※カクヨムでも掲載しています。
絶海に浮かぶ東方の島国、東貴和(ときわ)。
かの国はかつて神々の手によって創成され、今もなお神界から神々の支配を受けていた。
水を司る女神、弥都波(みづは)も〈領〉と呼ばれる区域の一つ、十海領を管轄し、日
々人間たちの平穏な生活を見守っていた。だが、人間たちを優しく見守るのは彼女だけ。なぜなら神々には本来『心』がなく、人間たちのことも単なる造物としかとらえていなかったからだ。
ゆえに異端である弥都波は、他の神々から蔑視蔑称を向けられていた。
そんななか、弥都波は海で溺れている少年を見つけ、彼を救出するために禁忌を犯す。勝手に人界へ降りてはならないという、最大の禁忌を――。
ゆえに彼女は神界へ戻った後、神長から神権を剥奪されて人へと堕ちた。
憧れていた人界で自由に生きられることを嬉しく思っていたのも束の間、人界でも彼女の居場所はなかった。
神からも人間からも心ない言葉と暴力を浴びせられ、絶望する弥都波。
そんな彼女に唯一手を差し伸べたのは、かつて溺れていたところを助けた十海領主・水瀬碧羅(みなせ へきら)だった。
彼は美しく成長し、人となった弥都波に『愛』を与える。
その優しい感情に触れ、弥都波は初めての恋を知るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 20:50:54
7094文字
会話率:42%
侯爵令嬢エリアーナは、長年の婚約者であるアルフォンス王子から「真実の愛を見つけた」と、華やかな男爵令嬢リリアンナを伴い、公衆の面前で婚約破棄を突きつけられる。「地味でお前では王妃は務まらない」と。しかし、エリアーナは王家との関係維持のため母
に強要され、自身の強大な魔力を隠し続けていた地味な令嬢だったのだ。失意のエリアーナに手を差し伸べたのは、偶然その場に居合わせた隣国の若き「氷の公爵」カイだった。彼はエリアーナの秘めた力を見抜き、自国へ招く。新たな地でエリアーナは本来の力を開花させ、人々を救い、そしてカイからの予想外の溺愛に戸惑いながらも、真実の愛と幸福を掴んでいく。一方、エリアーナを捨てた王子とリリアンナには、当然の報いが待っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 12:30:00
4884文字
会話率:41%
空はとても青い、ここはとても暗い。貴方は手を差し出す、ごめんね私はそれを切る。
最終更新:2025-05-23 21:07:05
246文字
会話率:0%
お前の右手を差し出しな!
最終更新:2025-05-22 20:00:00
591文字
会話率:0%
「婚約破棄を目指さないか、お嬢さん」
ーー孤独な少女に手を差し伸べたのは、優しい怪盗でしたーー。
王族の権力は地に落ち、力ある貴族が私利私欲の為に圧政を敷くオルティス王国。世間では悪徳貴族から宝を奪う義賊が持て囃されるほどに国民の貴族への
鬱憤は溜まっていた。
九歳のとき庶子としてカスティオン侯爵家に引き取られたリリティアは、公爵家との縁を望む侯爵の政略の駒となった。傲慢で愚鈍な婚約者ジェイコブを補佐するための苛烈な教育に耐えてきたのは、全て母の病気の治療と引き換えに結んだ侯爵との契約のためだった。
家族や婚約者に蔑まれ、使用人にも疎まれて生きてきたリリティア。さらには、外面だけは良い婚約者はお気に入りの男爵令嬢との仲を非難されないよう、リリティアにまるで小説の中の悪役令嬢のような役まで押し付けてきた。侯爵と婚約者の命令に逆らえないため、学園や社交界でも嫌悪の視線に晒される毎日。しかしある日偶然、怪我をした青年を助けた事でリリティアの出口のない暗闇のような生活は変わっていく。青年の正体は、義賊として世間を騒がせている変幻自在の変装の達人、怪盗〝ウルティオ”だった。何故か正体を明かした彼は、恩返しにとリリティアの婚約破棄に協力を申し出てきて…。
***自分を殺して生きてきた少女が、ある目的のために義賊を演じながら裏の世界で生きてきた青年の優しさに触れ、次第に笑顔を取り戻していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 19:00:46
350653文字
会話率:47%
時は江戸。悪虐非道の限りを尽くし、「悪鬼」と恐れられた男、世一(よいち)。仲間を裏切り、燃え盛る屋敷から財宝を運び出す彼が、その業火の中で最後に手を差し伸べたのは、焼け死ぬ寸前の一匹の美しい白い蜘蛛だった――自らの命と引き換えに。
