼のスキルは一変する。
「収穫スキル」が「収奪スキル」へと進化し、あらゆるものの力を奪い、自分へと吸収できる能力を得たのだ。
新たな力を得た戎斗は、自分の人生を狂わせた世界への復讐として、圧倒的な力を手に入れ、この世界を全てなかったことにする事に決めた。
収奪スキルで強大な力を手に入れ、目標を定めた戎斗はダンジョンを攻略し、敵を次々に倒していく。
レベルアップを繰り返し、最強の存在へと近づいていく戎斗だが、彼の心は復讐の炎に焼かれ、奪い取ったスキルの力の影響もあり容姿が人間離れをして、元の姿からは一変してしまう。
そんな彼の前に立ちはだかるのは、かつてのダンジョンで自分を見捨てた幼馴染であり、幼少期の唯一の心の支えであった瀧野愛菜(たきの あいな)だった。
愛菜は、世界を救うために、人外となった戎斗を止めようとする。
愛菜との対決、そして世界の命運をかけた壮絶な戦いが始まる。
戎斗は、復讐の道を突き進むのか、それとも、愛菜の言葉に心を動かされ、新たな道を切り開くのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 18:00:00
106555文字
会話率:27%
「何度転生しても、私はあの女と殺し愛する運命らしい」
転生が流行りの昨今、幸せな人生を望んで転生する者は多い。
だが、私は違う。
——私は、彼女と殺し合うために転生する。
幾度も生まれ変わり、幾度も出会い、幾度も剣を交える。
愛している
のに、傷つけ合わずにはいられない。
手を取り合いたいのに、剣を抜くしかない。
それが、私と彼女の「宿命」だった。
だが、今回の転生は少し違う。
彼女は微笑み、言った。
「今世では、殺し合うのをやめない?」
果たして、それが本当に叶うのか?
それともまた、愛と憎しみの果てに剣を突き立て合うのか?
運命が嘲笑うかのように、私たちはまた巡り合った。
終わらない転生の輪の中で——
この物語は、何度も殺し合いながら、それでも愛し合わずにはいられない二人の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 14:32:53
1994文字
会話率:37%
気づけば異世界、そして牢獄。
理由は「醜いから」。
絶望の中、誠司の前に現れたのは、静かに見守る青年・エルヴァン。
やがて訪れる転機——命を賭けた逃亡。
そして再び向き合うことになる、かつて美しかった王子。
憎しみと絶望の果てに、何が待
つのか。
これは、追われる者たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 18:00:00
14215文字
会話率:41%
かつて地上に暮らしていた人々は汚染された大地を捨て女神シェラの導きにより天空で暮らすことを選んだ。
時が経ち三年に一度神に近い高みへ至る《救いの儀式》が行われるようになり三百年。
赤髪の少年ヴォルグは最愛の祖母が選ばれた儀式に隠れついて行っ
た先で真実を知ってしまう。天空からの支配、地上からの憎しみ。そこから先で彼は何を見、何を選ぶのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 20:07:03
1782文字
会話率:54%
リディア・レストは、レスト神官家の長女で、王太子殿下であるステファン・ベルナールの婚約者だった。
けれど王立学園の卒業式の日に婚約破棄をされて、ステファンは腹違いの妹であるフランソワと結婚するのだという。
もともと魔力がなくおちこぼれとして
神官家でも捨て置かれていたリディアは、出奔を決意。
王都に逃げ出して半年。使用人から食事を作ってもらえなかったので、自分で料理を作っていたリディアは、食堂を開いて生活していた。
毎日恨みつらみと憎しみと悲しみを料理にこめていたら、気づいたらリディアの食堂は、『美味しい上に妙に力がみなぎる料理』を提供する店として評判になっていた。
評判にならなくて良いし、できれば静かに暮らしたい。それなのに、騎士団長様は毎日雇いにやってくるし、宮廷魔道士様は助けを求めてくるし、公爵様やら、果ては、隣国の王子様まで噂を聞きつけてやってくる始末。
おちこぼれだったリディアに、別に求めてもいないモテ期が到来しようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 11:34:15
889842文字
会話率:38%
人には、感情が存在する。
その中にある負の感情、恨み、悲しみ、辛み、憎しみ、妬み、そして絶望。
そのすべてが一つになった時、人は人外へと変貌する。
人々は、彼らを異形者と呼ぶ。
日本に休暇で訪れたニャルラとヨグの二人は、ある町の奇妙な噂を
耳にする。
その町は、たった一夜でゴーストタウンとなったとのこと。
二人は、その町に向かう。
そこには、殺人鬼と呼ばれる黒の外套を着た男が住んでいた・・・
異形が蔓延るダークファンタジーが始まる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 21:03:44
479866文字
会話率:47%
犯罪、それは様々な人間関係や環境的要因、心理的要因、個人的要因等によって起こるもの、憎しみ、復讐、エゴ、嫉妬等色々な要因が複雑的に絡み合い、起こるものである、時代的背景等の要因もあるがもしそれらが全て管理されていたり起こりうる運命であった、
意図的に操作されていた物ならばどうであろう?
