「もし、結婚したとしても、私はあの子を愛するつもりはない!」小国サンティペ国の若き王カルネは言い放った。それはそうだろう。何せ、相手はまだまだ遊び盛りの五歳なのだから。
最終更新:2024-11-13 21:33:11
6243文字
会話率:41%
夫の顔も知らぬまま、義実家で働き詰めのクララ。夫の勤め先に手紙を出しても返ってくるのは冷ややかな罵倒の返事だけ。そんな三年目のある日、実家から離縁を提案される。今なら白い結婚として書類一枚で一方的に離縁できるのだという。クララは意思を固め
、義実家に内緒で夫に会いに行き、直接離縁状を叩きつけると決意する。
初めての反抗、初めての一人旅。ようやく遠方の夫と初対面したクララだったが、出迎えた夫はクララを見て首を傾げた。
「俺結婚してたの? 聞いてないんだけど」
「え」
「こんな可愛い奥さんいたんだ。知らなかった。遠くて大変だったよね、怖い目に遭わなかった? 無事でよかった、まあとにかく入って。話はゆっくり聞くからね」
どうやら夫は知らないうちに義実家によって勝手に結婚させられていたらしい。事実関係がはっきりするまでクララは夫と暮らすことに。突然の生活にもかかわらず、夫はクララを受け入れ、これ以上なく溺愛する。
困惑するクララ。理由は夫の謎の行動だった。
夫はなぜか初日以降、決して家からクララを出さなかった。独り歩きはもちろん、次第に庭に出ることも止めはじめ……
「……お願いクララ。今は俺のいうことを聞いて、大人しくしていて?」
優しさの裏に隠し事がある夫。
実家からは、頻繁に「逃げろ」と手紙が届いてくる。
義実家はクララを捜索しているらしい。
利用され続けてきた花嫁が、数々の思惑を乗り越えて幸せを選びとる物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 15:28:48
15391文字
会話率:43%
メルガ帝国の末姫ルゼアは、帝国に敗北したゼーディス王国の新国王に嫁ぐことになった。相手は先の戦争を経て新たに擁立された新国王陛下、名はマセイアス。
マセイアスは元々ゼーディスの王侯貴族たちからは、汎愛殿下と誹られていたらしい。
国の誰をも愛
する愚かな王子殿下であると。身分の分け隔ても、帝国への憎しみも持たない、空っぽの汎愛陛下だと。
彼の有名な噂は本当で、彼は国民を汎愛していた。
国民感情を優先させたのか、彼は、結婚初夜さえ一緒にいなかった。
「私は帝国から押しつけられた妻ですもの。重々わきまえているわ」
ーーそれから数年。
かつて蝶よ花よと育てられてきたルゼアは、帝国でのいじめも経験しながら一人夫の帰りを待ち続ける妻として過ごしていた。
気がつけば白い結婚が成立する三年が過ぎようとしていた。
そんな真夜中、夫が息を切らして帰ってくる。
結婚式以来の再会をする夫に、ルゼアはついに離縁される覚悟を決めるのだがーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-01 18:32:53
5846文字
会話率:32%
父親の急逝により愛人持ちの伯爵に嫁いで5年。クロエは白い結婚のままの夫に朝食ついでに離婚を切り出される。幼くして嫁いだ辛苦の日々は、代わりにクロエに貴婦人としての教養を身につけさせていた。その後クロエは執事の提案により実父旧知のスノパルド辺
境伯の元に身を寄せ、養子の子供たちの女家庭教師として働くことに。あくまで仕事として働くクロエだったが、辺境伯はクロエを一人の女性として、紳士的且つ熱心に愛してくるのだったーー
※アルファポリスHOTランキング4/24-4/26 1位。pixivにも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-08 12:00:00
50372文字
会話率:45%
貧乏子爵家令嬢、クリスティーナが嫁いだのは、歴史あるワルス伯爵家嫡男。
条件は自領の再建と、学院の入学!!良いことづくめです!!
