人間を凶暴化させるウイルスが全世界に蔓延して三ヶ月、地上の覇者は人間から感染者へと移り変わった。警察、自衛隊は壊滅し政府機関は機能停止。文明は崩壊しわずかな生存者が息を潜めて暮らす中、少年は廃虚と化した街で一人生き延びていた。感染者の目を盗
み、部屋の一室に引きこもる生活。しかしある日出会った少女によって、少年の生活は一変することになる。(注:第二部からご覧になっても楽しめると思います)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 08:28:36
1266989文字
会話率:33%
平和な日本で生きてきた中学生、戸倉海音。
きっかけはある紛争中の出来事だった。死したはずの人々は起き上がり、皆一様に人間を食べていく。それは瞬く間に日本に飛び火し、政府は一瞬で沈黙。
なんとか平穏を保っていた避難所も”健康”な人間によって崩
壊した。
なんとか生き残った海音は見知らぬ外国人自衛隊員と行動を共にする。
これは彼女が様々な人間と出会い、少しずつ謎の病の正体を探っていく物語。
初めての作品です。至らないところだらけだとは思いますが、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 22:27:10
497576文字
会話率:34%
魔法使いの少女が「異世界」大阪をめぐるロードムービーっぽい作品です。
召喚された大阪城15キロ圏内にはコ〇コーラの工場がありません。みんなサ〇ガリアを飲んでいます。ビールはア〇ヒビールしかありません。はたしてどうなるのでしょうか。
最終更新:2025-05-25 18:12:40
19028文字
会話率:40%
デルタフォース所属のアメリカの英雄ジェイク・マクドイルは、テロリストとの戦いで自爆して死亡し、エルフのアミラ・レッドバードとして転生する。
だがその異世界は、大地には悪魔という怪物が蔓延り、空から天使という脅威が現れ、国は賊や奴隷商人が蔓
延る修羅の世界だった。
アミラはそんな世界で銃や兵器を造り上げ、脅威と戦いながら文明を築き上げる永いエルフ人生が始まるのだった。
※軍人が主人公ですが自分は自衛隊員経験も無く銃もあまり知らないのでおかしい部分が多いかもしれません、なのでドラマや映画のキャラが転生した程度の感じで読んでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 18:58:51
107609文字
会話率:57%
鉱物資源を巡る、日本とアジアの大国、京華人民共和国の争いに巻き込まれたアフリカの小国、ロウド共和国。
変異型エボラ出血熱の流行や軍事クーデターを企て開発権を取り戻した日本だったが、復讐を誓うロウドのテロリストによって窮地に立たされる。
豪華
列車の乗客を人質に取られた、日本政府に与えられた時間は僅か六時間。
迎え撃つ日本のテロリストハンター、日本の命運を握るその男は、執行を待つ死刑囚だった。
放たれた天才スナイパーと、変異型エボラ出血熱ウイルスで脅迫をするテロリスト。千メートルの距離を挟んだ見えない戦いの行方は……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 21:08:12
32182文字
会話率:40%
対貪食獣戦闘部隊・ADF。
平凡だった筈の女子高生、篠守久凪は、異能を持つ者として自衛隊の特殊すぎる特殊部隊に所属することになる。
最終更新:2025-05-19 11:48:17
78555文字
会話率:37%
20XY年、東洋の由緒ある海洋国家「日本国」は異世界へと転移したーー。
近隣諸国と友好関係を樹立し貿易関係を結んだことで、日本は滅亡の危機から脱することができた。
そして新世界歴7年、日本は南西諸島西方のオルジニア大陸に接続する無人地帯の
サドレア亜大陸を領有しようとする。
しかし、強大な軍事力を持つ列強「ミレリヤ帝国」と軍事衝突し、それはやがて日本を再び戦乱に引き込む大きな渦となるーー。
果たして日本は弱肉強食の新世界で生存を確立できるのかーー。
全ては生存のためにーー。
初めまして、アルビオンです。
いわゆる国家転移物ですが基本的に現代を描いています。
