入学式に向かう渡辺剣人は、高校生になって初日から前途多難。
遅刻しながらも乗り込んだ電車で、女子高生を襲おうとする痴漢を目撃する。女子高生の手を引いて逃げ、間一髪のところを救い出したのだが、その剣人に女子高生は、
「あともう少しだった
のによくも邪魔してくれたな!」
という予期せぬ言葉を浴びせ、礼も言わず去っていった。剣人は呆然とするが、とりあえず学校へと向かう。
学校に到着すると、親友の武智三喜雄と中学校からの同級生である西園寺花蓮と出会う。西園寺は剣人の片思いの相手だ。西園寺と同じクラスであることを知り、ウキウキしながら入学式に臨むが、思いもよらぬことが起こる。式場の教壇の前に、電車で出会った女子高生が立っていたのだ。ここで彼女が生徒会長だということを知る。剣人はこの事実を受け入れ、生徒会には関わらないようにすることを決心し、忘れることとした。
入学式も終わり解散となると、西園寺からいきなり声をかけられ、ある場所へと連れていかれる。そこは生徒会室だった。会いたくもない生徒会長と再会を果たしてしまうのだが、実は西園寺と従姉妹だという。その会長と二人三脚で生徒会を運営してきた副会長にも出会い、
「あなたの力を借りたいの。」
と、まさかの勧誘を受ける。最初はしつこい副会長から逃げ続けていたが、西園寺からの誘いもあり、役員選挙という試練を経て剣人は生徒会の庶務を担うこととなる。
生徒会、と言うよりも会長の活動目的は校則の改善。…と言えば聞こえはいいが、【スカート丈は膝の見えない長さにする】、【派手な下着を着用してはいけない】といったよく分からん校則にだけ目を付けている。これらは二年前に赴任してきたばかりの校長が制定したものらしく、最初こそ剣人は自分には関係のないことだと思っていたが、校則の中に【男女交際禁止】とあるのを見て他人事ではなくなり、協力するため立ち上がる。
これは様々な困難(会長が絡んでいるものが多い)に立ち向かいながら、西園寺との距離を縮めようと奮闘する、渡辺剣人による奇想天外恋愛物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-15 12:04:27
113813文字
会話率:68%
自己欲求が人とは違う可能性は十二分に有る。
それは、不特定多数が良しとしない事になる可能性もある。
俺にとっての、ソレは命を取る事だった。
罪の意識が乖離している。
道徳が外れている。
自分の周り全て、他人事。
怒られても、褒められても、言
葉の羅列には変わりない。
唯一、救いとなったのは悲鳴だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-12 15:22:52
535文字
会話率:19%
わかる人にはわかる現象。
自分である事の実感を感じない現象。
自分がどこまでも他人で。
自分の人生が他人の人生であるような。
どこまでも他人事。
なにもない。
自分ってどこにいるの?
最終更新:2021-09-07 18:57:51
3021文字
会話率:30%
仕事もできず、彼女もいない自堕落な日々を過ごしている泉斗真は身の回りに起こる不可解な事件をどこか他人事のように感じていた。そんなある日幼少期に事故で亡くなったはずの兄と奇跡の再会!
しかし、兄は事故後、異世界で過ごしてきたといい、おまけに霊
体で幼児化していた!!
状況が理解出来ぬまま斗真は兄とともに不可解な事件を解決することとなり…
これは異世界育ちの兄と現実の世界で生きてきた斗真。考え方が違う凸凹コンビが織りなす兄弟の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 16:14:07
13641文字
会話率:50%
去年、私は事故に合い記憶を無くしたらしい、両親と名乗る二人は根気よく、私に昔の写真を見せて話をした。実感のない私は、他人事のように最初は聞いていたが、必要以上に話をされると記憶が戻らなくても、あー、これが私の記憶なんだと思うようになっていっ
た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-09 19:52:09
1532文字
会話率:52%
平和な世界でカネの力で近衛騎士となったグレー・ゴールドアックス。
弱いながらも楽な生活をするために近衛騎士となったのに、魔王との戦争が始まる。
そこで、戦争の作戦会議が開かれ、貴族にバカにされたり、強い女騎士に注意されたり、自信満々の勇者が
現れる。
弱いグレーは他人事として見ていたが、急に魔物が来てしまい、はやくも人類のピンチ。
だが、聖剣を拾ったグレーは勇者として覚醒し戦いに加わることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-10 18:02:31
2647文字
会話率:34%
日本のどこかの都会でも田舎でもないありふれた街
そこにハーレム主人公の星の元に産まれた一人の男が居た………が、彼は幼馴染至上主義であった
というIF的な小話です
最終更新:2021-07-06 10:34:57
4013文字
会話率:48%
テレビでよく報道される事件。
ひったくり、窃盗、覚醒剤、強盗、殺人、etc。
多くの人は事件に関心を持ちながらも自分とは関係ない出来事だと思い、ニュースの話題が変わるとすぐに興味をなくすものだ。それも当然だろう。俺もそうだった。
でも事件を
起こし、当事者となってからはそうではなくなった。
事件を見ても他人事とは思えない。事件には必ず背景があり、理由がある。
多くの人にとってはどうでもいいことだが、当人にとっては大事なもの。
拘置所での服役経験を持つ筆者の話から、その大事なものを少しでも理解してくれたら幸いである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-06 13:04:38
55880文字
会話率:13%
乙女ゲームの悪役令嬢に異世界転生していたことに気付いた侯爵令嬢のソフィアは、7歳の時に婚約者であるローラン殿下と会った。それから2人は婚約者として日常的に交流していく。件の男爵令嬢も学園に入学してきて、さてこれからどうなるのかしら?なんて他
