「こんばんは。あの日助けていただいた者です。あなたを長いこと探しておりました」
「えっ……も、もしかして天からのお迎えですか……?」
◇
エルシアン・トライルは18歳の誕生日の夜、婚約者から婚約破棄を告げられていた。
名門魔法貴
族の長女でありながら一切魔法を使えないからとひどくののしられ、一方的に告げられた言葉に心を痛めていたその時、空から一人の男が乱入してきた。
夜空に浮かぶ星のような美しさを持つ男はアルクルスと名乗り、エルシアンをずっと探していたという――。
果たしてアルクルスの正体は天からのお迎えなのか?
それとも……。
これは努力する女の子が幸せになっていく短編です!
※ハッピーエンドで少しだけざまぁ要素あります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-25 07:34:16
8852文字
会話率:34%
「悪女オリヴィア! 白い結婚を神官が証明した。婚姻は無効だ! 私は愛するフローラを王妃にする!」即位したばかりの国王が、宣言した。式典に出席していた貴族たちは拍手をおくる。
近衛騎士に腕をつかまれ、悪女オリヴィアは泣きわめきながら退場した。
「やだやだ。私が王妃よ! 私はえらいのよ〜。うぇーん」
花びらが舞う中で、真実の愛で結ばれた王とその恋人は永遠の愛を誓いあう。
何百回も上演された演劇だ。
国王と王妃の真実の愛の物語。
ハッピーエンドの幕が降り、観客たちはすばらしい芝居に歓声をおくる。
彼らは何も知らない。
そこに大きな秘密があることを。
王に命じられた神官が、白い結婚を偽証したことを。
この時、悪女オリヴィアが娘を身ごもっていたことを。
そして、生まれる娘こそが予言の王女、光の精霊王の契約者だと言うことを……。
第一部 貴族学園編
私の名前はレティシア。前世の記憶を持つ5歳。
政略結婚した王太子と公爵令嬢の間にできた娘なのだけど、真実の愛を叶えようとした父によって、私の存在は、生まれる前になかったことになった。だから、いとこの双子の姉ってことになってる。
この世界の貴族は、5歳になったら貴族学園に通わないといけない。わたしと弟は、そこで貴族の子供と一緒に、契約獣を得るためのハードな訓練をしている。
私の異母弟にも出会った。彼は、私に「目玉をよこせ」なんて言う、わがままな王子だった。
第二部 魔法学校編
失ってしまったかけがえのない人。復讐のために精霊王と契約する。魔法学校で再会した貴族学園時代の同級生。毒薬を送った犯人を捜すために、パーティに出席する。修行を続け、勇者の遺産を手にいれる。
前半は、ほのぼのゆっくり進みます。後半は、どろどろさくさくです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 10:25:34
165413文字
会話率:39%
夜会にて婚約破棄を突然言い渡されたベアトリクス。
婚約者のローガー王子は見知らぬ女を連れていた。
ベアトリクスは問う。彼女といつどこで出会いましたか?
