二人の導き手であるグレイのもと、精界での暮らしが始まった。ここでは翼の力が絶対で、領地には、厳しい階級制度がひかれていた。二人が暮らす境界地は、そんな世界からはみだした者たちが暮らす場所だった。言葉よりも思念と呼ばれるものがコミュニケーシ
ョン手段として使われており、どうやら、言葉を使える場所は限られているらしい。
人間界では、翼人として秘密を抱えて生きてきた海は、力を付け、心も解放され直ぐにここでの暮らしに馴染んでゆくが、突然翼人となった隼人は、何時まで経っても翼の力を制御できず、萎縮してゆく。そして、そんな隼人の消極的な態度が、翼の力に恵まれないアンディーの心を逆なでした。
ある日、隼人との衝突をきっかけに、アンディーは危険な森の中へ入ってしまう。
アンディー達姉弟の事情と、森の危険さを知った隼人は、アンディーの事が心配になり村を飛び出した。そして、我知らず力を使い、アンディーを助け出す事に成功する。
これをきっかけに、二人は互いを知り、認め合うのだが、相変わらず、隼人は翼の力も思念も使えないままだった。それでも、仲間ができて楽しい日々が送れるようになると、そんな事は気にならなくなった。
そんな時、グレイの父、アカンサス候が現れ、事態は一変する。
隼人と海の羽化に、グレイが深く関わっていた事を知り、激怒した隼人は、アカンサス候と共に、領地へ行く事を決心するのだが・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-29 23:39:25
49466文字
会話率:21%
世界観を同じくする連作の九話目。これ単独でも楽しめると思います。
夜の散歩を趣味にする僕が出会った、一人の女性。夜の時間の中で、さなぎは羽化する。
不良教師の芦田風太郎先生が、不良学生だった頃の話です。
この作品は、エブリスタ、ノベルア
ップ+でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-02 09:47:45
3643文字
会話率:35%
むかしむかし、ある村に「セミ相撲」と呼ばれる慣習があった。
夏が近づくと、村人達は指定された組に分かれ、セミを捕まえる。そのセミがどれだけ長生きするか、一カ所に集めて競争するんだ。
相撲というより我慢比べのようなもの。そして今年も、羽化して
よりの命を、人間達に囲われて終えるセミたちがいる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-09 22:39:17
3990文字
会話率:11%
森の奥でクロアゲハ蝶が羽化し見果てぬ光の中へ飛び立ちます
仙台の閉店した老舗百貨店に、ひとりのクリーム色の長い髪の美しい少女ハルナが野宿をしています
ハルナはどうやって生き続けるのか?
ハルナの奏でるハーモニカ、ラヴェルの「亡き王女
のためのパヴァーヌ」が仙台の中心街に響き渡ります
果たしてハルナに救いは訪れるのか…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-03 18:46:29
7854文字
会話率:1%
小夜君が望むえいえん。
最終更新:2019-05-23 14:55:48
436文字
会話率:0%
蝶になりたがってるうちが華なんですか
最終更新:2019-04-16 18:15:49
263文字
会話率:0%
掌編です。
お友達のリクエストで書きました。
キーワードに「幻想小説」とか「掌編」とかが見当たらないので、「伝奇」にしましたが、なんか違う気がします。(´・ω・`)
あ、キーワード、自分でも設定できるのか……知らなかった。orz
最終更新:2019-03-18 15:56:01
380文字
会話率:0%
異世界シャナに、王の王妃にと召還されたサクラ。
だぁれがデブ専の王様となんか結婚するか!ふざけんな元の世界にもどせ!
アホな王様リク、アホな近衛兵リンドウ、アホな魔法士サレイと一緒にレッツエンジョイスローライフ。
異世界召喚系、逆ハーレム
なコメディ小説。
いつか、サクラはシャナの世界で羽化するのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-21 17:10:46
21870文字
会話率:30%
僕のかつての恋人は、森谷凛だった。森谷凛といえば、今や知らぬものはいない、トップモデルにして女優だ。その有名人が、何を思ったのか、昔のことなら僕に聞けと言ったらしく、真に受けた女性誌の記者が本当に僕のところに聞きにきた。
最終更新:2018-11-25 15:00:00
2000文字
会話率:19%
彼女は退屈していた。そこにやってきたプレゼントを彼女は受け取ってしまった。彼女は非日常を求めていた。普通で希薄な現実なんて要らないと。
最終更新:2018-10-22 14:15:20
1746文字
会話率:57%
さなぎの壊し方を間違えてしまった子供
キーワード:
最終更新:2018-09-05 08:04:29
477文字
会話率:0%
不老不死に羽化昇天した真人の前に現れたのは性別不明の宇宙人だった!?
