青蘭学園高等学校(せいらんがくえんこうとうがっこう)の一年にして陸上部の特待生だった戸川(とがわ) 春輝(はるき)は、交通事故により両足を切断し、高校を退学になり地元へと帰ってきた。
重く、質が良くない義足を装着して市立凪乃高等学校(し
りつなぎのこうとうがっこう)に二年から編入した春輝。しかし両足を失い、走れなくなったことに絶望し、春輝は完全に腐ってしまっていた。それを見兼ねて幼馴染の渡良瀬(わたらせ) 凛斗(りと)がオカルト研究同好会に無理矢理に入会させる。
三年生のセレブなお嬢様の鬼灯(ほおずき) 朱莉(しゅり)。
一年生の採掘こそマイライフの沖(おき) 涼太(りょうた)。
オカルト研究同好会の顧問にして、一線を退いた天才的義肢装具士の木崎(きざき) 隼人(はやと)先生。
同好会のメンバーと凪乃高校七不思議の解決、夏休みに朱莉の別荘地でのバカンス、アミダくじで決まった文化祭での模擬店を行ったりして、春輝は以前の性格に戻っていく。そこで春輝は凛斗に惹かれていることに気付く。
そこに入ってきた藤林(ふじばやし) 有栖(ありす)。「春輝が好き」と全身でアピールする有栖だったが、凛斗に惚れていた春輝は告白し、二人は恋人となった。
凛斗の隣で同じ道を、ずっと共に歩きたいと決意した春輝は、凛斗が進学すると決めていた城皇学院大学(じょうこうがくいんだいがく)神道学科(しんどうがっか)の推薦を獲得する。一方で凛斗は一般受験で受験し、合格する。
木崎先生に義足を新調してもらい、進学したら大学の近くで寮生活することを決める二人。
そんな中、春輝の母親である戸川(とがわ) 都(みやこ)は裏から手を回して春輝たちの卒業式の直後に同会場で二人の結婚式を決行させる。勢いに流された感じだが、自分たちの意思で結婚に同意する二人。卒業式の日に、二人は夫婦となった。
それから八年が経ち、二人の子宝に恵まれ幸せを実感する春輝と凛斗。絶望し腐っていたのはもう過去のこと。最愛の人と家族に囲まれ、前向きに生きていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-17 21:25:25
195095文字
会話率:55%
―――ザザッ、ピッ〈暗闇に浮かび上がるモニター〉
こんにちわ。
俺は江尾 旦、よろしくな。
出来れば面倒事は避けたいタイプ。高校ではのんびり生活したい。中学時代の出来事が原因でそんな風に思ってた。そんな俺が部活必須の高校に入学し、選んだ部
活はUBC、放送部だ。しかも…
『活動内容:年間行事の撮影、音響整備、毎月のテレビ朝礼で流す番組の撮影・編集、年二回の大会への作品出品、その他学校内雑務等。※入部した場合、年間行事はほぼ部活動に費やされます。クラスの活動にはほぼ参加できません。例:クラスごとの集合写真に映れない、修学旅行でクラスの友達と行動できない等
その為、教室での思い出が欲しい方への入部はお勧めできません。部室:一階南階段手前』
なんて部活動紹介に乗ってる部活。幼馴染の愛生 満智は、俺が仕事が多そうなこの部活を選んだことを不思議がってた。でも、俺にはばっちり下心があったんだよ。
で、入部してどうかっていうと…部長にこれだけ言わせてほしい。部活の活動内容はもっと詳細に書くべきだってな。まさか放送部に入部して人間じゃない奴らの雑用まで請け負うなんて、思わなかった。普通誰も思わないよな。だから最初は参った。『非日常』がすぐそこに転がってる。でも『日常』はのんびり進んでくわけだ。とにかくギャップがすごい。俺、自分で言うのもなんだけど思春期真っ盛り。多感なお年頃ってやつ。
…まぁ、ここでグチグチ言っても仕方ないけど。とりあえず…これも何かの奇縁ってやつだ。俺らの青春、のんびり眺めてってくれよ。…見えてるんだろ?
