魔王を討伐し、世界を救った英雄は寿命でその生涯を終えた。
しかし彼は再び目を覚ました。それも若い身体で、全盛期よりも更に強くなって。
「まぁいっか!変なしがらみもないし、この身体でやりたいようにやろう!」
並行世界の自分はただの凡人であ
る。だが、中身は英雄として名を馳せた老勇者。
そんなちぐはぐな英雄は、旅をする内にこの世界の歪みを目の当たりにする。
かつて前の世界を侵略した魔族。彼らはこの世界では虐げられる存在であった。
迫害され、奴隷のように扱われるかつての敵……。
それを見て英雄は決意した。
──魔族でも、虐げられる存在は守らなければならない、と。
「いいさ、俺がみんなを笑顔にしてみせるから」
傍らに魔族の少女を引き連れ、英雄は世界を巡る。
かつて魔王を討った英雄は、今度は魔族を、そして世界を救うために再び剣を取った。
これはそんな英雄が……再び異世界で織り成す物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 18:00:00
193460文字
会話率:38%
【あらすじ】
——ある日突然、家族が何者かに殺された。
寂れた神祠・八岐神社で孤児として育てられた少女【桜華】は、突如として何もかもを失った。絶望に打ちひしがれた彼女は自害を試みるが、唯一自身と共に生き残った友に止められ、生きて復讐すること
を誓う。喪失によって開いた穴を埋める方法は、仇討ち以外に見つからなかったのだ——。
※1本作は私の過去作「天ノ恋慕」の設定の一部をピックアップ、拡大改変したものです。
※2本作は基本的に一人称視点ですが、場面によって変わることがあります。視点変更の際は、本文中に下記のように表示します。
・◇◇キャラ名◇◇:そのキャラ視点
・◇◇◇:三人称視点
【主要登場人物】
〇桜華(おうか)
十七歳の少女。綺麗な桜色の長い髪を馬尾結で束ねていて、目は透き通った濃い紫色をしている。背丈は五尺四寸強。赤ん坊のころに「高祠之国(こしのくに)」の桜並木の下で拾われ、「八岐(やまた)神社」にて孤児として育った。だがある時、八岐神社は何者かの襲撃を受け、桜華は家族のように思っていた孤児仲間たちを亡くした。それ以来、報復を目標にして生きるようになる。何よりも家族や仲間という存在を大事にするが、その中でも小町に対しては並々ならぬ情を抱いている。好物は豆大福。自称、お淑やかな美少女。
〇小町(こまち)
十七歳の少女。黒曜石のような黒い髪で、長さは肩につかない程度。目は透明感のある淡い青色をしている。背丈は五尺三寸弱。赤ん坊のころに八岐神社の鳥居の前に捨てられており、孤児仲間に加わった。襲撃から生き残り、桜華と共に報復を誓う。小町もまた家族や仲間を大事にする。昔なじみの桜華のことは特別に思っているが、素直な想いを口にすることは滅多にない。好物はみたらし団子。勝ち気な性格でありながら、甘えん坊でもあるという二面性を持つ。
〇大河(たいが)
享年四十歳の男性。黒髪の散切り頭。幼少期を孤児として過ごした経験から、辛い思いをする子供が少しでも減るよう願っていた。自身が宮司を務める寂れた神社、八岐神社に孤児を集めて育てるという活動に生涯を捧げた。優れた剣の腕前を持っていたが、八岐神社襲撃の際は子供を守る責務のために敗北してしまう。愛用していた刀には、とぐろを巻いた蛇の装飾が施されている。時に優しく時に厳しく孤児たちを育てた。
※カクヨムでも連載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-18 19:00:00
423372文字
会話率:60%
「女王陛下、……いや、シルヴィア・ローゼンハイム。あなたを王国の大罪人として逮捕する」
ある日の夜、私は臣下の貴族によって逮捕された。臣下の一人が、私の髪の毛を掴んで窓際に連れて行く。そして、城壁の向こう側で淡く瞬く赤い光を私に見せた。
「……あれは何ですか?」
私の問い掛けに、臣下はしばらく|間《ま》を置いて答えた。
「革命の火です。王都は貴族連合軍が掌握し、残りはこの王宮を残すのみです。貴族連合軍と共に戦う民衆達が、王宮の城壁のすぐ外側まで迫っています」
「……革命?」
「今夜、ローゼンハイム王国は滅びたのです」
その逮捕から約一週間後、私は民衆の前で斬首刑となり、その躯(むくろ)は一切を残すことなく、灰になるまで焼かれた……。
◇ ◇ ◇
「シルヴィア・ローゼンハイム。汝は王国にその生涯を捧げ、鎮守の神々に忠誠を誓うか?」
……え?
