古来より人間とは使役関係にあり、人間の命に応じてきた式神。
その式神として最強の力を持つ紅玉は、力にモノを言わせて思うがままに生きる「ど不良式神」だった。
人間の命にも「アホらしい」という理由で未だかつて従ったことがない。
しか
し、長年にわたる素行の悪さから、ついに従順性を身に付けるための修行を言い渡される。
修行場所は、人間界のメイドカフェ──。
紅玉は、やる気のカケラもなく受けた採用面接を奇跡的に通過。無事に萌え萌えなメイドさんとなる。
性格とは真反対の振る舞いを求められる「お給仕」に爆発寸前のストレスフルな日々を送る紅玉。
そんな紅玉を慕う、同期採用の希夢──。
時にアイドルのようにテレビ出演したり、時に希夢のピンチを救ったり……。
己を召喚した人間の命に従うまで式神界に戻れなくなった紅玉の、ジェットコースターのような修行ライフがここに幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 22:00:00
104978文字
会話率:49%
国民全員が、自身の才能を発揮できるA級人材と、A級人材の補助役であるB級人材に二分される――そんなディストピアと化した日本。政府は一部のB級人材を改造し『シャペロン』とすることで、彼らに問題を抱えたA級人材の世話を任せていた。
花凪 彩(は
ななぎ あや)。十七歳。職業:女子高生。
A級人材の中でも、日本で十二人しかいない特撰人材に最年少で選出された彼女は、日本随一の効率至上主義者だった。
そんな彼女にも180センチを超えた長身がコンプレックスという弱点があり――ちょうどその弱点をつくようにあてがわれたのは、スノウドロップと名乗るクラシカルロリィタに身を包んだゆるかわ銀髪美少女で!?
不服ながらスノウドロップと共同生活を送る彩。二人の日常が始まるかと思いきや、突然現れたフォールデッドと呼ばれる怪物と戦う羽目になって――
タイパ最強の長身JK×天真爛漫なクラロリ美少女(小さい)によるSF痛快バトルアクション。第31回電撃小説大賞一次選考通過作。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 13:47:22
92998文字
会話率:60%
第16回GA文庫大賞(後期)・二次通過作品!
〜欲に飢えた彼らは愛する人をも喰い殺す〜
人に寄生し『欲』を増幅させ貪る人造寄生虫『欲の虫』。
一家心中で家族を失った灰枝新は、その事件のせいでまともな食事ができない体質になってしまったが
、ある時、薬と誤って欲の虫『腹の虫』を摂取してしまった。
その虫の性質により重度の飢餓状態になった新は襲ってきた欲の虫を造る組織の工作員を欲のままに喰い殺してしまう。
その成果もあり公安所属の美女・進藤才に半ば無理やり勧誘され、組織打倒のため欲の虫の開発者であり新の叔父の灰枝茂を捜索することになる。
その任務の中、死んだはずの姉・灰枝色と対峙する。
欲の虫摂取者だった姉と敵対することになった新は戸惑いの中、一家心中事件の真実と欲の虫の謎に立ち向かっていく。
※「カクヨム」様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 20:10:00
124214文字
会話率:25%
生徒会室で密室事件が起きた。部屋の中は、台風が通過した後の様に荒れていた。犯人が犯行に及んだのは、午後4時から半までの30分間。登場人物たちには、鉄壁のアリバイがあった。生徒会長の新谷と、後輩の赤佐が密室の謎に挑む。〈生徒会シリーズ〉エピソ
ードゼロ。「ある1行」で、すべてのアリバイがひっくり返る日常のミステリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 14:17:00
6598文字
会話率:40%
米から購入した艦艇で構成されたソ連艦隊がオホーツク海を通過する。それを撃破するべく、露西亜帝国海軍水雷戦隊が出撃する!
