50年前、隆史はこの異世界に突然落ちた。落ちた先は人間と魔物が住まう世界。そこで初めて出会い、そして拾ってくれたエルフの王、レオ。隆史とレオの付き合いも50年になる。隆史は自分がもうすぐ病気で亡くなるだろう事は何となく察しているが、長命のた
め出会った頃とほとんど変わらない見た目で、変わらず愛を注いでくれるレオを、隆史は心配している。そんなレオはここ最近、隆史が咳をしたり疲れたりしていると、顔を真っ青にして「死ぬな。死ぬなど許さない。絶対に許さない」と言う。
エルフの美形王、レオと、もうすぐ70歳になる人間の男の、どこにでもある恋と執着の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-12 21:10:23
7778文字
会話率:42%
閉館する『映画館未来』を管理人、夏川が片付けていたら見覚えのない映画フィルムを見つけた。それは未来が見えるフィルムで、たちまちその噂が広まっていくなか、孫の凛子が遊びにやって来た。喜ぶ夏川だが、あろうことか映画は凛子の両親が亡くなることを
予言したのだ。そして閉館日当日、夏川は謎の青年に出会うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 07:59:07
11051文字
会話率:24%
僕は京都の京北という地域にある田舎集落出身の28歳の会社員。 6歳の頃、おじいちゃんが亡くなる直前、人生で1回だけ嘘が本当になるという言い伝えを半信半疑で聞いた。その時に手渡されたなんの変哲もない石。 最初で最後の1回。僕はその石を握りしめ
愛する人を守るため人生最大の嘘をつく決心をした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 16:29:33
8891文字
会話率:24%
幸せそうな顔で亡くなるという急性脳炎に打ち勝つためある研究員が立ち上がる。
突如発症が確認された脳炎。急速に感染が広がるとともに、高い致死率をもっていたことから世界の人口が激減する。
重篤な脳炎により死亡した患者はみな一様に幸せそう
な表情を浮かべていた。
日本で著名な感染症研究者、寺岡がこの幸福脳炎と呼ばれる感染症に立ち向かう。
彼の大事な家族に再会するために……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-23 00:15:50
5135文字
会話率:22%
かつて猿楽(能)師が居を構えたことでそう呼ばれた神田猿楽町は、後に書籍の取次店や古書店が軒を連ね賑わったが今はすっかり様変わりしビルが林立する街に。そんな中で数十年暖簾を守り続けている寿司屋から主人の昔話が聞こえてくる。本が好きで本の力を信
じる主人にとって古書店・家伝文庫は記憶から消えることのない大事な思い出だ。世阿弥の教えに心酔した書店主は能にまつわるあらゆる関連の本を天井までの棚に詰め、世阿弥のごとく手変え品替えその本たちの面白さを後世に伝えようとしていた。しかし店主が亡くなると無情にもその古書たちは建物の瓦礫ごと撤去され、そのことで成仏できない店主は亡霊になってしまう。大切にしてきた古書たちへの無念、書籍離れした現代への憂患はやり場がなく、やがて亡霊は昔話に呼ばれるかのように寿司屋に現れる。「あんたの店があったところを通るたび手を合わせるんだよ。ここ神田猿楽町一帯には本たちの怨念が天然ガスみたいにプスプス燻ぶってるからね」そう話す寿司屋の主人は書店主の亡霊から自分の人生を認められ、あらためてこれまでを振り返る。しかし長年心がけ実践してきたものは、実は世阿弥と同じ表現奥義を無意識に身につけているのであった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-10-19 16:49:07
13058文字
会話率:0%
