12月23日––––俺はフラれた。
彼女には新しい男がいた。浮気だ。おれは、彼女がそいつとの最初のクリスマスの過ごすためにフラれた。邪魔だったのだ。付き合って5年。俺にとって明日––––24日は、人生初のプロポーズをするはずの日だった。
心神喪失したおれは雪の積もる公園で寝ていた。おれなんか、凍えて死ねばいいと思った。そして、本当に死んだ。夜空から突如降ってきた、サンタ娘の膝ドロップによって––––。
《クリスマス短編小説・全5話》
【カクヨムにて同時記載】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-24 10:16:14
29047文字
会話率:42%
とある村では今年もまた雪が積もっていて、凍ってしまいそうなくらいに寒い。
ムギは夏の暖かさがどこに行ったか気になっていた。
そんな時に友達のタマちゃんが遊びに誘いに来た。
ムギは玉ちゃんと一緒に他の友達を誘いに行くが、、、
最終更新:2020-12-22 18:00:00
702文字
会話率:40%
副題 金狼姫は婚約破棄されたので好きにします
王国の第一王子には婚約者がいた。王国の伝統と格式ある公爵家の娘だ。公爵家には二人の娘がおり、どちらも美しさは折り紙付だった。
だが王子は、その英知で国内外に名が知れる長女ではなく、女だ
てらに剣を握り、金狼姫などとあだ名される次女が自身の婚約者であることが不満で仕方がなかった。そのうえ相手も全く自分に興味がない様子。
日々降り積もる不満はついに爆発し、王子は婚約破棄を令嬢にたたきつけた。
「王子、本当に、でしょうか」
「くどい! 貴様との婚約は破棄する。二度とその顔を私の前に見せるな!」
王子の三度目の言葉にほろほろと涙を零した令嬢は、素早く踵を返すと駆け出し、とある人物の腕の中に飛び込んだ――。
三十年前ぐらいの「目が合うだけで幸せだった」みたいな話を目指した。王子は紛れもなく当て馬ですので人によってはちょっとかわいそうに感じるかもしれません。いや王子はかなりのクズになり果てたのでたぶん可哀そうに思わないかも……。
最初は副題がタイトルで、ヒロインがメインのはずだったんですが、気が付いたら王子サイドで語られる王国史がメインになってしまった。ヒロインはハッピーエンドだよ!!!
なお、時代背景的な舞台装置として、女性蔑視、人権侵害ともとれる発言を登場人物が悪気なくしております。あくまでもそう言った時代であり、それが普通の世界である。という認識で一つお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-06 00:00:00
102720文字
会話率:31%
色んな国を巡る傭兵、柳森(りゅうしん)。
彼が訪れたのは永遠に日が差さず、
雪がとめどなく降り積もる厳寒の地。
そこには人を襲う異形の生き物。
そして、謎めいた一人の少女、斎姫(さいき)。
伝説と龍の呪いのいわくつきのその地で、
2人の出会
いが引き起こす事とは―――…
以前書きかけていたものを加筆修正いたしました。
龍シリーズの三つ目です。
世界は三作品でリンクしている部分があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-24 00:10:04
36995文字
会話率:34%
少年はお小遣いを貯めるために毎日近所を渡り歩いた。そこで一人の少女に出会う。
最終更新:2020-11-09 20:54:54
500文字
会話率:0%
国を追われた少年は雪の降り積もる森の中で老人と出会う。老人は口すらきけない孤独な少年に、刻まれた印の過酷な運命を伝え、
殺されるか
争うか
の選択を迫る。
名はロイド、腕に刻まれたナンバリングはジョーカー、王を刺すもの
最終更新:2020-10-23 14:52:21
2548文字
会話率:35%
ここは青森。肌を貫き心臓に直接当ててくるかのような冷気が吹いてくる。そんな、風に抵抗するかのように前に進み夜の間に積もったであろう雪を踏み潰す。
「ここが噂のカラオケか?」
黄色と赤と青。まるで、信号機のような3色で彩られた派手な外装をした
カラオケ店がそこにはあった。雪が積もる11月の初めに出来た新しいカラオケ店らしい。
だが、ここのカラオケ店からはある噂が流れていた。ここのカラオケ店には謎の能力を持つ奴らの本部のようなものだというのだ。
ここ数年海外で、神の能力を持つという人間達が暴れまわり世界で1番でかい会社らしきものを造り上げた。
このカラオケ店は、その会社の日本支社では無いが能力を持った人間達が集まっているらしい。
