貧民窟から抜け出した二人の少年。赤い髪で大剣使いのアノー。取り立て器用なこと以外特徴のない黒髪のビッツ。生き残るために生きてきた彼らに何ができるか。何をするのか。
最終更新:2021-08-15 20:42:29
8005文字
会話率:44%
夜柝市。最悪の企業都市。法律ではなく金の上に成り立つ都。警察はいる。裁判所もある。途方もなく強大な警備会社すらある。
そして、全てがグル。予定調和。悪徳と醜聞の上の平和。
映画のシン・シティを多少、秩序立てたような街だと人々は認識してい
る。当人達にとっては冗談では無いが。
さて、物語の暫定的な主人公は17歳の少女、八島亜紀だ。くすんだ灰色のツインテールにダスターコート。そして、テーブルの脚を持っている。彼女は借金の取り立て人やら、お礼参りの代行、パパラッチの姉の手伝いをしながら過ごしている。もちろん、学校には通っていない。
テーブルの脚(以後、“脚”と表記する)は彼女の仕事道具で、お察しの通りの使い方をする。具体的に言えば、滞納者の顔を整形したり、強請りに動じない連中の内臓を吐き出させたりするのに使う。
ただ、そんなものを使うより彼女の人間離れした脚力によるヤクザキックの方が強いことを自覚していない。
彼女は、ひたすらの暴力と偏執的な隠謀論によって構成される汚物のようなこの街で、我を通す。そのためだけに奮闘する。これはそういう物語だ。
あと、血の繋がらない姉妹の家族愛の物語でもある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 11:25:58
3889文字
会話率:11%
大野在州令。
卑賎の身よりのこの成り上がり者。取り立ててもらった吉良頼綱を裏切り自害に追い込み、その旧領を奪いついには国政を断ずる重役となった。
三越衆の女忍、鈴音はその暗殺という大任を命ぜられ、勇躍して動き出す彼女は、一度棟梁を振り向き
そして尋ねた。
「ところでその方はどういう方なんですか!?」
暮れなずむ戦国の世に、若きくのいちの刃が悪漢目がけて閃きを放つ!
和風スパイアクション、ここに開幕!!
……というわけがなく、へっぽこずっこけ小喜劇です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-21 22:10:04
9409文字
会話率:37%
主人公――――慎也は無事高校にも入学することができ可もなく不可もなくな日常を送っていた。
取り立てて悪いこともなく良いこともないそんな当たり障りのない人生を―――――
しかしとある台風の日、豪雨から逃れるために雨宿りした地で歯車は動
き出す。
そこに居たのは存在を悟られないようにコートやサングラスで身を隠した不審者……もとい小さな少女だった。
不審者は浮浪者に進化する所を慎也の手によって、出会って早々自宅デートすることに!?
そんな不審者ムーブしていた彼女もそれは仮の姿……彼女の本当の姿は現在大ブレイク中の3人組アイドル、『ストロベリーリキッド』のメンバーだった!!
そんな彼女から何故か弟認定されたり、他のメンバーに言い寄られたり――――慎也とアイドルを中心とした甘々・イチャイチャ・ノンストレス・ラブコメディが今再び!!
