明日には死んでしまう「彼女」。そんな彼女のことを振り返り、彼は無力感に打ちのめされる。もっと、もっとなにかするべきだったんだって。
最終更新:2019-06-11 12:20:16
5716文字
会話率:44%
月と地球の間、虚無の広がる戦場で、そのおおらかさに身を委ねたいという動物的な衝動を感じていた看護兵リザは敵兵アーウィンを救う。生物哲学にも、神にも救いを求める気持ちになれないリザだったが、アーウィンと話をするうちに心が安らぐ。二人は戦前に出
会っていることに気づき、ジャズへの興味を伝えあううち、リザは戦争によって押し隠されていた情熱を思い出す。そこへ停戦の知らせがあり、リザは虚無の抱擁よりも魅力的な、未来への期待に身を震わせる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-26 17:05:38
13194文字
会話率:41%
夜な夜な部屋に来ては酔い潰れるまでワインを飲む主人の妻。
“恋人”となった執事のソーマは、自身の罪と無力感にさいなまれながらワインを注ぎ続ける――
次期当主であるニーベラルドが召使いに恋をしたことで始まった、ドロドロ感のない四角関係。
カ
クヨムにも投稿予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-03 22:28:31
7417文字
会話率:21%
八月八日、入水自殺した伊佐新次郎の一周忌が行われた。自分の期待を裏切り続けた新次郎への憤りからまったくその存在を顧みようとしない母玖子、最後までその兄を慕い続けた弟総司、そして無力感に苛まれていた兄雄太。彼らの人生は、新次郎により劇的に変
わって行く。そう、ディアル大陸と言う異世界に転生し勇者となった新次郎と、新次郎に父を討たれてこの世界に落ち延びた魔王の息子によって。
なおこの作品は基本的に異世界転生冒険譚のその後を描いた作品なので、異世界の描写はさほどありません。ご注意を。
基本的にしばらく二日に一回、午前5時更新です。カクヨム、ピクシブにも掲載中。
(四月十七日追記)四月二十日からは最終話まで毎日更新となり、平成最終日四月三十日に完結となります。どうかお付き合いくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 05:00:00
250527文字
会話率:65%
彼らはようやくその気になりました。
私達と彼らの記録の一部を公開します。
こちらはそれらの記録用として使います。
興味があれば私に質問してみて下さい。/
最終更新:2019-04-08 00:00:00
23277文字
会話率:74%
冒険者パーティーアルムハニアのメンバーたちが出会ってから世界滅亡をもくろむ組織「ダルメラ」を倒し、世界を守るというエルベスという別世界に伝わる昔話を地球の売れない作家森川明が友人Sと共同で翻訳した作品。
原作に忠実であるため、様々な人が時に
無力感を感じて死んでいくなど理不尽なシーンもある。
現代社会だからこそ読んでほしいと翻訳者は語っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-12 19:22:55
5370文字
会話率:30%
精神科病棟で働く看護師の勝海は連続して起こる患者の自殺に無力感を感じていた。
そして、勝海が夜勤の日に患者が自殺を図る。
助かった患者が繰り返す「死ななきゃ」という言葉に違和感を覚えた勝海は、使用人の朔也と一緒に謎解きをする。
「お嬢
様。仕事をやめてください」
「私、お嬢様じゃないし!」
本当は働かなくてもいいお嬢様(本人は不本意)と、働くのをやめてほしい使用人のあっさりミステリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-01 22:57:44
3723文字
会話率:45%
癒術学校を卒業した者は、能力を使って人を癒す『癒術』を一通り学んでいた。しかし、正式な癒師になるためには、故郷の島を出て大陸を旅し、人生経験を積む必要があった。卒業生のプラムは慣例にならい、東の国から旅をはじめることにした。
大陸を統治し
最も栄えている東の国では、島にはなかった人の多さや、文化の違い、超常的な癒術に対する古くからの偏見に翻弄される。
北の国では、自分の知識や能力を過信して誤診や患者の不信を重ねていった。その後、地震で被災した僻地の人々を地元の医者と協力して治療していき、自身も失敗による心の傷を回復した