困っている動物遭遇率の高い王子と言霊の魔法使いのお話です。
最終更新:2023-08-04 23:05:41
7286文字
会話率:46%
突如として人を襲う群体生物UMAヒトガタが出現。
遺伝子工学博士津田は難病の息子を救う為、政府の人間である澱木ミコトと手を組み人造人間ミニステルアリスの開発を行う。
ハイドラマグナと名付けられたヒトガタの持つ刺胞毒を無効化するアリスシリー
ズという切り札を持つ事で人類は脅威への対抗手段を持つことに成功。
……全てが順調に進むかのように見える中、背後では更に深い人類の欲望が蠢いていた。
ミニステルアリス誕生の裏に潜む黒い意志と陰謀。
父と母、息子と娘、それぞれの思惑。
悲しき狂気と願いの為の犠牲。
そして二重螺旋を織り上げる為のたったひとつの想い。
2世代に渡る伝記S Fホラー、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-03 22:00:00
133259文字
会話率:49%
社畜を脱出してニートになったコウタは不慮の事故で死んでしまう。死後、輪廻転生を司る女神にコウタが願ったのは心身の【健康】と「穏やかな暮らし」だった。記憶をなくして異世界で生まれ直すはずが、コウタは記憶を残したまま目覚める。かたわらには事故の
時にかばったカラス——カークがいた。なぜか三本足で。コウタとカークが目覚めたのはひと気のない盆地だった。これは一人と一羽が「健康で穏やかな暮らし」を目指して、剣と魔法のファンタジー世界の片隅でのんびり開拓する物語である。
※8/4タイトル&あらすじ修正。旧タイトル:元社畜のニート、【健康】チート付きで異世界に送り込まれたから、逸脱賢者と追放された荷運び人と世界の果てでスローライフする折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 18:00:00
381496文字
会話率:48%
「サハルアリシャ・マーメイ。お前との婚約を今ここで破棄する」
公爵令嬢のサハルアリシャ・マーメイはある日突然第一王子からの婚約破棄を言い渡された。
そんな彼女の唇から返された言葉は──「この学院の中で、殿下のお言葉は無効でございます」
おバ
カな王子との婚約を白紙撤回させたい公爵令嬢とおバカな王子、そして彼女を溺愛する人たちとのほぼずっと「ざまぁ」なコメディです。 気軽に読めるお話の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 10:00:00
27444文字
会話率:63%
『異世界人召喚の儀式に異常があり、異言語間での魔術翻訳の制御が無効化されてしまった。(魔法世界から見て)未知の言語を話す女性の言葉を解読しながら事件の謎を解明していく。』
“異世界召喚もの×手話“です。
最終更新:2023-06-24 06:55:01
55486文字
会話率:25%
パーティー会場で伯爵令息マーカスから婚約破棄を言い渡される、子爵令嬢カリーナ。
もはやこれまで、と思われたが――
「急所を外れてたので無効よ」
「胸ポケットにコインを入れてて助かったわ」
「わざと後ろに飛んで、婚約破棄の衝撃を受け流したわ
」
と、驚異的な粘りでなかなか婚約破棄を受け入れない。
婚約破棄したいマーカスと、受け入れたくないカリーナの勝負の行方は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 16:40:30
2846文字
会話率:58%
※この作品はフィクションです。実際の人物・団体・医療行為とは一切関係がありません。あくまで創作物としてお楽しみください。
俺は、受けろと言われればなんの考えもなしに受ける。依頼であれ仕事であれ、ワクチン接種であれ、それは変わらない。
実際、今回もそうだ。
よく考えて生きていれば、こんな結果にはならなかっただろう。だけど、打ってしまった!
†卍☆……ワクチンを……打ってしまった!!!!☆卍†
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-24 17:33:00
88403文字
会話率:43%
オンラインシミュレーションゲームに飽きたフィーアはVRmmoである3Oをはじめることにした。