人事のように見物していたソフィアはある日殿下から思いがけない宣言を受けた。「そうですね・・・今までなら見て見ぬふりをしていたけれど、改めて心を入れ替えたんだ」「心?」「君との距離を縮めるために」
ソフィアとローランの、2人の恋のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-12 21:41:37
4628文字
会話率:32%
Twitterのあの投稿から作ったやつです。
反応してくださった皆様、ありがとうございます。
空白改行除いて3200文字。
コメディ:シリアス=1:1
リクエストワード
・56
・1ポンドステーキ
・飴
・沸騰石
・ポリエチレンテレフタレー
ト
・旧グリニッジ天文台
↑全部入っているか確かめてみてください(他人事)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-08 19:59:54
3200文字
会話率:48%
西暦二〇一九年秋に人類が接した新たな感染症は二〇二一年四月現在(執筆時)においてなお世界中で猛威を奮い、総感染者は世界総人口の二パーセントに迫る勢いです。
二〇二一年春、世界の誰も他人事ではいられない、この見えない殺戮者の標的に私もな
ってしまいました。
一感染者の治療経過などすっかり陳腐化していますが、私の投稿作を読んでくださっている方への報告の意味も込めて、敢えてその陳腐な情報を随筆というかたちでここに記そうと思います。
この随筆は私のおぼろな記憶とわずかな記録を元に書き起こしたものです。できるだけ正確となるよう努めましたが、意図せず事実とは異なる部分が含まれている可能性があることをあらかじめおことわりしておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-29 00:03:43
13443文字
会話率:1%
親友の失恋話を聴きながら、僕は小樽の雪を見ていた。呑みたくなる気持ちはよくわかる。
とことんまで付き合ってやろうじゃないか。
いずれ、自分もまた他人事ではなくなるとは知らずに。
最終更新:2021-04-23 17:57:15
871文字
会話率:39%
「ざまあとかさせてもらえないみたいです」の待ってる側視点です。
基本的に何か言われても酷い誤字以外はスルーなので、別に読みたいって言われたから書いたわけじゃ無いんだからね(いや、ほんとツンデレとかじゃねーです)
最終更新:2021-04-17 10:54:25
3006文字
会話率:47%
よう、お前ら俺はカイト。
今外は大変なことになってるんだってな?
え?なんで他人事なのかって?
だって俺は外に出てないからな。
これはゾンビウイルスが蔓延されている最中でもネットでおしゃべりを続ける男達の話である。
最終更新:2021-03-27 21:36:38
435文字
会話率:6%
芽依菜(めいな)は幼馴染の朔人(さくと)の世話を焼きながら、月末に開かれる高校の文化祭の準備に追われていた。しかし、二人の住む街では、半年前から猟奇殺人事件が起きていたのだった。やがて他人事と思っていた猟奇殺人は、どんどん二人の日々を侵食し
ていく。
「俺はめーちゃんのこと、許さないからね」
「なにか」を隠されている女の子と、「なにか」を隠しているヤンデレの話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-28 00:00:00
100536文字
会話率:56%
すらりとした長身にすっきりとした中性めいた美貌、だが髪はぼさぼさ。趣味は散歩と、のらりくらりと暮らしていたが、他の者と一線を引く特技があった。ひとつは異形を見定める目、人の視線と筋肉の動きで相手の考えを読み取る能力、そして世界でも数名のNe
の称号を持つ。それらを駆使し日常に潜む怪奇をパズルを解くかのように、読み解いてします。「えー普通のおにいさんですよ、俺は」他人事の様に鼻歌を歌い、謎を解いていく。
※怪奇現象はあまり怖いものは出さないつもりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-21 19:17:10
4599文字
会話率:55%
「お前との婚約は破棄する」目の前で起きた茶番劇にアリディアは興奮していた。何ソレ、そんな事を本気でする人いたの?
浮気相手を腕に引っ付けて、何が真実の愛なの? え、なんで婚約者が悪いみたいな事を言ってるの?
浮気した "あなた" が一番悪い
んでしょう? この人、こんな無謀な行動してどうしたいのかしら?
ふふっ。そう、他人事だと思っていた時代もありましたよね。アリディアは遠い目をしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-13 12:00:00
49894文字
会話率:37%
東日本大震災から10年
数々の震災は他人事でしたか?我が事でしたか?
いつなんどき
最終更新:2021-01-29 14:45:27
239文字
会話率:0%
産後のマタニティブルーは突然。
自身の経験を交えて書きました。
妊娠・出産は私の世界観をガラリと変えてしまった。
体質的な変化もあれば、
元々涙脆いのに、さらに涙がすぐ出てしまう。
産後うつは他人事では無いなとも、身をもって実感しました。
最終更新:2021-01-29 00:00:00
603文字
会話率:0%
王女は結婚を一か月後に控えた侯爵子息との婚約破棄を宣言した。どうにも、聖女と結ばれた王太子と同様に王女も「真実の愛」を見つけたらしい。傍から眺めていた私は他人事ではないなと眺めていた。なにせ、私もつい先日婚約者に「真実の愛」を理由に婚約を破
棄されていたのだ。王女に婚約破棄を宣言された侯爵子息はすんなりと了承し、あろうことかその場で私に結婚を申し込んできたのだった。間近で見た彼の顔が綺麗だったのでつい頷いたが、裏で「俺は頭の悪い女は嫌いだ」「あのアホ女に目に物言わせてやる」と告げられる。どうやら王女への意趣返しのためにその場にいた私に適当に婚約を申し込んできたらしかったが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-23 12:00:00
14674文字
会話率:57%