西の国では、人生の本当の目的、自分の真の正体について、気づきを得る発端になる事件がつづく。貧しい村でたった一人の癒し手として力をふるい、自身の癒術も向上したが、いつしか能力を使わずに癒す方法も手がけるようになり、プラムは徐々に本当の自分に目覚めていく。
南の国では、伝染病と抗生物質の功罪について医師と衝突する。薬のせいで亡くなる人がいる一方、癒術では数をこなせず、無力感に苛まれる。
伝染病の収束とともに、プラムは大陸最南端の古都へ渡る。そこには有史以前からそびえる広大な壁があった。壁の謎を解かんとする父娘との冒険を経て、世界の屋根と称される山の国を越え、プラムは一路故郷を目指した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-09 21:35:13
220551文字
会話率:42%
中学生のいじめに似たいじり倒しを遠く見かけた。
無力感に立ちすくみながら、遠い記憶を思い返していた。
胸が締め付けられるような虚しさがただあるのみだった。
最終更新:2018-04-07 02:52:28
1529文字
会話率:0%
ただただ胸が苦しくて。
最終更新:2017-12-27 16:40:30
504文字
会話率:0%
過去に自分がされた痛みを他人にしてしまう。
精神疾患。
知って貰いたいだけなんです。
ただそれだけなのに。
それはー・・無理なんです。
最終更新:2017-10-17 00:25:19
1510文字
会話率:0%
僕は事故をきっかけに歩けなくなってしまった。それまで順調だった仕事や恋愛は待ったなしに一変し、無力感に時間を奪われるばかりだ。車いすに乗ることで自分でできることも少しは増えていくが、やはり不便で、雨とともにふさぎ込むことも多い。そんな中、実
家の鍼灸院を継いだ先輩との再会が、診療だけでなく精神的にも再起するきっかけになっていく。特に、車いすバスケに魅せられたことで、脚が不自由だとしても汗を流すことができ、上達するための努力や工夫といった燃えるような気持ちが芽生えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-19 23:00:00
10201文字
会話率:10%
人間は遺伝子の奥秘を察した。
遺伝子の相性を見ることで、その人が誰と結婚して産んだ子供が天才になる確率が一番高いのか、システムの分析により分かる。少子化、水資源問題、食糧不足、石油不足、気候変動、戦争、流行病など、世界人口100億を超え
た2060年に、人類はまた様々な危機から抜け出せなかったうえ、アメリカをはじめ役に立てる天才を欲しがっている人類は、ペアリングセンターを建て、「遺伝子改良計画」を国会で押し通った。
人々は16歳~18歳の時期に将来結婚する相手をシステムに任せ選ぶ。
主人公はこういう時代に生まれた、そして忘れられなかったのは自分の弱さと無力感だけだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-05 01:53:58
5330文字
会話率:59%
宅也は中学二年生。彼の最近のお気に入りは、あるスーパーの陳列棚の上に飾られた木馬。その木馬は強いオーラと存在感があり、宅也はただの木馬ではないと思っていた。
ある日、木馬を見上げていると、棚の裏側で誰かが木馬に話しかけていた。それは、宅
也の隣のクラスの芹奈という女の子だった。 次の日の放課後、藤棚で話をした二人は、木馬のことで意気投合。二人で木馬に会いに行く。すると、木馬から強いテレパシーを受ける。木馬は遠い星から送られ、自分のテレパシーを受けた者の願いをかなえるという。 二人はそれぞれ木馬に願い事を言う。
芹奈はおじいさんが元気になること。
宅也は自分一人がなにをやっても知れているという無力感から解放されたい。
その夜、木馬が宅也の部屋に虹色の光の渦とともに現れる。そして自分は時空を越えて、どこにでも旅することができると言う。宅也と芹奈は木馬の背に乗って旅に出る。
第一日目の夜、木馬は芹奈の願いをかなえるため、おじいさんの心の無意識を旅する。 第一は「人の住まない城」、第二は「砂漠の星祭り」、第三は「崩壊する氷山」
三つの旅により氷山に閉じ込められていたおじいさんの魂が自由となり願いはかなう。
第二日目の夜木馬は宅也の願いの旅に出る 第一は「山楼の仙人」、第二は「サバンナの夜明け」、第三は「極北のクリスマス」