最終更新:2024-08-20 22:55:12
5699文字
会話率:41%
義体者は、この世界では力の象徴のような存在だ。人間性を担保に力を得るため、傭兵になる者たちにとっては通過儀礼に等しい。スラム街に住んでいた名もなき少年もまた、やがて青年になるにつれ、自分も義体者となるべく『義体化手術』を受けた。
だが、青
年は失念していた。
そう、人体と義体では「脱糞」の仕方がまったく異なるのだと。
青年はすぐに違和感に気がついた。
脱糞の仕方が分からず、恩人や知人へと通信を入れるも軽くあしらわれてしまい、やがて――
――注意――
本作は「クロノスレクイエム」の短編スピンオフ作品です。
モブたちのモブによるモブのうんこ事情に関するお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 09:43:45
21296文字
会話率:50%
「悪魔の女科学者、崎谷薫」を捕らえるミッションを遂行していた主人公。
ようやくターゲットを前にし銃口を向けたが、あと一歩のところで彼女の計画に巻き込まれ、異世界へ転移してしまう。
目を覚ました主人公が目にしたのは、少年に戻ってし
まった自分の身体と......そんな自分にハァハァしている崎谷薫の姿だった。
そしてなんと、彼女は自らをサキュバスだと言う。彼女の研究は全て異世界へ行くためのものであり、自身のルーツを探るために転移したということを知らされた主人公。見知らぬ場所で子どもがひとり生きていけるわけもなく、彼女の旅に付き合うことに。
ショタコンサキュバスと少年兵の旅が今、始まる!
おねショタ好き必見です!
ノベルアッププラス様でも連載しています。
HJ小説大賞2020後期、一次選考通過作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 02:39:28
371239文字
会話率:49%
某私立高の試験を受けに行こうとして朝早くから駅のホームにて電車を待っていた少年二人。
一方は何もしなとくも筋肉がついてしまう特異体質で、もう片方はラノベが大好きなオタク。
だがそこへ神の悪戯とでも言うべきなのだろうか唐突にも女児が線路内へ
と落下してしまう。
しかし追い打ちを掛けるようにして通過予定の特急列車のアナウンスが流れる。
そして大人達は誰ひとりとして助ける素振を見せず、そこへ少年の一人【鬼塚雄飛】が線路内に飛び降りて女児を救う。
だが既に電車は直ぐ目の前で迫り来ていて、もはや生前を諦めたのその時、親友の【五十嵐深月】が彼を助けるべく手を伸ばした。
――――だが運命とは残酷なもので雄飛が電車に轢かれしまう。
……そして次に彼が目を覚ますと、そこは何処とも言えぬ場所で周りは自然が広がっていた。
しかも何故か深月も一緒に。
それから二人の前に創世神を名乗るケモ耳を生やした女性が姿を現すと、彼女の口から二人は異世界転生させられたという事実を告げられる。さらに深月に関しては巻き添えだということも。
その転生目的は”勇者一行を手助け”して”魔王を倒して”欲しいという在り来たりのものであり、二人は拒否権も無し頼みごとを承諾させられると、さっそく最初街にて勇者一行と合流しようとしたのだが……
道中で食糧難の魔女を助けると御礼という名の呪いを受けてしまい、深月の体が女体化して二次元キャラのような容姿の美少女となってしまう。
そしてそれが災いしてか勇者一行に偽物だと言われると、呆気なく序盤から追放宣言を受けることとなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 17:00:00
92604文字
会話率:32%
私はずっと、カクヨムはSNSであると言ってきた。
なろうの孤独とは違う形で、SNS的側面は人の成長を妨げる。
その理由を綴ってみた。
最終更新:2024-08-02 18:25:17
4464文字
会話率:3%
殺人事件の通報を受けた冒険者組合の職員ツヅキは、被害者がSランク冒険者であると気づく。
遺体の主は顔見知り、二十歳の冒険者ノーマン・ウェザーランド。
特A冒険者バーバラ嬢と共に捜査を始めるツヅキ。
だが始まったのは、絶対に捜査も推理もしては