私は、国王の王冠が置かれた玉座に向かって跪いている。斜め前には、背の高さほどの錫杖を持つ王国国教会の大主教が立ち、私を見下ろしていた。
──これは……、もしかして、六年前の戴冠式?
私は状況を理解できないまま、ゆっくりと後方を振り返る。すると、そこには数十人に及ぶ貴族達が整列して、私に向かって軽く頭を下げていた。
──あぁ……。あの時に戻ってきたんだ……。悲劇の始まりの日に……。
私は、玉座の背後に飾られた優しく|微笑《ほほえ》む父王、故グローヴィスの肖像画をじっと見つめる。
──お父様。私は帰ってきました。今度の人生では同じ過ちを繰り返しません。必ず、お父様から受け継いだこの国と国民を守って、立派な王になります。
「私は今ここに、第十六代ローゼンハイム王国の国王に即位したことを宣言します!」
こうして、シルヴィア・ローゼンハイムの国家再建ストーリーが始まった──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 13:15:15
288206文字
会話率:42%
十八歳のアマーリエは、実の父フォン・ヴェルン男爵の裁定によって生涯幽閉の判決を受けた。
妊娠中の継母カロリーネに、有資格者だけが扱える毒物を盛って殺そうとした罪のためだ。
治癒の女神ニーファの加護を受けたアマーリエは、七歳から十七歳
まで、聖堂都市エルンハイムの聖ニーファ女子修練院で研鑽を積んでいた。
しかし、職業的な治癒者になるには等級が低すぎたために、諦めて結婚するようにと生家に帰されたばかりだった。
治癒者として働きたいという長年の夢を失い、身に覚えのない罪をきせられて、アマーリエは人生に絶望していた。
そんなとき、アマーリエを幽閉先に送る護送馬車が大森林のなかで突然止まったかと思うと、傭兵隊の女隊長が叫んだ。
「お姫さま、死にたくなければ協力しろ!」
かなり冒険ファンタジーよりの、ドイツっぽい異世界をイメージした推理小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 13:41:35
111969文字
会話率:34%
禁術師。それは魔術を悪用した犯罪者を指す。悪魔憑きの青年もまた、その一人。西方随一の大国、ローゼンクロイツァー帝国に囚われ、その生涯を闇に沈めるかに思われた。しかし、情勢は変わった。戦力を欲した帝国は、青年を登用することにした。登用された
青年は、『ディアブロ』のコードネームを与えられ、帝国の対魔術犯罪組織『アルカナイト』に所属することになる。その先に待つのは、破滅か、繁栄か。帝国の命運を左右する激動の時代が幕を開ける!
