彼はどこにでもいそうな少年、フィーリクス。自宅と勤務先の往復に、友人達とつるんで遊ぶ。普通の日常を続けてきた彼には一つだけ秘密があった。それはモグリのモンスター退治で日銭を稼ぐこと。
彼はある日友人達と街の祭りに遊びに出かけモンスター
騒ぎに巻き込まれる。そこで妙な少女フェリシティと出会い、更に見たこともない強さを誇る人物たちも現れて……。
MBIという謎の政府組織に所属し働くことになったフィーリクスとフェリシティは、コンビを組みモンスターや敵対組織と渡り合っていくことになるのだった。
ちょっと不思議な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 18:00:00
594987文字
会話率:65%
モンスター討伐や悪人を捕まえることが役目である治安維持機関、『マジック・マキシマム』(MM)。
22歳、皮肉屋な青年ソムは、このMMに所属していた。
MMの数多あるチームの一つとして、メンバー5人と暮らしながら、仕事をこなしていく。
■
魔物討伐の依頼を達成したソムは、ソムの母を殺した父と11年ぶりに再会する。
それは父の大いなる『計画』に、ソムが無理やり組み込まれていることを告げるものであった。
やがて明かされる父の正体。様々な思惑が交錯する悲劇。
次々と依頼を達成する中、ソムは着実に力をつけていく。
ソムの目的はひとつ。
父を捕まえること。
これはソムやそのチームが織り成す活動記。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-12 09:23:05
709550文字
会話率:36%
灰の町『ドガルタ』で細々とパン屋を営む青年エスタ。そんな彼はある日、親友のルイスと8年ぶりの再会を果たす……しかし、これにより彼の運命の歯車は大きく廻り始めることとなる―――三人称、回想、手記、報告書。様々な視点で巡る物語。その最後に待つの
は一体何か…。
+++
毎週木曜、予約投稿予定です。
他、カクヨム、アルファポリスでも投稿していきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 12:00:00
134640文字
会話率:21%
女好きな彼は同棲中の彼女を怒らせてしまう。
※拙作は即興小説トレーニングにて執筆したのち修正しています。テーマ「アブノーマルな償い」。
最終更新:2022-10-28 21:00:00
3025文字
会話率:45%
とある城で行われた、とあるパーティー。
「――シャーロット、君との婚約破棄を宣言する!」
王太子であるリンジーは、自身の婚約者にそう宣言した。
シャーロットは大きく目を見開いて、「なぜですか、リンジー殿下!」と声を荒げた。リンジー
は目を伏せて、隣に居る令嬢、ローズマリーの肩を抱いてさらに言葉を続けた。
「君は南の大陸へ行くことになった。今すぐに、この国から出て行きたまえ」
シャーロットは耐えきれないように肩を震わせて、パーティー会場から出て行った。その姿を、リンジーは目元を細めて彼女の背中を見つめていた。
「本当に宜しいのですか、殿下」
「ああ、……君も、すぐにこの国からすぐに逃げるべきだ」
パーティーが終わってから声を掛けてきたローズマリーに金貨の入った袋を渡し、そう言うリンジー。
――せめて、シャーロットが南の国につくまでは、何も起きませんように。
※アルファポリス様・カクヨム様・ツギクル様にも投稿してます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-30 19:08:44
7601文字
会話率:43%
「当然よ。だって……あたしは、あなたのお母さんだもの」
少女は、少年に笑顔で語りかけた。
少年の名は、織部冬弥。少女の名は、イリス=フレーベル。
来年大学受験を控えた高校二年 織部冬弥は、不運な出来事で命を落とした。
時を同じくして、
エルヴィン王国の士官学校に通うイリス=フレーベルは、ホムンクルスの製造に傾倒していた。 そして、ホムンクルスとして異世界に転生した織部冬弥との邂逅により、イリスの運命が回り始める。