いけない事件だった。
「コメディ×ミステリー」
ーー絶対に推理してはならない殺人事件、ここに開幕。
・カクヨムコン8短編部門中間選考通過作品になります。
・長編化候補作品になります。感想評価など応援いただければ嬉しいです。
・ミステリー風ユーモア小説なので気軽に読める作品になっています。
・カクヨムにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-11 19:00:00
9705文字
会話率:60%
その未来世界は二十世紀のようだった。
人類は三度滅亡の危機に陥り、西暦も消え失せているというのに。以降二十世紀の水準を取り戻したが、経緯は判然としない。そして進歩は消え、技術も情報も人の流れも停止したかのような世界が完成した――
不
自然な停滞続く遠い未来、国樹多賀朗は日本を見限りアジアへと向かった。この時16歳。
四年後、何を思ったかインドで奴隷船襲撃に参加。捕まっていた自称天使の少年ゼスと出会い救出。地域のアンダーグラウンド勢力を敵に回した二人は、インド内陸へと逃げ込んだ。
過去インド、パキスタンが領土紛争を繰り広げたカシミール近く、正体不明の遺跡「蹉跌の塔」で発掘調査、遺物回収の仕事にありつくが人食い箱に邪魔されるなどトラブル続き。
蹉跌の塔での仕事を終えたその時、調査団でも見つけられなかった遺物を自称天使のゼスが発見。
更に調査団が回収を諦めた謎の人食い箱(外見は宝箱)を、ゼスが無理やりこじ開けようとする。
唖然とする国樹をよそに宝箱は開き、彼の運命もまた開く――
「透き通るような闇」とはなんなのか、世界の謎に挑む冒険ファンタジー。
「各章紹介」
・壱 蹉跌の塔で国樹、ゼスが謎の人食い箱と出会い、塔の謎に迫る
・弐 舞台は中央アジア、タジキスタンへ。回収したアンドロイド娘があまりに美人なので国樹暴走寸前。そして世界の謎を語り合う
・参 ゼスがまた謎の遺跡を発見。自称天使は天界に連れて行けとしつこく迫る。国樹は世界の謎に迫るため遺跡へと向かうが――
・肆 ドゥシャンベに戻った国樹を待っていたのは謎の鉄人だった。軍用機とアンドロイド、それぞれの思いが交錯する
・伍 国樹一行、世界の天井中央アジアを往く。アジア紀行、冒険の始まり
・陸 ヒマラヤを越え、目指すはインドシナ半島
「作品内容説明」
遠い未来を舞台にしたディストピアファンタジー
SFとミステリー要素がある、冒険物語です
トランスペアレントダーク(透き通る闇)
備考
・2013なろうコン一次通過。壱章で更新停止「弐」から再開
https://www.wtrpg9.com/novel/infome/043.html
・無断転載禁止
・この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません
※著作権対策用のログ兼ねてます。海外のパクリサイト対策折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-13 22:02:09
318857文字
会話率:44%
俺は超A級の腕を持つビームライフルのスナイパー。崩壊した植民星を脱出した宇宙移民船に乗っている。なぜ俺が500人の選抜乗組員の一人に選ばれたのか…ついにそれを知る時が来た。
俺の仕事は、軌道を逸れた移民船から全乗員を惑星に降ろす転送ビームの
射手だったのだ。
有効射程距離ギリギリを通過する目的地の惑星に、果たして俺はうまくビームを命中させることが出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 12:55:15
1921文字
会話率:41%
浅草浅草寺近くの人気洋菓子店『パティスリー藤倉』の次女の娘として生まれた藤倉菜々子22歳。
二年前に製菓専門学校を卒業し老舗高級ホテル『帝都ホテル』でパティシエールとして働いていたが失業し、社員寮も今月(3月)中に出なければいけない。
失意の中、ハローワークへ行く途中交通事故に遭ってしまうが、それによって平々凡々だったはずの運命が大きく動き出す。
「男に免疫がないなら、この俺がつけてやる」
傲慢で我儘な俺様御曹司に人質にされてしまった菜々子の運命はー?