ワクワクの王都での生活!と、思っていたら、白い結婚だと聞かされます。
え?三年限りなの??
3年で学べるだけ学
び、稼げるだけ稼ごう!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 16:28:35
56654文字
会話率:45%
リアーナはある夜、階段から落ちて頭を打ち10日間寝込んでいた。漸く意識が戻ったリアーナは、目覚めた事を喜ぶ夫に向かって「貴方は誰?」と問いかけた。
なんとリアーナは3年間の結婚生活を忘れてしまっていたのである。
実家の両親、学生時代の友人達
から、結婚の経緯を知るに連れ、どうやら自分たち夫婦は白い結婚だったのでは無いかと思いはじめる。3年子どもが生まれなければ離縁の理由になるからだ。
離縁を考える一方、何故階段から落ちたのか、その謎を知りたくて、夫が隠している秘密に少しずつ近付くリアーナ。
真実を知りたい。
リアーナは動き出した。
あらすじはシリアスっぽいけど中身はシリアスではありません。生死を彷徨ったわりにはゆるく、主人公は能天気(侍女談)ですので、気楽にお楽しみいただければと思います。
作者は誤字脱字が多いのでお知らせいただけますとありがたいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 15:24:05
77599文字
会話率:37%
「お前との婚姻は形だけのもの。当然、白い結婚として3年後に離縁だ。いいな」
子爵家から侯爵家の当主である宰相府次席補佐官に嫁いだその夜、新婦は新郎から冷酷にそう宣言されてしまった。
彼は襲爵する条件として、父の持ってきた縁談を受け入れただ
けであり、自分で見初めたわけでもない彼女を愛するつもりなどなかったのだ。
そればかりか多忙を理由に3年間の白い結婚を強制し、3年後の離婚に同意するよう彼は迫った。離縁されても実家に戻れない新妻は、今すぐ追い出されるか3年後に追い出されるかの選択を迫られて、震る手で婚姻誓紙に署名するより他になかった。
絶望に悲嘆する妻はバルコニーへ出た。実家の命令によりどうしても侯爵家の世継ぎを産まねばならないというのに、夫は邸には戻らないと宣言して出て行った。夫婦関係の構築は絶望的で、3年後には確実に追い出されてしまう。
いっそのこと、このバルコニーの下に見える庭園の池に身を投げてしまおうか。そう思って覗いた水面に、窓明かりがふたつ、落ちていた。
ひとつは二階のこの主寝室。ではもうひとつの明かりは?
……あっ。今夜は義父となった前侯爵がお泊りになっていらっしゃったのだったわ。
新妻は、初夜を迎えるための薄い夜着の上からナイトローブだけ羽織って部屋を出た。目指すは三階、義父の泊まる部屋。
そしてこの彼女の行動が、酷薄な夫の人生を決定的に狂わせることになる──!