※本作は不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 06:00:00
74746文字
会話率:42%
出勤時に心筋梗塞で生涯を終えた高倉頼蔵は、農家の三男として異世界で第二の生を得た。
ウォルムという名を与えられ平穏な日常を過ごしていたが、周辺諸国と衝突を続ける祖国は国家の尖兵たる兵士の招集を続け、ウォルムも例外では無かった。
支度金と
いう値段付けられた命は国家へと買い上げられ、徴兵されたウォルムは最前線に投入される。
平等に訪れる理不尽な死、歓喜と悲鳴が入り交じる略奪と陵辱、取れぬ死臭に濁り行く瞳、否が応でも戦場の狂気に染められ、ウォルムは平時では目覚める筈の無かった闘争の才能を開花させていく。
疲弊し痩せ細る精神を、搾りかすと化した道徳と良心を僅かな偽善で希釈させながら、酒と兵隊煙草で誤魔化す日々。
戦争も終盤に入った祖国ハイセルク帝国であったが、帝国中を震撼させる動乱が起きようとしていた折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 23:26:46
899620文字
会話率:46%
西暦2100年の日本。世間を揺るがす驚愕の単科大学が現れる。【国立防衛隊附属 ゲーム大学 ゲーム学部 ゲーム学科】学費無料、全寮制、食事給与制服支給、就職率100%、授業中はあらゆるゲームがやり放題、成績優秀者は幹部待遇、最終課題をクリアし
たものには豪華特典と生涯年金保証、入学条件は18歳以上の健康な男女。御多分に洩れずこの〈偏差値ゼロの国防大学〉には志願者が殺到した。
激戦を勝ち抜いた数百名の学生たちは、当初はこのパラダイスを満喫しつつも、徐々に明らかになっていく大学の全容に驚きを隠せない。勝ち残ったゲームマニアのクレイジーたちは、国防大学が開発した、超最先端最新鋭のバトルゲームである【最終決戦 ハルマゲドン】を通して、概論、基礎科目、専門科目、演習、そして実戦とレベルアップを果たしていく。
シミュレーション通りに、制空圏を制し、海、陸、をなんとかクリアしていく学生たち。その後に明かされる大人への階段。そして夥しい脱落者を出しながらもついに、卒業課題である、宇宙戦闘編に突入した精鋭たちに待ち受けていた驚愕の結末とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 22:33:08
35292文字
会話率:41%
【まきぶろ様・琴子様企画 ヤンデレ推進委員会 参加作品】
生まれた時に「聖女」の器であると認定されたリーズロッテ。
強い魔力を持つ魔導士が生まれにくい時代に、先祖返りのその能力は大いに注目を集めたが……。
魔法が全く使えないばかりか、1
0歳を迎える前に体は成長を止めてしまった。
やがて輝く美貌の持ち主と言われ続けてきたものの、見た目は幼女のまま。
由緒正しき伯爵家の令嬢で「聖女」でありながらも、縁談はなく、婚約は妹に先を越されてしまう。
体が成長しないのは「魔法ではなく病気」と言われ、実家で幽閉される危険を感じるに至り、心機一転王都の寄宿学校に入学することに。
体は成長を止めても、心は15歳。外の世界に興味津々。
お目付役の目をかいくぐり、食事のためにとあるカフェを訪れる。
そのカウンターの隅で、「聖獣」と出会う。
「見た目は猫」でよくなついてくるので、仲を深めていくが……?
猫? 聖獣?
一方、「結婚した暁には何不自由なく過ごせる、生涯安泰優良物件」とまで言われていた妹の婚約相手が、なぜかリーズロッテにかまってきて……!?
※「王子様カフェにようこそ!〜秘密の姫君は腹黒王子に溺愛されています〜」のサイドストーリーですが、独立した作品としてお読み頂けます。本編では第二章で聖獣の正体が出てきます。
※他サイトにも掲載あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 18:00:00
101273文字
会話率:29%
かつて、悪の帝国によって引き起こされた大陸全土への侵略戦争において、帝国の首魁たる皇帝を討ち果たし、戦争を終わらせた救国の大英雄、『剣神』エドガー・ナイトソード。
だが、世界最強の剣士とまで呼ばれた彼も老いには勝てず、最期には弟子達に全
てを託し、七十年の生涯に幕を降ろした。
しかし、気づいた時には、彼は国の辺境に住まう村娘「リンネ」として生まれ変わっていた!
そうして、いたいけな幼女となった元世界最強の剣士による、新たなる伝説が幕を開けたのだった!
