なんだか不思議な気がした。同じクラスで同じように授業を受け、テストして、お弁当を食べて、おしゃべりして。同じ生活をしているようで、私たちは全くもって別々の人で、それぞれの人生を歩んでいるのだ。当たり前に、大学も違うし、その後の仕事も違って、
新しい出会いがあって、別れがあって。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-30 16:16:27
1582文字
会話率:31%
―男性は病死した。
落ちる様に登る様に歩き続ける彼の前には幼い時からずっと前を飛び、横を飛んでいた鳥が飛び続けていた。
生きている時には見えなかった鳥。
鳥は飛び続けながら歩き続ける彼と話しを始めた―
最終更新:2023-03-29 15:09:42
5047文字
会話率:15%
石畳の町に靴音が響く。遠く懐かしいその靴音に、追い縋るひとりの女がいた。音を追いかけて堤を登ると、銀青の背中が角を曲がって消えるところであった。女はなおも追い縋る。
「仙道企画その5」の旋律に乗せて送る、ハッピーエンドな幻想恋愛譚。主催者
様のご好意で楽譜の転載もさせていただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-11 21:16:28
1191文字
会話率:49%
今まで考えた、キャッチコピーやことわざみたいなものを紹介しています。
少しでも興味を惹かれたなら、皆様の負け
というのは冗談で、一つでも皆様の心に響くものがあれば幸いです。
※本作は【 シリアス編 】になります。今まで紹介した1~23.
の全て(非シリアス含)に、新規としてシリアスなフレーズが追加されます。また、新規追加のフレーズの番号には偶数が振られます
※改題して、各フレーズに対する皆様の反応を探っております。また、いいね等の件数を載せています
そして、もしよろしければ、皆様の好きな本作のフレーズをお教え願えないでしょうか。
また、「流行語大賞」ならぬ「キャッチフレーズ大賞」の審査員になったつもりで
貴方なりの大賞作品を選考してみるのも面白いかも知れません。
すべて、新たなキャッチフレーズ作りの参考にさせていただきます。
※新たなフレーズが出来ましたら、逐次追加していく予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-11 16:18:41
2673文字
会話率:15%
坂を登る。
長く急な坂だ。僕の故郷にはこんな坂はない。生まれ育った町は平たい町だった。街全体で見ても高低差は5mしかないと聞いたことがある。関東平野の小さな町。僕の町。僕の大嫌いな町。
最終更新:2023-02-14 20:00:00
4067文字
会話率:0%
遠野物語にも語られる「マヨイガ」。柳田國男に憧れた大学生は、マヨイガを探し東北の山へ登る。
最終更新:2023-02-08 12:00:00
1113文字
会話率:10%
絶品の赤箱と天にも登る4合瓶
最終更新:2023-02-03 10:05:34
1384文字
会話率:6%
昔々あるところに、山を登るおじいさんと、森へ行くおじいさんが住んでいました。
最終更新:2023-02-01 16:00:00
744文字
会話率:20%
「……もしも、ゆき、という女だったら絶対に近づいちゃいけねぇ」
雪女の噂が立つ山の麓の定食屋で、そんな話を背中に聞きながら私は朝食をとった。そしてその山に登ると吹雪の中で彼女に出会ったのだ。
※ホラーミステリです。多分。
※しいな ここみ
様の「冬のホラー企画」参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-25 21:57:02
2538文字
会話率:46%
王城裏のピエロ城
父が高い高い梯を登るたび、僕は手に汗を握る。
一本梯の脚を持つものはなく、バランスをとりながら慎重に登っていく。
肌に白く塗った化粧はしっかりと糊付けされているのに、額の汗で流れてしまいそうだ。
梯のてっぺんで片手逆立ち
をする。
それが、ピエロを生業とする父の1番の曲芸。
その瞬間、拍手喝采を浴びて笑顔で応える父が誇らしい。
そうだ、
私の父は、
王直属のピエロ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-25 15:35:17
10512文字
会話率:40%
ハイダルク王国の辺境の村には、魔女が住む塔があるという言い伝えがある。
少年達は度胸試しのつもりでその塔に登るのだが、その頂上には妖艶な美女がいて――。
それは、世界唯一の魔女、『全知全能の魔女』だった。
全てを見通し、全てを理解した魔女が
、外の世界に足を踏み出したことによって、少年達は魔女の過去と世界に触れていく。
※カクヨム・ノベルアップ+・自サイトにも掲載。
※異世界ファンタジーシリーズ「odd」10周年記念の新作。本作のみで問題なくお楽しみいただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-18 17:57:09
39547文字
会話率:68%
ある日システィーナは婚約者であるイデオンの王子クロードから、王宮敷地内に存在する聖堂へと呼び出される。
そこで聖女への非道な行いを咎められ、婚約破棄を言い渡された挙句投獄されることとなる。
いわれの無い罪を否定する機会すら与えられず、寒く
冷たい牢の中で断頭台に登るその時を待つシスティーナだったが──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 13:13:37
11211文字
会話率:26%
見た目が普通な冒険者ヴィゴは、幼馴染みのイケメン冒険者ルースがリーダーを務めるパーティーから追放される。途方に暮れるヴィゴが日課である教会へお祈りにいけば、モテたいという願いを神は聞き届けてくれた!
