光の女神・リリーフェの加護のもとに建国された光の国、リルフォーレ。
全ての国民が光魔法を持ち、その中でも特に強い魔力を持つ者たちは、”騎士”として国を守護していた。
そして光魔法の中でも、”浄化”の魔法種(カインド)を持つ者は、”天使”
として国を浄化し、魔物を隔てる結界を形成していた。
神殿の守護を任された若き聖天使・イリスには、現在騎士として活躍する幼馴染がいる。
子供の頃から兄妹のように育った、ひとつ年上の青年・アーク。
しかし、互いに天使と騎士の道に入ってからは、会うこともなく離れ離れの生活を送っていた。
そんな中、リルフォーレでは4年に一度の大祭、”女神祭”が開かれる。
”開祭の儀”で6年ぶりに再会したイリスとアークは、互いの存在がかけがえのないものだと、改めて認識する。
天使と騎士、それぞれの立場で国を守ろうと奮闘しながらも、相手の力になりたいと想い合うイリスとアーク。
しかし、今年から神殿守護職に配属された天使の少女・リタは、女神祭でアークに一目惚れ。
そして、そんなリタが神殿守護職に入ったのには、裏の目的があるようで…?
女神祭を舞台に巻き起こる、様々なトラブル。ついにリルフォーレには、強大な魔物が襲来し――
イリスとアークの、淡い恋の行方は、果たして…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-29 19:42:56
75871文字
会話率:42%
ここは竜の舞うとある世界。長年に渡っていがみ合って来たイルスデン帝国とベリエル王国だが、永久の不可侵と同盟が締結される。代替わりしたべリエル王国の国王、リオル・べリエルは、腹違いの妹サクリウス姫を、帝国の皇子シンヴレスの嫁にと差し出す。歳
の差がある二人だが、戦争の折に文通で仲をこっそり深めていた。勇猛と名高いサクリウス姫だが、文書にはシンヴレスを思いやる気持ちが溢れ、いつもディフォルメした可愛い竜の絵を添えて来る。シンヴレスはそんなサクリウス姫に憧れ、年上の彼女を是非、お嫁さんにしたいと決めるのであった。(ノベルアッププラスでも掲載中)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-29 12:32:28
114050文字
会話率:47%
数奇な運命をたどった三十路の男女が 婚活して結婚するまでの物語
第3回アイリス異世界ファンタジー大賞に応募するために、「ドラゴン・クランⅡの中の番外編」を、独立した恋愛小説として大幅に加筆修正・改稿しました。
ですから「ドラゴン・クラ
ン」を未読の方に楽しんでいただける仕様となっております。
すでに、「ドラゴン・クラン」をお読みいただいている方のための、裏話的な部分も加筆しました。
婚活部分の展開は、少しだけドラマの「バチェラー」に似ているかもしれませんが、
設定や趣旨は ドラマとは完全に異なります。
◇この物語の舞台◇
幼龍を育てるために集まったドワーフ・人間・フェンリル・エルフ・その他の種族の面々からなるドラゴン・クラン。
彼らは皆、訳ありで 孤独な人生を懸命に送っていたが、卵から孵ったばかりのドラゴンを育てているうちに、各々の社会的地位をあげるとともに クラン仲間を家族と感じるほどにその絆が深まった。
その中の一人、かつては「心眼使いの清明」と呼ばれた放浪者 今や領主となった男(人間)は、「結婚して家庭を築くこと」に憧れを抱くようになった。
しかし男所帯のクランでは、そもそも女性との出会いの機会すらない。
というわけで、元ひきこもりの大魔法使い・現国王であるスカイが、クラン仲間の清明のために 一大婚活イベントを企画。
◇
そこで 清明は・・というところからが このお話です。
男主人公のお見合い結婚話に、たっぷりと女性目線が入った恋バナです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-29 07:00:00
146558文字
会話率:9%
言葉が通じない異世界は無理だって!