◆◆◆
HJ小説大賞2019 二次選考通過!
ESN大賞 選考通過!
ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 13:06:33
406802文字
会話率:25%
現在進行形で中二病に侵食されているJK――高杉夢(たかすぎのぞみ)は、いつものように手鏡で自分の容姿に見入っていたら居眠り軽トラにズドーンされ、呆気なく生涯を終えてしまう。
しかし、謎の空間へと飛ばされたノゾミは声のみ出演の女神と遭遇し
、自身が中二病過ぎて魔王の力を引き寄せてしまったという事実を告げられた。
しかも物理法則を超えた存在のため地球での転生は叶わず、やむ無くイグリーシアという剣と魔法の世界に転生させられる事に。
だが転生先の身体である貴族令嬢は無能の烙印を押された直後で、家族から抹殺対象に。
女神からは世界中を混乱させるような事がない限りは何をしても自由だと言われ、魔王の化身というベールを脱いだノゾミは好き勝手に生きる事に。彼女に睨まれた存在は不幸か。あるいは――
マジで不幸か。中二病末期患者が暴れ狂う様をご覧ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 08:06:43
472643文字
会話率:66%
魔王を討伐した褒賞として国王は、娘のミレーラを大魔術師ラウへ嫁がせた。
新婚初夜。幸せの絶頂にいたミレーラとラウに異変が起きて。
最終更新:2024-12-01 14:29:10
9196文字
会話率:40%
昔、昔あるところにそれは勇敢な聖女様がいました。彼女はどんなに恐ろしい事が起きても生涯巡礼の旅をやめませんでした。そんな彼女の隣にはいつも純白の騎士が共に有りました。
これは勇敢と言われた泣き虫な聖女と彼女を支えた一体の亡者の始まりの物語。
完結済み全14話毎週土曜10時に更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 10:00:00
22862文字
会話率:38%
月詠帝には前世の記憶らしいものがあった。
『竹取物語』という御伽噺の。
ある日、帝の通う高校に転校生がやって来る。
夜武羽姫という名の彼女はこの世の物とは思えない美貌を持ち、『姫』と愛称をつけられ数多の男子生徒からから求愛を受ける。
見か
ねた彼女の兄、絋介が彼女にふさわしい恋人選びを始めるが、立候補した男達に姫は無理難題を押し付けた。
転校初日から姫に一目惚れしていた帝は陰ながら姫を助け、恋人候補の男たちを追い払うことに成功する。
互いに惹かれあった帝と姫は文通を始めるが、ある日、姫が貴族の家の隠し子だと判明し軟禁される。
彼女が所属する貴族の家では[婚姻年齢を過ぎた女は屋敷の外に出てはならない]という戒律があり、帝と姫は生涯引き離されて暮らすことが決まっていた……。
竹取物語を学園バージョンにした作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 19:02:57
84506文字
会話率:54%
とある自称恋愛導き師(詐欺師)に唆されて非モテから脱却した小坂一樹(アホ)唐突にヒロインから王子様候補扱いを受けた。
生涯添い遂げる女性を探すため自己鍛錬していた小坂一樹。雪の中ジョギングをしていたら何やら公園に可愛い女性がいた。
彼女は彼女でめんどくさい性格。主人公はただのアホ。重い彼女が織りなす壮絶なラブコメです!
あと沢山の食材が喋るよ。
カクヨムでは10/4序盤編完結。11/18第一部完結。
割と滑ってるギャグや、めんどくさい性格な奴等てんこ盛りの作品です。サブタイトル募集中!