クラスメイトである大曲 扶が亡くなった。彼が亡くなる前、同じクラスの榎本 杏のスマホにはアイと名乗る人物から『大曲 扶に注意喚起するメール』が送られていた。アイからのメールはその後も別の生徒に送られ、メールに書かれた生徒は皆揃って亡くなって
しまう。アイの目的は、そしてアイの正体はいかに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 19:00:00
10095文字
会話率:50%
余命1年の少女が亡くなるまで毎日書いた日記
最終更新:2023-10-13 15:36:41
227文字
会話率:0%
※ノベプラ、pixiv、カクヨムでも連載しています。
大貴族と名高い名家、ローリエ侯爵家の次女であるメアリーは双子の妹・メロディーにしか興味がない実母から異母姉の婚約者を奪えと言われる。
自分よりも美しいと評判の異母姉を嫌う実母はメア
リーを使って異母姉に嫌がらせを企み、汚れ役をさせるなら溺愛しているメロディーよりメアリーにさせようとしていたのだ。
実母との会話からその事を感じ取ったメアリーは利用されるなんてまっぴらゴメンとメアリーを可愛がってくれた亡き祖母が亡くなる前に渡した手紙を頼りに家出する。
手紙を頼りに着いたのは祖母が幼き頃に療養地として過した田舎町・ローラタウン。超が付くほどお人好しで世話焼きな町長夫妻に案内された先は祖母がメアリーの為に残してくれた家だった。
町長夫妻と別れ、家に入ったら。
「お前は誰にゃ?」
喋る猫が家に居座っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 10:44:15
167530文字
会話率:43%
300年前より、モリエール伯爵家に生まれる女性は一人の例外も無く〈異能者〉である。ただし使える異能は【唯一魅了】という特殊な魅了に限られている。
この世でただ一人の人間を生涯魅了し続けることが出来る【唯一魅了】――それは、魅了した当の異
能者が亡くなるまで、決して解けることのない【呪縛】にも似た強力な継続魅了だった。
※ 全6話完結予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-06 18:00:00
14497文字
会話率:43%
ある日、自分が乙女ゲームのヒロインに転生していることを知ったサラ。逆ハーレムエンドを回避する…のも大切だけれど、ゲーム開始時までは好きに生きようと決めたサラは、この世界における初の図書館をつくることを思いつく。しかしその図書館のおかげ(?)
で、ゲーム中では亡くなる予定だった第一王子の命が助かり、彼から好意を寄せられることとなる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-06 16:05:05
121450文字
会話率:26%
和歌を詠めない夏姫は、疫病で両親を一度に亡くし、路頭に迷いかける。そこに求婚してきた藤原惟成は見た目はみすぼらしいが優秀な男だった。夏姫の内助の功もあり惟成は出世、花山天皇の『五位の摂政』として多くの改革を進める。が、従兄弟の藤原兼家の策
謀に手もなくはまってしまう。
惟成出家ののち求婚の手紙が殺到するが、歌を詠めない夏姫は返事が書けない。夏姫は思い余って、修行中の惟成に会いに行く。
注;一巻第四話に疫病で人が大量に亡くなる場面があります。題名の横に「☆」をつけておりますので、精神に負担を感じられる方は、どうか回避してくださいませ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-02 11:57:59
53852文字
会話率:41%
断罪されたうら若き令嬢は、無理やり老齢の公爵の後妻にされた。
公爵家に到着して知る事実。
それは、公爵様は今夜にも亡くなるだろうということ。
公爵の息子より伝えられた『明日には未亡人になるだろう』という言葉に、コルネリアは申し訳なく思ってし
まう。
『せめて、心穏やかに過してほしい』と。
コルネリアの想いは、運命を動かしていく――――。
******
閲覧ありがとうございます!