鍵となるのは78枚のタロットカード、このタロットカードは何年も前にどこかしらの国の人がそのような物事を読み解く為のツールとして作成したカードである、カードは大アルカナと呼ばれる22枚のカードと残り56枚で形成された小アルカナと一般的に呼ばれるカードで形成されている
そのうち22枚の大アルカナと一般的に呼ばれるカード、そのアルカナの力を持つ22人の人物、これはそんな人間の愚かさや憎しみ、人の大罪、サガ、欲望、人間関係をその22人を中心として描かれる戦いの物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 20:51:56
633文字
会話率:20%
「……死ねというのか。あいつらは。俺に死ねと……」
目に正気がない男性は小さな声で独り言を言いながら、酒を煽る。空になった空き缶は部屋中に溢れ、あちらこちらにゴミが散乱している。
男性は机の上に投げ出されていた紙を掴み、置いたままに
なっていたボールペンを掴み、恨みの籠った罵詈雑言を殴り書いていく。
男性の目には正気はなかった。
涙すらも枯れ果て、彼に希望はなかった。
ーー後日、男性は自らの意思で命を捨てた。自ら命を捨てるほどに追い詰めた全てに対して憎しみ、恨みながら、彼は自室のクローゼットの中で発見された。
彼の死後、彼の職場である旅館には悪い噂が立つようになった。
噂曰く、旅館で一夜を明かすと自ら命を立ってしまうらしい。そんな噂に翻弄されながらも、旅館で働く従業員たちは逃げることができず、追い詰められていく。
『ブラック企業』×『負の連鎖』が繰り広げる新感覚ホラー。最後に生き残るのは誰なのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 08:59:30
31798文字
会話率:22%
現実は"非情"である。
多くの国々が"争い"、その争いによって幾多の人が死に、その"死"によって、"憎しみ"が生まれる。
人々はその苦しみ、痛みから逃れるた
めに、"宗教"を造り、救いを求めた。
その宗教を利用しようとし、自らを崇めさせようとした者もいれば、その宗教の中でもこれは良い悪いを専断した者もいた。
そのような戦争や混乱、対立の中で、数多の思想、学問、貨幣、宗教、宗派が生まれた。
この物語は、その世界で生きる者の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 02:35:14
212文字
会話率:0%
「冬童話2025」エントリー作品
厳しい冬が訪れる世界で、孤独な少女リオは、謎めいた存在「氷精のフロスト」と出会う。長きにわたり封印されていた魔女の復活が迫り、世界は崩壊の危機に瀕していた。リオはフロストと共に、魔女を封じた「氷の鍵」を巡
る旅に出る。
旅の中で、彼女は自らの秘密を知り、選択を迫られる。鍵を使って魔女を完全に封じるのか、それとも力を利用して新たな秩序を築くのか――。
リオが選んだ答えは、魔女の憎しみを断ち切り、希望を未来へ繋ぐことだった。壮絶な戦いを経て、彼女は奇跡を起こし、凍りついた世界に春を呼び戻す。仲間との絆と成長を描いたこの物語は、寒さに閉ざされた人々の心に温かな春を届けるだろう。
「春の訪れ」は、すべてを乗り越えたリオが新たな未来に向かって歩き出す姿で幕を閉じる。奇跡を超えて描かれるのは、希望と選択の物語――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 12:04:14
7833文字
会話率:46%
ケンは物心がついた頃から自分が自己中心的な存在であることを知っていた。何故、自分で自分自身の感情や欲望を押さえなければならないのか、という事がケンにはよく理解出来なかった。いわゆる自己制御はケンにとって堪え難い苦痛を伴った。自分以外の子供
や周りの人間達の言動は常に不可解なものであった。
ケンは途轍もなく我儘な子供だった。親はもとより周囲の人間達はケンに対して野生の動物を調教するのと同様の方法を用いる以外に手は見いだせなかった。周りの仕打ちに対してケンは燃えるような憎悪と憎しみを感じては報復し、又、それを繰返した。