※この作品は前作『真っ白だったこの家が、彩りにあふれる頃には』のIFルートになりますが、設定だけ同じなので前作をお読み頂けなくてもご理解頂けます。
※前作のヒロインは居ません。 登場しない、ではなく居ません。お察しください。
1~2日に1話投稿中!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-20 00:00:00
617933文字
会話率:45%
特に取り立てて特徴のない人魚が世界中を泳ぎ回るだけの物語。
最終更新:2021-06-15 14:39:48
672文字
会話率:0%
「お礼はいいよ、それが仕事だからね」
ゼロは笑みを返した。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
前世紀に起こったパンデミック現象。それは人を士に至らしめる病魔によるもの。感染した者は身体の内から内蔵や身体の部位を黒く
腐らせ、血は黒くなり吐血を繰り返し、苦しみと絶望を味わいながら確実に人を死に至らせる“死の病魔”と呼ばれている。
特効薬の様なものは存在せず、“死の病魔”の脅威は100年以上続き、気が付けば地上の人工は約10分の1以下になってしまったと言われている。
その後、人々は再び“死の病魔”が蔓延しないかという脅威に怯えながら慎ましく暮らしていくことになる。
ーー物語は更に200年近くの月日が流れ、人々の中から“死の病魔”の脅威の記憶が薄れた頃、その現象は起こった。
“死の病魔”で命を落とした人々が亡霊となり地上を徘徊するようになったのだ。
亡霊たちは人々を襲い、自身の無念を晴らそうとしている。そんな、亡霊たちを野放しにすることは出来ない政府はある職業を取り立てることにした。
『除霊術士』亡霊専門の祓い屋。彼らは好き勝手に地上を屯する亡霊たちを強制除霊、または供養させていくことが仕事だ。
除霊術士ゼロは、自身の夢のために人々が足を運ぼうとしなかった未開拓地と呼ばれている“北の大地”へ1人、訪れるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-31 06:19:28
14085文字
会話率:53%
中の中の上のレールの上を進む生徒会長「高橋政樹」は、二次元と現実の区別がついていない痛々しい後輩「岡田にこ」につきまとわれることになる。
生徒会長というものに夢を見すぎている岡田は、取り立てて特徴のない政樹をハーレムものの主人公に仕立て上げ
ようとするが……
「私が漫画やドラマや小説で見たのと、全然違います!!」
「現実なんだから当然だろ」
そんな2人と愉快な仲間たちが織りなす、ドタバタラブ(?)コメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 20:09:00
68001文字
会話率:54%
主人公・有本すばるは、自分はずっと“フツー”で取り立てて特別秀でたものも何もない、強いて言えば一応勉強は嫌いじゃなくて成績は良い方、というだけ、と思って周りを羨ましく思っていた。
中学で残念だった分を高校で取り返そうと気合を入れて入学し
、自分の思考に空回りをしながらも何とか進み始めた高校生活。
そんなある日、突然すばるの目の前に現れたのは、噂に聞こえのある“小さいオジサン”。
噂とは違い、よく喋るし、あちこち動き回るし、自分が思っていることが駄々漏れでいちいちツッこんで来るし、絡んで来るしで、とにかくうるさい日常に一変。
ところが、“フツーの女子高生”にじわじわと「これ、誰にでも起こること・・・じゃないよね!?」という状況を迎える中、小さいオジサンのちょっかいや嫌がらせ(?)で鍛えられることによって、何とか乗り超えていく。
あまりフツーではない出来事を、いつか話しネタにできるように書き残そうと考えた“覚書”。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-08 11:46:48
148115文字
会話率:27%
怜子は、本当に、夫の匠を愛していた。
それは、まぎれもない事実だ。
しかし、匠は、生来持って生まれた性格で、妻の怜子に、日常のすべてに口出しをせずにはいられなかった。
別に取り立てて腹を立てるほどのことも無い口出しだ。
でも、怜子は、知らず
知らず、ストレスをため込んでいた。
そして、匠が、ガンで死んだ時に、机の引き出しから怜子宛てのメモを見つける。
そこには、匠が死んで、慌てないようにと気を遣って書かれた葬式の手順が書かれていた。
しかし、それを見た、怜子は、そこに夫の優しさではなく、夫による怜子への強制を感じてしまう。
それは、結婚生活で、毎日、夫に命令されてきた、それと同じ強制を感じたのだ。
そこで、怜子は、そのメモに書かれてあった、夫の希望の葬式とは、反対の盛大な葬式をすることにした。
それは、死んだ夫からの命令から、自分自身を開放するための怜子の儀式のようなものだった。
大人の童話
エブリスタとカクヨムにも、同じものを投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-26 21:39:38
3386文字
会話率:8%
「私」が毎晩のように聞く真夜中の女の笑い声、その正体は何なのか。