絶対的にいいスキルを手に入れたはずなのに攻撃無効という詰みスキルがたちふさがる。
フィーアは仲間たちに寄生し、自分だけのプレイスタイルを目指すこと
にした。
※寄生プレイが好きでない方にはお勧めしません。
1話目と2話目は短編と同じ話しになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-19 14:10:06
17564文字
会話率:39%
鳥取県伊塵町に住むごく普通の大学生、日路樹 条(かろき じょう)の元に突然訪れた、不気味なメール。
『この街には悪魔が居ます。それを町人全員で全て狩り殺して下さい。なお、悪魔は通常の人間として生活しています。それらを狩るために、町人全員の
基本的人権は認められません』
当然こんなメールを真に受ける奴なんて居ない。
そう思っていた。
しかし。
その日の午後2時。
『それでは"狩り"の時間となります。14:00よりこの街は無法地帯となりますのでお気お付け下さい。なお、ここから4時間は基本的な人権が無効化されますがそのことにおいては当方は一切の責任を負いかねます』
そして。
最初の『狩り』が行われ、町人が1人犠牲になる。
そして……
『悪魔が1人狩られました。この調子で全ての悪魔を狩って下さい』
突然突きつけられる殺戮の義務。
次々と減って行く町民、"悪魔"。
全てが狩られたその時、衝撃が眼前に訪れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-19 10:44:52
4696文字
会話率:32%
朱里は生まれながらに目が見えなかったが、幼い頃に毒殺されかけた皇太子を救ったことで惚れられ、成人してから皇帝となった彼に求婚されて後宮に入ることに。
だが皇帝に恋慕する義妹が邪魔な朱里を殺そうと蠱毒を薬と偽り飲ませる。
何故か朱里はそれをき
っかけに毒を無効化する体質を手に入れてしまう。蠱毒の影響で目が見えるようになり、毒食の美味しさに目覚める。
朱里は飲まされたのが毒だと知っても「毒と薬は紙一重。妹は私の目を見えるようにするために……!」と義妹に感謝し、義妹は「どうしてこうなった」と悔しがる。
朱里は「毒殺の危険がある後宮ならば毒が山ほど食べられるのでは」と期待し、後宮入りして皇帝の毒殺未遂の危機を救って感謝される。
たくさん毒を食べたい朱里は、皇帝の毒見役となって毒食生活を満喫するのだった。
これはのほほんとしている朱里が義妹から蠱毒を盛られたことをきっかけに、何故か毒を無効化する体質を手に入れ、毒食の美味しさに目覚めて後宮の毒殺事件を楽しく美味しく(本人が気付かないうちに)解決してしまう勘違いコメディ。
要素◆後宮×毒グルメ×勘違いコメディ×ミステリ×薄っすら恋愛
※完結まで執筆済。毎日投稿します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-18 16:31:55
89373文字
会話率:41%
魔物、亜人が闊歩する帝都ノレロで、魔法を無効化してしまう天然の魔法無効児(マジックキャンセラー)のロビンと、故あってロビンに協力する魔物(リッチー)が繰り広げる捕物帖。
肉弾戦(ドツきあい)主体の主人公と魔法が得意なリッチー。
剣と魔法の
世界でドツキとツッコミ満載のドタバタミステリーになる予定です。
本格ミステリーを期待する方は別の作品をお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-16 23:12:59
45547文字
会話率:34%
S級冒険者パーティに所属していた僕っ娘黒魔術師のユナはある日、パーティに自身より強い新人が入ってきたのと同時にパーティから追放されてしまった。
「お前弱いから要らない」
宿から追い出され、魔石を使いレベルを上げるとユナは念願の固有スキル
を入手した、そして固有スキルの名前は『能力模倣』 なんだこれ?
試しに使ってみると文字通り相手の能力の半分をコピーすることができる能力だと分かった。
一度だけ攻撃を無効化する能力、鑑定などを早速入手した
使える力は半分でも能力自体強ければ良いと考えたユナはこの力を使って再びS級冒険者を目指して戦いを続ける。
しかし道中でS級の立場を使ってきたパーティによって何度も殺されかけたり何度も邪魔をされたりする。
挙げ句の果てには貴族達にも狙われて...?!