◆最近流行り(?)の、白い結婚で新妻をないがしろにする系モラハラ夫の破滅を書いてみました。
◆恋愛ジャンルでもいいかな〜と思ったけど、要素薄めなのでヒューマンドラマで。
◆設定はあんまり作るつもりがなかったんですけども(爆)、固有名詞だけは必要性にかられて多めに用意しました。意味を調べながら読むと感慨深いかと思います(笑)。
◆全10話、約3万5000字ほどの中編です。最終話だけちょっと長め。
ベッドシーンの匂わせがあるのでR15で。
◆この作品はアルファポリスでも同時公開します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 20:00:00
36521文字
会話率:41%
伯爵令嬢のアベリアは、義妹であるイザベラの嘘により「妹や気に入らないメイドをいびり倒す悪役令嬢のような姉」と噂されていた。
冷酷非道と噂される精霊公爵フェイズに嫁ぐことになったアベリアは、「悪役令嬢」という噂を信じるフェイズから「白い結婚の
ままでいい」と言われる。
だが、アベリアに懐くフェイズの妹シャルロッテが二人に助け舟を出して……。
周囲の身勝手な噂に負けず、お互いを知ろうとする二人の大逆転ラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 19:39:30
22615文字
会話率:43%
今まで男性に縁の無かった三十路のバーバラは、ある時、何の前触れもなく同僚のグラムエルに結婚を申し込まれた。もちろん恋人同士ではなかったし、特別親しいわけでもなかった。しかしグラムエルが発した「白い結婚」と言う言葉が気になってしまう。
「
結婚なんて所詮は契約、だったらひとりより二人のほうがたのしいだろう?」
そんな口車に乗ってしまい寿退社をして結婚をしたのだが、どうもなにかがおかしかった。確かに家です気にしていていいと言うのは本当だった。しかしそれはただ退屈で怠惰なだけの生活である。
一体グラムエルは何を望んでいるのか、お互いに何かメリットがあるのだろうかと考え込んでしまうバーバラ。誰にも言えない結婚生活の秘密を抱えながら、表面上は完璧な妻を演じなくてはならない苦悩。かと言って今突然一人になることには恐怖や抵抗があるのだった。
そんな時、元同僚のカトリーヌと偶然出会った。退職までずっと仲良くしていた彼女に思い切って現在の結婚生活を打ち明けてしまったのだ。しかしこれは大失敗だった。
このことを知ったグラムエルに、他人へ夫婦のことを打ち明けるのは恥ずべきことだと言われてしまう。とうとう感情を爆発させたバーバラは、グラムエルと夫婦生活への不満をぶちまけた。それを聞いたグラムエルはバーバラを心配してくれ家庭内の改善を約束した。
翌日、夫婦生活の改善のためにと二人の家に加えられたのは、新たな同居人である友人のカトリーヌだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 17:10:00
31905文字
会話率:13%
クロエと、ホークは契約結婚だった。
白い結婚のまま3年が過ぎ、契約が終わって離縁の日だというのに。
「クロエ、考え直してくれないか?」
(旦那様は何を言っているの!?)
・かなり短いです。お気軽にお読みください。
・ハッピーエン
ド?なのかも分かりませんが、少なくともバットエンドではないです(?)
・異世界恋愛を目指したのですが、恋愛感あまりなかったので、ジャンルを変えました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-26 22:59:12
999文字
会話率:60%
半ば押し付けられる形で婚約した男爵令嬢リティーヌ・ブロークン、しかし彼女には本人も知らぬ資質があった。
最終更新:2024-10-25 21:36:16
7747文字
会話率:43%
男爵令嬢タミーはビーバック辺境伯の妻として嫁ぐも、顔を会わせて早々に「私が君を愛することは無い」と拒絶されてしまう。それでも彼女はしきりに彼と距離を詰めようとするのであった。
最終更新:2024-04-28 00:02:52
10240文字
会話率:38%
白い結婚を繰り返した公爵令嬢アレンシア。
一人目は好きな人がいる宣言をし、鉱山送り。
二人目はプレッシャーのあまり、初夜が行えなかった。
三人目は伯爵家の庶子、ルフェル。
彼はなんとか初夜を終えて、公爵家の婿として頑張るが……妹が亡くなって
しまった。
それも急な病で。妹が亡くなった原因が、そして、忍び寄る魔の手。
そこには二人の息子を思う母の愛があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 15:52:27
7456文字
会話率:25%
アルフェリーナ・パリドリスは、前世の小説の表紙を思い出す。「美男公爵様に溺愛されて、可愛らしい公爵令嬢は幸せになる」
その公爵様が、目の前に現れて、いきなり「君とは白い結婚を貫きたい」と宣言した。
そう、この美男公爵ハリスティン・オードル公
爵は、とんでもなく、女にだらしがない男だったのだ。
アルフェリーナはこの公爵と結婚するが、ついに離縁を決意するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 13:56:00
5077文字
会話率:33%
テレス・レセル公爵令息は初夜の日、妻になったフェレンシアに宣言した。
お前を愛する事はないと。
「それでは、わたくしは失礼致しますわ。白い結婚でよろしいという事かしら」
さぞかし、泣きわめくと思ったのに。美しき私と結婚出来た喜びを、無残に
打ち砕いてやったのだ。
それなのに、あっけなく、さっぱりと出て行ってしまったフェレンシア。
まったくもって面白くない。
朝食の席で、「美しき私と食事が出来て、お前は幸せなはずだ。私をもっと褒め称えろ。うっとりとした眼差しを向けろ」
「馬鹿じゃないですか」
と言われた。「さっさと三年後に離縁して下さいませ。それまで我慢してこの屋敷にいてさし上げます」
とも、そういう事だ?美しき私と結婚出来て幸せを感じなければならないのに、どういう事だ?
