本作品は古典文学作品『虫愛ずる姫君』の翻案小説です。
毎度、馬鹿馬鹿しい噺を一席。
昔々のそのまた昔、今からおよそ千年昔の平安時代。
花の都のとある、お邸で大納言様の姫君が、御両親様たちから大切にされながら暮らしておられました。
この姫君
、美しく聡明で心優しい、端から聞くと正に完璧な貴族のお姫様なのですが、何の因果かとにかく虫が大好きなのでございます。
その上、化粧もしないし、召し使っている幼い男の子達と一緒になって貴族男性の目も気にせずに庭で遊びまわっております。
とにかくやることなすこと、もうメチャクチャ。到底、上級貴族の姫君とは思えないことばかりいたします。
これは、そんな奇妙な姫君にまつわるお話でございます。
それに加えてまずは、言うまでもないことでございますが、ご覧の通り本作品はあくまでも小説──すなわち、全くの作り話にすぎません。つまり、これから語られる話はあくまでも虚構の中のお話しでございまして、例えその内容がどのように尤もらしく聞こえようとも、それらは全て私が口から出任せ出放題の嘘八百を、無責任に並べ立てただけのシロモノに過ぎず、したがって現実世界におけるいかなる人物、団体、あるいは言説等々との関係は一切ございません。ですから皆様方におかれましても、本稿において語られる言葉の一部始終を決してお信じになられぬよう、切にお願い申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 23:14:54
96806文字
会話率:22%
鬼と人間の血をひく半妖の阿久里。阿久里は人間を恨んでいた。それ故に夜な夜な人間を襲っていた。
その討伐のために派遣された陰陽師である九条灯更。灯更は阿久里に興味を持ち、自身の屋敷へと連れ帰り執着とも言える強い想いを向け始める。
阿久里はそん
な灯更に戸惑いつつも、次第に惹かれていく自身にも気付いていく。
しかし、あやかしである阿久里と人間である灯更が、一生共に過ごすことなど出来るはずもなく……
※こちらの作品はノベマ、カクヨムにも掲載しております。
※R15指定は念の為です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 11:34:10
14767文字
会話率:33%
都合のいい現代誤訳なので悪しからず、お願いします。
最終更新:2024-12-28 06:10:58
522文字
会話率:0%
平安時代の神野親王が愛する娘に会うための冒険の話
最終更新:2024-12-20 19:39:44
4121文字
会話率:40%
紀貫之の帰京の旅を綴ったもの。
現代の便利さは、まるでない。
船旅の苛酷さ、都への思い、任地で娘を失った哀しさが、綴られる。
今から千三百年前の日本の姿に、なります。
カクヨム、ノベルデイズ、noteにも掲載します。
最終更新:2024-12-20 07:00:00
49006文字
会話率:9%
紫式部日記を舞夢なりに訳します。
彼女の感性、生きていた時代、生活を感じてみたいと思います。
※カクヨムにも掲載しています。
最終更新:2022-12-08 12:00:00
126400文字
会話率:7%
平安時代、我が日本の貴族に愛され、枕草子にも源氏物語にも多大な影響を与えた白楽天の詩。
出来る限りわかりやすく、舞夢風に訳をしてみようと思います。
尚、折に触れて漢詩原文を載せようと思います。
※白楽天(白居易):772~846
古来日
本で最も愛された大詩人。
世の不正を批判する諷喩詩、日々の幸せを歌う閑適詩、そして、玄宗と楊貴妃の愛を歌う長恨歌が名高い。
参考文献は主として岩波文庫「白楽天詩選」他
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-26 21:00:00
150374文字
会話率:2%
男でありながら八尺瓊(やさかに)神社で巫女として暮らす操(みさお)は一匹の妖に出会った。その出会いは運命(さだめ)られていた。二人は力を欲した。愛しい幼き少女を守る為に。
◎平安時代を舞台にした創作物語です。よかったら覗いて行って下さい。
最終更新:2024-12-03 17:17:03
27305文字
会話率:35%
艶やかな京の都。ここでは公卿たちが優雅な生活を送っている。
その生活の端々で、宮中を駆け回る蔵人。
季節の事柄や雅な歌に彩られた宮中で、蔵人のやることは意外と多い。
最終更新:2024-12-03 06:00:00
157670文字
会話率:33%
平安時代に転生した早乙女春樹。知識チートで貴族からモテモテ……だけど、平安美人の基準がブスすぎてイマイチ燃えない!