ブクマや評価などいただけますと、作者のモチベに繋がりますです!ヽ(=´▽`=)ノ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-01 14:07:32
4935文字
会話率:42%
腐女子という点以外普通のJKが連れて帰ろうとした猫を追いかけ、轢かれて亡くなる。しかし、別の世界に転生した。転生先は前世とは違いすぎたが、腐っている主人公には幸せすぎるイベントが待ち受けていた……。
最終更新:2023-09-25 04:21:21
2694文字
会話率:7%
「愛は人を狂わせ、桜は人を死に至らしめる」
人にそんな呪いの言葉さえ吐かせた不治の病、桜の花びらのような斑点が浮かび上がり、
桜の散るころに亡くなる『桜病』が流行して十年・・・。
最後の患者の最後の恋物語。
最終更新:2023-09-23 19:16:08
124393文字
会話率:12%
差し出すモノが釣り合う対価と認めれば願い事を叶えてくれる森の魔女と、彼女の加護の元で安穏と暮らし極楽とんぼの名を欲しいままにするお気楽な王太子エドアルドの攻防。どうしても軽薄な態度を取ってしまうエドアルドの頑張りは報われるのか。 ちなみに魔
女はものすごく年上のため、王子のことは小童かつ煩い蠅くらいに思っています。割と容赦ないです。そしてとても口が悪いです。
*チラリとですが、戦争と搾取が出てきます。直接的に人が亡くなる表現はありませんが、登場人物のやり口を不愉快に感じる方はいらっしゃるかもしれません*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-22 10:00:00
18220文字
会話率:49%
(あらすじ)
もともと数学教師だった渕内先生は、ある日学校の児童相談室に赴任することになった。今まで担当教諭というよりは、専属の外部の人が働いていたが、何かしらの事情で学校の先生がその役務を果たすことになったのだ。赴任初日、相談室に向かって
廊下を歩いていると1人の泣いている少女に出会う。落ち着かせようと背中をさするとこれまでに感じたことのない感情が左手に伝わる。
相談室に着くと、自傷行為をした少女がやってきて傷を見せてもらおうと左手で少女の腕に触れるとポケットからカッターを出して自分の腕を何度も刺して亡くなる。
あの少女に触れた左手は死を招く。。
『伝わったんだ。ふふ、その手に感じた事、覚えておいた方がいいよ。これから楽しいことが起こるからね。』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-22 00:00:00
1081文字
会話率:30%
レオナルドがパーティーの友人たちとモンスター退治の任務に出かけるとき。彼の理解を超えた何かが起こり、モンスターは止まらずにやって来ました。最終的に彼のパーティーの友人と婚約者全員が亡くなるまで
最終更新:2023-09-12 10:32:49
5539文字
会話率:49%
狐の嫁入り、枯れた向日葵、蝉の鳴く音と湿度が同化した、夏の終わりで御座います。
仰向けに蠢く蝉が、ずっと苦しそうにもがいておりました。
くるりと引っくり返しても、また仰向け。
いけないよ。これ以上自然の摂理に反しては。
注意事項1
起承
転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
本日の話。
あんまりいい事をしたとは思ってません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 16:21:07
930文字
会話率:53%
伯爵家の次女として生まれたマリアは、病弱な母親と一緒に母親の実家に預けられ幼少期を過ごした。そのまま病弱な母親は亡くなり、後を追うように祖父は亡くなる。家に戻る事も出来ず、そのまま病床の祖母を看病しながら暮らしていたマリアは、ある日突然父
親に呼び戻される。
家に戻った翌日、祖母の看病と生活の保障と引き換えに、いきなりウエディングドレスを着せられ教会に連れて行かれたマリア。
何も説明をされないまま、自分の名を騙る悪女の代わりにバージンロードを歩くことに。
そんなマリアを悪女本人だと信じて、軽蔑の眼差しを向ける新郎と招待客たち。
穏やかだったマリアの生活は一変した。
覚えのない誹謗中傷の中、ひどい扱いを受けるマリアの心臓は止まった。
彼女を殺したのはいったい誰なのか。