聖女として異世界へ召喚されてしまったミサキ。
でも待って! 王子は何て言っているの?
異世界に召喚され、聖女でチートで世界を救って、最後は王子と結婚だと思っていたのに、なぜ王子は綺麗な女性と歩いているの?
転んだ自分の傷も治らないから私は聖女じゃないの?
王宮を飛び出し、行きついた教会も追い出され、散々なんですけど!!
本作品は[エブリスタ][魔法のiランド]にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-29 06:09:50
104519文字
会話率:28%
愛する夫(王太子)から愛される事もなく結婚間もなく悲運の死を迎える元公爵令嬢のモデリーン。
自分が何度も同じ人生をやり直している事に気付くも、やり直す度に上手くいかない人生にうんざりしてしまう。
どうせなら王太子と出会わない人生を送りたい…
…そう願って眠りに就くと、王太子との婚約前に時は巻き戻った。
それと同時にこの世界が乙女ゲームの中で、自分が悪役令嬢へ転生していた事も知る。
嫌われる運命なら王太子と婚約せず、ヒロインである自分の妹が結婚して幸せになればいい。
悪役令嬢として生きるなんてまっぴら。自分は自分の道を行く!
そう決めて五度目の人生をやり直し始めるモデリーンの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-28 18:40:06
107795文字
会話率:57%
『楽園』に滅びの予兆が現れた。国中が『滅びの魔女』を血眼になって探し、苛烈な魔女狩りがおこなわれるなか、神官ヴィンセントが出会ったのは、彼を救う『魔女』、ノイン。
この世のあらゆる出来事を『記録』すると言い、国の滅亡を恐れない彼女に、ヴィ
ンセントは己にない自由さと、惨い過去さえ記録に残して未来を見る強さを感じ取る。
神官として、国が探す『魔女』を捕らえるのがヴィンセントの役目。そしてヴィンセントは、過去に起こったとある忌まわしい出来事から、ノインこそが『魔女』なのだと知っていた。
ノインにとっては、ヴィンセントは家族の仇だ。
けれど悲惨な過去を背負っても、『人を憎まない』と言い切るノインの姿勢は、ヴィンセントの罪を許し、救うかのようで、ヴィンセントは彼女へ縋りたい思いを抱いてしまう。
『滅びの魔女』がもたらすのは、果たして本当に滅亡なのか。
疑問に思い始めたヴィンセントは、やがてひとつの真相にたどり着く。
天が示した楽園の終焉。そこに隠されていたのは、運命ではない、人の手による災いだった。
終焉を告げられた国で、ノインとヴィンセント、ふたりがたどり着く未来とは――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-27 23:10:38
96423文字
会話率:43%
流石教授の退屈な講義の表題にはサンタクロースが取り上げられた。いつものように生徒には異様な講義に対して疑問にも感じていなかったのだが、実は流石教授の実体験であったことなど誰も知る由もなかったのだった。
最終更新:2023-09-26 14:14:29
15523文字
会話率:12%
新たなる宇宙空間へと旅立つ二人の勇気を見守ることにしようか!