神の能力があれば、世界とは言わないが日本やアジアの1部を支配下に置くことは出来る。
だが、そうなれば他の組織との対立というのは避けられない。経済や他のものでの争いであれば害は少ないが能力を持った人間達。ましてや、ここ数年で暴れまわり世界で1番の組織に仕上げた人間達に、小さい島国、日本が戦いを挑みマトモな勝負をできるのかすら怪しいラインであった。
「おい、そこの兄ちゃんここに神の能力持った奴らが居るらしいな」
カラオケ店の店内の灯りが一斉に落ち、当たりが暗くなる。
マッシュヘアーで目を隠している流行りとやらに乗った大学生のような見た目をして受付にいる店員に対して睨みを利かせていた。
「お客さん……あんたも、能力とやらを持ってるタイプの人間ですよね?……害を与えるなら私が直々に相手してあげますよ…」
店員は何かを察し、腹の奥をキツく締まるほどに括りあげている。
「お前は俺とやって勝てる訳が無い。お前の能力じゃ無理だろどうせ。お前の能力は敵に能力があるかどうか、それを判断する能力しかないだろ。」
冷静な判断と明晰な頭脳でテキパキと相手の能力を分析し淡々と能力の解説をしている。
「お客さんの能力は……風の能力ですか……確かに私じゃ相手にならないかと思いますが……何かようですか?」
「俺はお前らの組織に入りたいんだよ……嘘かどうかはお前の能力かなんかで分かるんじゃねぇのかよ……」
店員のクエスチョンに対して、しっかりとアンサーをして店員が静かにカウンター内へ入れ、店員の裏にあった鉄製の冷えきったドアノブを回折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-03 17:48:34
6031文字
会話率:70%
魔界に住む少女がある事をきっかけに人間界に行く事になった。魔法で転送された場所は雪が降り積もる森の中であてもなく歩くと古い小屋が見え、少し休ませてもらおうと扉をノックしようとすると青年が声を掛ける…。
最終更新:2020-07-30 09:48:54
5314文字
会話率:38%
無差別な選別 無差別な死
榊原 蓮の住む 『 青葉町 』では
TARGET on liberty という ひとつのゲームが流行していた
勝てば笑い 負ければ死ぬ 単純なルール
蓮は 仲間たちと共にこのゲームをクリアすることが出来るのか
信頼
感情 情け 色々な感情が降り積もる中
第4回 death game が今始まる
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-26 21:43:59
867文字
会話率:36%
これは世界に満ちる光を視るプリズム。
プリズムを通した光を視るのは想像の海。
その光は、視る位置にも、視る角度によっても変わるもの。
遙か空に走る威光も、深き海に揺蕩う怠惰も、静かな雪と共に降り積もる静寂も、全ては貴方だけ
のもの。
せめて、せめて何時か降り来る夜の中にも数多の星々ともに満たされる輝きを。
夢見の狭間に紡がれるお伽噺に包まれて。
世界の断片とともにその意識とともに、夢を見る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-10 23:19:58
750文字
会話率:27%
背負った大きな籠をいつもより陽気に揺らして、テララは今朝もせっせと小山へ拾集に来ていた。
人っ子一人、草花さえない広大な荒野を、村から毎朝生活に必要な食糧やら小間物やらを拾いに来るのが少女の日課だ。
荒野に佇む一本の巨大な聖なる樹「母
大樹」。
雲を突き抜け、青い空一面に伸ばした枝下に積もる恵みの小山から必要なものを拝借し生活に充てる。それは少女が生まれるよりもずっと前から変わらず続いている何の変哲もない村の常識だった。その……はずだった。
籠を一杯にして姉を喜ばせてあげよう。そう意気込んで肉片の山に立ち寄り、今晩のご馳走を求め肉山の奥へ手を伸ばしたそのときだった。
――ナニカニ、ツカマレタ。
その瞬間、今まで経験したことのない凄まじい激痛が少女を襲う。軋む腕にたちまち視界が歪む。
肉塊の奥底。日の光も当たらぬ暗く湿った影の中。銀に揺らめく瞳が少女に喰らい付くように睨んでいた。
ソレとの出会いが不運にもテララを、その世界に息づく者たちを、この世界の虚像を暴く修羅の道へと誘ってゆくこととなる。
これは、"ヒトのカタチ"を苦しく、切なく、暴力的に描く物語――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-06 19:00:00
244537文字
会話率:45%
人生の分岐点に立つ時
いつも裸足だった
雪の積もる雪道を裸足で歩いた事がありますか?