偏った常識を持った最低男が、反省し、新たに愛する人と出会い本当に幸せな家庭を築くまで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 15:10:09
6047文字
会話率:36%
「私には愛する女性がいる」
フィッシャー伯爵を引き継いだ私、クラフト・フィッシャーは、結婚式を終えた日の夜、つまりは初夜に、妻であるエルフリーデにそう告げた。
この結婚は政略だ。貴族にとってはよくある当たり前の話。そして結婚と小作り
の義務さえ終えてしまえば、互いに恋人を作る事も当たり前の話。
だが、私は既に愛する人がいた。
それゆえに、エルフリーデと真に結ばれることは無い。いずれ離婚するために白い結婚とさせてもらう、と。言うつもりだったが……。
「そうですか、では子供を作りましょう」
「え」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 01:11:03
9841文字
会話率:57%
オールディス侯爵家の娘ティファナは、王太子の婚約者となるべく厳しい教育を耐え抜いてきたが、残念ながら王太子は別の令嬢との婚約が決まってしまった。
その後ティファナは、ヘイワード公爵家のラウルと婚約する。
しかし幼い頃からの顔見知りであ
るにも関わらず、馬が合わずになかなか親しくなれない二人。いつまでもよそよそしいラウルではあったが、それでもティファナは努力し、どうにかラウルとの距離を縮めていった。
ようやく婚約者らしくなれたと思ったものの、結婚式当日のラウルの様子がおかしい。ティファナに対して突然冷たい態度をとるそっけない彼に疑問を抱きつつも、式は滞りなく終了。しかしその夜、初夜を迎えるはずの寝室で、ラウルはティファナを冷たい目で睨みつけ、こう言った。「この結婚は白い結婚だ。私が君と寝室を共にすることはない。互いの両親が他界するまでの辛抱だと思って、この表面上の結婚生活を乗り切るつもりでいる。時が来れば、離縁しよう」
一体なぜラウルが豹変してしまったのか分からず、悩み続けるティファナ。そんなティファナを心配するそぶりを見せる義妹のサリア。やがてティファナはサリアから衝撃的な事実を知らされることになる──────
※※腹立つ登場人物だらけになっております。溺愛ハッピーエンドを迎えますが、それまでがドロドロ愛憎劇風です。心に優しい物語では決してありませんので、苦手な方はご遠慮ください。
※※不貞行為の描写があります※※
※この作品はアルファポリス、カクヨムにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 12:27:32
168351文字
会話率:41%
父であるクルース子爵が友人に騙されて背負った莫大な借金のために困窮し、没落も間近となったミラベルの実家。優秀なミラベルが隣のハセルタイン伯爵家の領地経営を手伝うことを条件に、伯爵家の嫡男ヴィントと結婚し、実家と領地に援助を受けることに。と
ころがこの結婚を嫌がる夫ヴィントは、ミラベルに指一本触れようとしないどころか、ハセルタイン伯爵一家は総出で嫁のミラベルを使用人同然に扱う。
夫ヴィントが大っぴらに女性たちと遊ぼうが、義理の家族に虐げられようが、全てはクルース子爵家のため、両親のためと歯を食いしばり、耐えるミラベル。
しかし数年が経ち、ミラベルの両親が事故で亡くなり、さらにその後ハセルタイン伯爵夫妻が流行り病で亡くなると、状況はますます悪化。爵位を継いだ夫ヴィントは、平民の愛人であるブリジットとともにミラベルを馬車馬のように働かせ、自分たちは浪費を繰り返すように。順風満帆だったハセルタイン伯爵家の家計はすぐに逼迫しはじめた。その後ヴィントはミラベルと離婚し、ブリジットを新たな妻に迎える。正真正銘、ただの使用人となったミラベル。
