平日の朝
駅の女子トイレには行列が・・
最終更新:2020-02-03 06:31:58
301文字
会話率:39%
『要らない赤ちゃん引き取ります』
そう記された怪しいサイトを真に受ける人間は、普通はいないだろう。けれど、そんな怪しさしかないサイトすら頼らずにいられない人間はいる。
そして今日も一人、そこに記された電話番号をダイヤルする者がいたのだっ
た。
筆者注:筆者自身も子を持つ親として自らを戒める為に書いているというのもありますので、親や大人にとっては非常に耳の痛い部分もあると思います。ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-08 18:00:00
308581文字
会話率:24%
かつて日本人町が栄えたタイ王国・アユタヤに、大阪出身の未帰還元日本兵が暮らしていた。利田銀三郎さんという。わたしは親しみを込めて「銀さん」と呼んでいた。
銀さんは敗戦直後、仲間と捕虜収容所から「脱走」した。
彼は命を助けられた寺で学
んだ漢方薬を使い、母なる川、チャオ・プラヤ沿いにあるスラムで貧しい人々の医療に従事し、細々と暮していた。
戦争に無理やり駆り出したにも拘わらず、行方不明になった元日本兵を捜そうともしなかった日本政府。そして、戦後幾星霜が過ぎ去った。
一九八六年(昭和六十一年)になり、タイに生存していることがわかった銀さんを、戦友らが一時帰国させようと、関係者に働きかける。銀さんは娘で看護師のマリワンとともに、四十三年ぶりに祖国ニッポンの地を踏む。
兄である銀さんを捜し続けた弟の大作さんは既に亡くなり、姉のとし子さんは寝たきりの病院暮らし。銀さんは大作さんの妻、敬子さんと息子、朋靖さんの自宅に身を寄せて、日本での短い日々を送る。二人は再びタイに戻って行った。
それからさらに二十六年の星霜が過ぎ去り、わたしは以前から気になっていた銀さん親娘のその後を知りたいと思い立ち、取材を始めた。
ところが、歳月が立ちはだかっていた。関係者の多くは他界し、取材ノートの電話番号も古くなり、連絡がとれない。
ようやく大作さんの三女、文子さんとコンタクトが取れたが、一時帰国した時、銀さん親娘を一番身近で世話していた朋靖さんは既に亡くなっていたことがわかる。
その頃、タイ・バンコクにある日本人会から返信が届き、銀さんも亡くなっていたことがわかった。娘のマリワンを何とか捜し出そうとしていたところ、文子さんの夫、秀信さんがタイ出張の際、彼女と再会を果たした。彼女はわたしのことをよく覚えていることがわかった。
わたしはマリワンから銀さんの一時帰国以降、亡くなるまでの人生を取材するため、再びバンコクの地を踏んだ。
取材後、姉妹にお願いして、バンコクにあるマリワンの姉の家に安置されている銀さん夫婦の遺骨を拝ませてもらった。
時の日本政府が「集団自衛権」を根拠に自衛隊の海外派兵の道を開き、再び戦争の道を突き進むのではないかと懸念される中で、自衛隊員が戦地から遺体で帰国したり、行方不明になることのないように願い、銀さんの軌跡を辿ってみた。(重複投稿)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-11 10:22:23
39481文字
会話率:41%
いやーーーー。昼寝をしてたら天王ってのから封筒届いてました。
中には手紙が入ってたんだけど、「間違えました。でも間違えたし靴下でも送っとくわ笑」
んんん?どゆこと?
中には手紙と靴下、電話番号?
「追記。これ、わしの電話番号じゃ。暇
なら電話かけてくるのじゃぞ」
ん?これって何かやばいこと始まるんじゃね?
28歳 男マー坊 どうんなんの?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-06 22:07:55
374文字
会話率:0%
恋愛はタイミングだと思う。
これはタイミングが悪かった僕の話。
もしあの時こうしていれば、今どんな風な未来だったのだろうと考えてしまう。それはたとえ、今が幸せでもそう思ってしまうんだ。もしかしたら、結婚をして、子供だっていたかも知れ
ないなんて。
僕は、仕事が終わった帰り道の駅のホームで、スマホをいじってアプリを開いた。SNSって残酷だと思う。その人の情報が、思いがけず出てきてしまうから。
僕は西野零士、35歳、独身。大手自動車メーカーに勤める一般的なサラリーマンだ。
Facebookの、知り合いかもの欄に君がいる。僕はそれを見ると、胸が締め付けられる様な気持ちになる。それは僕の中の苦い思い出。
きっと、連絡先に君の名前と電話番号が入ったままだから…。君の電話番号はあの頃と変わっていないのだろう。でも削除のボタンを押す事に抵抗を感じるんだ。君は結婚して子供までいる事が、そこから分かってしまっても。自分はなんて女々しいのかと思う。
白い溜息をついて、駅のホームから冬の夜空を眺めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-22 08:00:00
17906文字
会話率:58%
大学4年生、卒業論文を抱える三森三奈は同期の男友達に恋心が芽生えていた。あっけなくその恋は終着してしまうが、それと同時に新たな出会いが訪れる。見知らぬ電話番号からの着信•••。その声の主はベトナム人の男だった。
異文化間恋愛を描く斬新的な恋
愛ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-13 15:21:16
4440文字
会話率:22%
休みの日に、友達の家で宅飲みを提案された私は、おみやげを手に向かう。
その途中で、電柱に張り紙。しかも下の部分には、友達の家の電話番号が。
見るとそれは、友達の家で飼っている飼い猫の捜索依頼ではないか……。
最終更新:2018-12-12 18:15:48
3988文字
