父、十六夜秀隆の謎の失踪により、わずか十九歳で日本屈指の大財閥、十六夜グループの総帥となった司は、幼い日から彼の主治医として側にいるドクター.刄と共に、十六夜秀隆失踪についての謎を探る。
だが、司が二十歳になるまでの後見人たる兄、柊の策
謀により、司は、英国貴族ウォリック伯爵の子息、クリストファーと政略結婚させられる。金の欲しい伯爵家と、社交界での身分の欲しい成り上がり財閥の縁組だ。
盲目のために、グループを継ぐことが出来なかった柊の狙いは、ウォリック伯の爵位ではなく、司とクリスの間に子供が生まれた時、司を始末し、その子供の後見人として、グループを我が物にすることだった。
司はクリスとの結婚を撥ね付けるが、それも、柊の策謀を知ってのことではなく、司自身が持つ秘密のためだった。
今から一六〇年前、有害宇宙線により発生した新種の癌が人々を襲い、染色体XXから成り立つ女は絶滅し、司はこの世に存在している唯一の《女》だった。もちろん、一六〇年前、女が生存していた頃から性転換する男は珍しくはなく、今の世にも性転換して女の姿を持つ者は珍しくなかったが、性転換しても、彼らの染色体はXYであり、XXではあり得ない。
司は一体、何者なのか、そして、司の側にいる男、ドクター.刄とは何者なのか。失踪した十六夜秀隆は何をしていたのか、柊の口から零れた《イースター》とは何を意味する言葉なのか。謎ばかりが増え続ける……。
※2012年1月4日~別PN別タイトルで小説家になろうに掲載していたものです。
※現在はエブリスタ、アルファポリス重複投稿。
※一部性描写(必要描写です)があります。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-14 20:05:32
686878文字
会話率:42%
小学6年生の旅草茜は、父親を癌で亡くした。遺品を整理していた時、父親が34年前の深山小学校修学旅行生バス事故の唯一の生存者だったことを知る。遺品箱の中に入っていた父直筆のメッセージには「裏山の大童の楠には秘密がある。それは満月の夜になると…
…」と意味深な文が書かれていた。興味本位で家を呼び出した茜は大童の楠で、謎の包帯男に襲われる。絶体絶命の茜だったが、木の根元に開いた大穴に吸い込まれ難を逃れた。だが、森を出た茜は街の様子が違うことに気づいた。なんとそこは三十三年前の世界、1989年の深山町だったのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-13 22:08:34
18852文字
会話率:52%
僕が幼いころ、父が原因で母が家を出て行ってしまった。その後、父と僕も引っ越し、二人の静かな暮らしが始まるが、言葉を交わすことなく高校生になった僕は突然、父が舌癌で助からないと知る。
ある日僕は、しゃべることのできない父から封筒を預かる。
そこには当時三人で暮らしていた家の鍵と、謎の住所が記されたメモが入っていた。僕はこの場所に行けば母に会えると思い、喜んで会いに行く。だが、再会を果たした母は認知症がすすみ、酷く変貌していた。
そこはかつて、家に居場所のない人や家庭内暴力に苦しんでいる人などを受け入れる施設だった。母は自分の意志でここへ来たが、父の暴力から逃げてきたのではなく、自分が僕のことを殺してしまうのではないかと怯えてのことだったと聞かされる。
僕は自分がずっと勘違いしていたことを知り、父との空白の時間を埋めるために病院から連れ出す。当時暮らしていた家で少しでも長く父と一緒にいられることを願い、未来を想像していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 11:41:20
10043文字
会話率:26%
還暦とともに
大腸癌検診
陽性の通知が届きました
最終更新:2023-02-08 12:06:03
3884文字
会話率:0%
小松 毅(こまつ つよし)、34歳、独身、元公務員。3年前に健康診断で癌が発見されてから、ずっと闘病生活を送っていた。
若いため癌の進行が早く、この1年は寝たきり。どうにか延命処置をされていたが、それも限界を迎えた。
女神 シグルスは困っ
ていた。管理する世界に住む住人の向上心がその保守的な考えで欠落し、停滞してしまっている。
このままでは他の神、女神からも見捨てられ、滅亡してしまう。
その時、一つの霊と女神が出会った。
地球という目覚ましい発展を遂げた世界を知り、この世界に転生させることができる霊を。
「あなたには7年後に復活する魔王を討伐できる現地人を育成してください。」
「…勇者は?」
「召喚できません。この世界にそんなリソースはありません」
7年後に備えるべく、そして、この世界が神々から見捨てられないように発展させるべく、奮闘する物語。
処女作のため、お見苦しいとは思いますが、よろしくお願いいたします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-07 12:00:00
59823文字
会話率:48%
癌かもしれなかったら、病院行きたいですか?