*藤倉 菜々子* 《フジクラ ナナコ》 22歳
生まれも育ちも平々凡々。失業中のパティシエール。
*桜小路 創* 《サクラコウジ ハジメ》 27歳
生まれも育ちも超一流、まるで歩く上流階級。傲慢で我儘な財閥系企業グループのイケメン俺様御曹司。
※他視点あり。
※傲慢で俺様なヒーローなので強引だったり無理矢理な場面もあります。苦手な方はご注意ください。
※登場する人物、団体、グループの名称等全てフィクションです。
※他サイトにも公開しています。
✧2021年
R18版が魔法のiらんど様主催、小説大賞&コミック原作大賞、恋愛ファンタジー部門、一次選考通過✧
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 21:27:05
173542文字
会話率:22%
憂鬱になると狭いところへ籠る癖がある絵描きは、自分の世界に浸り何かが降りてくるのを待っていた。冷えた身体の芯には、暖かく照らす光を秘めて現実との差に悩んでいた。夢の世界なのか、過去の記憶なのか自分を突き動かすイメージを形にするために苦悩する
。人生にはいくつか関門があって、タイムリミットまでに通過しなくては次はない。追い込まれた彼はまた暗闇に身を横たえた。精神が弛緩し、海の底に落ちていくと、不可思議な現象に身をひるがえしイメージが形を成していく。
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最終更新:2024-07-31 17:39:49
7329文字
会話率:17%
江戸時代、宝暦元年。
天才人形師の泉屋荘左衛門である弟子の夾竹。その夾竹の妹の咲は家族と共に平穏に暮らしていた。しかしある日、夾竹は家に火をつけて咲の家族を殺して消え去る。
十年後、田沼花崗という武士は江戸の水茶屋で茶汲み女にち
ょっかいを出していた。田沼花崗は田沼意次の養子であった。
意次は花崗を訪ねると告げる。「荘左衛門が殺された」と。
この時代、特権階級の人にはある物が流行っていた。
『反魂人形』。反魂術(反魂:死者の魂を呼びもどすこと。死者をよみがえらせること)を使い、百姓町人の魂を人形に宿らせることでまるで本物の人間として利用する。
花崗は恩人である荘左衛門が殺されたと知り、一目散に一人で現場に向かう。荘左衛門は反魂人形を作り出した製作者であった。
花崗は秘密裏に反魂人形の事件などを管理する武士の一人。さらに花崗の正体は男装した咲である。
咲は兄の夾竹に、右腕を切断され、体を傷つけられた。荘左衛門は咲に義手を作り、命を助けた。その後も、荘左衛門は咲の傷ついた心を癒やし、支えた。
だが、咲を援助したと御公儀に知られ、荘左衛門は処罰されそうになっていた。その事実を告げに来た田沼意次に、咲は利用されようと考えた。
咲は名を捨て、意次の養子の花崗として生きる決意をした。
花崗はその後、荘左衛門の作業現場がある屋敷に向かうと、ある一体の美男の反魂人形、白夜久と出会う。白夜久は花崗に「私は貴方の味方です」と主張する。花崗が荘左衛門の作業現場の地下に行くと、そこには百体近くの反魂人形があった。
すると人に攻撃しないと言われている反魂人形が、一斉に動き出し花崗を攻撃しだした。花崗は刀を振るうが全く間に合わない。その時、白夜久は刀を使い、見事な捌きで反魂人形を次々と斬り倒していった。
白夜久は花崗に「私は貴方を守ります」と宣言し、手を差し伸べたのだった。
第17回小説現代長編新人賞 1次選考通過作(139/1068)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 19:10:00
140023文字
会話率:43%
「ただいまー!」
「あら、いらっしゃーい。どうぞ、上がってぇー」
「っす……」
――ついにこの日が来たか、いや、来てしまったか……。
とある一軒家の居間で、耳をそばだてる父親はため息をついた。
今日は、娘が結婚相手を連れてくる
日なのだ。いや、結婚するかどうかはまだ決まっていない。こちらが認めるかどうかにかかっている……。と、胡坐をかいている父親は膝を手で押さえるが、貧乏ゆすりは止まらない。
……ああ、わかっている。結婚することはすでに決まったようなものだ。結局、親がどうこう言っても結婚するか否かは二人が決めること。これはただの通過儀礼。そもそも、なかなかに頑固な娘だ。この人に決めたと言えばもう、それは動かない。おまけに一人娘ということで、可愛くてしょうがない。「お願い」と言われれば、こちらの意に反して、この口はポロッと「いいよ」と言ってしまうだろう。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-28 11:00:00
2925文字
会話率:94%
「……ひっ、だ、だれ!」
その少女はひとり、森の中を彷徨い歩いていた。
夏休み。仕事で遠出するという父親に無理やりくっついてきたはよかったが、代わる代わる知らない大人に愛想を振りまき、そして父親の陰に隠れ、ひしっと父親のズボンを掴んで