会話率:2%
住所も電話番号も、名前ですらも、ほぼ全てが謎に包まれている会社。世間ではⅩと呼ばれており、唯一分かっているのはVRMMOを作っているということのみ。そんな会社に所属する結城 小鳥は実験段階のVRMMOの
テストプレイヤー。しかし、問題は無い
とされていたゲーム、〈ユートピア〉にログインした小鳥は、事故で命を落としてしまう。原因不明の事故。だが、改良を重ね、ついに〈ユートピア〉は正式サービスを開始した。その頃の小鳥は、ログインした〈ユートピア〉の中でログアウトする方法を探していた。
そんな小鳥の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-30 12:00:00
282文字
会話率:25%
とある喫茶店で小説を書いている高校生男子と、喫茶店の机に電話番号を書いて立ち去った女の子。
ふたりの関係は、一本の電話から始まった
最終更新:2018-08-26 11:59:56
317文字
会話率:0%
フィギュアを捨てられた実家住まいの男は悲しみに暮れていた。落ち込む彼のスマホに未登録の電話番号がかかって来る、通話を受け取るとある意味聞き慣れた声が居場所を告げた。
有名な怪談にしてパロディも多い『メリーさんの電話』を負目を感じつつコ
メディ化しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-17 04:49:42
4118文字
会話率:34%
ある日『義妹始めました。』と書いてある紙を発見して、その紙に書いてあった電話番号に興味本位で電話をかけた主人公、城ヶ崎悠太は妹になる七条雪とともに異世界に出かける事になることを知らずに妹と受け入れてしまうことになる。
最終更新:2018-03-19 19:14:54
1253文字
会話率:0%
紗菜、17歳。生まれて初めて手に入れた携帯電話。友人から教わったはずの電話番号は、見知らぬ大人の男につながった。
機械音痴で純粋すぎる少女と、ちょっとおせっかいな優しい男。顔も知らず住処も判らず、出会ったこともないまま、二人は毎週ことばを
交わす。それはとても楽しい時間で、それだけで満足していればよかったのだけど……
明るく能天気で、深刻に切ない。ヤキモキすれ違いラブストーリー。
鳴田るな様主催、雨水ラブコメ企画寄稿作です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-05 10:18:46
16942文字
会話率:43%
おかけになった電話番号は現在使われておりません
キーワード:
最終更新:2017-05-29 20:23:55
1843文字
会話率:71%
好きなものも、嫌いなものもない。
自分の事にすらどこか他人事な青年、樹は自分の人生にすら興味を失い
長年勤めてきた仕事を辞めてしまった。
明日食べる物にも困る生活の中で、自分の描いた絵をフリマアプリで出品してみる事を
思いつく。
失う物もな
い樹は取引のスムーズ化のため自分の電話番号を記載することにする。
(もしもこの絵を買いたいと思う方がいらっしゃったらこちらの電話に直接問い合わせをお願いします。×××-××××-××××)
一本の電話から始まる出会いが樹を変えていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-22 11:16:05
1419文字
会話率:15%
とある田舎の高校に勤務する社会科教師、名倉義孝(なくら よしたか)。
帰る途中、電車に乗り遅れた彼の前に現れた少年は、数年前の教え子の弟であった。
少年といろいろ話すうちに電車が来る時間となり、最後に渡されたのは一枚の名刺。
そこにはとある
店の名前と電話番号が書かれていた。
その後、家に帰ると、妻、亜子(あこ)から、彼女の命が長くないということを告げられ、『生まれ変わり』を信じている彼は、妻が生まれ変わるまで死なないことを誓った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-03 16:33:22
3972文字
会話率:43%
そこは山形県のとある町、生活するには車が必須で地下鉄も整備されていない片田舎。そんな町の駅前に居酒屋やスナックのテナントに混じってその店はポツンと入っていた。看板は手書きで相談屋と書かれていて注目するのは相談屋の後にオカルト関係の相談大歓迎
と書かれていたことだ。その看板に書かれているのはそれだけで電話番号すら記載されていないからこそ、誰の目から見てもまとも店でないのは明白だった。だから今までその店の扉は一度も開くことはなかった、その日女子高生が開くまでは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-25 20:27:40
2512文字
会話率:63%
「お前、また電話番号、変えたのか?」
呆れ顔の内村は狩野に言った。
最終更新:2016-09-27 05:00:00
661文字
会話率:27%
一軒家をシェアして暮らす女子大生二人組の日常。
最終更新:2016-06-17 15:43:11
4565文字
会話率:0%
クリスマス前夜の朝、俺の枕元には求人誌が落ちていた。その中で見つけた謎の広告――――『☆銃器ヲ扱エル方、クリスマスヲ人知レズ守リタイ方、ゴ助力願ウ!』 ……怪しいことこの上ない、と思った俺は、少しの躊躇の後、その電話番号をプッシュした
のであった。※元々のネタは診断メーカー様からいただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-23 00:00:00
20026文字
会話率:54%
Twitterは世界を救う
キーワード:
最終更新:2015-08-03 21:13:48
608文字
会話率:0%