『――生きて。どうか、幸せに』
大陸屈指の軍事大国、ガルノード連邦。
その南部に位置する森林高原地帯の自治領で貧しくも慎ましやかに暮らしていた少数民族『エルフ』は、突如襲来した連邦軍の大虐殺によって壊滅の憂き目に遭ってしまう。
そ
れから二十年。
惨劇から生き延びた少女エルフリーデは、復讐を遂げるため仇である筈の連邦軍に入り、若くして頭角を現していく。
やがて活躍を認められ、首都に栄転を果たした彼女は、志を同じくする仲間達と本格的な復讐計画を練るために、とある古めかしい喫茶店を訪れる。
この『偶然』の出来事が、自らの人生を大きく変えることも知らずに。
これは、二十年間仇討ちのためだけにを生きて来た復讐鬼が、喫茶店を通じて人々と交わり、“美味しい”に出逢い、幸せを取り戻す物語――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 22:57:24
75090文字
会話率:23%
〝閉ざされた霧が晴れるとき、世界は生まれ変わる〟
水平線が霧で覆われたツクヨミ大陸。
心の欠けたボクこと梵遊兎都(そよぎ ゆうと)は幼馴染で恋人(仮)白樺凛彗(しらかば りんぜ)さんとしゃべる黒猫ネウと共に『便利屋ラビットホール』を営んで
いる。
『情報屋』ハニーBの協力もあって、たまに波乱もありつつ、それなりに楽しく生活していた。
ある日、知り合いの『掃除屋』羽詰峰理(はづめ みねり)さんから『行方知れずの依頼人を捜してほしい』と依頼を受け、ボクらはそのひとの家に向かった。
そこで出会ったのは王子を名乗る不思議な少年と彼に従う騎士のようなふたり。いつも通り終わるかと思った依頼だったが、事態はボクらの思いもよらぬところへと発展する。
『霧に覆われた水平線』『異能』『神』『楽園』『魔性』『絡新婦(じょろうぐも)の血族』――そして。
これは不幸と幸福が混ざりあった、狂気と正気のせめぎ合う不条理の世界で、非力な兎が女王になるまでの物語である。
※主人公総愛され気味ですが、カップリングは固定です。リバはありません。主人公に対する攻めが最終的に三人になりますが、攻め同士のカップリングはありません。
※性別問わず恋愛関係または近しい関係になる描写が多分にあります。
※BL主軸としたヒューマンドラマなファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 22:49:47
350866文字
会話率:45%
臨場した警察官をも巻き込んだ謎の連続行方不明事件を追っていた警察は、夜間に発生した交通事故でその犯人の正体を知る。明らかに自分たちの領分ではない犯人に対し、周辺住民の一斉避難も考え始めた矢先、ついに奴らは正しく火砕流の如く押し寄せて来た。
絶望的な状況下での避難誘導。次々に餌食と化していく警察。極秘裏に協力を要請されていた陸自がようやく動き出すも、目の前に広がる地獄に隊員たちは言葉を失う。矢継ぎ早に起こる事態に奔走しながら、少しずつ包囲の幅を狭めていく自衛隊と警察は、終わりの見えない戦いに身を投じていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 22:38:34
170064文字
会話率:55%
離島を襲撃した生物群を撃退し、住民たちを救出するため輸送艦でビーチングした陸自部隊の上陸戦闘シーンを1部分だけ描いて見ました。時代設定は2000年頃となっております。
最終更新:2022-04-17 19:16:02
2357文字
会話率:48%
山中で夜間演習中だった陸上自衛隊の1個小隊が消息を絶った。
助け出そうと奔走する仲間たち、小隊を付け狙う地獄の使者、山中一帯に伝わる古い伝承。
刻々と死が迫る彼らを救い出すため、仲間たちは伝承に縋る。
しかしそれは、何の確証も一切ない賭けだ
った。
危機的状況で生きあがく男たちの戦いを描きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-16 17:09:54
46711文字
会話率:49%
断崖大陸アーマンに浮かぶ天空島のひとつであるヴァーミア天領にひとりの少年がいた。
少年の名はルッタ・レゾン。
彼は『この世界のものではない記憶を持つ』という特異性を有してはいたが、地位も名誉もない、魔力も一般人並みにしかないただの子供
であった。けれどもハンタークラン『風の機師団』のメンバーのひとりであるリリ・テスタメント、そしてアーマーダイバーと呼ばれるロボットの量産機である『ブルーバレット』と出会うことで彼の運命は変わっていく。
敵対するのは悪徳ハンターの専用機や敵軍のエース機、アーマーダイバーのオリジナルたるオリジンダイバー、或いは遺跡から発掘された決戦兵器、そして最強の魔獣たるドラゴン等等。
対して人並みの魔力しかないルッタが乗れるのは量産機のみだが、前世の記憶を元にした圧倒的なプレイヤースキルによって愛機ブルーバレットとともに次々と大物喰らい(ジャイアントキリング)を実行し、やがて大陸全土にその名を轟かせていくこととなる。
