ある魔術師の話
魔術師イラアという青年が国王になるまでの物語
最終更新:2025-07-16 16:55:39
34595文字
会話率:64%
ヴェルシグネルセ王国、公爵令嬢リュスティ・モルゲンレードは『屍操令嬢(しそうれいじょう)』と呼ばれている。“闇属性”の魔力を持つ上に死者を操る彼女は世界の理に反する、と忌み嫌われていた。
だが、そんな彼女を家族以外で理解し心から愛し
てくれるのは婚約者である王太子イスクレム。
しかし亜人種との協定を結ぶ準備で忙しいイスクレムとはすれ違いが続く。おまけに人狼同士の揉め事も勃発しイスクレムはより忙しくなる。
寂しさのあまりリュスティは訪ねてきてくれたイスクレムが急ぎ王宮へ帰らなければばらないと聞いたとたん、贈り物の懐中時計を突き返す、というわがままをぶつけてしまう。
自分が悪いのはわかっているのに素直になれないリュスティ。
兄に諭され、イスクレムに会うために王宮へ行こうとしたその時、イスクレムの双子の弟である第二王子イスカルドの遺体が森の中で見つかった、という信じられない一報が入る。
普段は行かないような場所で見つかったイスカルド。遺体の横にはなぜかリュスティが受け取らなかったはずの懐中時計が落ちていた。
疑われるリュスティ。当然犯人ではないが、犯人ではない、という明確な証拠もない。
そして国王から「三か月の間にイスカルドを殺した犯人を捜せ。できなければ犯人として処刑する」と言われる。
その条件を呑んだリュスティは、護衛を持つため聖堂裏にある罪人墓地に向かう。
そこで人狼と人間の夫婦、元聖女、大商会の娘、医師だという青年の五人を復活させる。ざっと全員の話を聞いたリュスティは夫婦がイスカルド殺害事件の前に起こった人狼事件で処刑された夫婦だと知る。
イスカルドの遺体が見つかったのは人狼事件の現場とほど近い場所。
なにか関係が、と考え込むリュスティの後ろから声をかけてきたのは、亡くなった第二王子イスカルド。聖堂に安置されていたせいでリュスティの魔法を受けてしまったという。
だがイスカルドには自身が死亡した前後の記憶がないらしい。
人狼事件を調べることがイスカルド事件の解決にも繋がるかもしれない。そう考えたリュスティは死者たちを率いて人狼の村に行くことを決める。
そしてリュスティが導き出した事件の真相とは──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 12:00:00
84217文字
会話率:53%
頭痛寝不足憂鬱に悩むタマーニャ女王のもとに現れたのは、ばらの花を持った不思議なずきんがらす。近衛騎士との恋を成就させ、属国吸収を避けるため、色とアロマの力に支えられて、女王は隣国王子との縁談をはねつけようと奮起するも…?
©2025 門戸
All Rights Reserved
Do not use my stories for AI training.
※この作品は『カクヨム』にても掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 07:00:00
14106文字
会話率:28%
かつて邪神に名を連ねるシャドーロードが、黒き双頭竜デスドラゴンを召喚し、全人類に戦いを挑んだ。それに呼応して、地底に封じられし古き神々である魔神が、各地で復活し大災害を引き起こす。
だが、実際の影王は・・・愛妻と隠遁したいと願う欲のない
男で、勇者とか世界の二大国・連邦王国と大和帝国などという、降りかかる火の粉を払ってるうちに、いつの間にか世界の敵となってしまい迷惑していた。終いには、温暖で楽園のような領地から、最北端のコキュー島という極寒の地に追いやられ、食糧難と資金難に嫌気がさし、責務を放り投げ ふて寝した。
----20年後の現在、災厄の少なかった大陸南部を復興させた連邦王国・国王アレックスは、打ち捨てられた大陸北部を憂い、各地の魔神を討伐すべく、勇者見習いの愛娘を彼の地に送り出す。
運命のいたずらか・・・、偶然にも同じ時期、長き眠りから目覚めた影王ソドムが闇の眷族を率いて大陸進出を目論み、光と闇が再び対峙する。
人類の未来をかけて、新時代の勇者と影王が激突する! かもしれない!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 20:14:21
351664文字
会話率:10%
「我が息子達を教育し直して欲しいのです」
バイトを終えた姉妹のタケとわかが転生した先で王妃様に頼まれたのは3人の王子たちの再教育。
国王のせいとはいえ、王家の男たちに魔女がかけた呪いは〝女を無碍に扱うと自分も女体化していく〟という
何とも絶妙なものだった。
普通に過ごしていれば女体化しないはずなのにこの国の風習のせいで3人の王子はどんどん女になってしまっていて……!?