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本作は「カクヨム」「ノベルアッププラス」「アルファポリス」にも掲載してます。
※「ノベルアッププラス」で完結した作品の転載です
本作は三人称一人視点です。
作中では極力、覚えるのに苦労する造語は出さないように努めてます。そのため作中専用の固有名詞がない代わりに、既存の名詞が多数あります。
異世界ファンタジーなので地名や国名等、世界観に関連する独自の名詞は必要最低限に留めてます。
作品の趣旨は、気軽に読めるエンターテイメントのつもりです。(地の文が多いくせに、何を言ってるのかと思いますが)
サブタイトルの法則:主人公視点がある話は「」付き、他キャラの視点しかない話は「」無しとなります。(プロローグ、エピローグ除く)
※「」内の言葉は、作中の主人公のセリフ及びモノローグから抜粋したものをつけてます。
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-22 10:00:00
671254文字
会話率:34%
容姿端麗で文武両道、クラスの輪の中心に立ち、笑顔を浮かばす学園の人気者、渡口光。
そんな人気者の光と幼稚園からの付き合いがある幼馴染の男子、古坂太陽。
太陽は幼少の頃から光に好意を抱いていたが、容姿も成績も平凡で特出して良い所がない太
陽とでは雲泥の差から友達以上の進展はなかった。
だが、友達のままでは後悔すると思い立った太陽は、中学2の夏に勇気を振り絞り光へと告白。
彼女はそれを受け入れ、晴れて二人は恋人の関係となった。
毎日が楽しかった。
平凡で代わり映えしない毎日だったが、この小さな幸せが永遠に続けばいい……太陽はそう思っていた。
だがその幸せは、彼らが中学を卒業する卒業式の日に突然と終わりを告げられる。
「……太陽……別れよ、私たち」
前に、あるサイトで二次創作として書いていた作品ですが、オリジナルとして投稿します。
こちらの作品はアルファポリス、ハーメルン、ノベルバの方でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-10 12:52:42
470228文字
会話率:35%
この作品は同サイトで連載中の『盟約のティルフィング ー魔剣少女と契約した低血圧系魔術師、実は女神の生まれ変わりでした?魔導学園で学生と講師を両立しながら何とか生きてます。』(https://ncode.syosetu.com/n0022g
b/)をリメイクしていくものです。具体的には三人称視点から一人称視点への変換を試みたものとなります。挑戦的な試みですが、楽しんでいただけると嬉しいです!
〈ご注意!〉本作は序盤からアクセル全開という感じではありません。山があったり平地があったり、ゆっくりお散歩のようなテンポで進んでいくかと思われます。
ちょっとテンション低めの主人公が美少女たちに引っ張られて騒動に巻きこまれる話!皆さんお好きじゃありませんか!?私は好きです!!この作品ほ基本方向性はそんな感じです!!
「我が名はティルフィング!ソーマ!其方はこれより我が契約者だ!よろしく頼む!」
世界大戦の勃発に瀕して、古き神々は帰還を果たした。人の世に神秘は蘇る。
神々の力によって神秘が科学を凌駕した現代。
世界は強大な力を持つ英雄の子孫や魔術師、そして伝説の道具である”遺物”とその契約者である”遺物使い”によってバランスを守られるようになった。
そんな世界において、魔術師でありながらブリタニア王立魔導学園において”遺物使い”について学ぶ低血圧系少年、伏見双魔はある日、魔剣の少女、ティルフィングと契約を交わす。
突然の契約に混乱する双魔、待ち受けていたのは元気いっぱいの魔剣に振り回される日々?
そして、二人を結ぶ因果の糸とは……
低血圧少年と元気いっぱい少女を中心に繰り広げられるごちゃ混ぜローファンタジー風味です!お楽しみいただければ幸いです!