最終更新:2023-04-21 23:49:05
8905文字
会話率:15%
短編小説「序章編」では、男性だった青山瑞稀が頭の中に響いた声(神)からチート能力を授かるが、女性に変化しないと使えないものだった。しかし、女性変化進行率が100%になると男性に戻る事は出来なくなる。やがて天寿をまっとうした為、女性変化永続中
となり、不老不死のチート能力によって女性として生き返った(生まれ変わった)。
前作連載小説「魔界編」では、女性として生まれ変わった神崎瑞稀(女性の時の苗字は母方の姓を名乗っている)は、生前の全ての記憶を失くしていた。男性だった時の妻・麻生佳澄と女性変化中に出来た恋人、山下巧と再会して生前の記憶に触れるも思い出せない。闇魔法『影の部屋《シャドウ・ルーム》』で闇の深淵に行くとそこは第三異世界(魔界)であった。瑞稀のチート能力を恐れた魔王バスター・ロードから魔王を譲位され、魔界統一を掲げて戦争を始める。そこへ資源を求めて侵攻して来た中国軍と因縁の戦いを繰り広げる。しかし、捕虜となった為、和睦を持ちかけて交易を条件に中国軍を撤退させる。その後、幾度の試練を経て遂に瑞稀は魔界を初めて統一する。
天界を攻める為には魔界のゲートと地上のゲートを開く必要があったが、魔界のゲートを守るのは大魔王10人がかりでさえ圧倒されるほどの武勇の持ち主であった。
ゲートを守っていた者は、項羽であり、死んだ妻の生まれ変わりに会う為、いつの日か地上に戻る為にゲートを誰にも譲らなかったのだ。
全滅も時間の問題と思われたが、瑞稀を見て戦意を失う。
瑞稀は虞美人の生まれ変わりだったのだ。
「阿籍《ア・ジー》」「小虞《シャオ・ユー》」と呼び、抱き合う。瑞稀も自分が虞美人であった事を思い出す。
地上のゲートを開く為に、瑞稀は地上に戻ると、山下巧と別れた。項羽の妻に戻る為だ。
チベットとネパールの間にあるゲートを開けると、再び頭の中に声が鳴り響く。
その声の主はチート能力で得た「自動音声ガイド機能」だったが、その正体こそ人類にチート能力を授けた神々の1人だったのだ。
瑞稀は抵抗するも、チート能力を奪われ、ただの人間に戻ってしまい、神と名乗る者の攻撃を受けて倒され、天界に連れ去られてしまう。
今作「神国編」では、天界に瑞稀が連れ去られてしまった続きから話が始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-25 16:49:00
67524文字
会話率:23%
その日、全人類の頭の中に声が鳴り響いた。
「願い事は何か」と。
最終更新:2023-07-23 16:17:00
50668文字
会話率:19%
かつて太陽を独占した太陽の魔法使いと、太陽を取り戻すために戦った月の魔法使いと星の魔法使いがいた。戦いの末に太陽は戻ったが、夜空に月と星はなく、大地の魔法は衰えていった。
ヴィエラはちょっと裕福で宝石と星が好きな平民の娘である。王族と知り
合うなんてとんでもない。
なのになぜか宝石の展覧会に行った日、第三王子エフィルクスと出会い、跪かれてしまう。
王子曰く。ヴィエラはかつて世界を脅かした太陽の魔法使いと戦った星の魔法使いの生まれ変わりであり、エフィルクスは同じく共に戦った月の魔法使いの生まれ変わりだという。
「わが魂の主。どうか私にもう一度、あなたに隷属する栄誉をお与えください」
とんでもないお願いをされたうえ、前世の記憶と力を取り戻して、いずれ復活する太陽の魔法使いと戦ってほしいと言われてしまう。
ヴィエラは月の魔法使いであるエフィルクスを隷属させるのか、太陽の魔法使いと戦うのか。
※このお話において魔法はフレーバー要素です
※構想中の部分もあるため、停滞や改稿もあると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 20:00:00
9474文字
会話率:31%
前世で好きだった恋愛小説の中に転生したサマンサ。
彼女は王子とヒロインの組み合わせではなく、ラスボスとヒロインの組み合わせが好きだった。
そんなラスボスの双子の妹、物語中盤でヒロインに嫌がらせをして物語を強制退場することとなる悪役令嬢に転生
したサマンサは、物語のラスボスとして死亡してしまう双子の兄の運命を変えて、何とかヒロインとくっつけようと頑張る話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 00:25:24
104739文字
会話率:38%
「ルシアナ・アルベルティーニ!貴様との婚約は破棄させていただく!」
まっっっっっっって?え?まって、え?え?