大人たちの呪文か暗号のような会話に耳を傾けることに飽き、ひとり森の中へ入ったのだ。
どこへ進み、どこで見上げても背の高い木々が少女を見下ろす。
空は曇天。じめじめと蒸し暑く、少女は手をパタパタ、ワンピースのスカートや胸の部分をパタパタ、ブゥンと虫が耳元を通過しバタバタ。泣きっ面に蚊。バチバチと腕を叩き、手のひらの血の玉を見て、卒倒しそうになるのを、ぐっと堪えるが、ガサガサと茂みが揺れれば短く悲鳴を上げ走り、立ち止まってはまた空を見上げ、と繰り返す。
「ねぇ……だれなの……?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 11:00:00
3914文字
会話率:51%
名も無き女暗殺者に特命が下る。
人間国家連合は、長らく続く人と魔物の戦争に終止符を打つべく、聖女を魔王の伴侶として捧げる計画を立てた。
しかし、真の狙いは聖女に扮した暗殺者を送り込み、その寝首を掻くこと。
聖女役に選ばれた女暗殺者はまん
まと魔王の城へ入り込むが、
そこで彼女が目にしたのは、魔王ではなく、その後継者となる少年だった。
魔王は先の戦いですでに亡くなり、息子が後を継いでいたのだ。
彼女はその事実に戸惑うものの、城に留まって彼を暗殺する機会をうかがう。
城で過ごすうちに、少年と魔王の秘密を知り、魔物達との思いがけない親交を経て、
女暗殺者は任務に躊躇いを抱くようになっていく。
家族を知らない彼女が魔物達に家族を見て、忌むべき城を安息の地と捉えるようになる頃、
暗殺失敗を危惧した人間国家連合は新たな策略を巡らせ始める。
その策略は、魔物達の存亡にかかわる事態へと発展していく……。
人間としての使命を選ぶか?
魔物に与して安息を選ぶか?
彼女は人と魔物の狭間で懊悩していく。
これは、人と魔物の種族を超えた愛の物語。
※本作は「ノベルアップ+」でも公開中です。
※第4回HJ小説大賞後期 二次選考通過作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 20:36:02
108822文字
会話率:45%
この国には科挙(吏員採用試験制度)があり、受験資格は15歳の男女。実際には勉学の機会は有力者の男子に限られること多いがマリエはその難関を15歳の年で通過した。王子の秘書となった。マリエは王子達に見せるため手品やマジックショ―花火やゲーム、
カルタやトランプ、言葉遊びなどを披露した。マリエは見識が高く王子の提案としてさまざまなアイデアを提示していく。ことごとく成功して王子の評価が上がる。転勤阻止していつしか王子専属の秘書となる。
内政外交にも精通し、王城内の力関係にも詳しい。マリエは地元で店開き、王子のための活動資金にする。王子はマリエを婚約者に指名し皇太子、皇太子妃となる。北の国と戦いや改革反対派との戦いに勝利する。国王は皇太子に王位を禅譲する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 12:44:08
5154文字
会話率:36%
自転車で一度通っただけ、滞在(通過?)時間は3時間程度にもかかわらず、「将来住んでみたい!」と思わされた街、熊本県菊池市のお話。
※コロン様主催「菊池祭り」参加作品です。
最終更新:2024-07-20 07:30:00
2210文字
会話率:0%
俺は、ある女性を殺める夢を幼少期から見続けている。どうやら、それは俺の前世の記憶らしいと気づいた。
夢のせいで、常に寝不足気味ではあるが、何とか高校に進学できた。そして、入学式で出会った女の子が、夢に出てくる女性の生まれ変わりだと一目で分
かった――。
※「カクヨムWEB小説短編賞 2023」中間選考を通過したものを改稿した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-18 06:29:47
2826文字
会話率:21%
自分を作った人間の願いを叶えるために人探しの旅をする人形エレーナ。
無一文になった彼女は旅を一度中断して職を探そうと考えたが、その日の夜に彼女が持つ宝を狙う人間に襲われてしまう。そこで助けてくれたのは美しい侯爵のノアだった。
エレーナ
の正体に気づいたノアは彼女に利害が一致した擬装結婚を持ちかける。
「この関係を擬装で終わらせない。やっと見つけたのだから……」
ノアの真の目的をエレーナはまだ知らない。
主な登場人物
エレーナ:意思をもつ人形。自在に髪の長さを変えられるため、長さを変えて遊ぶのがマイブーム。
ノア:侯爵。腹黒い。エレーナの前では優しい人間でいたい。
トリス:できる執事。万能だけど全能ではない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 12:16:40
9665文字
会話率:37%
カクヨムコン9短編部門の一次選考通過作品です。
昔話で馴染みのある妖怪と、その周りの人間たちを描いています。
最終更新:2024-07-12 17:56:07
9980文字
会話率:0%