量産機こそが至高のマスプロダクションロボットファンタジーがここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 22:00:00
543868文字
会話率:49%
大陸の大半を領土とする帝国にある、山に囲まれた辺境の領地。そこに政治的な理由から皇女と婚約した若き領主がいた。
名はエルクで、自分にやれることをこなしながら平和な日々を過ごしていたが、婚約者の皇女は魔法の才能から人々を脅かす魔物と戦う日々を
送り、帝国にとってなくてはならない存在になっていた。
エルクは皇女と過ごす日々を大切に思いながら、強くなり魔物と戦うその姿を見て、辺境の領主では釣り合わない。いつ婚約破棄されてもおかしくないと考えるようになった。
そこでエルクは自分が最終的に選ばれないにしても、候補に上がるだけの人間になりたいと考えた。
そこで思ったことは、皇女と肩を並べ戦える力があれば――次第に力が欲しいと考えるようになった。
ある日、皇女の叔父――皇帝の弟である公爵がエルクの下を訪れる。力を求める彼に対し魔法の道具を持ってきた。
公爵に促されエルクは道具に触れた瞬間、漆黒が溢れ襲い掛かってきた。彼は帝国に反逆するため、エルクを騙し利用するため道具を持ってきた。そしてエルクは抵抗できないまま漆黒に飲み込まれる。
漆黒に取り込まれ、エルクは死ぬだろうという予感を抱いた時、自身に前世の記憶があることに気付く。
この世界は前世で読んでいた漫画の世界であり、エルクは漆黒に取り込まれ邪神として、世界を滅ぼそうと動く存在となる。
漫画と同じ状況になってしまったエルクは嘆くが、その時漫画とは異なる展開が起こる。
道具に秘められた力、邪神がエルクが持つ前世の記憶に興味を持ち、話し掛けてきた――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 21:19:20
180110文字
会話率:57%
事故により、彼は異世界へと転生した――が、そこは転生前にプレイしていたゲームの世界で、さらにシナリオ序盤で死んでしまうネタキャラに生まれ変わってしまった。よって彼は死なないためにゲームの知識を利用し必死に強くなり――やがて無類の強さを手にし
た彼は、魔王が襲来する大陸で奔走する。
※ヒーロー文庫様より書籍化しました。第1巻~第7巻発売中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 22:15:02
3034254文字
会話率:55%
魔王を討つ勇者に憧れ、剣を手に取り大陸を渡り歩く冒険者アシル。しかし才能がなく、どれだけ知識を得て鍛練を重ねても強くなれなかった。そんな彼は勇者のいるパーティーで後方支援役として活動していたが、ある日仲間が新たに優秀な支援役を推薦。支援役
は二人もいらないとして、その弱さからアシルがパーティーを追い出されてしまう。
その後、別のパーティーに誘われダンジョンへ入ったアシルだが、そこで凶悪な悪魔と遭遇。パーティーのリーダーはその悪魔から逃れるため、アシルを身代わりに――最初から利用するつもりで、見捨てるために彼を仲間にしていたのだった。結果、アシルは悪魔の手によって逃げ場のない異空間に捕らわれてしまう。
戦闘能力などほとんどないアシルにとって絶望しかない状況だったが、その出来事こそ彼が最強の道を歩み始めるきっかけとなった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-04 21:47:25
388594文字
会話率:53%
剣と魔法の異世界。とある王国の王都で暮らす平凡な少女であるヴィオラは、これといった特技も才能も無く特別な存在でもない、ごく普通の何処にでもいる様な人間。
だが、周りと比べ違っていたのは自分が別の大陸から来たサキュバスだと言う事と、父親が行方
不明になっているという事だった。そしてもう一つ、ヴィオラが母を含め誰にも話していない大きな秘密がある。
それは、前世の記憶があるという事。悲惨な死を迎えた前世とは違って今世では堅実に、平凡でも良いから幸せに生きると決めていたが、ある日突然いつもの様に学校でのクラスメイトであり、貴族の青年達の虐めに耐えていた時、黒衣に身を包み顔を隠したままの怪しげな女性が助けてくれたのだった。
ただ一言、シスターと名乗る彼女がヴィオラの運命を大きく変えていく。
これは、ヴィオラという少女が世界を揺るがす陰謀に立ち向かい“高き地の魔女“と、呼ばれていく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 21:15:29
76271文字
会話率:84%
「苦難の連続が少年たちを強くする」
魂の色ですべてが決まる。そんなフォルワ大陸の辺境の村で主人公のディールと親友のレイは習わしにより10歳を迎えたことで”魂色の儀”にて自らの魂の色を知る。そこから取り囲むように数々の困難が彼らを襲い陰謀が顔
を覗かせる。果たしてディールたちの運命はどうなるのか?