『やっべぇ私転生してるわ………………』
しかしメインキャラっぽい断罪劇やらかしてるメンバーの顔、誰1人としても見覚えがない。
っていうか今まで生きてきた記憶辿るけどこんな世界知らんな。えぇ〜〜〜?詰んでない?これ詰んでない?
これは何とも微妙なタイミングで微妙な立ち位置で転生に気がついた主人公がまあ分からんなりに好きに生きる物語。
基本的に主人公は唯我独尊。自分と、自分の好きな人の事しかあんまり考えない。人生を楽しみたい。シリアスは嫌いシリアルが好き。全然空気を読まない。
基本的にそこまで鬱展開はない(と思う)のでさらっと読んで頂けるかなと思います。
R15設定は念の為です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-23 22:37:22
34523文字
会話率:58%
初めて好きが溢れてどうしようもないそんな恋。
初めて苦しいほど息ができないそんな恋。
初めてその人に会いたくて、会いたくて、夢でも会いたいと思うそんな恋。
心を込めて本当に感謝し、ありがとうと言えるそんな恋。
皆さんは、度重なる過
去の恋愛で「好き」や「大好き」や「愛してる」と口にしてきた言葉が偽りになったことはありますか?
つまり、今まで人生で言ってきた愛の言葉が嘘になってしまったと気付かされるぐらい好意を感じた人に出会えた経験はありますか?
その方を可能ならずっと好きでいたいと、人生の中で最愛であって欲しいと思った経験はありませんか?
これからの人もいれば、経験された方もいると思います。
そして今も、まだ思いを寄せ、愛してるいるのではないですか?
それか、そんなことはもう忘れ、その当時に抱いた感情は消えてたりしてますか?
それでも、手放さなくてはならないそんな恋の経験はありますか?
初めて別れて愛しさだけが残るそんな恋。
好きな人を好きなまま、相手の幸せを願って手放す恋。
本当は一緒に幸せになりたかった。
本当はずっとそばにいたかった。
本当は自分が幸せにしてあげたかった。
何度も迷って「本当にそれでいいの?」と繰り返し思った恋。
本当に好きだから、本当に大好きだから、本当に愛しているから、心だけそのままに、大好きなまま手放す恋。
しかし、もう戻れる事はない現実に比べ物にならない悲しさ、苦しさ、辛さを感じ、同時に「あぁ、全然まだ大好きなんだな」と思い知るそんな恋。
でもそれは未練とか執着なんかではないのではないですか?
愛した日々ももちろんの事、その辛さも、悲しみも、涙も、今も大事にしたい大切な記憶、手放したくない想い出、だからじゃないですか?
別れても思い続ける事ができるのは本当の愛だからじゃないですか?
沢山の初めてを教えてくれて、沢山の愛を教えてくれて、そして今も愛しい人なのではないですか?
その人を悲しかったで、辛かったで終わらせていませんか?
この話は友人の話を元に、私にも似た経験があると思い至り、ノンフィクションを掛け合わせ、壮絶な過去を得て綴る話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-23 21:00:00
43501文字
会話率:39%
空から声が降ってくる──
毎朝、天声の巫女の元気な声が響き渡る街、セイントヘイブン。
そこで、魔導具屋として働く少年アルは物や人の記憶を読み、自分の力にする能力をもっている。それでもアルは英雄や勇者には憧れず平穏な生活を望む。
ただ、アルが恋する幼馴染の少女フィーネは元気溌剌な声を毎朝届けてくれる天声の巫女であり、重大な秘密を抱えていた。
平穏を望む少年アルが恋する少女の為に無くした勇気を思い出し、本当の強さを見つけ成長する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-23 10:47:35
24670文字
会話率:41%
主人公のレオーネは俺口調で男勝りなとこ以外は普通のピュア女の子
だけど、レオーネはお母様にひどいことをしたお父様を激しく憎んでいた
しかも結婚して世継ぎ(男児)を産めと強制してきた
俺は絶対お父様の思い通りにならない
そう決意したレオーネが
選んだ道は・・・魔女の呪いによる男体化だった
だけど・・・幼馴染の二人を含む五人の婚約者候補達は
レオーネが男だろうが関係なく迫ってくる
って俺いま体は男ですけどー!?
