ある昔、エンジェル界とデビル界は大層仲が良かった。だが、とある事件が切っ掛けで、両世界の仲に亀裂が走り、現在はちょっとした事で争うといった間柄である。
とある事件から七年。
エンジェル界の王家の娘・エンジュは、あの事件で亡くなった身内の墓
参りに来ていた。其の時、気配を感じ振返ると、懐かしい感じがした少年と出会い、そして、二人はエンジェル界でもデビル界でも無い世界――人間界(死神達の間では生界と呼ばれる)へと迷込んでしまった。
双子のアリスとウサギ姉弟と出会い、エンジュとディークは二人の面倒をみる事になり――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 22:15:45
111387文字
会話率:57%
アキトはこの春、幼稚園に入園したいたいけな男の子。
かれは、色白で、少女っぽい長いまつ毛が、どことなく、ひよわで内気な感じがする、そんな男の子だ。
実際、アキトは泣き虫。だから、すぐ、ベソをかく。
ベソばかりかいて、幼稚園でイジメ
にあったらーーアキトのママさんはそれがとても、しんぱい。
残念ながら、そのしんぱいごとは現実のものになってしまう。
そんなアキトを、いつか、同い年のユウコちゃんという女の子が守ってくれるようになった。
アキトの小さな胸に、仄かな恋心が芽生える。
彼女はしかし、アキトにわかれを告げることなく、ある日突然、彼の前からいなくなってしまった。
いっしょの小学校にいくと、約束したじゃない……ユウコちゃん。
ベソをかく、アキト。
ある日、そんなアキトは、ふたご座流星群が見られるという話を耳にする。
なんでも、流れ星に祈れば、その願い事をかなえてくれるかもしれないらしい。
見上げた夜空には、たくさんの流れ星。アキトは手を合わせて、ひたすら、祈る。
どうか、ユウコちゃんに会えますように、と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-03 17:42:38
4259文字
会話率:5%
「前世は徳の高いうじ虫。人間になったけど、一回目なので勝手がわからない」と言い張る偏屈青年×「王子の身代わり」として攫われ、男装して生活するように言われた孤児の少女。
* * *
「タキ先生はどうして自分が『人間一回目』だと気付い
たんですか?」
「子どもらしくないと、ことあるごとに言われていたせいかもしれない。実際に、学校に行っても自分は浮いている、なじめないという気持ちがとても強かった。どこにいても誰とも会話がかみ合わない感じがあった。それでかな。『なんで周りはこんなにうまく子どもが出来ているんだ? スタート地点は同じだったはずなのに、どうして俺はこんなに子どもとして出来損ないなんだ?』と。それで、おそらく周りの奴らは子どもが初めてじゃないんだろうなと。それこそ二、三回目だからうまく出来るに違いないと考えた。だけど俺は一回目なんだろうな。だから勝手がわからない。当たり前のことができない。今も……その延長だ」
――1年間、王子の身代わりをつとめてほしい。
女官見習いとして王宮勤務をはじめたばかりのサトリは、ある晩、国王の密命を帯びた騎士シュリにさらわれて、雪深い田舎町のとある館へと連れ込まれてしまう。
そこで待っていたのは、どう見ても美少女の王子アキノと、眠そうな青年のタキ先生。
女装をやめない為に王宮にいられなくなったアキノだが、隠遁先でも女装をしているとの噂を避けるために「王子役」の身代わりを探しており、アキノに顔立ちが似ているサトリが選ばれたという。
男装をした上で、王子の身代わりとして、王子らしく行動することを求められたサトリ。変わり者の同居人や王子に愛を注ぎまくる青年に支えられながら、やがて向き合うある「秘密」の話。
※以前投稿した作品を全面改稿したものです。約10万字。完結保証。
【他サイトにも公開あり】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-26 18:05:25
105257文字
会話率:35%
ラピスラズリというと異国のシルクロードを連想しますが、瑠璃というと、何か、和風な感じがしますね。
キーワード:
最終更新:2022-08-19 03:00:00
252文字
会話率:0%
お化けといった存在が実際するとしたら、君は見てみたいと思うだろうか?
晴れて僕は、佐賀県尼寺(あまでら)高等中学1年生になる。
尼寺中学の校舎は、築80年の古い木造建築で、なにかとは言わないが、なにかが出そうな感じがする。
僕
はオカルトが大好きで、この学校には由緒正しいオカルト部があるとか?
その部活には、憧れの人、黒瀬先輩が部長をしているらしい。
そして今日は入学式だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-17 21:46:10
647文字
会話率:0%
シュヴァルとハウンドは、本人達は治ったと主張しているが、医師である姉御の意思により、半ば強引に悪態をつきながらも入院生活を続けていた。
メルとショコラはそんな二人のお見舞いを毎日のように行っていた。そんなある日、メルが気になる感じがあると言
う。メルの勘を頼りにある部屋を訪れると、そこには同い歳のアリスと言う少女が居た。アリスには不思議な力があると言う。それは『人の未来が見える眼』なのだとか。
しかし、その力のせいでアリスは瞳を閉ざしてしまっている。更に、どこから嗅ぎ付けたのか。その力を狙って無法者達に襲撃されてしまう。
何でも屋は、この危機を乗り越える事が出来るのか。
他にはシュヴァルやハウンドの過去、そして、サリア達パンプキン家にも、ある敵が現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 18:11:16
72756文字
会話率:67%
私、色覚異常です。私!色覚異常ですから!
