「浄化の力を持つ聖女よ、どうか我が国をお救いください」
「......ねえ、それやったら、私に何か利点があるの?」
聖なる力を持つ姫巫女(略して聖女)の末裔サーシャの前に突如現れ、そんな願いを口にしたのは、見目麗しいプラチナブロンドの髪
を持つ王子様だった。
だが、ちょっと待った!!
実はサーシャの曾祖母は「お前のその力なんぞ不要だわっ」と言われ、自国ライボスアの女王に追放された過去を持つ。そしてそのまま国境近くの森の中で、ひっそりとあばら家暮らしを余儀なくされていたりもする。
そんな扱いを受けているサーシャに、どの面下げてそんなことが言えるのだろうか。
......と言っても、腐っても聖女の末裔であるサーシャは、嫌々ながらも王都にて浄化の義を行うことにする。
万物を穢れを払うことができる聖女は、瘴気に侵された国を救うことなど意図も容易いこと。
でも王子のたった一つの願いだけは、叶えることができなかった。
などという重いテーマのお話に思えるけれど、要は(自称)イケメン種馬王子アズレイトが、あまのじゃく聖女を頑張って口説くお話です。
※アルファポリス様で連載中の作品を数話まとめて転記してます。なので、更新頻度はまちまちになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-15 18:08:46
78120文字
会話率:25%
神谷晴華――ハルカは普通の女子高生だった。学校の友達と勉強して、バカなことやって、時々恋バナで盛り上がって。ただ、巫女の血筋を引いていて、近所の神社の「神様」や「精霊たち」とお喋り出来るんだけど――
ある日、「神様」は結界を守っていた
。それはこの世と異世界を隔てるもの。ついつい惹かれてしまったハルカは、それに手を伸ばしてしまう。
それが、全ての始まりだった。
降り立ったのは、剣と魔法の異世界。転移早々、運良くレイドボスを単独討伐したことをきっかけに、魔法科学校に入れてもらうことが出来た。
そこで仲間と出会いながら、沢山のことを学んでいく。
魔力を持たず、初めは文句なく最弱だった。けれど、いつか――
――彼女は最強になるだけではない。巫女が、いや、巫女の血を引くだけのひとりの女子高生が、ひとつの世界を救う。そんなことが本当になるのだ。だが、彼女は――いや、まだ誰も知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-12 12:57:33
319294文字
会話率:40%
ボルメルン王国の聖女、クラリス・マーティラスは王家の血を引く大貴族の令嬢であり、才能と美貌を兼ね備えた完璧な聖女だと国民から絶大な支持を受けていた。
代々聖女の家系であるマーティラス家に仕えているネルシュタイン家に生まれたエミリアは、大聖
女お付きのメイドに相応しい人間になるために英才教育を施されており、クラリスの側近になる。
クラリスは能力はあるが、傍若無人の上にサボり癖のあり、すぐに癇癪を起こす手の付けられない性格だった。
それでも、エミリアは家を守るために懸命に彼女に尽くし努力する。クラリスがサボった時のフォローとして聖女しか使えないはずの結界術を独学でマスターするほどに。
そんな扱いを受けていたエミリアは偶然、落馬して大怪我を負っていたこの国の第四王子であるニックを助けたことがきっかけで、彼と婚約することとなる。
幸せを掴んだ彼女だが、理不尽の化身であるクラリスは身勝手な理由でエミリアをクビにした。
さらに彼女はクラリスによって第四王子を助けたのは自作自演だとあらぬ罪をでっち上げられ、家を潰されるかそれを飲み込むかの二択を迫られ、冤罪を被り国家追放に処される。
絶望して隣国に流れた彼女はまだ気付いていなかった、いつの間にかクラリスを遥かに超えるほどハイスペックになっていた自分に。
そして、彼女こそ国を守る要になっていたことに……。
エミリアが隣国で力を認められ巫女になった頃、ボルメルン王国はわがまま放題しているクラリスに反発する動きが見られるようになっていた――。
※アルファポリス様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-04 18:00:00
42107文字
会話率:40%
OLだったチセは、猫を庇ってトラックに轢かれてという、いかにもテンプレな理由で異世界転生を果たす。
動物好きにも関わらずアレルギーが原因で動物と触れ合えなかった彼女の望みは、『もふもふなスローライフ』ただ一つ。
猫獣人に生まれ変わって、森
の一軒家に住み、近くの村に薬を買ってもらうことで生計を立てようとするけれど……!?