◇はナレーションさん。神の視点。
一週間に一話、二話程度の不定期投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 17:10:00
24177文字
会話率:47%
六年間の薬学部生活を乗り越え、国家試験も合格し、しかしサクラに薬剤師として働いた記憶はない。
前世の生涯は大学卒業後に病死で幕を閉じた。
言うなればペーパー薬剤師。
今世はその知識を活かして……あくまで趣味程度に小さな村で薬作りを
楽しんでただけなのに。
ある日山で倒れていた人を助けたら、それが大国の王子様で、酷い怪我だったはずが綺麗に治り、「治癒魔法使いに拾われるとは、相当運がよかったらしい」って。
今世は確かに魔法はある。
けれど治癒魔法はないはずなのに。
大国の王子様に「薬医に」と言われても。
まだそれも受け入れられてないのに、「運命の相手だ」と言われても……
※この作品は以前投稿していたシリーズを改変したものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 08:12:09
330811文字
会話率:64%
エステルは聖女に縁あるシャルリエ伯爵家に生まれたのに魔力なし。顔だけ聖女と蔑まれ、義妹に立場を奪われて辺境の地へ送られて生涯を終えた。……はずが気がついたら死に戻って18歳。よし、この人生は1秒でも早く逃げよう、と思ったら婚約者の第二王子に
一歩目で捕まった。
「君が好きすぎてつらい」「「……!?!?」」
二人揃って驚愕し真っ赤な顔を見合わせる。記憶ではクールだったはずの彼は、なぜかエステルに嘘がつけなくなっているらしい。
「私のどこが好きだったんですか……?」「か、顔だ……っつ!?」「い、今、頑張って嘘をつかれました? 顔が紫色ですけど!」
死に戻ったら本音を隠せないヒーローと溺愛に戸惑うヒロインのスローライフコメディ。(たぶん)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 12:00:00
167022文字
会話率:48%
澤田浩人は40歳で生涯を閉じた。特別な人生ではなかった。そこそこの大学、そこそこの会社、そして平凡ながら愛情深い妻・紗希とかわいい娘との生活。同期の相内瑛人には仕事で何度も負け続け、劣等感に押し潰されそうな日々だった。それでも彼は毎朝同じ道
を歩き、同じ電車に乗り、平凡な日常を淡々と生きていた。だが、その「同じ日常」は突然終わりを告げた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 03:20:24
21194文字
会話率:41%
とある異世界、特異種として生まれた一匹の狼は長となり、やがては世界を旅する。
その広い世界の中で、狼が見て、聞いて、話して、嗅いで、狼は何を思っていくのか。
狼が主人公のほのぼの?物語です。
最終更新:2024-11-19 09:43:06
2858文字
会話率:25%
子供の頃から英雄に憧れている男、ソルフォート・エヌマは凡人だった。六十年を超える歳月、研鑽と努力を惜しまなかった。他人の技術を観察し研究し、ひたすらに剣の腕を磨く毎日。しかし結局のところ最期まで、目標だった英雄へ手が届くには至らなかった。人
生最後に対峙した、最強の英雄との闘い。かの最強には生涯を懸けた一撃も通じず、彼は報われぬ最期を遂げた。だが彼──いや彼女の物語はそこから始まる。
※第一章終了しました。
※第二章開始しました。
※ハーメルンさんにも置かせてもらっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-19 07:08:21
515190文字
会話率:25%
橋木田成(はしきだなる)は、幼い時からずっと一緒にいた幼馴染の雛宮奈桐(ひなみやなきり)と中学三年の時に付き合い始めるが、高校一年生の夏に彼女を水難事故で亡くす。
失意の底に沈み、奈桐以外の女の子と付き合わないことを決め、生涯独身を貫こうと
していた成だが、大学二年生になったある日、母親の再婚でできた義妹、藤堂凪(4)が、幼い時の奈桐にそっくりで驚愕する。
ただのそっくりさんかと思い、悶々とするも、凪は成に衝撃の言葉を掛けて――
離れ離れになっても、たとえその命が潰えようとも、また君の元に戻って来るから。
永遠系幼馴染の歳の差純愛ラブコメ開幕です!
※プロローグとして、成と奈桐(生まれ変わる前)が一緒にいた日々を書いています。ぜひご一読ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-19 00:18:31
108444文字
会話率:44%