恋愛はタイミングだと思う。
これはタイミングが悪かった僕の話。
もしあの時こうしていれば、今どんな風な未来だったのだろうと考えてしまう。それはたとえ、今が幸せでもそう思ってしまうんだ。もしかしたら、結婚をして、子供だっていたかも知れ
ないなんて。
僕は、仕事が終わった帰り道の駅のホームで、スマホをいじってアプリを開いた。SNSって残酷だと思う。その人の情報が、思いがけず出てきてしまうから。
僕は西野零士、35歳、独身。大手自動車メーカーに勤める一般的なサラリーマンだ。
Facebookの、知り合いかもの欄に君がいる。僕はそれを見ると、胸が締め付けられる様な気持ちになる。それは僕の中の苦い思い出。
きっと、連絡先に君の名前と電話番号が入ったままだから…。君の電話番号はあの頃と変わっていないのだろう。でも削除のボタンを押す事に抵抗を感じるんだ。君は結婚して子供までいる事が、そこから分かってしまっても。自分はなんて女々しいのかと思う。
白い溜息をついて、駅のホームから冬の夜空を眺めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-22 08:00:00
17906文字
会話率:58%
最近起きた親御さんが息子さんを……の事件について 思ったこと
最終更新:2019-06-04 22:21:04
1426文字
会話率:4%
麦チョコが食べたいです。
最終更新:2019-06-03 00:22:25
902文字
会話率:0%
マッチ一本火事の元。
最終更新:2016-12-15 22:00:00
224文字
会話率:0%
身体がウザったいって溜息。
最終更新:2016-05-28 09:00:00
604文字
会話率:0%
この国で多くを語られてはいない<白魔女>。
マチルダは今日も侍女仲間の話に溜息を漏らす。
彼女達の想像する<白魔女>はそうではないという事を知っているからだ。
これは始まりの物語。
R15は保険です。
最終更新:2019-06-03 00:11:27
2434文字
会話率:29%
ある夏の日のこと。神社の境内で牛鬼に襲われた。死を覚悟したとき、女の子が忽然と現れた。彼女は何者なのか? かつて親しき仲だったとは、このとき気づきもしなかった。それは彼女の容姿が変わり果てていたからではない。むしろまったく変わっていなかっ
たためだ。まだ幼かったあの頃、彼女のことを少し年上の優しいお姉さんだと思っていた。山で遊んでもらったことは鮮明に覚えている。それなのに彼女は長い時を経ても、昔と同じ子供のままだった。そしていま恐ろしい牛鬼から命を救ってくれた。だからそのお礼として、この体に憑依するのを認めてやることにした。
ところが……。
憑依関係を結んだ直後、奇妙な異世界に召喚されてしまった。召喚魔法を使った犯人は一人の少女だった。上品さと美貌を兼ね備えた彼女は、なんと名家の令嬢らしい。だた何か勘違いをしているようだ。オレ、山神じゃないんだけど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-06 11:19:58
180892文字
会話率:30%
思う事を素直に書きました。日常会話のようなものです。
読まれることを想定しておりません。
溜息です。
最終更新:2019-01-27 22:04:16
512文字
会話率:0%
荒廃した大地に、ぽつりとひとり佇む。
私の右手は黒い長剣を握りしめ、あいた左手は、虚空に向けて差し伸ばされている。
もし君が隣にいれば、笑いながらその手をとってくれただろう。だが、君はここには居ない。
勿論その手は、何も掴ん
ではくれなかった。
暫くの溜息の後、私はゆっくりと歩き始める。
重い足を引き摺り歩く。時折足にぶつかり、私の歩みを邪魔するのは、すべからく人間の屍であった。ぐるりと首を巡らせる。見渡す限り、人の屍が積み重なっていた。
気が触れてしまいそうな、見たくもないような地獄絵図だとは、思う。しかし、そこになんの感傷も持たないのは何故だろうか。絡みつく四肢を踏みつけても心が痛まないのは何故だろうか。
自問自答を繰り返しても答えは出ず、仕方ないのだ、とかぶりを振る。
ゆっくりと、次は屍に足を取られないようにと歩をすすめる。あてどもない、その孤独な一歩であったが、歩みを止めるわけにはいかないと思っていた。
「次こそ、うまくいく」
そして、時は流れていく。
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5部構成です。
長い上に更新が遅いです。
ハイファンタジーに憧れています。
設定は