これらの旅により、宅也は無力感から脱出し「感じること」「今に生きること」を学ぶ。 その後、木馬の願いで、孤独な少年勇太を宅也と芹奈がその孤独感から解放する。
木馬は、助けが必要な人が別に現れたため、二人と別れを告げる。残された二人は、この旅の体験の感動が薄まらないため、未来の自分に手紙を書き、木の下に埋める。芹奈は転校し、それぞれの本当の人生の旅が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-19 23:08:36
43230文字
会話率:41%
何も出来ない無力感の中、
只々過ぎ去る時間に恐怖を感じ生きる日々。
"どうすればいいのか"
"今、何が出来るのか"
"今の状況がいつまで続くのか"
考えれば考えるほど、
鼓動が
高鳴り息苦しくなる。
寝ると言う事に対してすら恐怖を感じる。
お前(俺)が言う事は、俺は全てわかってるんだ。
わかっているが、心がそう動いてくれないんだ。
涙すら流す事が出来ない。
泣きたいんだよね。
辛すぎて辛すぎて、死にたいんだよね。
それなのに。。。
お前(俺)は、俺を生きさせようとする。
邪魔だよ。本当に邪魔だよ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-27 23:22:17
347文字
会話率:0%
崖。それは人間の孤島の死をかけ合わせたような存在。
無力感、苦悩、辛辣感を受け止めてくれる。
だが、それと引き換えに自分も投げ入れなければならない存在。
それはおおらかなようでいて実は残酷。けれど、親愛なる存在でいるのも確か。
そんな崖を受
け入れる「諦めてしまった少女」のショートストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-16 23:00:00
989文字
会話率:5%
毎日に変化がなく惰性で過ごしている自分に甘んじてるんじゃないのか?
勝手に諦めるな。殻を破れ。自由に手をーー伸ばせ!っていう夢を見た男の子の話です。
思春期の何とも言えない無力感を描きました。やったらまずいなってこと、やりたいですね。
最終更新:2016-09-17 12:27:40
1305文字
会話率:28%
生まれつき異能を持った少女アグリは、社会から受け入れられず、孤独に生きていこうとする。無力感と寂しさに耐えられなくなった彼女を、救ったのは1人の少女だった。
ーーしかしその少女も普通の子では無いらしく・・・。
アグリと少女の『魔法』と『契約
』のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-14 23:16:47
1657文字
会話率:42%
就職氷河期。
有名私立大学3年生の沖田航はコンサル業界を志望して就職活動に取り組む。
しかし、次々と不合格通知が届く上、彼女にも見限られて振られてしまい、これまでに味わったことのない挫折を味わう。
自分よりも先に内定をとる同期、自分
と違い夢をもって就職活動に臨む同期に焦りを感じながらも闇雲に就職活動を続けるが、結果はついてこない。
ある会社のグループワークで優秀な大学院生に会い、大学院への道を模索するが、それは就職を希望する親との衝突を招く。四面楚歌となり、些細なことで不満やストレスを感じ、孤独感、無力感が募る。
順風満帆だった人生に陰りが差し、同時に人生をどう生きていくのかという選択に迫られた、そんな苦境の中、一人の大学生がもがきながらその答えを導き出していく。
※パブー掲載作品です。(http://p.booklog.jp/book/15607)
なお、本投稿にて一部編集しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-28 00:44:21
83684文字
会話率:25%
晴れて進学した高校に入部希望だった野球部はなかった。そんな高校生活に無力感をいだく片岡尚輝を草野球に誘う人物が現れる。それは超能力を持つクラスメイトだったーーーー 彼らはのんびりと流れる時間の中で、世界は知らないところで動いていて、当たり前
と思っていた世の中は狭いことに気づいていく。さて、超能力とはいったい。これは草野球を始めた主人公の周りで起こる不思議な青春物語です。コメディー成分多めにお送りしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-28 21:58:05
87272文字
会話率:65%