ハセルタイン伯爵家のためにとたびたび苦言を呈するミラベルに腹を立てたヴィントは、激しい暴力をふるい、ある日ミラベルは耳に大怪我を負う。ミラベルはそれをきっかけにハセルタイン伯爵家を出ることに。しかし行くあてのないミラベルは、街に出ても途方に暮れるしかなかった。
そこでミラベルは、一人の少女がトラブルに巻き込まれているところに出くわす。助けに入ったその相手は、実はこのレミーアレン王国の王女様だった。後日王宮に招かれた時に、ミラベルの片耳が聞こえていないことに気付いた王太子セレオンと、王女アリューシャ。アリューシャを庇った時に負った傷のせいだと勘違いする二人に、必死で否定するミラベル。けれどセレオン王太子の強い希望により、王宮に留まり手当を受けることに。
王女アリューシャはミラベルをことのほか気に入り、やがてミラベルは王女の座学の教育係に任命され、二人の間には徐々に信頼関係が芽生えはじめる。そして王太子セレオンもまた、聡明で前向きなミラベルに対して、特別な感情を抱くように。
しかし新しい人生を進みはじめたミラベルのことを、追い詰められた元夫ヴィントが執拗に探し続け……。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 17:15:20
156428文字
会話率:42%
※25000文字くらいの短編です。
まだ人々が魔力を有していた何世代も前の時代から、ハミル侯爵家は“聖石の指輪”を身に着けた女性、“聖女”たちの力に守られ、多くの財を成し、その地位を築き上げてきた。けれど時を経て、魔力を持つ人間は世界か
らほぼいなくなる。
ハミル侯爵家の娘ミシュリーは両親が事故で亡くなった後、母方の弟が婿入りし爵位を継いでいるベイリー伯爵家に引き取られる。そこには同い年の娘ラヴェルナがおり、ミシュリーの存在を疎む。
やがてミシュリーは義父母の根回しにより、聖石の指輪を持ってフィールデン公爵家に嫁ぐことになる。けれど夫デレクはミシュリーを嫌い、やがてラヴェルナと恋仲に。二人はミシュリーから聖石の指輪を奪い、ミシュリーをフィールデン公爵家から追い出そうと画策する──────
※※ものすごく緩ーーい設定ですが、気にならない方のみお楽しみくださいませ。
※この作品はアルファポリスにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 14:06:45
24120文字
会話率:40%
「君を愛することはできない」──子爵家の令嬢ソフィアは愛する婚約者にそう告げられた。
そして実際、夫婦となってからもソフィアは指一本触れられることはなかった。
しかし夫には他に愛する人がいる様子でもない。
そこには二人の出生にまつわる秘密と
誤解とがあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 12:10:00
7536文字
会話率:33%
ある国の第一王子夫妻と第二王子夫妻はともに仲睦まじい夫婦として知られる。第一王子ハリソンは情熱に生きる妻マチルダと政略結婚ながらも愛し合い、第二王子レオナルドは平民の娘フローラと三年にわたる大恋愛の末に結婚した。
だがしかし、そんな二組の夫
妻には青天の霹靂のような、ある秘密が存在していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 22:14:06
2123文字
会話率:61%
武力で父親と兄を追放し、軍神と呼ばれる恐ろしい皇帝、ディートリヒ。
彼はたいそうな女好きで、あちこちの王侯貴族に「破滅と、人質として娘を差し出すの、どちらを選ぶ?」と迫って妃を集めている。
テレーゼもそうして彼の妃になった。だけど従妹の身
代わり。
彼はテレーゼをなぜか溺愛しているけど、彼女は望まない結婚だし、ディートリヒを好きになれない。だから毎日王宮を脱走しては、彼に見つかり連れ戻されている。
実はテレーゼが知らないだけで、ディートリヒの婚姻には事情があって――
◇◇