1話あたり1000~3000字ですので気軽に読めるかと。
※お願い 気をつけてはいるのですがどうしても誤字が多くなってしまうようなので、誤字報告をしていただけるとありがたいです。よろしくお願いしますm(_ _)m 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-05 20:00:00
25557文字
会話率:46%
世界一広い国土と強大な軍隊を誇るヨーゼンシア連合帝国が、悲願であった大陸制覇を果たし、覇権国家と呼ばれるようになってから20年。
ヨーゼンシアは世界に残る数々の謎を解き明かすべく、高額の賞金を設定した大規模調査を長い間実施している。未知
のロマンと一攫千金を夢見た多くの冒険者が、今日も世界中で旅を続ける。
こうした冒険者達の中でも最高の腕を持つ1人が、フィオン・レイネ。だがとある理由から、その素性は全くの謎であった。
◇
物語の主人公リュセイ・ケイルズは、ヨーゼンシアにある小さな村、ハクランの辺境に暮らす。彼は伝説の冒険者フィオン・レイネを義姉に持つ少年であり、彼女の素性を知る数少ない人物の1人でもあった。
リュセイは幼い頃、フィオンと共に過ごす中で、彼女の優しさと強さに段々と惹かれ、彼女のような冒険者になることを強く志すようになった。
彼は、村では珍しい英才教育を施されつつ、森の過酷な自然の中で狼と戯れて暮らすことにより、天性の運動センスと知勇を兼ね備えた優秀な狼使いに成長。その卓越した身体能力は村中で賞賛を巻き起こし、特に際立って優れた脚力は《驚脚》と称され話題を呼んだ。さらに、リュセイが義姉譲りの優しい性格の持ち主であることも奏功して、老若男女を問わず多くの村民が彼を慕うようになった。
若くして村有数の有力者となったリュセイのことを、誰もが心の中で応援し、彼ならすぐに優れた冒険者になれると信じている。
しかし、齢15になるまでは、村の掟により村の外へ出ることが認められない。
リュセイはまだ14歳。冒険に行きたくても行けない、悶々とした日々を送っていた。
そんなリュセイはある日、悪漢に追われていた麗しい少女ミラーナを保護。彼女とはすぐに打ち解けあい、暫く自宅で匿うことに。
その日の晩、リュセイは奇妙な夢を見る。目覚めると、限られた人だけが保有できる《固有魔法》を発現していることに気づく。
そして何の因果か、ミラーナもまた、リュセイとは別の種類の《固有魔法》の持ち主であった。彼女は自分の能力と、誰にも話していない《出自の秘密》を打ち明ける。
ふたりはこの日の出来事をきっかけに村を出る権利を勝ち取り、リュセイ長年の悲願であった冒険の旅をスタートさせるのだが――。
※作品名の最初は『きょうきゃく』と読みます。
©︎2022 藍弓野折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 13:05:41
31573文字
会話率:20%
結界師ジェド・クリストフは、突如、Aランクパーティ『輝きの4』を追い出されてしまう。
だが、問答無用で味方には強力なバフを、敵には強力なデバフをかける、結界師は有能そのもの。
冒険者ギルドの勧めに従って、新人たちのサポートをすることに。
一方、ジェドの支援を失った『輝きの4』は、今まで雑魚扱いしていた魔物にすら苦戦。落ちぶれていく。
長編が終わったので、追放物を書いてみました。
続きません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-26 10:27:48
21850文字
会話率:23%
冒険者を目指すアルフレッド少年は、このたび一念発起して、山奥の村から大都会クラングランへ。
怪力の少女と同居したり、ちびっ子魔法少女に邪悪な笑みを向けられたり、熟女好きの美少年貴族令息と親友になったり、と周りに凄まじい勢いで振り回されながら
も成長していく。
これは地道で真面目で、流されやすい少年が成長していく物語。
あと、幼馴染の女の子(目力強い)の恋の物語。
少年少女の成長物語が大好きなので、コツコツと書いていました。
先日、完成したので投稿します。
めちゃくちゃ長いです。
1年で最終原稿まで投稿予定です。
タイトルの件は、割とすぐバレます。
成長物語なのでガンガン育っていき、12歳ではなくなります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-17 12:45:21
3541856文字
会話率:25%
我が家が全滅しました(´・ω・`)
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