また、大火事や台風などの災害時に、出没する幽霊のような黒髪の大女は、「私」だけに見える幻なのだろうか。
一見、鏡花のエッセイのような書きぶりで始まるこの作品、途中から奇譚
めいて、実際どこまでが現実で、どこからが物語になるのか、よく分からなくなる話でもある。
取り立てて有名な作品ではないが、(原文の)暴風雨(あらし)の描写などは流石(さすが)で、鏡花の表現力にあらためて魅了される。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-19 08:20:33
14954文字
会話率:24%
ユニークスキル【技巧貸与<スキル・レンダー>】を持つマージは、的確なスキルを習得して仲間に貸し出すことで長年パーティに貢献していた。しかし仲間たちはマージをお荷物扱いし、ついにはどれが借りたスキルだったかも忘れて追放してしまう。
「いいの
か? 俺がいなくなったら皆のスキルは」
「さっさと出ていけ。お前がいるのは借金を抱えてるようなもんなんだよ」
「……そうか」
追放されたなら仕方ない。貸し出したスキルは返してもらうが……すまない、利息は10日で1割(※複利式)なんだ。
【返済処理を開始……完了。スキルポイント、実質技利116,144,339,796%での回収を開始します】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-16 19:34:37
13650文字
会話率:51%
第一章 人と獣は交われない
ある村で奇妙な事件が起きた。それは、狼に似た獣に村の人々が次々と殺害されていく、というものだった。その村の伝説にある怪物の伝承があった。目撃者は怪物の容姿を事細かに説明した。
牛のような巨体、尖った鼻、胴体
は太く剛毛で覆われている体。前身は赤みがかった毛に覆われており、背中には黒いぶち模様があったという。
そして、その伝説から数百年後に、伝承を模したような類似の事件が再び繰り返されるのだった。その怪物事件に二人の刑事が挑む。
第二章 名前のない獣たちは……
『人と獣は交われない』で現れた、犯人の過去。ある街で規則性の見られない、無差別殺人事件が起きていた。メディアはこぞって、事件を取り立て、面白おかしくはやし立てた。首の頸動脈を切断する犯行スタイルから人々は、『ジャック・ザ・リッパーの再来』と名付けた。
殺人鬼を追う刑事、犯行を繰り返す怪物、裏路地を拠点にスリで生計を立てるストリートチルドレン。三視点で描かれる、名前のない獣たちの物語。
終章 人に焦がれた獣のソナタ……
殺人鬼と刑事の物語はこれにて終わる。
殺人鬼は刑事にある頼みごとをした。
刑事は忌み嫌っていたはずだった、殺人鬼の頼みを交換条件で聞くことにする。
そして、成長したストリートチルドレンたちも、昔の過ちと向き合うときがきた。
昔からの因縁、因果が絡み、そして今まとまり、終わりへと動き出す――
この作品は、フィクションです。実在の登場人物、団体とは一切関係ありません。
この作品は『カクヨム』でも連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-01 21:00:00
881806文字
会話率:36%
魔法と剣の世界で、騎士団長をしていたアーサー。
とあることをきっかけに、自称神を名乗る謎の生物に異世界転移させられる。
転移させられた世界は───なんと、現代の日本!?
右も左も分からない彼は、神に言われた通りの場所へ向かう。
そこにはそれぞれの理由や経緯はバラバラなれど、同じような境遇の元異世界住民の仲間たちが居た!
騎士であったアーサーは、剣技を磨く以外に生きる術を知らない。
しかし大家からは無慈悲にも家賃を払うよう、取り立てられる日々。
そして大家から紹介されたバイト先は───まさかのブラック企業だった!
鬼のように怖い女店長の容赦ない蹴りや拳にも、理不尽なクレームやクレーマー相手にも、彼の騎士道は決して負けない!
己の掲げる騎士道を貫きながら、この理不尽な世の中を不器用ながらも生きていく。
そんな彼の、逆・異世界転移物語である!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-20 20:40:06
1000文字
会話率:52%
男性向けのラブコメのヒロインは絶世の美女であることが多い。
これはある意味必然とも言える。
誰もが羨むような美女を彼女にしたいというのは男子共通の願いだろうから。
もちろん僕だって美女が嫌いな訳じゃない。
――が、僕が何より萌えるのは、『
少女漫画の主人公風の女の子』だ!!
決して美人とは言えないけれど、親しみやすく一緒にいて安心する女の子。
そんな良い意味で素朴な女の子にこそ、僕は激しく萌えるのだ。
――そしてそんな僕の今の推しが、隣の席の|楠木《くすのき》さん。
――楠木さんは二つ結びにした黒髪に、ちょっとだけ太い眉毛。
スタイルもお世辞にも良いとは言えず、どちらかと言うと幼児体型に近い。
そして運動全般が苦手で、勉強もあまり得意ではないという、ハッキリ言って取り立てた長所が何もない女の子だ。
――だがそれがいい!!
その『普通さ』にこそ、僕は国宝級の価値を感じる!
