12月23日––––俺はフラれた。
彼女には新しい男がいた。浮気だ。おれは、彼女がそいつとの最初のクリスマスの過ごすためにフラれた。邪魔だったのだ。付き合って5年。俺にとって明日––––24日は、人生初のプロポーズをするはずの日だった。
心神喪失したおれは雪の積もる公園で寝ていた。おれなんか、凍えて死ねばいいと思った。そして、本当に死んだ。夜空から突如降ってきた、サンタ娘の膝ドロップによって––––。
《クリスマス短編小説・全5話》
【カクヨムにて同時記載】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-24 10:16:14
29047文字
会話率:42%