そんな中、「ブスだ」といじめられている下人の少女・小春と出会い、現代基準で超絶美少女の彼女に一目惚れする。しかし、この時代の
価値観では彼女は最底辺。美の基準とは何なのか――そして、俺が守りたい「美しさ」は、時代を超えて伝わるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 19:43:59
1459文字
会話率:44%
平安のシンデレラストーリー
かつては名門と言われていた十条家、いまやすっかり落ちぶれていた。
末娘の桔梗がひとり奮闘していたが、
ある日、幼なじみの友成から好意を告白される。
「相撲の宴で優勝したら求婚したい」
だがひょろりとした友
成ははたして優勝できるだろうか……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 20:01:08
18967文字
会話率:47%
謎を解くのは、藤壺の宮── !?
平安時代に転生したと思ったら、そこはなんと『源氏物語』の世界。
奇妙な殺人事件の数々に、令和の大学院生と光源氏が挑む !!
【あらすじ】
大学への通学途中、トラックに轢かれてしまった大学院生、脩子。
彼
女は何故か、源氏物語における〝藤壺の宮〟に転生してしまったらしい。
藤壺の宮といえば、光源氏の初恋の相手だ。しかも、源氏との密通により、不義の子までこさえてしまう重要人物でもある。
源氏に懐かれることだけは、どうにか回避したい脩子。
だが、源氏には無碍にしづらい事情もあり、困りものだった。
おまけに源氏は、何故かいつも事件の話を持って来ては、脩子の推理を聞きたがる。
その殺人は、物の怪の仕業か、人の仕業か──。
五歳差バディの平安謎解き譚、開幕。
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全17話(約108,000字)
話や章としての引きを優先しているため、1話あたりの文字数は多めになります。
ある程度、腰を据えて読みたい方へ。
基本、毎日更新(予定)
※ 小説家になろう経由以外の新人賞公募に出す目的で、予告なく作品を取り下げる場合があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 20:05:02
112898文字
会話率:28%
現代から平安時代にタイムスリップした女子高生が、百均グッズを駆使して歴史を動かすファンタジー物語です。
最終更新:2024-11-08 00:38:30
2028文字
会話率:38%
平安時代末期は、戦いと混乱の時代であった。
――“平安”って何だっけ?
そんな時代に、熊谷直実(次郎)は生きていた。寿永三年(1184)二月、彼は源氏軍の一員として、六甲山地の山道を進んでいく。
そして彼は手勢を引き連れ、山を降り
た。抜け駆けである。
敵地:一ノ谷に乗り込んだ次郎が、その目で見たものとは――
※公式企画「秋の歴史2024 分水嶺」参加作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 23:59:23
1256文字
会話率:35%
平安京の歴史的な意義。平安京依然と以降。
最終更新:2024-11-07 21:19:25
1883文字
会話率:0%
陰陽師とは式神・術式を駆使して妖を退治する影の存在。伝説の陰陽師安倍晴明とその宿敵蘆屋道満の戦いから約1000年。また新たに陰陽師が集められる。平安時代の戦いから妖は姿を消していたが1000年時を経て現在再び妖達が動き始める。妖を退治するた
め密かに陰陽師達が動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-30 18:50:00
14810文字
会話率:60%
京都・宝筐院の見事な紅葉、それには誰も知らない純粋な想いがあった。
最終更新:2024-10-29 15:00:00
24334文字
会話率:53%
「先生、青いホタルって知ってますか?」
昆虫に目が無い大学講師、柊春馬はくたびれた白衣を着て日々研究に没頭していた。
ある日、春馬に一方的に懐いている学生の茜は彼を驚かせようと資料を持ちこんできた。そこには平安時代にお狐様と英雄が青い光