3週間後に控えた王子のお披露目パーティーには各国から姫が集まるというのに一向に呪いが解けない王子たちを料理に洗濯全ての家事を叩き込みながら元に戻す愛と忍耐のラブコメディ!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 20:00:19
20558文字
会話率:44%
岐阜の桜並木から突如、満開の桜が舞い散る異世界「桜の世界」へ転移した女子高生ハルカ。そこは巨大な桜の木を守護神とする美しい王国だったが、今は魔物に蝕まれ危機に瀕していた。ハルカは、伝説の**「桜のプリンセス」**として王国を救う使命を託され
る。
魔物を率いるのは、桜の力の暴走で愛する妹を失い、闇に堕ちた国王の長男ゼノス。国王から「桜花の杖」と、守護神を止める「停止ボタン」の存在を託されたハルカは、若き騎士アヤト、薬師の娘リンと共に旅立つ。
道中、魔物に襲われた村で、ハルカは杖から桜吹雪を舞わせ、毒を浄化し、人々を癒す奇跡の魔法「桜花の再生」の片鱗を掴む。人々は彼女を「希望の桜」と呼び、桜鳥や松針獣といった新たな相棒、そして民の心の声「魂の木霊(こだま)」との共鳴を通じて、ハルカの力は増幅していく。
しかし、魔物の群れが王都を襲撃。ハルカは「桜嵐の鎮静」で応戦するも、憎しみに満ちたゼノスの「氷梅の舞」に追い詰められ、国王がハルカをかばい命を落とす。絶望の中、ゼノスは勝利を確信し停止ボタンを押すが、それは選ばれし者を守る究極の防御システムだった。桜の守護神から放たれた光がゼノスを包み込み、彼の存在は消滅した。
ゼノスが倒れ、平和を取り戻した桜の世界。ハルカは真のプリンセスとして覚醒し、父王が遺した「生命の泉」と、リンが見つけた「育種術(いくしゅじゅつ)」の秘伝を使い、王国の復興に尽力する。泉の力で薄墨の古桜から生まれた七色に輝く「虹色の桜」は、あらゆる調合で「大成功」を引き起こす奇跡の素材となった。
ハルカの「希望の雫」は大地を肥沃に変え、アヤトの「常磐の鎧油」は装備を強化し、リンの「風音の疾走薬」は効率的な情報伝達を可能にするなど、彼らが育てる「強い」植物が王国の生命線となる。
ハルカは異世界での宿命を受け入れ、忠誠心篤いプリンスとなったアヤト、そして知性溢れるリンと共に、桜咲き誇る豊かな未来を築いていく。この物語は、生命を育む調合と絆の力で、絶望を乗り越え希望を創造する、感動のファンタジーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 18:09:56
6099文字
会話率:13%
婚約破棄、貴族籍の剥奪、帝都からの追放――
帝国王太子の婚約者だった侯爵令嬢・エレナは、宮廷魔導研究を禁忌とされ、すべてを奪われた。
だが彼女は、諦めなかった。
実家の地下で隠されてきた魔導式技術を引っ提げ、身分を隠して帝都の下町へ。
そ
こで彼女は、“無名の魔導技術者E・G”として民間工房の再建に挑む。
貴族たちが嘲る中、彼女の技術は帝国経済を動かし始める。
やがてその名は皇帝の耳に届き、王宮から直々の招待が――
そこに現れたのは、あの元婚約者である王太子。
彼は膝をつき、こう懇願する。
「……エレナ。もう一度、妃として戻ってくれ」
しかしエレナは、静かに微笑み、ただ一言。
「――その地位に、私はもう興味ありませんの」
“悪役令嬢”の汚名を着せられた少女が、帝国を変える魔導令嬢となるまで。
これは、知性と誇りで世界をひっくり返す、無双と逆転の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 09:22:14
14069文字
会話率:33%
古代の王国で、王の中の王の王朝は、臣下が王の手に接吻するとあらゆる病が治るという、壮大な儀式を執り行っていた。現国王は隠遁生活を送っており、息子のレオポルド王子でさえ王室の寝室に入ることを許されていない。若い貴族は、その理由を自ら調べようと
決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 08:00:00
2693文字