まさしく楠木さんこそが、僕が求める理想の『少女漫画の主人公風の女の子』なのだ――。
……でも少女漫画の主人公である楠木さんの相手役としては、僕みたいなモブ男は相応しくない。
――楠木さんに相応しいのは高身長のイケメンでサッカー部のエースという、少女漫画に出てくるヒーロー役みたいな新庄君だ。
新庄君はいつも楠木さんにアプローチをかけているし、きっと二人は両想いなのだろう……。
――が、何故か楠木さんと新庄君の映画デートに、僕も参加することになり……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-18 21:09:29
4407文字
会話率:39%
はっきり言おう。
エフィは決してこのように令息達に囲まれ取り合いをされるような器量ではない。自分で言うのも虚しいけれど、容姿も中身も取り立てて取り得のない田舎領地の男爵令嬢である。
今の立場が相応しくないものであることは、あのように嫉妬の
目を向けられるまでもなく、誰よりも理解していた。
それが何故こんな傾国の姫のような扱いを受けているのかと言えば。それはこの国が聖女に行った仕打ちのため。
偏に彼等の自業自得である。
物語の外側で生きてきた平々凡々な令嬢エフィが幸せになる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-02 21:53:31
21978文字
会話率:63%
地方貴族ヴァルハラ領。そこの御用商人サクセスは、日本人の転生者だった。幼馴染の聖女に借金を取り立てるが、あまりにも悲惨な財政を見かねて、前世知識を生かして内政に協力する。領内格差、領地を狙う隣の領の領主、領を襲う災害などの危機を乗り越えて、
ついに魔法学園に入学した二人に、王国の王子や公爵令嬢が接近してきてー。御用商人と主人、債権者と債務者の立場逆転ラブストーリー。果たしてサクセスは、聖女を守り通すことができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-22 20:31:55
106248文字
会話率:52%
借金取りの瀬川勇史《せがわゆうし》が借金の取り立てに向かった先にいた人物は、なんと異世界の神さまだった。
借金だらけの神さまは『魔族の皇帝に支配されそうな世界を救ってくれたら、借金は千倍にして返してやる』と信じられない事を言い出した。千倍
にするとその返済額は五十億円。
神に選ばれた者だけが持つ『加護』の力を与えられ異世界転移した勇史は、転移先で同じ『加護』の力を持つ超絶美少女と出逢い、なんと一緒に世界を救う旅をする事に!
五十億円を回収すると誓った勇史の前には、次々と強敵が現れるが『加護』の力で切り抜けていく。
これは最強の借金取りが、仲間と異世界を救い借金を回収する剣と魔法のファンタジー。
※第一話に表紙絵があります。
※第二十七話に挿絵があります。
ただいま、改稿作業中の為、物語に矛盾する箇所があるかも知れません。ご容赦ください。
この作品は『カクヨム』『アルファポリス』『magnet』でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-05 00:01:27
168817文字
会話率:47%
『祓い屋ささら』はあなたを困らせる幽霊、妖怪を(物理で)祓います!
悪霊退治を専門とする祓い屋の仕事をする女、ささらはビビりで泣き虫でちょっと守銭奴な……幽霊をぶん殴って除霊する霊能者である。
助手であるタヌキの妖怪の少女、突然依頼を
持って突撃訪問する兄、家賃を取り立てに来るヤクザ顔の大家。そんな周りの人たちに囲まれながら、ささらは今日も幽霊に悲鳴を上げつつ拳を振るいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-11 08:00:20
411532文字
会話率:63%
成長が遅いこととイギリス人と日本人のハーフであること以外は取り立てて言うところのない少年、春斗。
彼はある日から、怪しい雑貨店の店主と異世界を渡り歩かなければならなくなった。
その日を境に転がり落ちていく自らの運命に
彼は打ち克つことができ
るのだろうか。
これは、勇気と努力の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-29 23:05:23
3099文字
会話率:34%
ボッチで妄想好きな主人公の日常を描いております。アホ可愛い妹にノーパンで暮らせと言ったり、金髪セレブな美少女に二度もごめんなさいされたり、取り立てて変なところのない普通の男子高校生の日常です。朝起きて定刻通りに学校に通い、目立つことなく波乱
のない一日を終える……そんな凡を旨とする彼の前に転校してきた彼女が現れて?! とかそんなん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-18 09:52:48
100124文字
会話率:29%