うつかもしれなかったら、病院行きたいですか?
最終更新:2023-01-31 20:00:00
1212文字
会話率:3%
あらすじ。
とあるきっかけから、桜ヶ岡高校学園祭実行委員会にさせられてしまった丸山彰。
仕方なく参加することに。しかしそこには美人でかわいい系の工藤妃佐江がいた。彰は一目ぼれ。そんな時妃佐江の方から委員会の後話しをしよう、と持ち掛けられる
。うれしくてたまらなかった。彰の所属する部活は写真部。故に写真を撮る技術は身に付けている。そこに妃佐江はカメラで自分の写真を撮ってくれと頼んでくる。翌日写真を見せると見事な出来栄えに驚かれる。それから、毎日学校近くの神社で仲良く写真を撮りながら会話を楽しんでいた。そして妃佐江にデートに誘われさらに仲良くなっていく。しかしそのデート代は全て妃佐江が出してくれた。妃佐江は「自分には使いきれないほどの金があるから心配ない」と言う。当然、彰は不思議がる。デートを重ねていくうちに、妃佐江と肉体関係になり、妃佐江の秘密が妃佐江自身の口から語られる。
両親は自動車事故で死亡。その慰謝料として三億円入って来た。そして両親の入っていた死亡保障で四千万円あると伝えられる。さらに自分はテロメアが短いとも伝えられる。
学園祭実行委員会の仕事を無事終わらせ、翌日高校を退学。それから妃佐江の自宅に彰が住むようになる。豪華客船で世界一周旅行に出かけたり、旅行やドライブをして遊んで暮らしていた。
しかし、ある日妃佐江は風邪が治らないと言い、病院に連れて行くと肺炎だった。その時には妃佐江はテロメアがかなり短くなり、老化も進んでいた。そして癌になり二年後に他界。
彰は何としても妃佐江に会いたく、気休め程度に住まいの近所の教会のミサに出席。二億円の寄付もする。東京大学薬学部を卒業後、製薬メーカーに就職。三十年後にテロメアが短くても健康な人間と同じような生活が送れるような薬を開発。
学生の時に通っていた教会に行き、過去の自分に乗り移れるように願ったところ、本当に過去の自分に乗り移る事となった。そして彰が初めて愛した時の姿の妃佐江と対面。感激のあまり抱きしめ、本来彰と妃佐江の体験したことを話、物語は終わる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-25 20:43:06
53714文字
会話率:66%
癌で死んだお父さんがクエストを消化して異世界からの帰還を目指す
最終更新:2023-01-20 21:16:15
5398文字
会話率:1%
父と死別した、昔の思い出。
明るい話ではないです、注意。
感動的な話でも医療について詳しく語るものでもないので、コメント欄は閉じています。
共感した、似た経験があるという方は、いいねや☆を入れてみてください。
最終更新:2023-01-14 08:10:29
5519文字
会話率:5%
水橋明里さん。診断の結果、あなたは百日癌であることがわかりました。すなわち、あなたの余命は今日を含めてちょうど百日です
最終更新:2023-01-06 22:29:39
19709文字
会話率:56%
小学生の悠は、田舎に住むおじいちゃんが大好きだ。しかし、おじいちゃんは癌で死んでしまう。周りに愛され、周りから愛されたおじいちゃん。大事な人を失った事のある人も、まだそうでない人も涙が止まらなくなる、そんな家族の愛を感じる物語。
最終更新:2023-01-03 04:12:17
20713文字
会話率:39%
連日、繰り返されるニュース。
それについて感じた事は、絶対に自分の考えだと言い切れますか?