「君のお薬はどこのものよりもよく効くねえ」
あれ?
「ゴブリンの大群が! みんなを助けなきゃ、スラちゃんどうしよう!」「召喚士でしょ? 精霊呼べば? それに君自身が魔法使えるでしょ」
あれれ?
「森の聖女様だ!」
あれれれ?
「陛下、人口の少ない辺境に町ができているようなのですが……」
あれれれれ?
精霊呼んでチート生活したり、村を救ったり、村が町になったり、なんか気付けば自分も強くなってるし!?
挙句に、王族だから縁はない、と決めつけていた竜族のちょっと訳あり王子がやってくるし?
「竜に乗って空飛びたかったけど、王族とかならノーサンキューなんですけどー!」
チセのどうにも想定外なチートなスローライフ(?)が始まるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-21 08:00:00
103326文字
会話率:33%
悪役令嬢シャウラに転生したOL東雲百合子。ゲームの世界「星降る夜に花束を!」の中に入ったと思ったらそこは本当の異世界だった!? 「星降りの日」の「巫女」に選ばれる聖女としてスターフォール家に養子に入ったシャウラとヒロインが「巫女」の座をかけ
て戦う……前に! 取りあえず死亡フラグをへし折ろう! シナリオ前の4年間と断罪ルートをシャウラは切り抜けられるのか?
▼登場人物
シャウラ・スターフォール
…悪役令嬢。転生者。本名東雲百合子。
シリウス・スターフォール
…お兄さま(シリ兄ィ)。攻略対象より見たサポートキャラ。
スピカ・スターフォール
…ヒロイン(妹)。めっちゃ苛めたので死亡ルートが3つもある。
フォーマルハウト
…攻略対象。元少年暗殺者。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-04 05:00:00
101691文字
会話率:50%
産まれつきtsできる体質と村の事情が重なり、16になるまで巫女役を引き受けているアレクシア。幼なじみのカイトの悪逆無道な行いに振りまわされ、他人のやることには寛容。ほぼほぼ無関心な性格に育つ。
そんな中。国内の力ある巫女達
が、聖女選定の
調停役としてお城に呼ばれる事に・・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 12:45:49
11206文字
会話率:37%
「マンション広告みたいに実家が燃えてるわ…」
転生記憶を持つ『鶺鴒の巫女』サイは聖女に溺れた婚約者と聖騎士団によって処刑される所を、有翼の隣国皇帝・春果によって救出された。
「あの罪状信じるなんて、常識的に考えて馬鹿でしょ。僕の国においで、
歓迎するよ」
サイは斎の名を与えられ隣国宮廷の瑕疵空家物件(元後宮)で暮らすことに。最強魔力と知識と前世の記憶を駆使し、除霊!商品開発!神事!とのびのび活躍。幸せな生活を謳歌していくが…
「陛下。夜ごと『夜伽』を命じられますと、誤解を受ける気がするのですが。私は魔力でとろとろにしているだけで……」
・ど健全。
・途中TS(女体化)要素あり。変装目的でGLはありません。
・短編版(https://ncode.syosetu.com/n4267gs/)とは別の完全書き下ろしです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-17 18:02:56
318022文字
会話率:45%
聖女『神龍の巫女』として神龍国家シェンロンで頑張っていたクレアはある日突然、公爵令嬢バーバラの嫌がらせでリストラされてしまった。
さらに国を追放され住所不定・無職となったクレアは、隣国ブリスタニア王国へと旅立つことに。
旅の途中で魔獣キ
ングウルフに襲われたクレアは、助けに入った第3王子ライオネル・ブリスタニアとの運命的な出会いを果たす――。
聖女のリストラから始まり、最後にドラゴンもざまぁしてしまうドラゴニック異世界ファンタジー!