を放って敵へ立ち向かい、村を救った話が。英雄の名前はヒイラギ。
二人は青いホタルと民間伝承の謎を追い、お狐様が祀られている雲雀村へと向かった。そこで春馬は、存在しない記憶に出会う。
現実と過去が交差する、新感覚SF(サイエンス・ファンタジー)!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 07:05:19
62769文字
会話率:48%
強い意志の力を持って相手に念を送り、悪夢を見せる。平安時代の陰陽師を思わせるような特殊能力を授かった 石川 花 は、裕福な家庭にメイドとして雇われた。新薬開発の事業で成功を収めた 伊藤 敬一郎 の元で働くうちに、重大な秘密を掴む。心にどす黒
い殺意を抱いた彼女は、夢魔の力を使いターゲットを精神的に追い込んでいく。
ある日、警視庁捜査一課の刑事 鷹野 剛 の元に、奇妙な事件の捜査依頼が舞い込んだ。呪いで殺された、とされる遺体が見つかったのだ。死亡診断書には心不全と書かれたのみだったが、明らかに衰弱している外は目立った外傷も薬物も見つからない。そして立て続けに2人が不審死をしていた。オカルト好きで有名な 朧月 十座 と共に現場に向かった彼らがみたものは ───
※本作品はミステリィの性格上、残酷表現と取れる表現を含みます。
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ジャンルの性質上「死」と切り離せないミステリィを自分が書くことに始めは違和感を覚えました。でも、人の生命をテーマに織り込むためには、死をもたらすほどの憎しみを描く必要があると思います。今までに書いたジャンルの中で、特に好評をいただいた作品がミステリィだったのは意外でした。今回の作品はホラーと組み合わせる、という自分にとって初めての試みです。
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-16 21:04:42
7343文字
会話率:23%
時は平安。バイオサイバー平安京を中心とする列島国家に、人の世を害する一人の鬼が出没していた。名を酒呑童子という。京で最強と謳われるモンスタースレイヤーの源頼光は、理論物理学者・安倍晴明が作り出した新兵器、「血吹」という名の太刀を手に、酒呑
童子討伐に向かうこととなる。
宇宙規模の量子論的災害によって人類がその現実ごとゆらぎの中に落ちようとしている中、酒呑童子はこの災害を抑えるために人類が衛星軌道に打ち上げた無数の特殊な観測衛星を破壊し、世界に混沌を呼び込もうとしていた。頼光は、かつて失ったはずの弟子と共に、この鬼を討つべく大江山へと分け入るのだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 19:47:29
27159文字
会話率:39%
社会人20歳の清水 紫音(しみず しおん)は朝起きたら平安時代の貴族の女性になっていた。ある日貴族の男性杉浦 貴吉(すぎうら たかよし)に好意を寄せられるのだが、平安式ラブコールに戸惑いを隠せない紫音。彼女は平安時代に慣れることができるのか
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 16:38:24
1992文字
会話率:66%
冬継は、蔵人としての勤めの折に、問題を抱えてその典侍を探していた。
――花守の典侍。
どの殿舎にいるのかもわからず、常に主上の側にいるわけでもない謎の典侍。
彼女は後宮の中で起きたことならば、なんでも解決できるという噂があるらしい。
そんな
典侍に興味を持った冬継は、一体誰なのかを探ろうとして……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 23:04:19
19862文字
会話率:23%
平安時代ベースのお話。恋に破れて、恋敵を呪いながら命を断とうとした祥子。その時、彼女は思い出す。昔、別な人物として生きていた頃の記憶を。その記憶が、彼女に別な選択肢を思いつかせる。
(この作品は和モノ納涼企画参加作品です)
最終更新:2016-07-11 19:00:19
5522文字
会話率:15%