夜明け前のアスファルトを裸足で走った事はありますか?
父親の死に際を裸足で覗いた事はありますか?
45年という長い呪縛が解けた時
裸足で初めて
呼吸をしました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-08 22:45:36
487文字
会話率:16%
この物語は、日々降り積もる僕のストレスを発散していく小説です。
最終更新:2020-04-26 18:48:44
953文字
会話率:30%
頬杖のエルフ女王
私たち4人は魔王を討伐した。3人は人間で私はエルフ。後に勇者と呼ばれるアルは王様になり、僧侶のシャロは王妃に、アルと幼馴染のマークは国を支える宰相になった。エルフの私は森で独り、静かに暮らす。あーあ。暇だわ。
懈怠の
神父
帝国はある一人の英雄により統治されていた。しかし英雄は長きに渡り、後継ぎを残すことが出来ず、悩むこととなる。皇女の死後、新たな妃を迎えることを拒んだ理由は2つある。1つは、5人の娘が優秀であったこと。もう1つは、英雄の年齢。英雄は領土を5つに分け、それぞれ嫁いだ娘達に統治させることにした。それが後の五大貴族である。
聖女の行進
降り積もる雪の白に鮮血の赤。それは皮肉にも私に絶望を齎してくれる。膝を折ることも、歩みを止めることも許されない。…そう。これは私が望んだ未来。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-11 21:00:00
489516文字
会話率:38%
しんしんと降り積もる雪の中、私、桜井理乃はダンボールに入れられ捨てられた、幼女を拾った。
幼女を保護するため、家に連れ帰ることにーーー
最終更新:2020-04-04 22:13:41
2363文字
会話率:47%
舞い落ちる天使の羽は、わたしに向かい降り積もる。
最終更新:2020-03-06 00:05:39
260文字
会話率:0%
排他的空間に、自分の墓標に積もる自己認識力
キーワード:
最終更新:2020-01-26 02:47:23
341文字
会話率:0%
過酷な過去を背負った少女と
殺しの依頼を引き受ける凄腕の狩人
出会いは
雪がゆっくりと
降り積もる、
厳しい冬の時期であった。
最終更新:2020-01-15 08:37:47
4591文字
会話率:31%
冬の煌めき企画に参加させていただきます。
育児放棄に遭っているいる美夏が冬の寒い時期に、家から出されてしまった。
彼女は、公園のブランコにいた。
雪が降りだし、それが吹雪に変わった。
身体を温めようと、強く漕いだ時、足を滑らせ、ブランコか
ら落下する。
動けなくなった体に雪は降り積もる。
その時、巨大な冬将軍を名乗る鎧武者が現れた。
身体も軽くなり、思い通りに自分のドレスを完成していく。
ウエディングドレスを着た美夏は、冬将軍の供として、彼に着いていくと決めた。
丁度、その時、美夏の母親が彼女を探し出し、今までの自分を反省し、
良い母親になることを約束する。美夏は、母親に嫌われていると思っていたので、
喜んで母親の胸に飛び込む。
冬将軍は、母親と共に美夏にも、現実は厳しいと釘を刺し、美夏の命を救い、
吹雪の中に消えていった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-29 15:48:44
9727文字
会話率:17%
「雪の匂いがするね」美沙の口癖は、いつもバカにしていた。その匂いがわかれば、そばにいれたのだろうか。きっと、ずっと、俺だけが君の“雪の匂い”のまま。
最終更新:2019-12-24 21:48:03
3215文字
会話率:64%