「ふぇぇ!? わたしこれからどうなっちゃうの!?」
*第6回カクヨムコン読者選考通過。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-03 21:33:22
109345文字
会話率:37%
西暦2350年人類は未知の存在と遭遇する。それらは圧倒的に人間よりも上位の存在であり対抗手段はゼロだった。それらは人類を狩ることを目的として現れ人類は抵抗することが出来ずに次々と殺されていく。
そんな中でも人類は諦めることなく対抗手段を
模索し続け、その結果生まれたのが『巫女』だ。
特異な能力を扱い敵を倒す。それが巫女の使命であり存在理由。この物語は最後まで残る第八世代の巫女を描いたものである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-24 23:52:03
5775文字
会話率:2%
英雄譚に憧れ、旅立つことを決めた少年トモア。叔父から旅に出る前に、近日中に行われる降臨祭を見ていくように言われる。だが、トモアは気が進まない。降臨祭は本来、静かに過ごす日。しかし、今年のセルビエスの降臨祭は違っていた。数百年に一度生まれる
という巫女がセルビエス出身だったからだ。巫女が十六歳になると生まれた街に戻り、天から聖女を降臨させる儀式が行われるという折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-05 19:12:23
113717文字
会話率:49%
勇者、魔王、アースガルナ王国神話偽書、預言者、魔動石、天使、悪魔、二本の対となる聖剣と魔剣と勇者の力となる選ばれし光と闇の巫女と勇者の末裔、聖女や勇者らと共に戦った仲間達の血を受け継ぐ者たち。
聖と魔の勇者。
数ある世界のなかで彼らが力を合
わせたその時、世界が初めて救われる可能性が生まれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-31 23:00:00
214282文字
会話率:47%
戦乱の気配が近づく幕末。武家の三男、清浜三郎太はある日突然異世界に迷い込んだ。
故郷を探し、故郷で成し遂げられなかった道を探す三郎太の先々には多くの出会いや別れ、戦いが待っていた。
その手には二尺二寸の愛刀、蛇切逆安珍。武士の心を失わ
ず、不器用ながらも歩き続ける三郎太は、やがて世界の秘密と奇妙な縁にたどり着く……。
異世界を征く、頑固で短気なとある武士の――異世界(おちかた)物語
<漂泊篇:第一章>血に始まる衝撃的な出会いであっても出会いは出会い。三郎太が辿り着いたのは普通の町、普通の人々、うるさい聖女。真新しくも平凡な日常の中、異世界に迷い込んだ衝撃も薄らぎ始めたかに見えた頃、たった一人、異常な少女が牙を向く。武士であるなら恩に報いよ! 剣を執れ、三郎太!
<第二章>これは幻か妖術か。四人の巫女の導きで、辿り着いた山間の村はまるで日本。愛刀を失い傷心の三郎太に染みゆく巫女の優しさ、故郷を偲ばせる村の景色。全てが大安心。もはや旅に意味はなし。否! 一見故郷に似たる村、知れば知るほど浮き出る違い。こんなところに居られるものか! 孤独と郷愁は怒りと変わり、刃に宿りて夜に輝く。武士よ、迷いを断ち切り悪しき因習を駆け抜けろ! ……そして、『炎帝』は来たる。
<第三章>どんなに道を知らずとも、足を動かせば前に進む。いつしか国境を越えた三郎太がやってきたのは帝政ヴォルフス。若き皇帝フリードに乞われ、開拓事業に協力する三郎太であったが、フリードの思惑は別にあった。三郎太の前に立ちふさがるは英雄『太祖』、亡国の騎士団。侮辱は許さず、やられたからにはやり返す。面目を保つことこそ武士の本義! 立ち塞がる者は全て斬れ! ……だが人は鉄で出来てはいないのだ。忠孝の心は誰にも等しく作用する、いわんや武士をや。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-22 00:00:00
665083文字
会話率:41%
ネクスタ王国の聖女だったシンシアは突然、バルク王子に「お前は本物の聖女じゃない」と言われ追放されてしまう。
バルクはアリエラという聖女の加護を受けた女を聖女にしたが、実はシンシアの加護である神巫(かんなぎ)は聖女の上位存在であった。
追放
されたシンシアはたまたま隣国エルドラン王国で竜の巫女を探していたハリス王子にその力を見抜かれ、巫女候補として招かれる。そこでシンシアは神巫の力は神や竜など人外の存在の意志をほぼ全て理解するという恐るべきものだということを知るのだった。
シンシアがいなくなったハリスはアリエラとやりたい放題するが、すぐに神の怒りに触れてしまうのだった。
※他サイト転載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-25 18:00:00
99997文字
会話率:34%
退魔執行官――鬼、妖怪、幽霊といった超常の存在【妖】への対処を行う有資格者。
御巫榛香は妖を祓う陰陽の名門【御巫家】の次女であり正規の退魔執行官である。