どうやら他人と色の視え方がちがうようなのです。不思議な感じがします。
そんな私のモヤモヤーッとしたものをお伝えするエッセイです。
最終更新:2022-07-19 21:49:33
3374文字
会話率:18%
“彼は、かの場所にきた。”
なんだか、此処に来るのは、必然のような感じがした。
ただ妙に、なぜだか不思議と落ち着く雰囲氣なのだ。
眼の前に来たモノを受け入れるだけのような氣がしていたのだった。
とある小説のような話。
キーワード:
最終更新:2022-07-19 06:33:09
1869文字
会話率:4%
生まれつきの身分とはいえ、随分と守られて来た感じがするわね。でもまぁ、これからも変わらずに過ごしていけるでしょ。
最終更新:2022-07-04 08:20:04
1842文字
会話率:48%
何でもない朝。早起きしたからちょっと得した感じがします。そんな気持ちを詩にしました。
最終更新:2022-06-13 05:35:32
370文字
会話率:0%
エッセイのようでエッセイじゃない? そんな作品になってしまった感じがしますが改めて自己紹介ですね。
最終更新:2022-06-08 21:16:56
1922文字
会話率:0%
五年ほど前に、現在の世界情勢をベースに近未来小説を書くとしたら、というような感じで考えた所感を自ブログにアップしたものです。なんか今読み返してみてもちっとも現状が変わっていませんね。
現代に密接に結びついた近未来小説は、アメリカとイギリス
の作家にほぼほぼ圧倒されている感じがありますが、やはりそれは軍事的実力による暗黙の説得力の大きさが原因だと思います。
と、言い訳はできるものの、やはり何か一石は投じてみたいな、なんて時折り思っているのですよ。
日本の政治家が飛びつきそうな未来シナリオが小説で表現できたら嬉しいのですが、なかなか難しいようです。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-06-07 08:11:40
1593文字
会話率:5%
「創造主は、私だけのものです。なぜ下等な者達に力を分け与えるのですか?理解できません」
幾多の神を創造していた時から、ノルフィアはすぐ側で微笑みながら助力しながらも、心の奥底から創造主を閉じ込めて自分だけのものにしたいと思っていたのだった
。
弱ってきた創造主を側で支えながら、とうとう自分の部下に命じて創造主の首を切り落とさせた。
創造主は、首を切っただけでは死なない。
命じられるまま大それた事を成し遂げてしまった部下は、この後どうすればいいのかと、次なる命令を待った。
ノルフィアは、迷いに迷ったすえ、どうしても支配できない脳部分を宿した首の前に姿を現すことも出来ず、部下に宇宙に放置してくるよう命じた。
長い年月の間、暗く広い宇宙を意識なく首だけで漂いながらも、創造主は、首から胴体まで、少しずつ回復していった。
しかし、意識が再び目覚めた時には、自分が創造主という記憶を失っていた。
知識はなんとなくあるが、自分の素性が思い出せないし、思いだしたくないような奇妙な感じがする。
創造主は、新たなる名を考えた。
この瞬間より「エトワール」と名乗り、この先、生きていく事となる。
一方、切り離された胴体は、その心臓部分が創造主の力を宿しており、しばらくして首部分が回復した時には、脳が新しい為、記憶が曖昧なまま、側にいたノルフィアに自らの名をルヴァレスと名乗った。
側にいたノルフィアは、甲斐甲斐しくルヴァレスの世話をして、洗脳した。
「今ある世界は全て創造主様の力を奪って創られました。
それは許される行為ではありません。
全ての魂をもう一度吸収して、ルヴァレス様の為の新たなる世界を創りましょう」
こうして世界は、ノルフィアの思惑に導かれて行く事となる。
ノルフィアは、創造主にしか稀有なる自らの名前を呼ばれたくないと、自らの名は、賢者と名乗り、ルヴァレス神を崇める者達の組織を作り出し、世界を滅ぼしていった。
それに抗う世界達。
弱い世界はすぐに滅ぼされ、魂を回収されてルヴァレスに吸収された。
~創造主が二人に別れたがゆえに紡がれる物語~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-17 12:26:59
21920文字
会話率:37%
「世界を救って頂きたいのです」
そんな言葉から始まった上代薦の異世界転移。
世界最高の才能を一つ与えると言われたものの……何故かそれ以外はマイナス要素のみが積み上げられていく。マイナスにマイナスが掛けられているのにプラスになる感じが一切ない
状況の中、薦は使い勝手が非常に悪く役に立たないと言われている召喚魔法に全てを賭ける。
これは世界最弱のまま、世界を救わなければならず……世界最弱のまま英雄と呼ばれるようになる世界最高の召喚魔法使いの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-13 20:15:31
521471文字
会話率:56%
アラサー女性マキが偶然出会う「彼」は、なぜだかどこか懐かしい感じがする・・・。出会うべくして出会う一組の男女。どこにでもありそうな、それでいて胸の奥を突かれるような、そんな恋の話。
最終更新:2022-05-09 09:00:00
155111文字
会話率:52%
防御特化スキル【護り】。役に立たないと蔑まれていたそれは『幼なじみの双子姉妹を護る』時だけはあらゆる攻防補助効果を際限なく使いこなす、爆発的チートとも言えるものだった…!