更新はできるだけ1週間から2週間以内を目指して頑張るので感想と高評価を何卒よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 13:16:23
105751文字
会話率:23%
大阪湾の人工島で、突然すべての通信が途絶えた。
自衛隊の偵察機も沈黙し、現地に現れたのは──30メートルの異形生命体。
正体不明。生物か、兵器か、それとも“何かの名残”か。
ナズナは、静かすぎる現場でそれと対峙する。
それは、生きていた
。哀しげに、巨大に、そして確かに。
沈黙の海に潜む“過去の罪”と“これから起こる何か”。
事件は終わらない。これは、始まりにすぎない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 15:54:14
1717文字
会話率:5%
異世界に派遣してから約150年。人々は平穏に暮らしていた。
異世界にありがちな戦争は100%ではないがあまりない(但し内戦はある)。
各国は国の維持のため戦争をしたいが出来ない。なぜなら最強で最恐で最凶の日本自衛隊が常にいるからだ。
各
国は自衛隊に喧嘩を売る(怒らせる)ことは出来ない。売った瞬間破滅するからだ。
なので各国は自衛隊を怒らせることは出来ない。
人々は自衛隊のことをこう口を揃える。「お人よし軍隊だが怒らせるともの凄く怖い 怒らせると物理的に消される。」 今後どうなるかは本編で。
基本的に多人数の主人公がいます。
あらすじでは自衛隊のことを書きましたが外務省などの行政機関もいます。
基本的に「自衛隊最強!」や「日本国最強」であります。 例えるなら、水戸黄門でラストの「この紋所が目に入らぬか!」となり皆をひれ伏すのが近いかと思われます。そうイメージして頂ければ幸いです。
初投稿です。 至らない部分がありますが大目に見ていただければ幸いです。
(主はオタクまでではありませんがアニメ好きです。次いでに多少のゲームも嗜む程度には)
※この作品はほぼフィクションです。自分の妄想をそのまま反映する形ですので賛否は必ず出ますがご了承下さい。
誤字脱字や訂正なども多数ありますがそちらもご了承下さい
それでも構わない方のみご覧下さい折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 23:00:00
1275933文字
会話率:92%
-茨城県-
そう聞いて、あなたは何をイメージするだろうか?
不変の全国魅力度47位
真っ先にこの言葉が浮かぶ人も多いと思う。
つまり最下位キープ
ひとつだけ言えること。
「日本の都道府県は47ある。」という一般常識を教える苦もなく知らしめた
こと。
その陰には
「いいところなんだけどね。」
という多くの茨城県民の苦笑がある。
茨城県知事に就任して間もない篠崎広志もその一人だ。
-茨城県の代表として-
苦笑の先頭に立つ男。
彼は苦笑を笑顔に変えるべく前向きに進み始める。
だが、茨城は彼の想いを置き去りにして「ある世界」に飲み込まれていく。
※この作品は、小説投稿サイト「カクヨム」様、「novelist」様にて同一ペンネーム、同一作品名で投稿しております。
※この作品は、フィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
※無断転載を禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 05:37:07
89981文字
会話率:39%
平和国家。。。日本。。。
戦後長きに渡って世界を東西勢力に二分した冷戦。その只中にありながら極端な戦争アレルギーにより国民の多くが「防衛力」を憲法違反とまで言ってきた日本。西側の一員として、しかも最前線に位置しながら何事もなかったかのよ
うに浮かんできたこの国は自らを平和国家と名乗って恥じない。
しかし、その平和をどのように実現してきたのだろうか。。。そしてこれからも。。。
冷戦が終わると共に始まった軍事・経済のバランスの変化は留まる事を知らず日本の周辺国も領土的野心を剥き出しにし始めた。やがてこの国では集団的自衛権の行使が容認され、当たり前の国家に一歩近づいた。。。
これからの日本が真に平和であり続けるために、、、もうひとつの日本を描いてみた。日本は生き残れるだろうか。。。