異世界の王国で門番をしている神太郎は、公爵夫人の姉が暗殺者に襲われため、その調査として一人暮らしをしている弟を訪ねる。弟の又四
郎はS級暗殺者を称していたため、何か手掛かりを得ようとしたのだ。だが、問題が一つ。神太郎とその弟との関係は決して良好とは言えなかったのである……。
短編投稿のつもりがシリーズのようになってしまったので、後日これまでの三作品を三人称に改稿した新しい作品を連載形式で上げたいと考えています(こちらの短編シリーズは短編版として残します)。続きを書くことがありましたら、連載形式の方に投稿する予定です。
その際はご一読のほど、よろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-18 07:28:16
9748文字
会話率:60%
少年はある日誘拐され、世界を救う役目を背負わされた。
【混沌の因果】と、【秩序の因果】が相克する世界。
少年アルスは【混沌】の創世主から『共鳴者』として任じられ、秩序の勢力の討滅を命じられる。
しかし……創世主の真の意図はアルスを使い捨て
の駒とし、彼に破滅を迫るものだった。
アルスはそれを知りながらもなお、愛する者のために戦うことを決める。
「僕の命が定まっているのなら、その命日が来るまでに誰よりも深く愛し合おう」
ある日のこと。突如として安寧の日々は崩れ──彼の復讐が始まった。
「……必ず生きて、再び君と未来を生きる」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-08 14:30:32
1632004文字
会話率:41%
ここは、地球ではないどこか。
ある日、一人の少年が森を散歩していると、どこからともなく声が聞こえてきた。
それを辿ってみると、何とそこには空から落ちてきたというお星様がいた。
空に帰りたいというお星様を無事少年は返してあげられるのか。そし
て、そのとき少年は何を思うのか。
人と星から始まる、出会いと別れの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-19 11:00:00
25698文字
会話率:32%
「おめでとうございます。貴方は超能力者に選ばれました」
① 人智を超えた力を危険視して、根本から超能力を消すのを目論む人格主義の軸屋(じくや)。
*人格主義「人間の尊厳を守ることは、無条件に達成されるべき絶対的な正しさである、とする考え方
」
② 個人の自由を奪う権利は誰にもない。然るべくして、超能力者の在り方も自由を謳う相対主義の赤平(あかひら)。
*相対主義「物事の価値観に優劣はなく、いろいろな考え方があってもよいという考え方」
③ 人類の発展になると考え、超能力は肯定すべきとする快楽主義の南(みなみ)。
*快楽主義「快楽を善とし、苦痛を悪と定義する。人間の本来あるべき健康と心の充足を得るべきだと主張する考え方」
④超能力なんて偽物の強さ。関わらないのが最善であると無視する体験主義の五宝(ごほう)皇真(おうま)
*体験主義「理屈や直感は不確かであり、それよりも自分の体験・経験が大事だという考え方」
*の引用元:吉岡 友治=監修「萌えて学べる!! 思想コレクション ○○主義、○○イズムを擬人化!」(株式会社カンゼン・2011)
これは五宝皇真が猶予1年の植物状態の幼なじみを目覚めさせるべく、超能力の世界で奮闘する。様々な考え方に揉まれ苦しみ成長して幼なじみを救う物語。
*植物状態の人間……遷延性意識障害(せんえんせいいしきしょうがい)
*当小説、文章の著作権は作者『作者名』に帰属いたします。許可なく無断転載、使用、販売を禁止します。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-18 19:55:03
151374文字
会話率:45%
巨大な虫と共生しているエゾモ村。その村の少年、ピートは虫が苦手だった。そのため、バディの虫とうまくいかず、狩猟メンバーを外されてしまう。
落ち込んでいたピートは、森でドラゴンの卵を拾った。虫ではなくドラゴンとバディを組もうと考えた彼は、卵を
孵化させる。しかし生まれたのは、虫を食べるドラゴンだった―――。
残酷描写は軽いです。ハッピーエンド。カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-21 17:00:00
19159文字
会話率:28%
平凡な俺の学食は、不思議だ。
「相席いいかな。」
毎日相席してくる女子がいる。
ある日俺はこいつに聞いてしまった。
「どうしていつも俺のとこで食うんだ?」
「ひ み つ」
勘違いから始まるちょっぴり恥ずい短編学食ラブコメディ!