モンスターと戦うスキルホルダーの養成機関『学院』に通う主人公、実神
六哉はその力を駆使してヒロインたちを襲う困難を――具体的にはふたりを狙うモンスターの王などを――全力でぶっ飛ばし、彼女たちを【護り】続けていく。
…そうそう、大事なことを確認しておきますが。
「ふたりのこと?大切な家族だと思ってるよ。俺がふたりを好きになる?あるはずないだろそんなこと」
言い切ってしまっていいのか?お前は将来、修行と称してふたりと同棲することになるんだぞ?(ネタバレ
※18時ごろ更新です。ストックの続く限り毎日更新します。
※イラストは龍也さん(@trypaint)に書いて頂いたものです。
※タメにタメたあとで主人公が活躍してスッキリするタイプのお話です。
※00年前後あたりの電撃文庫が好きな人向けっぽい感じがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-28 19:00:00
170027文字
会話率:55%
アイゼントゥーア闘士育成高等学院という、「コロシアムで戦う闘士」を育成する高等学院での話。生徒会長に着任した「セルフィナ・イーダ」というプラチナブロンドに青い目を持った美女の力んだ演説を聞きながら、不品行な「邪教の僧侶」という職の「ジェヴァ
・ドライセン」はそれを空々しいと思っていた。だが、その晩に同級生の女子をジェヴァが「弄んで捨てた」ことが、生徒会長セルフィナの逆鱗に触り、二人は決闘をすることになるのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-22 16:18:46
28113文字
会話率:44%
私の名前は堂山 里香 24歳。
サービス残業当たり前の会社で働くよくいる会社員だ。
ある日家に帰る途中にテンプレ通りの異世界召喚にあったがなんだか胡散臭い感じがする。
「なぜ、11人もいる?それも全員女って…。魔王を倒したら王子と結
婚とか…興味ない。バックレよう」
そう思っていると不思議な声が聞こえてきて、私は無事抜け出すことができた。
「君、面白いね。君についてくことにするよ。」
そう言って姿を現した男はヘソ出しルックの目の笑ってない、なんとも信用ならない男だった。
ちょっと性格がひん曲がったヒロインが国の思惑とか関係なしに自分の快適な暮らしの為に頑張る話です。
試行錯誤中で内容が若干変わることがあります、申し訳ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 17:31:24
109981文字
会話率:47%
清潔をたもつ。ややもすればおっくうになってしまいそうなもの。
影響を感じがたい環境や体質なら、なおさら。
しかし、それはスキを見せることでもありまして……。
最終更新:2022-02-26 23:39:34
2365文字
会話率:2%
学生時代、成績優秀だった俺だが、社会に出るとへなちょこもいいところだった。
重なるミスと叱責に、これまで積み上げた自信が一気に崩れ去る感じがして、どうにも憂鬱だ。
そんなある日の休日。俺は友達に誘われて宅飲みにでかけたところ……。
最終更新:2019-06-06 18:00:00
3991文字
会話率:10%
むかしむかしのこと。旅に出ていた男が、森の中で道に迷ってしまった。
歩を進めるうちに、空は暗くなっていくばかり。どうにも先へ進んでいる感じがしない。
その折、木立の間からちらちらと灯がのぞき始める。
近づいてみると、どうやら人が住む小屋の
ようだったが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-27 22:00:00
3972文字
会話率:8%
石油プラント跡地にて、自立ロボットを止めようとするドローンと、自動二輪が相棒の男を描いた作品。
作品を書く上で、機械に出来ないことはなんだろう、とずっと考えていて、その答えの一つ「機械を愛おしむこと」で、主人公が難題を突破する構造に仕上
げました。
主人公の相棒である自動二輪は、主人公と記憶を分け合っている、というわけのわからない設定になっていますが、私もまるでわかっていません。この辺りを解き明かすべく、彼を主人公に小品を書いていますが、乗り物を描くのはエネルギーがかかるので、しんどいです。
終盤当たりのカタルシス溢れる展開がこそばゆくて好きだけど、若干駆け足になった感じが否めません。
バイクっていいよね。
ソーマブリンガーというゲームの、BGM「炎を駆けるラルゴブリッジ」に当てた自作の歌詞を元に、想像を膨らませた作品です。ソーマブリンガーの要素が1ミリもないので、オリジナル作品です。
本作品はpixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-17 23:26:52
6370文字
会話率:0%