カクヨムにて同作品を掲載しています。更新速度やストーリーに違いはないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 20:23:44
430221文字
会話率:60%
とある大陸では勇者と魔王が自身の理念の為に争いを続け、とある大陸では正規軍と反乱軍が熾烈を極め、とある大陸では大陸統一へと国々が争いを繰り返し、人の存在しない大陸でさえも魔獣たちが王の座を賭けて日々を争いに費やしていた。
──ここは争い
の絶えない世界。
そこに今より800年程前に世界の全てを滅ぼしかけた大いなる厄災が蘇る。
混沌に混沌が重なっていく世界で誰がどう生きて、誰がどう考えて、どう行動していくのか?
そして、1000年を生きる不死者の彼と、同じくらいの年数を生きる不老者の彼女は、世界で生きる人々に何をもたらすのか?
これは世界を舞台にした人々の物語。
──ただし然程シリアスな物語ではない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 20:05:56
147943文字
会話率:44%
1938(昭和13)年9月、大日本帝国陸軍はとある理解不能な文書を手にした事に困惑し、軍務課においてその調査を行う事となった。
その内容が多岐にわたり、事が陸軍内で収まらなくなった事から海軍にも図り、総力戦研究所として陸海官学による新た
な機関を創設して文書研究が行われるていく。
痛快娯楽火葬戦記のはじまりだよ~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 20:00:00
53284文字
会話率:37%
聖暦1916年に生起した旭真戦争は初の本格的な近代戦争であった。
陸上では機関銃が猛威を振るい、空には着弾観測の為に多数の気球が浮かぶ。そして海中にも戦場は広がった。
そんな旭と真の戦いにおいて衝撃を与えたのは、真をここまで強大
にした立役者、宰相にして軍師(参謀長)であった初葛亮孔盟の柔軟な思考から生まれたリヴァイアサンの存在である。
海洋帝国である旭に対し、海上で劣勢な真は潜水艦にその活路を見出す。
だが、孔盟は更にその先を行っていた。
これは、そんなリヴァイアサン討伐に駆けた者たちの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 21:00:00
25078文字
会話率:20%
21世紀も4分の1が過ぎようとした地球ではパンデミックに次ぐ騒ぎを某大国が引き起こしてくれた。
それは4月1日に初めてネット空間に映像が流れたためにCGだとしか思われなかったが、数日後には某大国の大都市が一つ。文字通りに消滅した。
それを皮切りに周辺国へもその混乱が広まっていくのだが、それはまったく現実離れした話ばかりをもたらしていた。
アニメやライトノベルに感化された欧米各国では早速アニメそのものの出で立ちを行うものが現れ、被害が拡大するシベリアにはアニメや映画に出てくるような魔法使いや戦士たちが集いだしていた。
そんな中、アニメやライトノベルを見下す日本においてはテレビも政治も現実を受け入れることなく、近隣の半島や島国、大陸において魔法が使えるようになっても、そんな現実を一切を認めようとしなかった。
日本国内でもネットを通じて騒ぎになり、魔法を使う者も現れるが、国内に妖怪やモンスターが現れ被害が出るまで政府は事実を否定し続け、犠牲が出て初めてテレビはそれまでの姿勢を急転換して政府批判を始めた。
銃やミサイルと言った実体弾による物理攻撃がほとんど効果を見せない相手に対して自衛隊も警察も無力で、ただ魔法を抑えつけるだけであった行政は急に彼ら「冒険者」を公共組織として認めるという泥縄の決定を行う。
そんな時、製造元と市場を失った地方企業が倒産し、路頭に迷った中年はあるネット記事を見つけた。
曰く、政府が立ち上げた魔法研究所でテスターを募集しているという。
中二病であった中年は迷うことなく応募し、ストレートでテスターとして採用されることとなる。
魔法強化アーマーのテスターとなり、中二な夢が叶った中年は、アーマーの限界テストを何のためらいもなく行い、「冒険者」達とファンタジックなモンスターや妖怪と対峙する事になった。
何十年も中二病を引きずる中年が今更躊躇いなどと言う物を持ち合わせているはずもなく、困難なはずの討伐をいともたやすくこなしてしまうヒーロー?へと変貌していく。