最終更新:2025-05-22 13:26:33
23652文字
会話率:42%
異世界から帰ってきた楢崎聡史と桜の双子は、胸躍る冒険の日々を忘れられなくて、日本に発生したダンジョンに入場しようとする。だが〔18歳未満入場禁止〕という法律の前に、二人の希望は潰えてしまった。そこに救いの手を差し伸べたのは、魔法学院の学院長
。二人の能力に気が付いて、即戦力としてダンジョンの攻略をさせようと、学院への編入を勧める。ダンジョンに入る権利を手に入れようと試験を受ける二人…… だが彼らの想像以上に、日本の魔法はレベルが低かった。異世界帰りの高いレベルと数多くのスキル、そして多種多様な魔法を生かして、学院生活を送りながらダンジョンを攻略する双子の活躍に、次第に注目が集まっていく。
肩の力を抜いて読める内容です。感想等お寄せいただけると、とても嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 19:27:58
2585544文字
会話率:58%
「無理をするな」と言いながら、仕事も責任も全部私に押しつけてきた婚約者。
倒れた私にかけたのは、労りではなく「失望した」の一言でした。
実家からも見限られ、すべてを失った私を拾い上げてくれたのは、黙って手を差し伸べてくれた、黒髪の騎士──
実は、大公家の第三公子でした。
もう言葉だけの優しさはいりません。
私は今、本当に無理をしなくていい場所で、大切にされています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 08:32:31
19158文字
会話率:21%
婚約者に公衆の面前で「役立たずの悪役令嬢」と断罪されたセレナ・エルヴァイン。
貴族社会からも王宮からも爪弾きにされ、人生の終わりを悟ったその瞬間――
「君、その胆力、嫌いじゃない。王妃にならないか?」
手を差し伸べたのは、冷酷と恐れられ
る皇太子ユリウス・ヴァルクール。
これは打算か、策略か、それとも復讐か。
互いに「愛などいらない」と言い切って始まった契約結婚。
交わしたのは、“半年間、円満な夫婦を演じる”という取り決め。
感情を捨てた令嬢と、感情を理解しない皇太子――
なのに、政略のはずの関係は、少しずつ“熱”を帯びていく。
「なぜ君にだけ、心が揺れる?」
「愛されたいなんて、一度も思ったことは――あったかもしれません」
王宮の陰謀、元婚約者の執着、民衆の反発、そして国家反逆の罪。
すべてを超えて、“契約”はいつしか“誓い”に変わっていく――
これは、
悪役令嬢とひねくれ皇太子が政略から始めて本物の夫婦になる、
不器用で誠実な“愛と政”の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 17:00:36
26402文字
会話率:32%
よく転ける女性は犬獣人に手を差し出される。よくあることだと思ったが・・・。
最終更新:2025-05-19 07:00:32
1975文字
会話率:61%
ある日、日本という国は滅びかけたそうな。
妖怪や悪霊や、付喪神に八百万の神々。
昔々に語られたそれらは実際に存在しており、それらは奇しくも人に語られることによって、人の口にされ、言霊を掛けられることで鳴りを潜めていたのである。
されど現代、
SNSもAIもお盛んな情報社会では口伝などもさっぱり途絶えてしまっていた。それゆえにそれらの姿持たぬものがのさばることを許し、あまつさえ原因も分からぬ事故や災害を次々と引き起こすこととなってしまった。
その状況を救うために、神は見物から手を差し伸べることへと方針を変え、世の中には『現人神』なる神の力を受け賜わった人間が存在するようになった。
これはその、現人神と人の話。
鏡の松に写るは神か、それとも────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 20:00:00
2418文字
会話率:42%
希望を失った少女が出会ったのは、天使のように美しく、悪魔よりも恐ろしい“救済者”だった。
騙され、傷つき、絶望にうずくまる少女に手を差し伸べたのは──神代セリカ。
「あなたの未来も、この世界も、私が変えてみせる」
最終更新:2025-05-16 11:21:20
2169文字
会話率:34%