日本の癌となっているマスコミの世論誘導の実態、およびそれに関する実体験について語っています。
※人物、組織名などはぼかしていますが、後で調べられ
るよう書籍等の作品名や著者名はそのままです。
※不定期更新。「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-02 11:49:46
14697文字
会話率:8%
ムゥは妻の咲(さき)を癌で亡くした。亡くしてからからもうずいぶんと時間が過ぎた。アンドロイドの購入・運用も一般的な時代。そこでムゥは満たされた日々を取り戻すべく、妻に似せたアンドロイド(SAKI)を手に入れ、理想に見合う女性になるようプログ
ラムする。
※XIの「真・恋愛企画」の参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 17:18:54
6279文字
会話率:43%
北の港町で出会った君は、僕と僕達に奇跡をもたらしてくれたんだ。
最終更新:2021-05-05 07:36:20
2616文字
会話率:4%
顔の大きなきみは、サラブレッドの外見としてはけっして美しくなかった。不格好だった。それでも多くのファンの期待を背負って、精一杯走り、生きてみせた。きみの時代は確かにあった。それは短いものでしかなかったかもしれない。だけどハヤヒデ、僕はきみを
忘れない。きみが作ってくれた時間。それはきっと、夢のようなものだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-10 20:11:24
4932文字
会話率:38%
「新妻琴美さんは末期癌のため、余命1か月ですね」
余命宣告された私。
もう死ぬことを覚悟していた私の前に訪れたのは――
――異世界転生者!?
「癌の治療薬なんて、もう開発されているだろ。中等部の範囲だよ」
彼によって、治るはずがないと思っ
た癌が治るのか?
そして別の場所では、ペンギン博士は問題を抱え悩んでいた。
化学が発展した世界から転生者がやってくる、逆異世界転生物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 21:48:49
2984文字
会話率:27%
小説とは呼べません。日記のようなものだと思って下さい。
作者が2022年の六月から十月の間に送っていた、癌の闘病生活を顔文字劇場でお送りします。
作者が感じた事をストレートに記しているので、いささか差別的な表現も混じります。
最終更新:2022-12-12 18:50:50
53561文字
会話率:1%
二〇二二年、四月七日。
その日、神城千里は陽陰町の禁忌を破った。
森の中に入ってはいけない。それでも進んだ彼女は突然体調を崩し、原因不明の怪我を負う。命の危機に瀕した彼女が目撃したのは、町の癌である妖怪だった。
助けに入った式神セ
イリュウは、困惑する千里を想って彼女の出生秘話を語る。千里は、セイリュウと共に数百年生きた先代スザクの忘れ形見だった。
どうして生まれてきたのだろう。
陰陽師に仕える式神の半妖、千里は、生まれてきた意味をつける為に妖怪退治を決意する。人と妖を両親に持つ高校生の彼女は、両者の千年にも及ぶ戦争に終止符を打つことができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-27 23:00:00
410000文字
会話率:49%
あの夜、あの場所で出会ってしまった ふたり
もう若くないガンを抱えた孤独な女性と
前途洋々な二十四歳の救命士。
死ぬことだけを考えて、生きる力を失った女性をのせた救急車は、運命の人の待つ病院へひた走る
そして、結ばれるはずのない哀しい恋が始
まる・・・
現在と過去の恋が、短歌をモチーフにして不思議な縁で繋がってゆく物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-25 16:55:51
8759文字
会話率:14%
1000文字くらいの短編やで。
最終更新:2022-11-24 19:10:24
1228文字
会話率:41%
地元に戻り、親戚の船舶会社に船員として勤めている一 灯(はじめ あかり)は、ゆるりとした時間の流れる生活を、大好きな海と送っていた。
しかしある日、灯の体に異変が生じる。
背中がいたい…。
以前から違和感のあった背中は、ある朝急激に痛み
を訴える。
救急搬送先で、癌を告知された灯。
しかし、治療不可能のはずの癌が、彼にその後の数奇な人生を与える。
現実的な日常からファンタジーを創造していく物語。
この物語は、ファンタジーと化したその後の世界で、神話となる…かもしれない。。。
(全く何も練らずに、わけわからないまま書いていきます。乱文・誤字等あると思いますが、楽しめる方のみお楽しみください。よろしくお願いします。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-23 15:51:31
19923文字
会話率:32%
田舎で産まれ育った主人公"私"
愛した母が乳癌で余命宣告を受けてから死ぬまでの
全力で愛情を注いだ怒涛の物語り
最終更新:2022-11-09 23:36:28
9295文字
会話率:14%