殺し屋の少年がただひとり殺せずにいるのは、サイボーグの少年だった。
死病が蔓延り、人類の大半が宇宙へ離脱した未来。
地上に取り残された人々が暮らす狭い世界で、二人は出会った。
※血や殺傷の描写を含みます。見ようによってはBLです。
最終更新:2014-07-16 23:40:51
23393文字
会話率:31%
重複投稿。
引っ越し当日、私は父と南側の大きな窓から荷物を運び入れた。初夏ののどかな昼下がりであった。一〇二号室の隣人の中年男性が網戸越しに私を睨みつけていたから、会釈したが、彼はそれに応えず、大きな音を立てて、アルミサッシの窓を閉めた。
父が帰った後で、荷物の整理をしていたら、南のアルミサッシを蹴るような大きな音がした。私が窓を開けると一〇二号室の男だった。咄嗟に私は、
「あ、こんにちは」と言うと、
「こんにちは、じゃねえ。馬鹿野郎」
「あの何か」
「人の車、キズものにしておいて、挨拶もなしか」
「キズものになんかしていませんよ」
「荷物ぶつけたじゃねえか」
「ぶつけていませんよ」
「じゃあこれは何だ」
私は近くに寄って見たが、そこには傷らしきものは何一つ付いていなかった。
「何も付いていませんが」
「馬鹿野郎、俺がさっき磨いただ。今度やりやがったらただじゃおかねえからな」
「……」
それから三日ばかり経って、夕食の後、静かに読書をしていると、一〇二号室から壁を殴ったような物凄い音が聞こえた。隣人が腹を立てているのは判ったが、何に腹を立てているのかは、判らなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-09 03:33:42
3832文字
会話率:30%
孤児部隊による、子どもたちのための楽園を掴み取るために、汚れた軍靴が一斉に踏み出される。恐るべき子どもたちは銃を執り、機関部を点検し、薬室に弾薬を送り込み、幼い顔に似合わぬ低く響く声で一斉に斉唱する。「我らこそ、戦争にふさわしい!」と。
最終更新:2013-11-15 16:00:00
108183文字
会話率:51%
14世紀のヨーロッパは黒死病に蝕まれていた。病魔に侵された人々の一部はこんな最期を迎えたこともあった。
最終更新:2012-08-20 11:11:51
462文字
会話率:0%
エドガー・アラン・ポー作の「The Masque of the Red Death(赤死病の仮面劇)」を翻訳したものです。
拙い英語力なので、ある程度はご勘弁下さい。
最終更新:2012-01-05 21:12:35
5213文字
会話率:7%
世界に大きな歪みができる。
歪みが、“終焉の樹”を作り、魔物を生む。
その歪みを中心として、体が黒い霧になって死ぬ“黒死病”がはやった。
それと同時に一部の人間に“超能力”が使えるように
世界の人間の大多数は、歓喜し、その力を使い世界を救
った。
ある少年はその力を憎んだ。
――この国は腐ってる……!!
すべてを失った少年の復讐と救済の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-19 17:00:00
1783文字
会話率:12%
13世紀くらいのヨーロッパ、がイメージです。あくまでもイメージです。
黒死病がモチーフになっています。
以前他サイトに掲載したものです。多少手直しをしました。
最終更新:2011-07-12 17:16:57
1089文字
会話率:0%
時は24世紀、人々は夜死病と言う病にかかり死んでいく。それを助ける為FUTONと言う組織が結成された。その組織にひょんな理由で入った白夜は人を助け成長していく
最終更新:2011-04-10 20:07:17
2008文字
会話率:18%
中世くらいの文化レベルの世界で、異世界人とか召還したら、
防疫の概念なんてないだろうし、
運が悪ければ、物凄い勢いで治療法確立不可能な異世界の死病が蔓延しそうで怖いよね、という話
最終更新:2011-01-07 15:46:30
2087文字
会話率:0%
決して中二病なんかではない、案外真面目に書いた、古代フランスが舞台の変な文章。主人公には結構自分を当てはめてるけど、後付けもある。その後付けが何か全てわかったら、塩漬けを与えよう。
最終更新:2010-02-14 20:49:42
1074文字
会話率:0%