整った顔立ちと、凛とした立ち居振る舞いで同僚や後輩に人気のあるアラサーなバリキャリウーマン上月美沙都だったが、そのプライベートは決して充実しているとはいえなかった。
モラハラ的言動で美沙都の上げ足を取ることが多い漆崎哲人との恋人関係は、一見
すると順風満帆だった。しかし哲人は何かと美沙都を蔑ろにし、遂には彼女を裏切って若い女子社員と逢瀬を重ねる様になっていた。
将来の結婚資金の為にと必死に積み上げていた貯金も、哲人が浮気相手の為に次々と浪費し、遂には消費者金融にまで手を出す始末。
とうとう耐え切れなくなった美沙都は哲人との同棲マンションを飛び出し、雨の降る街中でひとり、涙に濡れて佇んでいた。
そんな彼女に手を差し出してきたのは、見覚えのある巨漢、天堂厳輔。
美沙都の勤め先で清掃担当の契約社員として働く武骨な男だったが、彼は美沙都をひとりの女性として丁寧に扱い、自身の住むマンションでひと晩の宿まで提供してくれた。
せめてもの御礼にと、厳輔の寝室を訪れた美沙都だったが、そこで彼女が見たのは、無表情のまま闇の中をじっと凝視する彼の姿だった。
厳輔は、実は元アメリカ海兵隊二等軍曹で、数々の戦地で勲章を得てきた歴戦の勇士だった。が、PTSDが原因で除隊した彼は今も尚、夜になると戦地での地獄の記憶に苛まれていた。
★R15は念の為につけてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 18:12:07
18370文字
会話率:18%
「ベアトリス・ガルブレイス公爵令嬢との婚約を破棄する!」
「殿下、その言葉、七年お待ちしておりました」
第二皇子の婚約者であるベアトリスは、皇子の本気の恋を邪魔する悪女として日々蔑ろにされている。しかし皇子の護衛であるナイジェルだけは、い
つもベアトリスの味方をしてくれていた。
皇子との婚約が解消され自由を手に入れたベアトリスは、いつも救いの手を差し伸べてくれたナイジェルに恩返しを始める! ただ、長年悪女を演じてきたベアトリスの物事の判断基準は、一般の令嬢のそれとかなりズレている為になかなかナイジェルに恩返しを受け入れてもらえない。それでもどうしてもナイジェルに恩返しがしたい。このドッキンコドッキンコと高鳴る胸の鼓動を必死に抑え、ベアトリスは今日もナイジェルへの恩返しの為奮闘する!
規格外で少々常識外れの令嬢と、一途な騎士との溺愛ラブコメディ(!?)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 19:14:24
72654文字
会話率:41%
毎日何も無かっ主人公に突然告げられる組織からの電話。何もわからず戸惑う彼に救いの手を差し伸べる「謎の少女」、、、、
迫り来る追手の前に彼は逃げ切れる事ができるのか!?
「狭間の世界」が様々な人を交差させる
主人公の運命はいかに、、、
ようこそ「狭間の世界」へ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 08:33:56
124315文字
会話率:43%
『漆黒の雷』と恐れられる最強の盗賊クロア。
任務を受け向かった先で彼が出会ったのは、黄金の長髪を持つ神秘的な美少女だった。
彼女の正体は、おとぎ話の中でしか語られない伝説の存在『エルフ』。
記憶を失った彼女を見て、クロアは考える。
「騙して
アジトに連れ帰り、ボスへ献上しよう」と。
無垢なエルフは、旅の途中で出会う人々にためらいなく手を差し伸べる。
そのたびに迷い、苛立ち、それでも捨て置けず付き従い、凍てついた心を徐々に溶かされていくクロア。
しかし彼には、逃れられぬ “死の呪い” が課されていた。
命を削りながら進む旅路の果て、彼が選ぶのは組織か、愛か。
冷たい世界で生きてきた最強の盗賊が、たった一人の少女にすべてを狂わされていく――。
最強主人公×エルフヒロイン、運命のボーイミーツガール、開幕!
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アルファポリスでも投稿している作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 22:00:00
100344文字
会話率:21%
幸せな生活が続くと思っていた。あの時までは。
主人公"牧野大気"はブラック企業で勤務していたが、ある事件をきっかけに、人生を壊されてしまう。そんな時に手を差し伸べたのは?