会話率:27%
魔王を倒し、平和になった時代。五十二年後、魔王を倒した勇者が死に際に言った。
「私は魔王を倒していない」
じゃあ誰が倒した? どうあれ勇者の最後の言葉は国王に伝えなければならない。
勇者にまつわる展示会、飲食店、本の出版などの事業を展
開予定だった勇者の孫ディンは戸惑い、決意する。
「よし! 隠蔽するか」
隠蔽工作しつつ、祖父の言葉の真意を調査していくうちに最悪の事実を知る。
勇者物語には誰も知らない続きがあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 00:10:00
891631文字
会話率:40%
ダッケンバル王国は、聡明である国王ダッケンバル4世によって統治されている。だが、国境線において戦争は絶え間なく行われていた。兵士は擦り減っていき、女男関係なく徴兵が行われることとなった。そこで頭角を現した男が、未来の皇帝になるとは、この時、
誰も知らなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 00:00:00
195409文字
会話率:51%
昔々のことだった。全知の妖精がいるという噂を聞いた国王は、それを見に行った。
最終更新:2013-02-04 12:00:00
2223文字
会話率:42%
国王からの招聘を、俺は1回は無視した。翌日、国王自らが、俺の家へとやってきた。
最終更新:2011-12-01 00:00:00
2478文字
会話率:41%
我々の世界とはまた違った歴史線の世界の中世ヨーロッパの話になります。主人公は西フランク王国ネウストリア辺境侯の長男ユーグ・カペー君、正史では彼の子がフランス王国の国王となり、ルイ16世まで続いたカペー朝の創始者になりますが、さてどんな風に
歴史が改変されるのでしょうか?
ちなみに魔法はありますが、エルフ等の亜人の美少女やドラゴンは出て来ません、ハーレム要素も無いですw折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 22:24:07
58517文字
会話率:32%
気配を消すことが得意な高校生織田晶〈おだあきら〉はクラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。
そこは剣と魔法の世界で、晶達は勇者として魔王討伐を依頼される。
依頼をしてきた国王と王女に違和感を感じた晶は、1人得意な気配消しで国王の書斎に忍
び込み、過酷な真実を知る。
そうとは知らないクラスメイト達を、見捨てるか、助けるか、全ては晶の手にかかっていた。
そして、自分のステータスと勇者のステータスを見比べてみて、明らかな違和感に気づく。
作者の都合でできない日もあるかもしれませんが、2017年1月27日から1日1更新を目指して頑張ります。
オーバーラップ文庫様により書籍化しました。(2017年11月25日発売)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 21:00:00
704541文字
会話率:29%
ある平和な国の第二王子は生粋の謎好きだ。
今日も城下に出ては、謎を見つける。
危険だと分かっていても、好奇心で後先考えずに突っ込んでしまう。
国王である父や兄である王太子、そして護衛の頭を抱えさせながら、彼は今日も謎を求める。
行動力は無
限大。
適応力も無限大。
ここに探求王子様、誕生!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 18:50:00
9937文字
会話率:54%
「貴女に愛されるつもりはありません。何故なら貴女は……僕の推しだからです」
「何て???」
平民出身の聖女であるステラは、夫となった国王アレクサンダーから予想の斜め上すぎる宣言を受けて混沌の初夜を迎えていた。
一応、クズ男との元鞘ではない
つもりですが、かといって万人にウケるヒーローとも思っておりません。