偽物人質姫と、彼女を本気で好きな皇帝が、もだもだするお話! だけど事件も起こって、テレーゼの隠された能力が開花もする!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 18:04:17
9848文字
会話率:28%
アリアは結婚してニ年目になるが、夫のユベールを見たことがない。
結婚式は不在。初夜には隣室から、「白い結婚とする! 絶対に近づくな」と怒鳴られた。
ただ、屋敷での生活は快適だし、夫は実家の借金の肩代わりをしてくれた。
なにより結婚の申し込み
時は『長年片思いをしていた』と、使者を通じて言っていたのだ。
それなのになぜ?
そんなある日、アリアは夫の容姿にそっくりの幼児を見つけ――
「旦那さまのお子様ですね?」
「違うっ!?」
◇
幼児姿の旦那さまとアリアの楽しいお話です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-04 18:02:08
7983文字
会話率:42%
名門騎士一家の娘で、自身も剣術が得意なルフィナ。あるとき偶然、公爵令息のジェズが襲撃される場に居合わせて、彼を助ける。
が、ジェズは命の恩人であるルフィナを、護衛代わりの妻にすることを無理やり決めてしまう。
一年限り、白い結婚、報酬ありとの
契約だけど、ルフィナは訳あって独身主義。たとえ契約でも結婚はしたくなかったが、夫婦になってみると案外毎日が楽しくて――
◇◇
危機一髪と契約結婚から始まる、幸せな結婚のお話!
(カクヨムにも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-15 07:00:00
10110文字
会話率:34%
貧乏子爵令嬢が、親から売られるように次期侯爵の後妻として嫁がされた。
しかし両家の親達は知らなかった。二人が顔合わせのときに、この婚姻は三人の子供を育てるためのもので、白い結婚しようという契約を結んでいたことを。
妻にとっては理不尽と
しか言えない契約だったが、前世で息子から「生まれてきたくなかった」と言われた記憶のあった妻は、子供を産まずに済むことにホッとしていた。それに転生前の夫を今も思っていたので、白い結婚は望むところだった。
領地に引きこもって前妻との思い出の中で暮らす夫に代わって、妻は子育てと家政と社交に励んだ。
彼女は夫のことをただの名目上の夫だと思っていたので彼に何も望んではいかなったが、三人の子供達に全く関心を持たないことには腹立たしく思っていた。その中でも特に、理不尽な理由で末娘を蔑ろにすることには怒りまで覚えていた。
そしてある日、娘に暴言を吐いた夫に謝罪するように妻が要求すると、夫は激昂して彼女に暴力をふるった。このときから、彼女を実の母親だと慕っていた子供達は、父親を敵と見なすようになった。
そして二人の結婚から八年後、子供達は母親の幸せのために父親に対してざまぁを展開させたのだった。
妊娠、出産、お産による死というセンシティブな話が頻繁に出てくるシリアスな話なので、苦手な方はブラウザバックをしてください。
恋愛は後半に出てきてハッピーエンドです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 19:10:00
24276文字
会話率:24%
ソフィーヌが丘に立って麦浪(ばくろう)を眺めていると、そこへ一人の紳士が現れて、彼女にリンドウの青い花束を差し出した。
それはかつて彼女が好きな花だった。しかし彼女が今好きな花は違う花だった。だからその花束を受け取らなかった。
そして彼
女は、もう二度とここへは来ないで下さいと元夫だった伯爵に告げて、彼女は建物の中へ入ろうとした。
するとその時鮮やかな赤毛の少女が飛び出してきて、母親に抱っこをせがんだ。
その様子を、伯爵は驚愕の表情で見つめていた。そしてソフィーヌはそれに気付かぬ振りをして、娘を抱き上げながら建物の中へ消えていった。心の中で、