――――ザザ―ッ…ザ―…〈以降砂嵐のみ〉
カメラを回していた部長は満足げに笑っている。その笑顔が怖い。入部して早半年、俺は今度は何をやらされたんだろう。突然自分のこれまでを振り返れと言われてリハ無しで挑んだ俺すごい。そして最後の指定された一文が色々な不安をこれでもかと煽ってくる。
「部長…俺は『誰に対して』日常を観察して!なんてストーカーほいほいなこと言ったんですか?」
「細かく聞きたい?」
「…いや、いいです。」
怖いって。本当に何させられたの俺。…でもなぁ。
「部長、あと5分くらいで心の準備して聞きますから答えてください、細かく。」
「私あんたのそういう図太いとこ好きだわー」
しょうがない、これが俺の青春時代だからな。楽しもう。はぁ…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-02 22:35:15
2330文字
会話率:40%
市立城成高校1年3組出席番号33番、山仁一弧(やまひといちこ)。女子。
第一印象、変わった子。第二印象、マイペースな子。第三印象、女子力ゼロ。
外見の特徴。身長160㎝くらい、太ってない、髪の毛ぼさぼさ、すっぴん、ワイシャツしわだらけ、
女子だけどズボン。
普段の様子。休憩時間は大体一人。宿題してるか、本を読んでるか。運動は苦手。全然活動的じゃない。
それが私、出席番号13番、田上文(たのうえふみ)が見た彼女の印象。制服がスカートじゃなくてズボンだったから、入学式とかで見た時は男子だと思ってた。それで女子もズボンでもよかったのを初めて知ったんだよね。だけどまさかほんとにズボンにする子がいるなんて。
だからどんな子だろうって最初から興味はあったんだけど、なんか話しかけ辛いって言うか、何を話していいのか分からないって言うか、様子を窺ってるうちに2か月過ぎちゃったって感じ。
でもある時、彼女のお弁当を見たらおかずがコロッケしかなくて、しかもそのコロッケが私も好きだった近所のスーパーのだったから思わず話しかけてみたら、思ってたよりずっと話しやすい子だった。
それをきっかけにして友達になったんだけど、彼女、知れば知るほど不思議な子だったんだよね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-02 03:02:24
84430文字
会話率:31%
“俺”ことショーゴと幼馴染のミズキは市立高校に通う十六歳。
二人が電車内での何気ない会話から家出と無断欠席を思いつき、実行に移すまでを描いた掌編小説です。
最終更新:2016-06-24 22:00:00
2100文字
会話率:41%
市立の一般校に通う一介の高校生、汐崎由弥。
内々に『軍事研』と呼ばれる軍事オタクたちの部活で部長を務める彼は、日々、個性と主張の強い部員たちの取りまとめに苦心しながらも、平和で賑やかな高校生活を送っていた。
平和なはずの日々に垣間見
える、微かな違和感を心の奥に引きずりながら。
彼を取り巻く人々と日常から感じられる違和感の正体とは?
そして、唐突に歯車は動き出す――。
第1章は日常パートと水面下の出来事の表出。第2章からは戦闘パートを含む逃避行を描いていく予定です。
※この作品は、過去に私が投稿した作品のリメイクです。
※この作品はフィクションです。実在する人物・団体・国家とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-18 08:00:00
16942文字
会話率:43%
【第6回ネット小説大賞 受賞作】
高三の夏、菜月は自分の進路に悩んでいた。
自分は何をやりたいのか。その答えを見つけられず、焦る菜月。
そんな彼女が出会ったのは、一人の年老いた職人だった。
職人が見せる魔法のような技術に胸を躍らせた菜月は
、彼の工房の門を叩く。
そして季節は廻り、春――。
桜の舞う市立図書館の一室で、菜月の新しい生活は始まった。
三峰菜月、18歳。一人前の古書修復家を目指して、ただいま修行中!
※挿図が入ることがあります。
※本作に登場する市名ならびに施設名は架空のものです。
※アルファポリス様、カクヨム様にも掲載中。
※改稿版をアップロードしました。(2017/7/31)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-14 21:11:57
106184文字
会話率:34%
塾講師の谷口善久は中学来の友人である西本に誘われ、以前通っていた市立中学の同窓会に参加する。しかし、そこで彼はクラスメイトとの記憶の齟齬に混乱する。また、それと同時に…
一応SFのつもりで書いていきます。どうにかして完結させるつもりでいます
。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-22 01:32:05
62781文字
会話率:32%
市立図書館で見つけた古びた本。
その本には吸血鬼の呼び出し方が書かれていた。呼び出された吸血鬼アイリス・シャーロットと主人公神崎隼人の冒険譚。
最終更新:2016-05-15 10:16:22
13246文字
会話率:47%
桜坂くんは市立リンゴ高校の一年生。好きな橘さんは市立バナナ高校で違う学校になってしまった。
1話1話は非常に短いのですぐに読めます。
最終更新:2016-05-09 00:00:00
1427文字
会話率:31%
五良市立五良南高校に通う、一人の男子生徒の青春の一幕。
高校生の恋愛事情、なかなかに複雑。
この作品は、コロンシリーズの参加者によるエチュードセッション(即興劇)を短編小説としてまとめたものです。
シェアワールド小説企画、コロンシリーズ
の参加作品です。
http://colonseries.jp/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-05 11:17:57
3469文字
会話率:56%
江南中学の諸君、ありがとう!