ついでに魔族の侵攻で国もピンチ
レオーネの恋とバトルの行方はどうなっていくのか?
だから俺は絶対に世継ぎなんて作らないからな!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-23 07:00:00
64141文字
会話率:57%
主人公の草壁代古は恐竜が大好きで、人間と恐竜と仲良く暮らせる世界にならないかなと思っていた
だがある日管理していた恐竜のテーマパークから恐竜が脱走、逃げ遅れた子供を助ける最中ティラノサウルスに襲われて死んでしまう
一度死んだ後、神を名乗るリ
リスという女神に興味を持たれ、異世界転移させられた
転生した世界望んだ通りの恐竜のいる世界だった
だけどこの世界でも恐竜は捕獲されたり、逆に信仰対象で神と等しい存在で人間の恐怖対象だったりした
そんな世界で生贄の少女アイリスを助け草壁は決意する
レクシィと一緒に恐竜王国をつくる!
俺が恐竜王国を設立して、今度こそ大好きな真に恐竜達と共存できる世界を目指すんだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 12:00:00
50659文字
会話率:54%
勇者や仲間と共に魔王を倒すべく旅をしていた聖女リーリア。そしてようやく辿り着いた魔王城ーー。だが勇者は魔王との戦いに呆気なく倒れてしまう。そんな中でリーリアは一人魔王へと立ち向かおうとするも、勇者や仲間は一目散に逃げ出す。その時、勇者はリ
ーリアの足を払って転ばせ……「じゃあな! 精々、時間稼げよ! 無能‼︎」と言ってリーリアを囮にした。
勇者の所為で転んで頭を強打したリーリアはそのまま意識を失い、目を覚ますとベッドに寝かされていた。話を聞けばまさかの魔王がリーリアを運んだと言われ……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-22 20:37:40
25303文字
会話率:38%
【魅了】の力を生まれ持った子爵令嬢レティシアは、安定した生活を目指して、将来は教会に認められる聖女になるために努力の日々を送ってきた。
しかし、一家の大黒柱であった兄が任務中に行方知れずとなったために、借金のカタに身柄を売られかねない困窮に
陥る。
兄が戻るまで、どうにか持ちこたえなくてはと悩むレティシアに差し出されたのは、兄の古い友人だという侯爵家嫡男アルベールの手であった。
「レティシア嬢、私と結婚してほしい」
聖女となるには清い身でいなくてはならない。なのに、結婚!?