――親も含めて誰もがケンには人間的な学習能力が生まれ付き欠落しているのだと思った。だが、小学校に入る頃にケンの態度が一変した。それまでの反抗的な言動が嘘のように無くなった。暫くは周りの大人達はその急激な変化に戸惑ったが、その内に気にしなくなった。しかし、ケンの本性が少しも変化してはいないと感じていたのは同世代の子供達だった。まともな抵抗が無駄だと骨身に感じて悟ったケンは、単に自己防衛の為に表面的な反応を消したにすぎない
ケンの瞳には前以上に獸に似た強い意志的な光が宿っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 02:48:53
680文字
会話率:0%
第二次世界大戦の最中、世界の影で繰り広げられていたもう一つの戦争――それは、人類の運命を左右する神秘の力を巡る闘争だった。
物語は、若き画家志望のアドルフ・ヒトラーが、ウィーンの美術学校での落第を受け入れられず、街をさまよっていたある夜か
ら始まる。その日、彼は一人の謎めいた少女、ティアティラと出会う。美しい金の髪に透き通るような碧い瞳を持つ彼女は、異世界の存在を匂わせる不思議な雰囲気をまとっていた。ティアティラはヒトラーに、「人類の成長を促す」自身の役割を告げる。彼女は一体何者なのか?彼の人生に何をもたらすのか?謎のまま時間は流れ、ヒトラーはドイツの政治家として頭角を現し――彼女は果たしてヒトラーの「救い」だったのか、それとも「破滅」だったのか?そして、ティアティラが言う「人類の成長」とは――?
この物語は、愛と憎しみ、希望と絶望が織り成す壮大な叙事詩だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 21:00:39
5858文字
会話率:48%
ある日、死から蘇るもそれまでの記憶と本来の姿を失った人間…○○○がいた。
○○○は虚無感に襲われ、1人の女性を手にかける。その途中で○○○はその女性に酷い仕打ちを受けていた記憶がフラッシュバックし、怒りと憎しみの果てにその女性を嬲り殺しに
し強い多幸感を得るのだった…。
○○○はやがて復讐の怪物として蘇り世に解き放たれるのだった…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 00:42:03
5459文字
会話率:48%
戦乱の世界に現れる、戦場を渡り歩く天使──メアリー。彼女は負傷者を癒し続けるヒーラーであり、敵味方を問わずすべての命を救う存在だった。
だが、その力は人々の感謝と憎悪を同時に引き寄せる。救った命が戦場で新たな命を奪い、彼女の癒しがさらなる
憎しみを生む。そんな中、メアリーはある国の反逆者を治療してしまう。その男の復活は皇族の命を脅かし、国を内乱に陥れる結果となる。
「命を救うことは本当に正しいのだろうか?」
信念を揺るがされる中で、それでも彼女は歩き続ける。誰かが助けを求める限り──壁に耳あり障子に目あり、負傷時にメアリーあり。天使が紡ぐ、命の葛藤と癒しの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-18 23:53:31
3588文字
会話率:71%
11年前に起きた悲劇的な事故が、中谷翔太の心に深い憎しみを刻みつけた。その恨みは次第に膨れ上がり、彼はこの世界に対して復讐を誓う。名門の発明家を輩出する高校と大学に進学し、翔太は計画的に復讐の準備を進めていく。数年をかけ、ついにその時が訪れ
る——翔太の復讐劇が、今、始まる。
一歩ずつ着実に迫る翔太の復讐。果たして彼は、この世界にどんな結末をもたらすのか?その壮絶な物語を目撃せよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 07:20:00
8092文字
会話率:34%
建安十五年、曹操軍の脅威が迫る中、かつて水賊として名を馳せた甘寧は、呉の将としての覚悟を試される。過去に凌統の父、凌操を討ち取ったことで因縁を抱える二人は、同じ軍に属しながらも深い確執を抱えていた。