少し怖い作品かもしれませんが、是非読んでみてく
ださい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 00:45:41
74778文字
会話率:26%
とある山奥、遭難してしまった男は巨大な屋敷を見つける。
そこにいた住人、優しい女性に手を差し伸べられ助かったと安堵するが……。
それは数日にわたる鬼ごっこの始まりだった。
出口の無い、発情に満ちた屋敷で男は自分の過去と向き合う事になる。
※こちらはノクターンノベルズ(小説家になろうR-18)で連載している成人向け版からR-18要素を省いたものとなっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 20:23:47
49958文字
会話率:37%
赤き魔眼と卓越した魔術の才を持つロザリオ王国の王女メディア。天性の政治的手腕で彼女は東方諸国をまとめ上げ、領土拡張を狙う帝国の魔の手に対抗した。
ところが、情勢が拮抗する中メディアは父王から婚約者のオスカーを妹姫ミルエラに譲り、ロオカ王国
のギルス王子に嫁ぐよう命令される。
王命に背けず恋人と別れてロオカへと向かったメディア。
「貴様を愛することはない!」
しかし、メディアを待っていたのは、新たな婚約者となった王子ギルスの心無い言葉と彼女へ向けられる悪意の嘲笑。異国の廃棄王女メディアはロオカで孤立無援の戦いを強いられることになる。
そんなメディアに手を差し伸べる一人の男性が……
ロオカを巡る帝国と王国の策動、王族の横暴と貴族の傲慢、国内を跋扈する各国の間諜、様々な思惑に翻弄されるメディアはそれでも苦しめられる民の為に立ち向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 22:00:00
130072文字
会話率:55%
断罪された令嬢に一目惚れ! 辺境貴族の俺、恋も革命も始めます!?
辺境の冴えない下級貴族の俺、レオンは、ある日突然、王都での夜会に招かれることになった。
ところが、その場で「断罪」された高位貴族の令嬢・セシリアに、思わず酔いの勢いで手を差
し伸べてしまい、王太子や貴族社会まで敵に回すハメに!
田舎で地味に生きてきたつもりが、一目惚れした彼女を守ろうとするうちに、いつしか国や周辺諸国を揺るがす大事件へと巻き込まれていく――。
財政難に悩む辺境領での素朴な暮らしと、セシリアの気高い雰囲気とのギャップに戸惑いながらも、俺は必死に奮闘。
ツンと澄ました彼女の裏側にある優しさや、王都の闇、貴族たちの思惑が次々と絡み合い、恋も革命もごちゃまぜの波乱劇が幕を開ける!
果たして俺は、セシリアと領地を守り抜き、幸せを掴むことができるのか――?
※完結まで執筆済みです。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 19:20:00
507050文字
会話率:46%
婚約破棄から始まる、経済界での華麗なる逆襲
王太子との婚約破棄を突きつけられた公爵令嬢、ルシアーヌ・ド・ベルヴィル。
失意の中で決意したのは、力強く立ち上がり、この国の未来を経済で切り拓くこと。
抜群の商才と冷静な頭脳を武器に、金融や商業
で次々と成果を上げていく彼女は、周囲の貴族や商人たちを圧倒し、ついには王家さえも手を差し伸べてくる。
しかし、彼女が求めるのはただの協力ではなく、あくまで自分の利益と名誉。
波乱の中、ルシアーヌはどこまで“すべて”を手に入れるのか。経済を動かす令嬢の挑戦が、今、始まる――
※約9万字・全35エピソード完結まで予約済みです(1日4話更新)
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 19:40:00
92153文字
会話率:43%
貴族の名門に生まれながら、生まれつき脚が不自由で「公爵家の恥」と陰口を叩かれてきた令嬢。華やかな舞踏会の喧騒から遠ざけられた彼女の唯一の拠り所は、人知れず花を育てる小さな庭園だった。そこに咲く花で飾られたドレスをまとい、誰かに優しく手を差し
伸べられて踊る――そんな夢を抱き続ける彼女の前に、ある青年が現れる。周囲の圧力に押し潰されそうになりながらも、想いを通わせ、秘密の計画に踏み出す二人。けれど、その儚い希望を揺るがす大きな試練が迫るとき、夕暮れの庭で咲く一瞬の奇跡が、静かに彼女の運命を変えていく。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 12:36:51
12339文字
会話率:41%