剣士「設定?」(https://ncode.syosetu.com/n2936fg/)
に随時まとめていきたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-16 22:18:30
2205文字
会話率:19%
マーレイン王国の世継ぎフランセス王子は、優れた剣の腕前とその容姿から人気があった。おまけに預言を授けられ、庶民から取り立てられたものだから『選ばれし王子』なんて呼ばれる始末。「ーーーいや、私女の子だからね?」
これは、剣と魔法の世界に生きる
王子の、(本人だけ望まない)冒険譚折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-30 22:18:37
57607文字
会話率:53%
一人、夕日差し込む部屋で溜息を吐く天音少年。今年の夏休みも何もできずに終わってしまうのか。
最終更新:2018-10-14 21:43:00
1413文字
会話率:64%
王太子の婚約者アデレイドは婚約破棄を申し渡された。
それはゲームの流れ的に仕方がないと受け入れたアデレイドだが、婚約破棄後に王太子のお願いを「最後のお願い」だと思って安請け合いしたところ……
以前投稿していたものの、再投稿です。
最終更新:2018-10-02 21:36:13
4791文字
会話率:37%
通話アプリでの会話、というかトラブルみたいなものを小説化しました。
いつも温厚なあたしは基本怒らない。てか怒りたくない。
だってさ、どんな時でも怒るって疲れるじゃん。
なのに、奴はそんなあたしを逆撫でてばかり。
もう、いいけど。
溜息を吐き
ながら、冷静に対処するあたしの内心を感情描写で描きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-20 05:35:22
2442文字
会話率:37%
『石田厘功、享年十五歳。いじめ、虐待になる自殺で、間違いないか?』
僕の目の前に浮いている大きな鎌を背負った男性は、仏頂面でそう言った。
「はい」けど、普通死んだら神様とか天使とか女神とかじゃないの?
その男性は、ヘラヘラ笑ってる石田厘
功を見ながら、大きく溜息を付いた。
『あーーーーっ、かったりーーーっ! めんどくせーーーっ』
それが、僕·石田厘功(幽霊)とダリル(死神(見習い))との出会いだった···
この物語は、異世界風の出会いをした石田厘功とダリルの現実世界での人生やり直しゲームです。アホで間抜けなダリルが繰り起こす破天荒な違和感をお楽しみ下さい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-21 10:09:44
5474文字
会話率:19%
「貴様には失望した!私は、シャルロッテ・グリースベルトと婚約破棄をする!そしてここにいる私の愛おしい、マリーネ・スルベリオと婚約をする!」
学園の卒業パーティーの日、婚約者の王子から突然婚約破棄された。目の前で繰り広げられている茶番に溜息を
吐きつつ、無罪だと言うと王子の取り巻きで魔術師団の団長の次に実力があり天才と言われる男子生徒と騎士団長の息子にに攻撃されてしまう。絶体絶命の中、彼女を救ったのは…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-15 14:18:27
5009文字
会話率:80%
社交界のアメジストと称えられている、フォーガス伯爵家の令嬢アナスタシアは、頭を抱え、地底まで届きそうな溜息を吐いている。
昨日、彼女の大好きな兄が冒険者になると、突然家を飛び出してしまったのだ。
伯爵家を継ぐことになった彼女であるが、過去
の婚約破棄から「悪役令嬢」と呼ばれるようになっていた。
幾度もの修羅場を乗り越え、さらに「悪役令嬢」としての悪評?が広まっている彼女は運命の花婿を探し出すことができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-27 00:00:00
52810文字
会話率:39%
夫婦とは一体なんだろう。私は、巧にかかってきた電話に溜息をついた。結婚式へ誘われたことが面白くない私は、心の中では止めてほしいと思っていても承諾してしまう。通じ合えるのが夫婦だと思っていた私はやるせない気持ちを消化するためトイレへ籠るよう
になった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-16 17:47:40
4767文字
会話率:30%
僕は今日も溜息をつく。
なぜって?
