バットエンド厨の女子学生小説家は幼なじみで読者である男子学生にハッピーエンドを書いてほしいと言われたが、本人はハッピーエンドを書きたがらない様子。一体その訳とは──────。
最終更新:2023-08-25 21:00:00
796文字
会話率:57%
ずっと、強い視線を感じていた。
視線の主は、4月に中途採用されて入社した岩城くん。
勘違いかもと思ってみたけど、告白をされて付き合っている。
今夜にでも、全てを捧げたいの。
私に、こんなに強い気持ちを抱いてくれて、ありがとう。
最終更新:2022-08-25 22:02:08
4606文字
会話率:23%
前世で暴虐の限りを尽くしたとある令嬢はギロチンによって処刑され、アビゲイルという家族から虐待されていた公爵令嬢へ憑依した。
「あらあら、それでは今回はまっとうな人生を歩もう……なんて思うわけないわよねえ!」
思うままに生きたことに後悔の
ない彼女は、新しい人生でも変わらず悪役令嬢として、気ままに振る舞い、自由に生きることを(蹂躙することを)決意する。
元の公爵令嬢アビゲイルを虐待していた家族やメイドたちを嘲弄しながら。
本当の悪辣領主をも手玉に取りながら。
これはそんな悪女アビゲイルが、思うままに放埓に、嗤い歩み生きていく物語。
※設定はゆるめです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-15 12:13:59
34230文字
会話率:52%
「お前との婚約は破棄する」目の前で起きた茶番劇にアリディアは興奮していた。何ソレ、そんな事を本気でする人いたの?
浮気相手を腕に引っ付けて、何が真実の愛なの? え、なんで婚約者が悪いみたいな事を言ってるの?
浮気した "あなた" が一番悪い
んでしょう? この人、こんな無謀な行動してどうしたいのかしら?
ふふっ。そう、他人事だと思っていた時代もありましたよね。アリディアは遠い目をしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-13 12:00:00
49894文字
会話率:37%
自分たちのパーティを陰ながら支えてくれていたメンバーを追放した冒険者の末路。
メンバーとロクなコミュニケーションも取らずに被害者ヅラしながら追放されていく冒険者の行先。
追放劇はいつだって人間の業にあふれている。
『追放屋』という仕事をし
ているヴェルは冒険者パーティの追放劇を演出する。
さまざまな罠や工作を駆使し、関係性に亀裂が走るパーティの人間模様を観察しながら彼は笑う。
彼は人間の愚かさや醜さが露わになる瞬間が大好きなのだ。
今回の標的は上り調子のAクラス冒険者パーティの落ちこぼれ魔術師。
初級魔術しか使えない彼は結構なチートスキルを持っているのだが、その有用性にパーティメンバーは気付けず……という教科書通りの追放劇にヴェルの心は踊るのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-28 18:13:42
13989文字
会話率:24%
牢の中で、ラツィアーナは一人、思い出に浸っていた。
残酷ともいえる運命に、ラツィアーナは抗うつもりは無い。
ただ、夫と呼んだ一人の人との思い出に浸っていたかった。
処刑されるのは、変えられない運命なのだ。そこに希望の入り込む隙など無いことに
感謝さえしている。
ラツィアーナは、残虐の限りを尽くしたマンソン家のただ一人の生き残り。
そして、夫に処刑されるのを待つ、ただの娘だった。
4話完結済み 連日0時投稿
8/18より夫視点追加折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-19 00:00:00
14831文字
会話率:38%