そんな、中二病な中年が躊躇しない話である。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-12 23:00:00
3018文字
会話率:25%
高校2年生に進級した雫は、クラスの人気者である晴が何かと自分に話しかけてくることに戸惑う。
雫は自身の力の影響で見える「モノ」に気を取られがちで、周囲との間に壁を作っていた。しかし、太陽のように明るい晴のペースに巻き込まれ、少しずつ打ち解け
ていく。一緒に帰ったり、部活の話をしたりする中で、二人の間に友情が芽生え始める。
水野 雫(みずの しずく)
高校2年生。物静かで観察眼が鋭い。少し人見知りなところがある。
幼い頃から、普通の人間には見えない「モノ」――古い物に宿る想いや記憶、場所の記憶などが、おぼろげな形や色彩として見える特殊な力を持つ。この力を誰にも話せず、孤独を感じている。美術部所属で、絵を描くことが好き。
天野 晴(あまの はる)
雫のクラスメイト。明るく快活で、誰に対してもフレンドリー。運動神経抜群で、陸上部に所属している。
困っている人を放っておけない、真っ直ぐな性格。雫の持つ独特の雰囲気に惹かれ、積極的に関わろうとする。
直感が鋭く、時折、雫の力の片鱗を感じ取ることがある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 19:30:00
46566文字
会話率:42%
ハンス・アンデルスンは祖母アンナの妄言を聞き、半信半疑ながら且つて祖母が行ったという不思議な世界へ向かう事になった。ノルウエーのヨトゥンヘイム山地へと到着し、ヨトゥンヘイム山の山頂に至った二人は、アンナの持っていた魔法の豆を植え、そこから生
えてきた木の蔦に運ばれ雲を突き抜け、雲の上に存在するイルミンスール大陸へと到着する。
ハンスとアンナは巨人や妖精の住む雲の上の大陸で様々な冒険をしている中で、次第にその世界で暗躍する存在に気付き始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 18:49:01
45872文字
会話率:57%
人の姿をした異種生命体【セカンドステージチルドレン】。
セカンドステージチルドレン達は、各々に“覚悟”がある。社会の闇に身を潜め、己の力を行使する事で裏社会の支配者になった者。自警団のように反社会勢力を警察の影で取り締まる正義の旗を掲げる者
もいる。
前者は勿論、後者もこれは公にする事は出来ない。
この事実がどうであれ、能力者の居所が発覚するとそれぞれの自国が統制する強化人間隔離施設【二ゼロアルカナ】へ連行される。四肢拘束、飲まず食わず、人体再生能力の可否を確認する部位の切断…人の様々な限界値を求められる人体実験。それを繰り返される最悪の日々が待っている。
そんな隔離施設に囚われの身となった一人の男児《サリューラス・アルシオン》が送られる。
サリューラスは血塗られた過去と決別すると共に、この監獄からの脱出を図る。
サリューラスの忌まわしき過去…。
それは、アルシオン家の血統が全ての始まりである。絶望し、憂鬱になり、別離を迫られ、隔離され、再会を遂げ、寵愛と出会い、絶愛する。
舞台はこの世界に点在する四つの大陸の中で最大の規模を誇り、当然ながら比例するように人口も最多数を有する《ラティナパルルガ大陸》。当大陸を中心に、生物達の価値を模索する物語が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 18:10:38
781590文字
会話率:55%
純愛の果てに、無慈悲な斬裂
『Necrophia:B Side/Ver.1-0223』
時に、西暦2222年──。
世界は混沌に堕ちた。
突如として現れた、謎の生命体《ブルータル》。白の獣じみた凶悪な見た目をした当該生物は、なんの前触れも
無く、世界に同時多発的に出現した。
ブルータルは人間を襲い、殺戮の限りを尽くす。
世界の人口は半分以下にまで激減した。
そんな中で、人類が最後の切り札として提案したのが、
《反物質爆弾》を使用した大規模一斉爆撃による異生物滅却計画。陽子と原子核の化学反応で産出される極大エネルギーは、世界中の大陸をリセットさせてしまう。だがその代わりに、ブルータルの数は大きく減った。