右寄りの人も、左寄りの人も、そうでない人も。。。日本の未来のために。。。
※この作品は、小説投稿サイト「novelist」様、「カクヨム」様でも同一ペンネーム、同一作品名で投稿しております。
※この作品は、フィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
※無断転載を禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-03 21:03:15
50524文字
会話率:28%
元大手新聞社の防衛担当記者だった古川は、ある団体から同行取材の依頼を受ける。行き先は尖閣諸島沖。。。
緊迫の海で古川は何を見るのか。。。
※この作品は、小説投稿サイト「novelist.jp」様及び「カクヨム」様でも同一作品名で投稿し
ております。
※この作品は、フィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
※無断転載を禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-02 20:43:48
517753文字
会話率:33%
20XX年夏、米国より日本政府に「中国が2ヶ月後に台湾に侵攻する可能性が高い」とのインテリジェンスがもたらされる。自衛隊は粛々と先島諸島の防衛準備を始めるが、芝浦内閣は党の総裁選が1ヶ月後、衆議院議員の任期満了が2ヶ月後に迫る中、各国の思惑
や政局に翻弄される。そんな中、尖閣諸島魚釣島に某国の活動家が上陸したとの報告がもたらされ・・・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 10:56:30
125473文字
会話率:42%
アストレア王国の女王・結衣は、子供の頃に日本の防衛省を見学した際、自衛隊の真摯な姿に感銘を受けていた。かつて「紫苑」という名の少女として日本で穏やかな日々を過ごした彼女は、女王として再び日本を訪れ、防衛協定とエネルギー資源供給協定の締結を目
指す。
アストレア王国の強大な軍事力と豊富なエネルギー資源は、日本にとって大きな魅力となる一方、その力に警戒する声も存在する。結衣は、過去の日本での温かい記憶と、自衛隊への信頼を胸に、日本の首相と会談を重ねる。彼女の個人的な想いは、国家間の利害を超え、二つの世界を結ぶ架け橋となれるのか。過去の小さな出会いが、未来の大きな協定へと繋がっていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 23:56:47
1936文字
会話率:20%
令和7年3月、陸上自衛隊は静岡県の東富士演習場にて、8歩兵師団、2砲兵大隊、他にも様々な部隊を日本全国から召集し、過去最大規模の陸自大演習を実施していた。
その他多数の人員、兵器を動員し、仮想敵国との戦闘を想定した本格的な実戦訓練が進められ
ていた。
その最中、突如として発生した地鳴りと眩い閃光。あらゆる通信が断絶し、空が異様に澄み渡る。
直後、演習場一帯に展開していた部隊全体が姿を消した。
彼らが転移したのは、西暦1273年(文永10年)。
そこは、鎌倉幕府が支配し、対馬や九州に蒙古襲来の前兆が漂い始めた「嵐の前の日本」だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 00:11:16
4351文字
会話率:73%
藤田翔26歳はニューヨーク勤務のエリート商社マン。ある日、支社長から意外なミッションを言い渡される。それは日本に出張して、名古屋支社の女性とお見合いしてみないかというもの。
出張期間3週間+帰任休暇1週間。季節は夏だから、合わせて四週間のロ
ングサマーホリデイ。といっても、ちゃんと仕事はしますけど。それと、翔の実家は名古屋近郊なので、三年ぶりの帰省でもあった。
その翔が実家の最寄り駅に到着したら、高校と大学を一緒に過ごした同級生の元カノ、水草薫とバッタリ遭遇してしまう。彼女は豪農の娘だった筈が、家が没落していて今は母と妹の三人で安アパート住まい。その上、借金まで抱えていたりする。エリートの翔からすると、理解しづらい境遇にあった。