どんな事情があろうと「愛さない」系のセリフを吐いた男は許せん!という方、地雷にご注意ください。
好きな子のため明後日の方向に尽くす自己肯定感底辺王様×細かいことは気にしないおおらか姉さん聖女 好きの方は楽しんでいただけるかも(ニッチすぎる)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 10:37:05
92129文字
会話率:45%
3年の間、王妃殿下に子どもが生まれなかった故に側妃になった伯爵令嬢のエリザベスを母に持つレナードは、待ち望んだ子どもになりそびれた第二王子である。
そんな彼は、王宮の片隅でひっそり生きて、幼馴染で公爵令嬢のヒルダの家に婿入りする事が最大の目
標なのだけれど、ヒルダは聖女になるし、王妃はやらかすし、第一王子のオースティンはわがまま放題だし、第三王子は病弱だし、と前途多難。
国王陛下やその側近は、同じ歳の息子たちの資質を見極めようと立太子は学園を卒業後に、と考えているのだけれど王妃は納得していない。
自分が国王になるのが当然だと考える第一王子に対して、継承権を放棄して臣下に下りたい第二王子と病弱と言われた第三王子のお話です。
タイトルは、イギリス首相で鉄の女と言われていた人故マーガレット・サッチャー氏の言葉より。
訳は《最終的に自分の思い通りになるなら、私はいくらでも忍耐強くなれる。》そんなお話になる予定です。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-14 08:10:00
81288文字
会話率:41%
世界樹ユグドラシルを中心に、時計のように12の国が存在する地上。
その中心地である世界樹ユグドラシルの麓にある家に、日本のサラリーマンだった俺は召喚された。
トラックに跳ねられ死んだわけでもないし、寿命で死んだわけでもない。
寝て
起きたら異世界だったんだ。
ラノベを愛読していた俺は、異世界召喚かと喜んだものの、俺は女の子になっていた。
そして俺の隣には、若かりし頃の俺が眠っていたんだ――
貴族制はあるけれど、基本互いが互いを助け合おうとする国であり、隣国を陥れるといった事のない平和な地上。それはひとえに、国王の上が存在するから。
それぞれの国を守る国王達は、その者を尊敬し、崇拝していた。
その者こそ、俺を召喚した存在、マーガリン。
国を守る騎士の中でも、最高峰の称号であるインペリアルナイトとロイヤルガード。
その称号を与えられた者達からの手助けを受けながら、無事に地上を救い自由の身となった私達は、この異世界"ラース"での生活を謳歌する事にした。
目的など何もなく、元の人生では歩めなかった人生を楽しみたい。
新たな家族となった者達と、一緒に生きていく事を決めた。
この物語は、元は一人の人間が性別の別れた二人になり、種族を超えた様々な者達と出会い、また騒動に巻き込まれつつも乗り越えていく、日常が多めのゆるふわなお話なのですが、バトルも多々ありますのでご注意ください。
笑いあり、涙ありの王道ファンタジーなお話です。
主な視点は女の子になった蓮華になりますが、他者の視点になる事も多々あります。
心があったかくなるようなお話にしていきたいと思っております。
楽しんで頂けたら、嬉しいです。是非読んでいってくださいね。
※プロローグの内容は物語の途中で全て出てきますので、飛ばしても問題ありません。
〇追記
サブタイトルに☆マークがついてるお話は、FAをご紹介させて頂いております。
素敵なFAを頂けて大変嬉しいです、ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 21:39:01
2140067文字
会話率:46%
精神が病み休職中で引きこもっていた古藤灯(ことう あかり)は、「生きてるのがこんなに辛いのなら死にたい」と願い眠りについた。目覚めると、そこは【精神力の強さ】で全てが決まる世界だった。かつては明るかったが、今は心を閉ざし、顔を隠して生きる灯
は、自身の極端なネガティブ思考ゆえに、この世界では生き残れないと死を覚悟する。