反物質爆弾による作戦は成功に終わったかに見えた。だが、反物質爆弾の影響を受けていない都市が世界に幾つか存在する事が判明。各都市から離れた先は真っ平らな荒野なのに、まるでバリアを張っていたかのような、爆弾投下前そのままの状態を維持していた。
しかもその状態を維持している都市には、ブルータルの姿を確認。このような場所を“ブルータルの巣”と呼称。
まだ、ブルータルは生きている。確実に殲滅された訳では無い。まだ、どこかに生きている。繁殖する可能性もある。早期にこの問題は解決する必要があった。この問題は日本にも確認され、横浜みなとみらいが最初の解決地点だと定められた。
状態維持のエリアはみなとみらいの他に、近辺に所在する元町・中華街、大黒ふ頭、京浜工業地帯の鶴見線沿い。この複数箇所が判明。
日本軍は分析調査隊を編成。
元町・中華街、京浜工業地帯には大多数の兵士が編成されたが、大黒ふ頭の調査には《シアラックス》と《カラクセス》の2名が選ばれた。
2人は、なんの疑問も持たず大黒ふ頭の調査へと向かう。
2人は同年齢であり、友人以上恋人未満という関係値。生き残った人類は若ければ、強制的に兵士にされる。その日本軍の士官学校で出会い、意気投合。だけど、2人が一緒に任務を遂行する…というのは初めての経験だった。しかも、2人のみでの任務。
2人は思い思いの任務経験談を話し、陽気な状態で大黒ふ頭へと向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 00:30:14
2183文字
会話率:69%
人間の居住圏が巨大大陸の片隅にしかなく、その他の場所は魔物が闊歩する魔境となっている世界。
居住圏いっぱいに人が増えたため、魔境と領土を接する辺境貴族は、魔境を切り取って領地とすることを定められた。
人を守護する神は、魔境を切り取るための力
として、新たに『天職』という加護をもたらしてくれた。そのお陰で人々は戦闘向きの天職に限り、魔境の魔物に勝てるようになった、そんな時代。
プルマフロタン辺境伯家の長男バジゴフィルメンテ・サンテ・プルマフロタンは、幼少から剣の天才と評価され、そして十歳で教会にて行われる天職の儀で神から『剣聖』を授けられた。
しかし、その儀場で剣を抜く際に手から取り落としたり、剣を振った際に手からすっぽ抜けてしまったりと、天職が剣聖らしからぬ行動を見せてしまう。
その行動の原因が『不適職者』--天職と肉体が適合していない者ではないかと父親に疑われ、しかし次男以降の子が戦闘向きの天職を得られるかはまだ不明だからと、薪割り小屋に住処を追いやられて留め置かれることになった。
不遇な状態に置かれたはずのバジゴフィルメンテは、剣聖を与えられたときからなにか思惑があったようで、薪割り小屋暮らしを苦にしてない。
バジゴフィルメンテの思惑とは? 彼は本当に不適格者なのか? バジゴフィルメンテの将来はどうなるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 18:00:00
508991文字
会話率:31%
スメガギテラ大陸中央、巨大迷宮。
大陸各地から富と名声を求めて、迷宮挑戦者(チャレンジャー)たちがやってくる。
迷宮が発見されてから長い年月が流れたが、未だ三十階層を越えた者はなく、迷宮の底が何階層か、どうして迷宮というものが存在するのかも
分かっていない。
そんな場所に挑戦する男の一人。彼の名前はギデア。三十歳に差し掛かりつつある年齢で、迷宮挑戦者にしては珍しいことに単独行(ソロ)の挑戦者だ。
仲間もなく一人で迷宮に入り、大した怪我を負うこともなく戻ってくる姿に、他の挑戦者たちは「そんなこと単独行で出来るわけがない」と「ヤツは『ホラ吹き』だ」と陰口を言う。
しかして本当に、ギデアは単独で二十一層を越えるどころか、前人未踏の三十層の突破を果たす。
そして三十一層に入った後で、彼は迷宮を脱し、挑戦者の互助会に「半引退届」を提出した。理由を問われた際に「つまらなくなった」と口にして。
冒険者を半分引退した、無双の単独戦力を持つギデアは、迷宮を中心に発展してきた迷宮歳での新たな暮らしを送ることにした。
やがてギデアはやる気を取り戻すのか、それとも挑戦者とは別の道を行くのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-21 18:00:00
144198文字
会話率:34%
日本で暮らしていた大学生が、帰省中に電車事故で異世界転生。
生まれなおした先は、山間部にある弱小国の王子。しかも七人兄弟の末っ子!?