最終更新:2021-09-20 01:49:20
2292文字
会話率:26%
聖邪戦争から約七十年後、敗戦国のルマローニ国が勝利国であるスミーナ国に、ある新兵器を用いて攻め入った。
その新兵器の名は竜機といい、圧倒的な力で二つの村を攻め落としたのである。
その二つの村の一つ、エリス村に住んでいた少年、ラノハ・オタール
は、村も、友も、家族も、全てを失った。
これにより、ラノハはルマローニ国と竜機、邪装竜機に復讐を誓い、その十年後、邪装竜機と対等に戦う為にスミーナ国で開発された聖装竜機の操縦士を育成する学校である竜機操縦士育成学校に通うこととなるのであった。
歴史に名を残すほどの戦争だった聖邪戦争以上の戦争、竜機戦争が今、始まろうとしている――。
*カクヨム・ノベルアップ+・アルファポリスでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-16 00:00:00
59121文字
会話率:39%
「虹のふもとには神さまがいる」幼馴染のカヨが作った物語。それは嘘の物語。それでも、大人となったユウタは、今、それを信じたかった。
冒険者となり、王都へに定住することにしたユウタは、依頼を受けることもせずに家庭教師をしながら、ただ虹を追っ
ていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-14 12:38:47
15727文字
会話率:23%
《評価、感想ともに不要》
少女は藁人形に右手を翳し瞳を閉じた。 後は祈るだけ。今はただ、それを成すことだけに集中すれば良い。 遺恨は存在を許されるのだ。たとえ罪人が己の罪咎を忘れたとしても、厳として報いは訪れなくてはならない。 丸鏡を胸
に、右手を釘にそっと触れさせ言の葉を継いだ。
「消せない罪を、あるべき処へ。受けるべき罰を、然るべき者へ。いま、呪怨は解き放たれる」
淡い恋を夢見る主人公は、高校に入学すると同時に美しい妖怪に出会う。 次々と周囲で起きる怪奇現象。英雄の再来であると勘違いされながら巻き込まれる主人公は、呪いの事件を追いながら「救いたい」と願い、過酷な運命に立ち向かう。 恋は叶うのか。悲劇は防げるのか。夏の終わりに少年が見たものは果たして!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-13 07:00:00
211658文字
会話率:63%
三人称の小説。それだけでもう面白いジャマイカ!
蒼樹ハル、高校一年生、十六才の夏。
『実のところ、彼女が呼んだこの「雨」という称号が僕の気分を重くする要因でもある。この「雨」という呼称が、あの事件が終わった後もこうして僕を怪異の
世界に縛り付け、安穏たる人の営みから遠ざけている。そのせいで恋もままならない。「雨」は僕の恋路を阻む最も忌みするものである』
一難が去ってまた、ハルは美少女と出会った。
黒鬼一族と雨の陰陽師の末裔達。複雑に絡み合う因果の中で各々の思惑が交錯する。
愛するが故に歪む者達。行く先に待ち受けるのは幸か不幸か。主人公のハルは結末に何を観るのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-05 07:33:00
221990文字
会話率:47%
始まりは、そう...宝くじやった。中三の冬。「ええい、賭けや!この五枚下さい」「あざ〜す」種類の違う、宝くじ。最高当選額がそれぞれ二十億、十七億、二千万。どんだけの天文学的数字確率だったんやろうか。俺は合計、三十七億三千円をゲットしていた。
「こひゅっ...」当たったその時、俺は呼吸を一瞬やけど忘れた。そんだけのショックやったって事や。もちろん、嬉しい方のやけど。すぐに銀行口座作って預けて、母さんに一億あげて引越した、歳の離れた妹と二人で。妹は小学校に通わせて、俺は世田谷の文系学校の受験。中高一貫校で、編入コースを目指す。元々目指してた高校と比べると少しランクは下がるけどまぁまぁええ学校や。無事合格し、比較的安い一軒家に引越した。風呂もキッチンも居間もトイレも少し狭いけど風呂もある。家具を整え、部屋は余ったけど新生活開始。高校に通って、たいしてお金を使わずに過ごして、それでも...関西人特有の感覚か、お金に関して不安になってきた。まだまだ木端と言えるほどの金しか使うてへんし、寧ろ死ぬまで遊んだってっていけるかもせぇへん。でもその不安は大きくなっていった。毎日求人とかそういうのを漁り見とったら、気になるもんを見つけてん。それが、今の俺が所属するVtuberの事務所の募集やったんや。
(※胸糞な人物が最初います。関西の人が皆こんな風というわけでは全くありません。あくまでもフィクションであり、現実の人物や団体等は全く関係ありません)(※関西弁の一人称ナレーションが読みにくければ少しずつ三人称ナレーションにしていきます)(※この世界観のVtuberの数は現実よりも相当少ない設定です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-28 19:47:59
78703文字
会話率:32%