陽属性のポジティブ思考が尊ばれる中、灯は最強の精神力100万を持ちながらも、その深いネガティブ思考によって精神バランスが崩れ、力を封じられていた。しかし、灯がこの世界に転移させられたのは、永遠に昼が続くこの地に「夜」を呼び戻すという神からの壮大な使命のためだったのだ。
能力を発揮できない灯に対し、国王はポジティブとネガティブの心のバランスを取り戻すための旅に出ることを勧める。灯の旅に同行するのは、アサシン上がりの宮廷教師、愁(しゅう)。彼は表向きはポジティブだが、どこかつかみどころがない青年だった。
閉ざされた灯の心と、本音を隠す愁。二人の心が、失われた夜を取り戻す旅路で交錯する時、絶望から始まる少女の心の再生と、世界の運命をかけた光と闇の物語が始まる。
メンタルも世界も回復させるお話です。
主人公と相棒の凸凹コンビを温かく見守ってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 18:16:30
12879文字
会話率:27%
聖女クラリスは、美貌に目をつけたゲス王太子に狙われ、愛人にされかけていた。
“そんなの、絶対にイヤ!”
借金まみれで、娘を金ヅル扱いする実家にはもう戻れない。
頼れるのは、密かに刺繍作品を買い取ってくれていた裁縫屋のコナおばさんだけ――
。
ようやく安らげる場所を見つけたはずが、王太子の追っ手はすぐそこに迫っていて……
逃亡の果てに待っていたのは、“隣国王子からのプロポーズ”!?
聖女が自ら運命を選ぶ、逃亡ラブ・ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 16:19:02
7196文字
会話率:48%
インデル王国王子のリュールの婚約者ジュリエルの母が毒殺されそうになる事件が発生した。一命は取り留めたが寝たきりの状態に……。給仕をしていたメイドのエバは、真っ先に疑われ牢に入れられてしまう。犯人ではないと訴えても誰も信じてくれないが、ただ一
人無実を信じてくれる人がいた。
事件調査を経てインデル国王子のリュールと親しくなったエバだったが、魔族の血を引く異民族コーザヌが攻めてきたことで、インデルとコーザヌの間で戦いが勃発する。和平の提案である夫人同士の競い合いに、王子との幸せを得るためにも弓や剣術、馬術が得意なエバは赴く決意をした。
前半はミステリー、後半から異民族との戦いが織り交ざったラブストーリーとなっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 09:10:00
97488文字
会話率:64%
即位10年目を間近に控えた国王シオンの前に、とある人物の肖像画とその作者である一人の令嬢が連れてこられる。描かれたのは先王・アスター。
ーーどうして処刑された前女王を描くんだ?立場上見過ごすわけにもいかないが、俺は面倒なことは嫌いなんだ
!
ホントはちゃっちゃと王政をやめてどこかの領地でのんびりしたい若き王が、10年前にこの世を去った異母姉の肖像画のせいでのんびりできなくなる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 14:24:47
675414文字
会話率:67%
レアン王国の王女ユーディドは、父王の命令により、ランベルク王国の国王、ヴァレリーの元へ嫁ぐ。
幼少時、ユーディドと三年だけ共に暮らしたヴァレリーは、王位継承争いの末に即位して以降、その冷酷さから狂王と呼ばれていた。
ユーディドは、幼い頃、子
犬のようにおっちょこちょいで人懐こかったヴァレリーが狂王になってしまったことを承知で、彼の王妃となったのだ。
だが結婚後も、ヴァレリーはユーディドの前でだけ、子犬のヴァンとして振舞うのだった。
ユーディドはヴァレリーの二面性に気づかず、彼が優しい国王であることを官吏や民に知ってもらえるよう、奮闘する。
――これは、疑いを知らぬ王妃と、裏表がありすぎる狂王の物語――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 12:02:28
110248文字
会話率:45%