自らもこの殺人に加担していたと後悔の念を抱く夫は、彼女の死後初めて彼女と向き合い、二度と会うことの無い仮初の妻に、叶うことの無い恋をするのだった。
※具体的ではありませんが薬物の話を含みます
※暴力的表現はほとんどありませんが、精神的な虐待シーンがあります。
※他サイトでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-29 20:00:00
117143文字
会話率:48%
関根洋二67歳は隠里伝説に興味を持つ。
中央自動車道恵那インターから北に10キロ行ったところにあるローソク温泉に泊まる。そこからさらに5キロ行った所の岩寿温泉に隠里伝説があるのを知る。その奥の岩山に隠里伝説が残されている。
関根は車を岩
寿温泉に止めて岩山に入る。岩山の麓に1坪ほどの祠があり、子供がいて、関根に木の椀を差し出して、川へ行って水を汲んで来いという。
関根は言われたまま水を汲んでくると、祠の前に石を積み上げただけの炉があり、その上に土鍋が載っている。鍋の中に豆が入っている。子供が水を入れろという。いわれた通り水を入れると炉に火が付く。
子供は水を飲んで祠の中で休めという。関根は言われた通りに祠の中で休む。そして長い夢を見る。彼は知多半島の半田で生まれて67年の月日を送っていた。
夢から覚めると、同じ関根洋二になっている。こちらの関根は35歳、妻の花江30歳がいる。彼の住まいは恵那市。彼は妻と連れ立って、妻の実家の長野県岡谷市の造り酒屋まで行く途中であた。彼はここで夢から覚めている。そして妻の実家の跡取りとなり数年後に亡くなる。
若い関根が死んだときに67歳の関根は祠の中で目が覚める。土鍋エの中の豆が煮えている最中だった。
「豆を食え」子供の声がする。いわれた通りに豆を食う。そして67歳の関根は、自分の心の中にもう1人の若くして死んだ関根がいるのを知る。
祠を去る時「夢の中の事、他言無用」子供の声がする。
そして関根は木の椀を失敬する。
心の中のもう1人の関根は妻に会いたいという。関根は岡谷市の妻の実家の造り酒屋へ直行すう。
心の中のもう1人の関根の葬式の最中であった。
妻の花江に心の中の関根は自分はここに居ると声を上げる。
その途端、関根の体は古代日本の縄文期に飛ばされる。そこで黒曜石で木の椀造りをさせられる。
そして元の世界に送り返されるが、体は16~7の少年になっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-24 10:02:56
19303文字
会話率:7%
母の喪に服してものない頃、松本の元に差出人のない手紙が舞い込んだ。封を開いて、以前知り合った湯中淳の手紙と知る。
彼の手紙には母の事が書かれていた。数年前に湯中淳が常滑にやってきたのは彼が幼児の時に行方不明になった母を捜すためだった。
松本は聖書朗読会を通じて、湯中淳を知る。彼はクリスチャンである。湯中との付き合いは彼が常滑を去る日まで続いた。
以下湯中の手紙
常滑を出た湯中は母を捜すために各地を転々とする。やがて大阪の住之江区で工藤という青年に遭う。
後日、彼の勧めで大坂の池田市に移る。そこでバーに勤務する7名の女性達が住むアパートの1室に工藤と共に住みつく。湯中の仕事は7人の女性達の食事を作ることだった。
その女性達の紹介で京都の高級クラブに勤める高月八重子を知る。彼女もまたクリスチャンで、湯中と高月八重子は教会の聖書朗読会に出席する。2人は意気投合してやがて婚約し、高月八重子は妊娠する。
そんな時、7人の女性達の情報により、とある病院に入院中の母の所在を知る。
母の病気は膠原病の末期症状だった。
湯中の家は神戸の摩耶山の麓にあった。裕福な家庭で、格式のある名家で、父は厳格な性格。母は自由奔放で、湯中淳が5歳の時に家を飛び出して、東京へ出奔した。その時湯中淳の妹を宿していた。
東京で高村政吉という男と結婚し、彼が死んだ後、妹の由利子を連れて大阪に引き移り、某会社の社長の2号として生活する。その後社長の死後、由利子は会社に勤務、やがて母は膠原病の為、病院に入院する。そして現在に至る。
母が亡くなる1週間前に妹の由利子が見舞いの為に病院にやってくる。湯中淳がそこで見たものは婚約中の高月八重子だった。
母が亡くなった後、2人は別れる。高月八重子=高村由利子は大阪を後に、湯中は実の妹との生活に、罪の意識にさいなまれ、死を選ぶ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-30 08:42:45
57866文字
会話率:10%