それは、女神様の趣味に付き合っているからです。
とある天上の神殿。
幼さが残る女天使となってしまった僕(=元男)は、
今日も女神様の傍で日々、転生業務(=チャバン)をこなします。
あ
あ女神様、僕を趣味で女の子に転生させるのやめてください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-25 21:00:00
5321文字
会話率:65%
ゆらゆらと、カップから沸き上がる湯気が揺れる。
「…にっが。」
カップに口をつけていた人物はポツリと零した。
音を立てながら椅子を引き、立ち上がると、入れ忘れていたミルクと砂糖を取りにキッチンへ向かう。
ブラックコーヒーは苦手で、い
つもミルクと砂糖は絶対に欠かさないのに。
少し自嘲しながら砂糖の瓶とミルクのパックを持って机に戻り、その2つを置くと椅子に腰掛けた。
少し軋んだ、乾いたような音に、普段は気にしないくせに今はわずかに不愉快そうに眉を寄せた。
まるで覇気のない表情のその人物は、するりと目元を触り、小さく溜息をついた。
少し腫れている目元を優しく撫でたり強く押したり。
元に戻そうと努力してみるが、腫れは冷やさないことには中々戻らないと分かっている。
それでも、この寒さだ。
布団から出ても床に足をつけると、あまりもの冷たさに布団に引っ込んでしまうというのに、冷やすためとはいえ冷たいものなんて触りたくない。
全てが億劫になり、気が滅入る。
でも、たぶんきっと、理由は寒さだけじゃない。
人物は目元を触っていた手を離し、今度は大きく溜息を吐いた。
カップに口をつける。
「…にがい。」
机の上に置いただけで、砂糖とミルクを入れていないことを思い出す。
カップからは、もう、湯気は出ていなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-06 19:37:24
2335文字
会話率:28%
硝煙の匂いが立ち込める倉庫。
少女は一人、佇んでいた。
少女の名は、璃夜(りよ)。
拳銃を手に、頭から血を流す男を冷たく見据えて、
「ふぅ…」
璃夜は溜息をつく。
爪先で、男の頭を軽く蹴った。
艶やかな黒髪を、慣れた仕草で払いのける。
「私
に敵うと思ったのかしら」
死体となった男に、そう告げた。
その表情は、少しも変わらず冷たかった。笑いもせず、悲しみもしない。
ゆっくりと瞬きしてから、璃夜は倉庫を後にした。
───ある日、殺し屋である少女が、ひょんなことからオークションに出品される。
引き取られた先で、沢山の仲間に出会い、少女の人生は全く違う方向へと進んでいく───
※R15タグは念の為です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-08 00:23:24
124964文字
会話率:28%
「私には想う相手がいる。許されぬことも、わかっている」
王子カレルの告白を聞いた近侍のマリエは、その恋を叶えようと孤軍奮闘する。
カレルの想い人が誰であるかを知り得ぬままに。
年下王子と鈍感従者の、すれ違い勘違いな恋のお話。本編完結。
※
自サイト(https://tg1130.sakura.ne.jp/)からの転載です。
※本編、及び「近衛隊長の溜息」はCapriccio様(http://noir.sub.jp/cpr/)よりお題をお借りしました。
※2010年にイーストプレス・レガロシリーズから書籍化しました。書籍版は登場人物の設定や物語の結末が違います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-30 00:00:00
492803文字
会話率:40%
「はぁ、何やってんだろう……」
空は青く晴れ渡っており、たまに吹く風は心地よい、絶好の外出日和。
そんな日に似合わない大きな溜息を漏らすのはアーシャがつい先ほど婚約者であるフランツに思ったままの怒りをぶつけてしまったからだった。
最終更新:2017-11-29 18:00:00
9717文字
会話率:38%