しかもこの世界は、二つのそれぞれの道でぶっちぎりの技術力を誇る大国が大陸の覇権をかけて戦い、小国たちは二大
国に睨まれないようにしながら互いの領土を奪い合う戦国の様相。
果たして主人公――末っ子王子の『ミリモス・ノネッテ』は生き残り、立身栄達を果たせるのだろうか!!
◆ツギクルブックス様にて、書籍化! 現在、各種書店、電子書籍にて発売日中です! 購入よろしくお願いします! ◆1300万PV、300万ユニーク達成! ありがとうございます! ◆最高ランキング記録、日間4位、週間7位、月間25位、四半期55位だそうです。こちらも併せて、読者の方々に御礼申し上げます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-02 18:00:00
1602697文字
会話率:38%
凄腕のハッカーであるブラソン、最新式の地球製船殻を有する脚自慢の船とその管理AIレジーナ、レジーナから派生独立した船内管理AI生義体ルナ、銀河の嫌われ者である機械達の生義体ニュクス、何を考えているのか今ひとつ掴み所の無い地球連邦軍情報部か
らの出向者アデール、ブラソンの相棒でこれも凄腕のダイバーであるノバグ、今は囚われの身となったブラソンの友人が遺したダイバーメイエラ、銀河の何処かにある故郷を探す原生ファラゾア人少女ミスラ。レジーナの僚船であり、四十人もの元軍人達を乗せ、老獪な船長ドンドバックが操る強襲揚陸船シリュオ・デスタラ。多くの仲間達を手に入れ、銀河種族社会の運送業界からも一定の評価を得て、順風満帆であるか見えた運送業。しかしその行く手には、地球連邦軍と機械達が躍起になって追い回す不気味な生命体の陰と、そして謀略に長ける事で銀河中にその名が轟く地球連邦軍、銀河最大のデータバンク且つ演算システムである機械達の思惑と策謀が交差する。
第12章 トーキョー・ディルージョン
■本作は、「A CRISIS(接触戦争)」(N2709FW)の約300年後の物語であり、且つ「夜空に瞬く星に向かって」(N5979DP)の第二部です。その為、A CRISIS(接触戦争)のネタバレを多分に含みます事にご注意願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 18:00:00
327593文字
会話率:22%
あらゆる事物の運命を司ると言われる伝説の「竜の魔法使い」はなぜ放浪するのか。その疑問の前に、まず、彼が誕生するまでの経緯を語りたい。
大陸は戦国時代で大国、小国が入り乱れていた。やがてその地に光が射す。大陸を統一した若い王とその仲間たち
は戦乱のない世界を目指す。
序章では、「竜の魔法使い」に至る全国統一を語る。そして本編では、戦乱のない国土が広がる天の下でなぜ、それでも穢れの汚濁である竜が生まれたか。竜と闘う「竜の魔法使い」の目的はなにか。
昔、ある所に、一時は栄え、やがて時のかなたに忘れられていった人々と、その思いを沈めた地についての物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 17:21:51
29283文字
会話率:44%
幻想大陸エピュフォニアの森で双子のきょうだい、ユールとソルナは目を覚ます。ユールとソルナはほとんどの記憶を失いながらもとあるものを探していた。
この大陸のどこかにあるとされる運命の書架、ファトゥム。
二人は森の中で不思議な少年・フェ
ルンヴと出会いこの世界について知り失われた記憶と運命の書架を探すため冒険の旅に出る。
空を輝く白銀の蝶、大陸に広がる花々、各国での人々の営み。
エピュフォニアでの出来事に触れていき、すべてに魅了され、愛おしいと思ったユールとソルナはエピュフォニアに帰りたい場所を見つける。
そして、運命は廻り旅の中で失われた記憶と世界の真実に触れるとき、700年前の戦争の続きが再び世界を襲う。
ユールとソルナは帰る場所を守るため、世界の深淵に抗い、戦いの渦中へ足を踏み入れる。