「これが六年前に私を捨てたあなたへの、私の細やか仕返しよ」
と呟きながら。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 17:03:21
26130文字
会話率:15%
赤い魔女と呼ばれた悪名高い母を持った侯爵家の三兄弟は、幼い頃からご婦人方から苛められ蔑まれ続けられたために、女嫌いになった。
ところが父親が事故死したために若くして侯爵位を継いでいた長男が、ある日突然、第三王女と結婚を前提した顔合わせを
申し込んできたと告げた。
それを聞いた弟達は仰天した。
その第三王女は結婚相手に、絶対に不可能だと思える数多くの要求をしていたからだ。
そんな相手に何故?もしかして白い結婚を望んでいるのか?
弟達はなんとか兄に申し込みを辞退させようと説得を試みるが……
要求の多過ぎる第三王女と、女嫌いな三兄弟との愛の溢れたお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-19 22:18:38
17811文字
会話率:19%
短編「初夜の前に愛することはないって言われた? ”前”なだけマシじゃない!」の連載版です。ジメジメターンは2話目ぐらいで終わります。 一章は短編と大筋は変わりませんが、多少の加筆修正と設定変更があるかと思います。更新は少しゆっくり気味になる
かもしれません。また短編時は連載前提ではなく話が変わる所で区切っていたので、それに合わせて区切った結果、一話一話の長さにバラつきが出ると思います。 / 伯爵令嬢アナベルは、侯爵子息のブライアンに熱烈に求められて結婚した。……はずだった。「君を愛する事はない」初夜を終えた途端、ブライアンは本性を見せる。彼には身分の問題で結ばれる事が出来ない恋人がおり、アナベルはその隠れ蓑に選ばれただけだったのだ。それまで囁いた愛は全て嘘……。反抗したくても処女も失っているので白い結婚は望めないし、実家を援助してもらっているために強くも出れない。アナベルはお飾りの妻として無為に日々を過ごすしかなかった。ブライアンからは社交も茶会も禁じられ屋敷に閉じこもるしかなかったが、アナベルが大人しく従順だったためにブライアンから外出を認められるようになる。外に出れるようになったものの、問題があった。お飾り妻という事実は周りに秘密にしなくてはならず、アナベルは対話での嘘がとても下手なのだ。よって下手に人と関わる事も出来ない。悩んだ彼女が始めたのは、美術鑑賞や演劇鑑賞といった、出来る限り人と話さなくてすみそうな趣味だった。それでも一人でいると落ち込むことが多いアナベルだったが、ある時デビュタントからの友人であるメラニアに外出を誘われるようになってから、次第に考え方を変え始める……。気が付けばアナベルは夫のことなど忘れ去り、自分の趣味に没頭し、自由に過ごすようになる。 / 定番の「愛することはない」を告げられた凡人妻が、自分の好きな事に集中していたらいつの間にか夫に軽いざまぁをやり返す事になる話。夫との元鞘(?)はありません。ご都合主義な展開が多いかと思います。軽い気持ちでお読みください。本人の恋愛は二章からスタートします。 残酷描写及びR-15は、その後の展開の時の予防です。ガッツリはないと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-08 08:06:34
251131文字
会話率:36%
伯爵令嬢アナベルは、侯爵子息のブライアンに熱烈に求められて結婚した。……はずだった。「君を愛する事はない」初夜を終えた途端、ブライアンは本性を見せる。彼には身分の問題で結ばれる事が出来ない恋人がおり、アナベルはその隠れ蓑に選ばれただけだった