曹操軍が長江中流の要衝・石橋を占拠す
ると、周瑜はその奪還を命じる。しかし、敵の重厚な防衛に多くの将兵が尻込みする中、甘寧は先鋒を志願。激しい夜戦の中、百騎を率いて橋へと突撃し、身を挺して呉軍の突破口を開く。その姿に、凌統も心を動かされ、共に戦場を駆け抜けた。
戦いの後、凌統は父の仇に対する憎しみを捨て、甘寧の覚悟と忠誠を認めるようになる。二人は固い握手を交わし、呉を守る盾となることを誓う。夜明けとともに、新たな絆が生まれたことを示すかのように、長江には穏やかな光が差し込んでいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 21:48:07
1821文字
会話率:36%
これはローズ連邦最大の巨大街にそびえる城にぽつんと存在する、秘匿された小さな無垢な女の子の話。
シアター女王が管轄する世界に隠された争いと憎しみ。
忘れられた過去と、再会してしまった記憶から生まれる葛藤と絶望。
故に触れてしまった【禁
忌】とその代償の結末までを綴った物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 10:30:10
4681文字
会話率:35%
世界が光を失い、果てしない夜が続いて久しい。
かつて日々を照らしていた太陽は、「日没」という名の現象と共に空から消え去り、世界は闇に支配された。その日以来、人々は不安に苛まれ、闇の中で蠢く未知の恐怖に怯えて暮らしている。
ルカ――静
かな村で平穏に暮らしていた彼の人生も、その日を境に一変した。
燃え上がる炎、響き渡る悲鳴、そして、闇の中から現れた化け物たち――『マーテル』と呼ばれる存在が、彼の家族も仲間も、すべてを飲み込んでいった。守るべきものを守れなかった悔恨は、彼の心に深い傷を残し、やがてその傷は憎しみへと姿を変えた。
「俺は……この村で起きた悲劇に決着をつける。それが俺の使命……『エイシェントブレード』の守り人としての最後の使命だ」
故郷の跡地に残された唯一の希望、古代の武具『エイシェントブレード』を手に取り、ルカは旅立ちを決意した。その柄を握りしめると、刃が静かに光を放ち、辺りを温かな輝きで包む。それは、闇を払う力を宿した武器――村に古くから伝わる秘宝だった。かつて、若者がその守り人として使命を担い、他者の手に渡らぬよう管理していたと言われるが、ルカがその習わしの本当の意味を知ることはなかった。
今となっては、その刃がなぜ光り輝くのか、あるいは闇を払うことができるのかなどどうでもよかった。ルカにとって、それは復讐のための道具に過ぎなかったのだから。
火を持って国を興した火の国――アルシオン。
その中心にそびえる大火塔は、国全体を覆うように照らし続けている。その炎は魔力によるバリアで守られ、熱を放つことなく静かに燃え、国を闇から守る砦となっている。
かつてアルシオンは、外界の国々から一目を置かれる栄光の王国だった。しかし、「日没」によって世界が闇に堕ちた今では、外界との連絡手段も絶たれ、この世界で唯一、人々が暮らせる場所となっていた。
そのアルシオンが、新たな使命を掲げて設立したのが、冒険者ギルド『夜の旅』。
未知の闇の世界を探索し、脅威を排除し、新たな希望を探るべく、国中から冒険者が集められた。ルカもまた、その一人として名を連ねた――復讐のために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 07:31:31
3577文字
会話率:45%
男の人生は順風満帆だった。
不満もなく不安もなく、ただ幸せな日々を過ごしてきた男に、突如襲いかかる病魔。
死の瀬戸際で憎しみを募らせた男は、人生を振り返りふと思う。
来世があるならば、そうだ、悪人になろう。
見事新たな生を手に入れたが悪
人になることすら難しい現実に直面し、またしても絶望を味わう事になってしまった。
はたして男は悪人になり望みを叶えられるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 23:00:00
97393文字
会話率:37%