※実在する人物の名前を使用しています。抵抗のある方は閲覧にご注意ください。
この小説はフィクションであり、実在の人物や団体などとは関係はありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 17:19:36
239838文字
会話率:46%
戦火に揺れるエスペランド大陸では、女神ルクスを崇める魔術と騎士の国アドラシオン皇国と、
魔獣を操る猛獣使い≪テイマー≫の国サンクリッド王国が激しく対立していた。
皇国の軍人ナイトは、魔術・武芸に才がなく、飄々と軟派な性格も相まって「最
弱」「無能」と蔑まれている。
彼が隊長として率いる小隊「ヴェイン」も、訳アリの隊員で構成された〝お荷物部隊〟と認知されているが──。
その実態は、蔑称を隠れみのとした、皇国の第一皇子スレイン旗下の特殊部隊。
そしてナイトは、復讐に燃えた過去を悔い、罪を背負いながらも「恒久和平」実現のため暗躍する軍師である。
そんな彼が、スレインと共に戦場で見つけたのは一輪の華。
王国への復讐心を燃え上がらせて狂い咲く、エリート女騎士エレノアだ。
「憎しみは憎しみを呼ぶ」と学び無能を装うナイトと、「両親の仇を討ち、弟を守る」と誓いひたすらに刃を振るうエレノア。
出会った二人は、相容れぬ思想ゆえに衝突を繰り返しながらも、次第にお互いを知り、心に踏み込んでゆく。
果たして二人の行き着く先は破滅か、それとも新たな光か──。
剣と魔術、知略の織り成す戦記ロマンスファンタジー、いざ開幕。
※毎日17時頃更新予定※
※ネオページさんで連載中の作品です。
最新話はネオページさんにて先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 17:10:00
61867文字
会話率:28%
近代ヨーロッパの、ようなある大陸のある帝国王女の物語。
30才で断頭台にかけられた王妃が、次の瞬間3才の自分に戻った。
1度目の世界では盲目的に母を立派な女帝だと思っていたが、よくよく思い起こせば、兄妹間で格差をつけて、お気に入りの子だけ
依怙贔屓する毒親だと気づいた。
だいたい帝国は男子継承と決まっていたのをねじ曲げて強欲にも女帝になり、初恋の父との恋も成就させた結果、継承戦争起こし帝国は二つに割ってしまう。王配になった父は人の良いだけで頼りなく、全く人を見る目のないので軍の幹部に登用した者は役に立たない。
そんな両親と早い段階で決別し今度こそ幸せな人生を過ごすのだと、決意を胸に生き直すマリアンナ。
史実に良く似た出来事もあるかもしれませんが、この物語はフィクションです。
世界史の人物と同名が出てきますが、別人です。
全くのフィクションですので、歴史考察はありません。
*あくまでも異世界ヒューマンドラマであり、恋愛あり、残業ありの娯楽小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 17:00:00
108228文字
会話率:31%
その時、大陸が4つの帝国に支配されていた。
大陸の南東から北へ西へと領土を拡大していった東の帝国茗(メイ)。西の帝国との間にある大いなる砂漠のオアシス都市の連合の蘭国は茗に吸収されることを望み、3族長の娘を其々恭順の証として皇帝に差し出した
。茗らしい黒髪黒目で妖艶な美しさを持つ16才と17才の二人とは違い、濃茶色髪に榛色の瞳蜂蜜色の肌を持つ星(せい)は砂漠を東西に移動して商売をするキャラバン隊の踊り子を母に持つ妾腹の娘12才であった。後宮へ入って早々お手付きになった二人と違い、幼さの残る星は皇帝からお手付きの無い乙女の身のまま5年を過ごすことになった。
北の大国ロシノフ帝国と東の茗国に挟まれた緩衝地帯として独立を許されているヴェルボク国にロシノフ帝国が侵攻してきた。ロシノフ帝国は広大な領土全てを統治出来ておらず、西の端にある首都以外は地元の豪族が好きに統治しているのだが王家の醜聞が起こると、国民の目を反らすため度々ヴェルボク国へと侵攻を仕掛けるのだ。大国に挟まれたヴェルボク国は茗と同盟を結ぶことを願い出て、聞き入られる。