そして、翔が三年間、アメリカにいる間に、日本の社会全体がどこか違っていて、街は治安が悪化しており、地方都市でも小規模なテロが当たり前のように起こるようになっている。更に自衛隊が自衛軍になった結果、経済的な理由から志願して戦場に行く若者が増えているのだった。
翔としては、そんなの自分に関係ない、と思っていたのだが、徐々にそうとは言えなくなって行く。
一方、当初は乗り気でなかったお見合いなのに、意中の女性、もちろんお嬢様、との交際は順調に進んで行って……。
エリート商社マンの藤田翔と元カノの水草薫、この二人の視点で前半の物語は進んで行きます。
登場人物、多めです。
舞台は、少し先の未来です。でも、最近のコロナ禍が思った以上に長引いてしまっているのを作中ではすぐ収まったように書かれていたり、既にいろいろ違ってますので、完全にパラレルワールドとお考え下さい。
戦争や、貧困、格差社会を背景に加えていますが、あくまで味付け程度であって、テーマは恋愛と一部ヒューマンドラマです。何かを批判する意図は全くありませんのでご了承下さい。
それから、現実世界の団体や地名等を模した記述がありますが、全てフィクションであり、実際のものとは異なります。設定も緩めで、日本の歴史なんかも少々いじってたりしてます。全て適当にスルーして頂ければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 18:37:26
3164559文字
会話率:54%
20XX年、東京に潜伏していたテロリストによって、「東京爆破テロ」が発生。これにより東京は壊滅、政府もほぼ壊滅し、政府としての機能はほぼ停止、経済は混乱に陥った。かろうじて防衛機能は生き残っており、防衛大臣は自衛隊に対し「テロリスト殲滅作戦
」を発令。主人公、千里は陸上自衛隊の隊員として出動した。そして、テロリストをどんどん殲滅しテロリストの主犯格を追い詰めたが、最後の最後で主犯格は自爆、その爆発に千里も巻き込まれ死んでしまった。はずだった。千里は目を覚ますと、知らない森にいた。そしてそこは幻想郷だった。千里はそこで様々な異変に巻き込まれていく。千里はそこで何を知り、何を学ぶのか…
※ハーメルン様の方でも同じ題名で投稿させて頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 17:43:10
1127文字
会話率:85%
喜べ諸君、この世界は男女比1:60だ。諸君を狙う婦女子は多いぞ、ただし国ごとだ。
最終更新:2025-05-10 17:15:00
153693文字
会話率:39%
2050年、世界は第3次世界大戦が勃発していた。まるくんは、時間の操作が出来るスズメの力を借りて、2025年から時間旅行をして、その戦いに巻き込まれる。
現在に返って来た70歳のまるくんは、スズメや犬と会話が出来ることに気がつき、穏やかな日
常を送っていたが、スズメのシズカが時間を操られることに気がつき、ある人の導きで、弥生時代のヤマト大国に行った。そのある人とは女王ヒミコだった。その弥生時代は「倭国大乱」のころで、まるくんは戦いで活躍した。現代の日本に帰るころ、まるくんはヒミコから「鬼道」の伝承者に指名される。
マリーヌ、スチュアート、ジョンがアメリカから日本に移住して、偶然、未来高原都市で邂逅する。また、上野自衛隊員が本来の「鬼道」の伝承者だったがヘリコプターの事故で死亡した。まるくんは、死んだ上野自衛隊員からの映像が浮かんできて、「空飛ぶミニカー」の制作に成功し、アメリカ政府へ売り込みに成功し、莫大な資金を得る。
その資金で「ペレシュ城」を建設、赤字で廃校になりそうな未来高校を買収、商業施設などを建設する。しかしそのペレシュ城は燃えてしまう。まるくんは燃え跡でペレシュ城の幻影を見て、再建を決意する。ペレシュ城、未来高校、商業施設などをNPO法人を作ってその所有とし、管理させた。
上野自衛隊員の2人の娘と遭遇し、彼女らを養女にし、姉の桜花を未来高校に、妹を地元の中学に編入させる。未来高校には、マリーヌの娘のアマンディーヌ、双子の姉妹、桜花などがバスケットボールで活躍し、マリーヌのチームメイトだったジョンのコーチでインターハイ、ウィンターカップで優勝する。未来高校では、女子野球、女子バスケットボール、女子アイスホッケーなど多くの女性がやって来て、その力で空飛ぶ航空母艦の製造の設計図が出来る。