ある夜、退魔執行官としての仕事を終えた帰宅途中に空間の揺らぎを感知し現場へ駆けつける
と、そこには精緻な紋様で描かれた魔法陣が鮮やかな光を放ち展開していた。
徐々に光を失い消えていく魔法陣、その場には一人の少女が取り残されていた。
異世界から来たという紫銀髪の少女エルフィリア。彼女は自身に問う。
「どうして私は生きているの?」
死んだと思っていた少女と異世界への転移。
時を同じくしてこの世界にも異変が生じ始める。
落ち着きを見せていた霊脈の異常に始まり、妖の活発化、神隠し……
本来出会うはずの無かった二人は協力し、これらの問題に協力して対処していく事に……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-19 16:00:00
28684文字
会話率:43%
魔法戦争で傷ついた世界を修復するために神様より異世界に行って聖女様を探す使命をもらったオランド王国のグロリアス司祭と巫女のアーニャ、それに護衛の騎士サイファ。
いよいよ異世界へ転移となる直前、第二騎士団が攻め込んできた。アーニャ達を守るため
第一騎士団が出てきたところで魔法陣が発動。第一騎士団と第二騎士団を含めた23人が現代日本に転移してしまった。
転移した先は奥野旅館の庭。
たまたまそこにいた奥野家の家族に手伝ってもらいながら聖女様探しが始まる。
タイムリミットは砂時計が落ちるまで。捜索範囲は転移してきた奥野家を起点に徒歩3万歩までの範囲。
聖女様の特徴は、東洋人の特徴である黒い髪に、茶色の目。見つける方法は、聖女様の手に触れること。
聖女様を探しながら、現代日本で過ごす巫女アーニャと騎士団御一行。なんだか緊張感のない異世界人の日常のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-04 11:11:16
52493文字
会話率:34%
若き王は一人の敬愛する少女のため、大国の姫やバイキングの娘、聖女、邪神の巫女らを翻弄する。
大国のハザマで必死に生きる小国の王の物語。
最終更新:2020-09-30 01:49:38
4309文字
会話率:35%
死にかけ巫女、水無月 かんな。
巫女を死なせたくなかった神々は、世界を越えた聖女へフォロー役として送り出す。
「フォローもなにも、物語は完結してると思うんですけどっ!」
聖女サマは居場所確保済み、むしろ結婚秒読み。
そんでも
って、創った身体は馴染まないから暫く寝てろって···どういうこと?
魔法はあるけど普及してないし、局所的ファンタジーの中で1番ファンタジーなのは巫女様ですっ!って···
私はのんびり、のほほんと暮らしたい···つ
これはそんな規格外巫女サマの、異世界での生活記録折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-18 07:00:00
7738文字
会話率:50%
私、ミコはかつて日本でひたすら巫女として他人のための幸せを祈ってきた。
だから、今世ではひっそりと暮らしたかった。なのに、こちらの世界に生をくれた神様はなぜか『とんでもないもの』をプレゼントしてくれたようだった。
でも、あれれ? 周りには発
覚してない?
それじゃあ、ゆっくり生きましょうか……――って、なんか早速イケメンさんにバレそうになってるんですけど!?
※肥前文俊先生『第9回 書き出し祭り』第一会場提出作品「転生巫女は『厄除け』スキルを持っているようです ~そのスキル、使い過ぎにはご用心!?~」を改題・改稿したものになります。
※他サイト(アルファ・カクヨム)にも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-06 21:13:36
116976文字
会話率:35%
主人公がクラスメイト達と共に転移したのは、VRMMO『ゾディアーク・ゲート・オンライン』の世界だった。自分達を呼び出した相手が悪名高い国の王族だった事に戸惑いながらも、五年間に渡ってプレイしてきた経験と知識を活かして王都を脱出すべく彼は行
動を開始する。
―――自分で考えて行動しろ。最初から助けてもらおうなんて奴に手を差し伸べるつもりはない。
獣人の従者、公国の姫君と女騎士、冒険者の少女、更には主人公を追うようにこの世界へと転移してきた後輩女子と共に、彼は行く先々で騒動に巻き込まれていく。
アトラ・ティオール大陸を舞台に今―――"青き銃士"の物語の幕が上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-26 00:09:25
121512文字
会話率:47%
ミュゼリット王国に生きる色んな属性の転生者たちの短編集です。一話読み切りで主人公も変わります。中二病的魔法を唱える逆行転生聖女や元腐女子令嬢を狙う腹黒王子やじれじれな両片思いの転生者が出ます。魔物や魔王や極道も出ますが基本ほのぼのしています
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-20 16:00:00
40841文字
会話率:56%