しかし勘違いか、ヴィゴが授けられたのは
何でも『持てる』スキルだった! 誰にも持てない魔剣=重量6万4000トンすら持てる男となってしまったヴィゴは、巨岩に、魔法に、様々な持ちまくって最強冒険者への道を駆け登る! モテない男の持てる最強物語、始まる!
※『カクヨム』でも連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-09 08:11:05
904452文字
会話率:48%
ある日、聖都アキバに発生した"リアルの裂け目"!
異次元人、時空海賊、科学ギャングの侵略が始まる!
秋葉原の危機に立ち上がる美アラサーのスーパーヒロイン。
ヲタクの聖地、秋葉原を逝くスーパーヒロイン達の叙事詩。
ヲトナのジュブナイル第1
09話"普通の腐女子に戻りたい"。さて、今回はビル壁面を登るコスプレクライマーが死亡w
背後に輸送ダイヤの強奪を企む3人組アイドルが浮上、ヲタッキーズはアルゴリズムを解析し犯人を逮捕するのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-27 16:58:38
18256文字
会話率:69%
秋の暑い日、自転車で登る。
キーワード:
最終更新:2022-11-19 22:09:21
955文字
会話率:17%
田舎の領地で育ったリリー・アレナはアズトール伯爵家の次女。木があれば登るような元気すぎる令嬢で、領民には「猿百合令嬢」と呼ばれている。幼く見える外見ながら十六歳になっていて、初めて王都を訪れて最愛の姉との再会に喜んでいた。
しかし王都で出会
う男性たちは美しい姉には目もくれず、なぜかリリーの周りに集まってくる。姉の婚約者までおかしな目で見始めてしまい、一人で頭を抱える。とはいえ、リリーはそんなことでへこたれない。こっそりストレスを発散させていると、氷のように冷たい目をした男と出会った。さらに、ちょっと変わった動物たちと触れ合って癒され、姉の美しさと優しさに元気に感動する。
……しかし。一度は解決したと思っていたのに、事態はリリーが予想していたより深刻だった。
(アルファポリス様、カクヨム様で連載していたものを一部修正して連載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-17 08:00:00
112958文字
会話率:28%
そこに私の住む世界はあった。光の届かぬ地、海にかこまれた孤島の都市razvell。
薄暗い世界に街灯がぽつぽつと明かりを灯し、ガラス張りの高層ビルが都市全体を覆い尽くしている。その中心には一際、存在感を放つ超大型高層ビルがある。
マ
ザーセントラルビル。この世界の核をなす存在マザーセントラルは、この世界のシステムともいうべき膨大の情報を明くる日も明くる日も休むことなく管理、処理をおこなっている。
それは人が二度と悲しみをうまぬため、人が二度と思い上がらぬための戒め。
この世界に朝日が登ることはない。太陽が消滅したとかそういうことじゃない、ここではそれが普通なんだ。だから誰もこの世界に疑いを持とうとしない。
それに朝が訪れない事は、さして私達にとって問題ではないのだ。全てを照らす光も、そこに映し出されるであろう色も私達の目には白か黒かでしかないのだから。
白と黒の世界、まるで個性という名の色を否定された世界で、私達は日々を消耗させ生きている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-08 18:35:24
54029文字
会話率:49%
チョモランマ級の山を登る。
とはいえ実は登山家ではなく、季節の移ろいを楽しむハイキング愛好家、ハイカーである。
そんな私が山でコーヒーを嗜み持ってきたチェアーの足が折れて転けたけどそれも思い出になるよね、こうして書いていることだし、と
思った話。
かもしれないし。
素潜りで潜った先にワカメが元気よく育成途中なのを見つけ頭皮に良い!! と拾って帰っている最中の話。
かもしれないし。
「イロハ」はないけど「よしなしごと」と「つれづれ」はあるよ!
古典はウン十年前過ぎて今現在何教えてもらってるの? 教えて! な、なろうのみに生息する生物のお話。
私、生きてるからね??!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-07 00:35:58
11079文字
会話率:8%
航空ショーの取材で訪れた尾張地方の小さな街で中塚裕治は徳川家康の手紙を見せられる。織田信長宛てで狸を小牧に派遣するという内容である。不審を抱きながらも興味をそそられ足の向くまま信長の居城があった小牧山に登る。怪異な現象に翻弄されながら中塚は
遂に狐の親分、吉五郎との邂逅を果たすのだった。
『信長を化かしたキツネ~小牧山吉五郎伝』のメーキング編
(書かれるきっかけとなった不可思議な街の有り様を活写する)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-20 21:40:00
12009文字
会話率:63%
平日の真昼間に女子高生の綾原史乃(あやはらしの)は独りで東京スカイツリーに登る。そこには無表情で窓の外を眺めている独りの女子高生がいた――。
最終更新:2022-10-05 19:57:47
3007文字
会話率:66%