宇宙に飛び出て宇宙人の大きさを実感した真人は人類を鍛える事を決意。
選ばれたのはしびとの少年、恐怖を知らない勇者、そしておっさん魔王の三人だった。
壮大なスケール
で小さく進む新基軸アクション超能力学園SF宇宙人バトル地球追放スローライフ、ここに開幕!
ヒロインはのじゃロリ、変態淑女、黒猫……そんなヒロインで大丈夫か?
<小説情報>
執筆期間2018/6/25~2018/7/7
完結済み 全20部折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-13 21:42:19
73516文字
会話率:22%
思い出と狂気。
羽化した君と羽化できない僕の陰影。
最終更新:2018-06-27 13:53:53
1442文字
会話率:10%
異端審問官を育成する学校を卒業した瀬賀(せが) 冴(さえ)は、過去に母と弟が殺されたある事件を調べるために、審問協会旧東京支部へと着任する。
最終更新:2018-06-18 15:07:31
10040文字
会話率:36%
天才博士が『寄生虫』と言う名の装置を発明した。その装置の目的は・・・。そしてその結末とは・・・。
このお話は博士と私のショートショートストーリーです。短くまとめてありますのでスマホにも最適です。
しまもん 様からいただいたお題『寄生虫』と
oga 様よりいただいたお題『羽化したら人類が滅亡するエイリアン』に基づいて書きました。
博士は必ず読者の期待を裏切ります。楽しんでいただけたら嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-28 23:27:55
738文字
会話率:82%
あらすじ
ある山間の小さな棚田の水路の、湧き水で生まれた、アキアカネの風太とナツアカネの昇太が幼虫の時期を経て、成長し、また、暑くなる時期、先に羽化した風太は、自分たちは、他の虫たちの命を奪って、生きていることに悩んでしまう。
同じ仲間
や、旅先で行き会う他の昆虫たちから、生まれつきで仕方のないことだと教わり風太の心は安らいだ。
クモの巣にかかった風太を救ってくれた人間もいるし、虫たちも、皆それぞれ色々なものを食べて暮らしている。驚くような生き方をしていることを聞いて、風太は元気をもらった。
秋の訪れとともに、高原から生まれ故郷の棚田に帰って、旅立つ前の仲間たちと再会する。生まれた頃からの仲間、昇太がその高原に行ってみたいと言うことを聞いて、ナツアカネの個体数自体が少なくなっていることに気づいた風太は、昇太の願いを叶えてあげたいと思った。そして、二頭は高原に向かった。
高原から帰った次の日から、昇太に会うことはなかった。ナツアカネの姿自体見かけなくなっていた。風太は、昇太が死んだことを知ってから、自分も急に死ぬのが怖くなった。実りの秋が過ぎ、冬の気配とともに霜の降りる朝、風太の命もつきて、風太の体は、風で田んぼに飛ばされるが、死んで無になってしまうわけではないことに気づいた。更に上から、風太の母が迎えに来て、風太の好きだった場所を巡って、先にこの世に来ていると思われる仲間たちに、会えることを楽しみに風太は上に向かった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2018-02-25 14:52:28
38844文字
会話率:39%
蝉の幼虫を拾った夏。
最終更新:2017-12-13 11:45:33
1006文字
会話率:0%
アタシは、幸せになりたいって、力いっぱい叫んでもいいんだ。
***
高校一年生の少女、碧(あお)。幼馴染で世話焼きの一輝(かずき)。そして、素性の知れないバーテンダーのエイチ。
それぞれの場所、それぞれの立場で生きる3人。個々が抱える葛
藤と、痛み。選んでいく、生き方。
その痛みに、彼らはどんな出口を見つけていくのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-11 02:13:11
18679文字
会話率:60%
ずっと前に書いておいてあったものの供養
最終更新:2017-12-09 21:54:47
1965文字
会話率:56%
誰かの言葉で傷ついたことを、また思い出してしまうことがよくあります。
そうしてまた傷ついてしまうことも、よくあります。
しかし、その言葉を吐いた相手はそのころ、きっとニコニコしながら暮らしているのでしょう。
それなら、自分だけ傷つき続けてい
るのは、もう止めにしよう。自分が囚われ続けていた言葉から脱出しよう。そして、傷つけたことを忘れたアイツに「綺麗」と言わせるくらいになってみよう。
そんなかんじのことを羽化に例えてみた作品です。
※この作品は他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-12 12:02:15
200文字
会話率:10%
見捨てられたくない
と、感じたことはありませんか。
失敗して、見限られなくない
と、思ったことはありませんか。
それは、保護された環境で感じること。
自分を守ってくれる環境を守りたいがために、生まれる感情。
でも、自分の足で、
自分がどうするかで、歩まなければなりません。
それに、気づいた感じの内容です。
※この作品はケータイ小説サイト野いちごにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-14 22:49:45
619文字
会話率:67%