凜が死んでしまうが、Chat AI で復活し、AIコンピューターで生きる。ハクシキもその中で生きていて、空飛ぶ航空母艦の成功に寄与する。空飛ぶ航空母艦にはAIコンピューター「凛」が搭載され、運行管理する。アメリカ政府は、その空飛ぶ航空母艦や戦闘機、戦車などをミニカーの原理で武装改造し、敵対国の近辺に配置し、第三次世界大戦の抑止力に使う。問題の先送りではあったが、とりあえずそれで大戦の危機を回避する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 15:32:53
500449文字
会話率:55%
正義を貫きたかった大門大和(だいもんやまと)の行く末を綴る物語。
毒へと落ちた彼は、それでもまだ答えを探す。
神谷真理の自衛隊時代の同期にして、彼とは真逆に至った存在。
彼の人生と彼の選択を今こそ語らん。
BAD NAME外伝。
これはも
う一人の主人公の話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 19:24:01
21104文字
会話率:23%
核戦争後、人類は滅亡することなくたくましく生き続けた。
彼らは、被害の少なかった南半球の孤高、オーストラリアに根を張り、母なる大地を『サルフ』と呼んだ。
原住民の子孫が打ち立てたビクトリア王国と、かの国を宗主国と崇める七王国。その繁栄
をよそに、北方の辺境で生まれたザルツ王国は、厳しい環境で鍛えられ強くなった。
ザルツ王国は豊かな南部に侵攻しビクトリア王国を滅ぼし、帝国として七王国を支配する。
暗黒の時代が訪れる中、ある伝説が生まれた。
ビクトリアの治世を望む彼らは、消息不明の王子が生きていることを願い、それが伝説を生んだのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 22:03:50
334529文字
会話率:31%
東富士演習所で、恒例の富士総合火力演習が始まった。
この演習に、木更津駐屯地にある大型ヘリコプターCH‐47JA (チヌーク)二機が参加していた。
演習が始まって間もなく、衝撃的なニュースが伝えられる。
『京都・奈良を中心に、マグニチ
ュード7.5の地震が発生! 地震防災派遣として災害状況を把握すべく、至急現地に向かえたし!』と。
「――地震」
「マグニチュード7.5だと!」
二人の隊長の脳裏に、あの忌まわしい阪神淡路大震災の記憶が瞬時に浮かんだ。
二機のチヌークはすぐさま西に機首を向け全速力で被災地へ向う。
暴風雨の中、京都・奈良の県境に差し掛かった時、一瞬、光の中に入った。
地震の直前に起こる石英の発光の中で落雷の直撃を受けたのだ。
二機のチヌークは時空を超え、過去の世界へ――近代兵器を携えて。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-31 21:30:08
171551文字
会話率:33%
第1部完。
直径4000キロメートルもある巨大な円形の山脈内に、超常現象によって日本が国土ごと転移した。
海から完全に切り離されたことで海洋国家でなくなり、アメリカも他の国々もいない完全孤立となった日本。
転移した星は地球よりはるか
に巨大で人工衛星が回り、テレビ放送を発信し、国家や軍、国連と同等組織が存在する現代文明が栄えていた。
日本が転移した円形山脈もイルリハランと言う国の領土であり、日本は不本意ながら侵略をしてしまったのだった。
そしてこの星に生きる人種は不可思議にも生身で空を飛び、乗り物も全て空を飛ぶよう研究開発をしていた。
円形山脈の領土国であるイルリハランは空飛ぶ軍を派遣し、日本も調査として地上を走って異星の地を掛ける。
お互いに宇宙から来ると信じていた異星人と初めて相対した時、銃を向けて挨拶をするか、会話による挨拶をするのか。
文明格差が同じだった場合、果たして日本は、イルリハランは、転移先の星の社会はどんな反応を示すのか。
ただ一つ分かるのが、異星国家として現れた日本が戦おうとまず負けてしまう。
戦わずして勝ちを得るしか生存の道はない。
国家存続を賭けた、全てが手探りな外交が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 11:56:38
1855363文字
会話率:40%