のだ。それまで囁いた愛は全て嘘……。反抗したくても処女も失っているので白い結婚は望めないし、実家を援助してもらっているために強くも出れない。アナベルはお飾りの妻として無為に日々を過ごすしかなかった。ブライアンからは社交も茶会も禁じられ、屋敷に閉じこもるしかできず、鬱々と過ごしていたが、アナベルが大人しく従順だったために次第に外出は認められるようになる。しかしアナベルは対話での嘘が下手なため、人と関わる事も出来ない。悩んだ彼女が始めたのは、美術鑑賞や演劇鑑賞といった、出来る限り人と話さなくてすみそうな趣味だった。それでも落ち込むことの多いアナベルだったが、デビュタントからの友人であるメラニアに誘われるようになってから、次第に考え方を変え始める……。気が付けばアナベルは夫のこと等忘れ去り、自分の趣味に没頭し、自由に過ごすようになる。 / 定番の「愛することはない」を告げられた凡人妻が、自分の好きな事に集中していたらいつの間にか夫に軽いざまぁをやり返す事になる話。夫との元鞘(?)はありません! 軽い気持ちでお読みください。本人の恋愛はちょっと軽めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 20:37:21
23384文字
会話率:44%
触れた相手に死をもたらしてしまう体質の令嬢ユリアーネは、ある青年貴族と結婚することに。
ユリアーネは夫を守るため、初夜どころか挙式の際の口づけすら拒絶する。ところが、彼はとんでもない命知らずだった。
「おはようのキスをしてほしいな」
「
手、繋いでもいい?」
当然、ユリアーネは拒否。すると、夫は最終手段として魔法でぬいぐるみの体に憑依した。
「こうすれば、君に触っても問題ないだろう?」
こうして始まったのは、もふもふな結婚生活。繰り広げられる夫からのスキンシップと熱烈なアプローチの数々にユリアーネは翻弄されつつも、次第に彼に惹かれていく。
これは、ぬいぐるみの旦那様と送る、ほのぼの切ない夫婦生活の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 14:24:33
49808文字
会話率:44%
親に結婚を勧められ、英雄と呼ばれる男・フレッグに嫁いだライラ。しかしフレッグとはとても横暴な男で、「お前みたいな貧相な女、抱く気が起きない」と、白い結婚を突きつける。愛のある家庭を築くことが夢だったライラには、ひどくショックなことだった。
それからもフレッグの傍若無人な振る舞いは続き、ついに彼は別の女を不貞した。
そんなフレッグはある日、魔王に身体を乗っ取られてしまう。街を破壊しつくす夫を前にして、彼のものだった光の剣を手にしたライラは、フレッグを刺して英雄となる。
ライラが倒したのは四属性の魔王のうち一体、火の魔王だった。しかし、魔王はまだ三体残っている。ライラは王宮で彼女を慕ってくれる仲間達と出会い、旅に出るのだった――
※短編版の続きは6話からです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 12:01:16
92649文字
会話率:49%
親に結婚を勧められ、英雄と呼ばれる男・フレッグに嫁いだライラ。しかしフレッグとはとても横暴な男で、「お前みたいな貧相な女、抱く気が起きない」と、白い結婚を突きつける。愛のある家庭を築くことが夢だったライラには、ひどくショックなことだった。
それからもフレッグの傍若無人な振る舞いは続き、ついに彼は別の女と不貞した。
そんなフレッグはある日、魔王に身体を乗っ取られてしまう。街を破壊しつくす夫を前にして、彼のものだった光の剣を手にしたライラは――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 20:01:15
14042文字
会話率:42%
「これでコーヴィン侯爵家とマシュー伯爵家の婚約は整った」
そんな言葉から始まったダニエルとクラリスの婚約のお話。
最終更新:2024-10-05 23:37:17
6369文字
会話率:49%