最終更新:2016-04-30 06:08:16
762文字
会話率:29%
市立名波高校に通う男子高校生、山浦 亮。
彼はいたって平凡だった。
友達は片手で数えられるくらいしかいないし、運動も勉強も中の下。
どこにでもいるような高校生である。
――そう。”ある一点”を除いては…
最終更新:2016-04-12 20:53:27
379文字
会話率:10%
市立第七中学校は文化祭の季節を迎えた。書道部は初の書道パフォーマンスに挑戦することに。
書道部三年の小林京子(こばやしきょうこ)は、テーマとなる大書を受け持つこととなったが、本番の最中、目を疑いたくなる光景を見て愕然となる…
『ちょっと熱い
夏休み』の続編的な独立短編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-13 21:56:07
30116文字
会話率:42%
ここは市立高校。
ここに通う朝霧 朔が主人公の物語
毎日平穏な暮らしをしていたが、ある夏の日
───そんな日常は崩された───
突如現れた大柄の男とその手下らしき人達、男の目的とは一体…?
最終更新:2016-03-06 19:48:44
10459文字
会話率:78%
市立若麟中学校3年 加藤。
彼はこの中学校の不良の頂点 いわゆる頭だ。
世間的には頭の悪い未成年に見られるが
彼含め世の中の不良少年も本当の馬鹿では生き残るのは難しい。
彼等なりの理屈があり、ルールがある。
不良の世界で一線級であり続ける為
だけに苦悩する彼等に待ち受ける事は…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-03 13:39:26
307文字
会話率:30%
神崎颯太は旭山市立東高校に通う高校一年生。高校生という言葉がやっと馴染み始めた頃、幼馴染の藤田由香里に失恋した。現実から逃げ出すように颯太は住宅街から離れた公園に走り出す。誰もいないはずのその場所にほうき星に乗った魔女が降りてきた。
突然出
会い、突然別れたはずの2人は意外な形で再会することになる。惹かれ合いながらも距離を詰めることが出来ない2人、そして、魔女につきまとう奇妙な謎。陰でうごめく巨大な陰謀と世界を巻き込んだ戦争が2人を中心に始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-05 20:00:00
289999文字
会話率:22%
★
ヒロインは茜(あかね)ちゃんで、彼女は中学1年生の女の子です。
茜ちゃんが憧れているのは翠(みどり)先輩で、彼は中学2年生の男の子です。
2人は同じ市立中学校に通う中学生で、茜ちゃんは翠先輩が描く絵画に憧れて美術部に入部しました。
「でも、翠先輩は奥田恭子先輩ばっかり描いてるの……」
そうなんです。翠先輩は三年生の奥田恭子先輩ばかりを描いているのです。
「あたしも翠先輩から綺麗な絵にされてみたいのに……」
でも、茜ちゃんは翠先輩に言えないまま、もう半年も過ぎてしまいました。
思いは積もり積もって、でも言えなくて、そんな茜ちゃんのヤキモキ部活ばなしです。
★折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-03 09:16:51
4000文字
会話率:60%
時は22世紀。小笠原諸島に浮かぶ水上都市『しらほし』こと東京都白帆市。
その白帆市西部に位置する白帆市立美笠高等学校は生徒数1000人学力中の上と至って平々凡々な高校……のはずなのだが、何故か奇人変人の在籍率が高い学校であるためにディスター
バンスハイスクール(波乱に満ちた高等学校)として恐れられていた。
これは、そんな高校に在籍する奇人変人の生徒達が送る(普通の子もいるヨ!)、できれば巻き込まれたくない、それでも少しだけ楽しい……かもしれない学校の記録である。
2014年8月27日第一章完成。
現在第二章執筆中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-23 22:21:25
63828文字
会話率:49%
才色兼備な美少女生徒会長『明空 陽菜』と、それを補佐する聡明な副会長『宮地 流』。
名実共に優秀で、両者共に文句なしの人格者。誰もが憧れ尊敬する市立青陽高等学校の生徒会コンビには、しかし誰も知らない裏の顔があって……?
「宮地ー、仕事終わっ
たしゲームやろうぜ!」「はいはい、毎度毎度仕方ない人ですね」
これは"自称"人嫌いな猫被りと、かつて男だった過去を持つゲーム好きな猫被り。そんな二人の秘密の日々、その一ページを切り取った物語である。
※いわゆるTS娘×男な組み合わせです。苦手な人は回れ右。好きな人はどうぞWelcome!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-01 03:46:46
35752文字
会話率:32%
主人公先山みのると、|第二種自衛部隊第十八師団《だいにしゅじえいぶたいだいじゅうはちしだん、またの名を兵庫県立花市立花学園に所属する第三|アグレッサー《しんりゃく》部隊に所属する男女合わせて九人とそのほかの人と描く青春ストーリー
最終更新:2015-10-13 18:00:00
430文字
会話率:0%