身売りよりも、兄が戻るまでのかりそめの婚約の方がいいとアルベールの手を取ったレティシアに彼は告げる。
「君の兄が戻るまでに、本気で君を口説き落とすよ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-21 21:00:00
139822文字
会話率:35%
レオンハルト・イブニール公爵より、呪いの仮面を解呪するため婚約者へと望まれたリリー・マクベル男爵令嬢。解呪の方法は【真実の愛】具体的には《心から愛する者どうしが口付けを交わす》こと。
レオンハルトを心から愛しているリリー。『マクベル嬢を愛し
ている』との言葉が正しければすぐに解呪できるはずだったが、それは叶わなかった。
--真実の愛なんて、なかったんだ--
[以下ネタバレ注意。コンテスト投稿のため詳細なあらすじを記載しています]
すれ違うふたりの心。しかしあるとき思いもしないタイミングで呪いの仮面が外れ、リリーは呆然とする。
「これはなにかの間違いだわ。だって、あの人が私を愛しているはずがないもの」
真実を確かめる方法はひとつしかない。リリーは自らの意思で呪いの仮面を装着した。
「やっぱりね」
その日、リリーは屋敷を出た。絶望の中、それでも呪いの解除方法が誤りだったかもしれない僅かな可能性を信じて、過去に2度だけ会ったことがある魔女を探しに行く。
しかし魔女探しは上手くいかず、そうこうしているうちにレオンハルトによって発見されてしまうリリー。
リリーはそこでようやく仮面の真実を知る。
「これは確かに呪いの仮面だけれど、装着者の自由意志で取り外すことができる」
レオンハルトはリリーの愛を得るため、仲が深まった時点で口付け交わし仮面を外すプランを立てていて、それを実行したのだと言う。つまり、リリーを愛しているのは嘘ではないし紛れもない本心だとレオンハルトは断言した。
「リリーの顔を思い出させて」
触れる唇。外れないと思い込んでいた仮面はあっさりと顔から離れていった。
「呪いの解除に、口付けは必要ないでしょ」
顔を赤く染めながら抗議するリリー。
「やっぱり呪いの品なら真実の愛で解呪されるべきかなって」
随分と遠回りして、ふたりはようやくお互いの想いを理解し合えたのだった。
・・・・・・・
まだ本編書き途中のため、後半は微調整するかもしれません。
※pixivへも掲載予定。横書き用に改行を追加。数字は漢数字のまま。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-20 00:21:44
9862文字
会話率:32%
不思議な力を持つ精霊動物とともに生きるテスカ王国。その動物とパートナー契約を結ぶ事ができる精霊適性を持って生まれる事は、貴族にとっては一種のステータス、平民にとっては大きな出世となった。
訳ありの出生であり精霊適性のない主人公のメルは、あ
る特別な資質を持っていた事から、幼なじみのカインとともに春から王国精霊騎士団の所属となる。
非戦闘員として医務課に所属となったメルに聞こえてくるのは、周囲にふわふわと浮かぶ精霊動物たちの声。適性がないのに何故か声が聞こえ、会話が出来てしまう……それがメルの持つ特別な資質だったのだ。
しかも普通なら近寄りがたい存在なのに、女嫌いで有名な美男子副団長とも、ひょんな事から関わる事が増えてしまい……? 精霊動物たちからは相談事が次々と舞い込んでくるし……適性ゼロだけど、大人しくなんてしていられない! メルのもふもふ騎士団、城下町ライフ!
※ノベルアッププラス様、アルファポリス様でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-20 00:00:00
63736文字
会話率:46%
トラックに轢かれたはずの女子高校生、「花月香里(はなづきかおり)」は、異世界の王であり、周りから冷徹な男と言われるハル王に告白される。何がもわからずその場から逃げるが道に迷う。そして、そこから出会ってゆく人たちの話を聞いて心揺れるが…?
恋
のドキドキや心配のドキドキなどいろんなドキドキが詰まっている「恋」の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-19 23:51:29
529文字
会話率:30%
鈴の音に呼び出された彼女は棺の中から目を覚ます。
だが、本来呼び出す予定の者ではなかった為、冷たくされてしまう。
それからは後宮の相談役として一時的に官職に付き、無理難題を解かざるおえなくなってしまう。
最終更新:2023-09-19 23:51:06
1278文字
会話率:55%
魔王討伐に向かった夫が何十年振りに戻ってくる。
彼は聖人と称され、人々の希望とされていたが快く思わない女性が一人。
彼女は苦難の道を一緒に見てみたいと頼み込み、2人の旅が始まる。
最終更新:2023-09-19 23:20:34
910文字
会話率:37%
王子が静止を振り切って大勢の前で婚約破棄を宣言
令嬢が一枚の紙を見せ、会場が騒然となり参加者のほとんどが逃げ出す事態へと陥ってしまう。
婚約破棄を言い渡された令嬢は、悠々と馬車に乗り込み婚活ツアー世界旅行を始めた。
最終更新:2023-09-19 22:49:29
5071文字
会話率:48%