その約束の証しとして、17才になっていた側妃星は北東の国へと再度嫁ぐことになった。
嫁いだヴェルボク国の国王夫妻は先の侵攻で亡くなってしまい、急遽即位したのは14才のユーリイ。土地は痩せて寒く、資源となる鉱物も無い大国同士が隣にならないように緩衝地帯としてしか価値のない場所。ある意味捨て置かれた場所で鎖国のように細々と独立を守ってきた国。そんな国の貴族は世情に疎く年若い国王を操ろうと戯言を吹き込み、嫁いできた大国の元側妃である星に辛くあたる。ユーリイに至っては乳母の娘に騙されて初夜の晩に「お前を愛することは無い!」と宣った。それを聞いた星はユーリイに物の通りと世情を教えると共に、「この落とし前はどうつけるんだい?」と艶やかに微笑みながら脅すのだった。
そんな、コメディです。
前後編でお届けします。
元サヤ恋愛物です。元サヤがお嫌いな方は申し訳ありませんがブラウザバックでお願い致します。
年上の男性(夫以外)との匂わせがあります。
もちろん、想像の産物ですので、時代考証など出来ておりません。
妄想の賜物とお時間潰し位のゆるさでお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 19:13:27
8896文字
会話率:41%
誰もが魔法を使える大陸にあるトーホー王国の公爵家にサリエルという娘が生まれた。サリエルは年端もいかぬ頃から勉学に励み優秀で自慢の公爵令嬢に育っていったが、弟が生まれた頃突然反抗期になりメイドや執事、家庭教師の手に終えない問題児になってしまう
。ある日もなぜなぜと質問をしては周囲を困らせるサリエルに怒った父親が部屋に閉じ込めてしまうが、まだ習ってもいない闇魔法を使い家出したサリエルは娼婦の息子で孤児のガブリエルとたまたま出会う。ガブリエルはサリエルの専用従者として公爵家に雇用され、問題児のサリエルのお世話係をすることに。数年後、王子の婚約者候補となったサリエルだが、王宮で王子と喧嘩をしてしまい隣国に留学させられてしまう。親元を離れたことを良いことに、冒険者ギルドで冒険者登録をしてサリエルはガブリエルと共に週末冒険者として冒険をしながらガブリエルとの愛を深めていく。公爵令嬢サリエルと従者ガブリエルの身分差恋愛譚。 アルファポリスにも時差投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-02 18:20:00
101725文字
会話率:38%
魔物や魔法のあふれる世界。
世界樹に守られている世界。
そんな世界で暮らす、少女エルーシア。
ある事件をきっかけに昏睡し、世界樹の神子デルミーラに保護され、目覚めた時に前世の記憶を呼び覚ます。
成長したエルーシアは、世界樹
の神子の地位、膨大な魔力、前世の記憶で王国を支える存在になるが……それらは重責であり、悩みのもととなる。
同じように、過酷な運命を歩む、半獣人の冒険者ルークと出会い、二人は恋に落ちるが……立場の違う二人の想いは、困難が多い。
しかし、二人の出会いは、王国だけでなく、やがて大陸の運命を変える……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 16:11:59
1621512文字
会話率:41%
この世界は神様がいる地
ムンダス大陸エリアーヌ王国のロシェール伯爵家のアニエスは家族からは雑用のように扱われ、しまいには神殺しの英雄であるが暴君と呼ばれるエドワードのもとへと拡大を続ける軍の維持費の支援のために嫁がされてしまう。
しか
し想像とは全く違う新たな地での生活に戸惑いながらも持ち前のタフさと秘めていた明るさでエドワードとともに新たな人生を歩んでいく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 16:01:24
17512文字
会話率:46%