ある日冒険者パーティから危ういから戻ってきてと言われた、「僕を追放したのはお前達じゃないか?!」
これは主人公ユナが自身を追放した冒険者パーティに復讐と成り上がりをする物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-15 21:05:28
17905文字
会話率:48%
ラーズと幼馴染みのミリアは、民間の魔法学校に通う一般平民だった。
物語の主要人物が通うような王都立の魔法学園ではなく、何の変哲もない普通の学校。しかしある日、ミリアがその王都立魔法学園への特別編入が許可された。飛び抜けた才のない自分が
どうしてと、不安がる彼女は、ラーズも一緒にと誘う。
「ミリアは俺が守る」
特例中の特例として、幼馴染みを守ると誓った彼は共に入学すると決めた。
ある種の奇異の目を向けられるラーズだが、入学後すぐミリアと一緒になって担当教師から呼び出しを受ける。そうして向かった先にいたのは、魔法学園の長――グラドニア。
彼はラーズとミリアを引き離すと、少年に向けて強力な魔法を放つのだった。
だがしかし、
「あ、れ……?」
万事休すかと思われた時、その魔法攻撃は霧散する。
そして学園長、グラドニアは告げた。
「お前には、特別な才能がある」――と。
その一方で、幼馴染みのミリアにもある事実を告げられていた。
これは互いを思い合う幼馴染み同士が、手を取り合って困難に立ち向かう物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-28 20:16:25
8883文字
会話率:42%
――魔法という存在が、あらゆる力の頂点に立つ世界。
ルイン・アークライトは、名門魔法使いの家系に生まれながら『ゼロ』という蔑称で呼ばれていた。
なぜなら、彼には魔法の素養が欠片ほどもなかったから。適正なしと判定されたルインは、一族
の中でも爪弾き者扱い。まもなく入学する予定となっていた魔法学園でも、同じことになると思われていた。
そのことを重く見たルインの父、アデルは彼にこう告げる。
「お前はこの家を出て、別の道を歩め」
半ば勘当とも取れるそれに、ルインは絶望しアークライト家を出ると決意した。
同じく王都の安宿に身を置くことになった少年は、ひとまずの日銭を稼ぐために冒険者となる。
いつ追い出されても良いように――と、人知れず剣の鍛錬を積んでいたルイン。そんな彼の実力は抜群とまで言わずとも、平均以上のそれを誇るようになっていた。
しかし、どこまでいってもこの世界は魔法というものが上位になる。
冒険者ギルドでも他の魔法使いが優遇され、また彼らも他の者たちを下に見ていた。
だが、ふとした拍子にルインはギルド最強と名高いパーティーに目を付けられる。
その中の魔法使いに絡まれ、攻撃魔法を放たれようとした時――。
「や、やめろ……!」
とっさに相手の腕を掴んだルイン。
すると、魔法使いの魔力の高まりは消失するのだった。
「これって、まさか……?」
その場から逃げ出しながら、自身の身に起きたことを思い返す。
そして、ルインは確信するのだ。
自分の中には、前例のない唯一無二の力が眠っていることを。
これは才能がないと蔑まれていた少年が、その評価を覆していく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-02 08:00:00
7072文字
会話率:31%
【時々、タイトルを変更します】
ライルは錬金術師の中でも、基礎の基礎である【置換】しか使えない落ちこぼれだった。周囲はすでに鉄から金を錬成しているのに、彼はフォークを溶かしてスプーンにする、その過程を飛ばせる程度。
ついには学長から愛
想を尽かされ、追放処分となる。
途方に暮れるライルだったが、自分にできることは基礎を極めること。研究以外にやることがなかった彼は、ひたすらに【置換】を突き詰めていった。
するとある日、ライルは死者の魂を鎧へ【置換】することに成功する。それを境にして、彼は周囲の評価を覆していくことになるのだった。
一方その頃ライルを追放した者たちは、基礎をないがしろにしたことで、窮地に立たされる。
※ざまぁは第4話に。
※カクヨムさんにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-02 20:38:16
19312文字
会話率:35%
何者にもなれなかった人生を送る冴えない、無能、ゴミ、クズ、役立たずの主人公、増田ヒロム。
安月給の工場でただ漠然と生きるためにだけに惰性で働く日々を過ごし、気が付いたら30歳。
いつもの様に朝起きてゴミ屋敷と化した住まいから職場に向
かう。
その筈だった。
しかし、玄関の先にあったのはいつもの道路や駐車場ではない。
そこは【無気力の呪い】に苦しむ異世界であった。
増田は世界を救う勇者として(なぜか若返って)召喚されてしまった。
週一でしか風呂に入らず、30年間DT(素人)……稼いだ金はギャンブルでスる様な男がだ。
何故こんな男が勇者に選ばれてしまったのか。
それは増田が元から無気力であり、無気力の呪いが効かない唯一無二の存在だったからだ!
更にこの30年、刻んできた圧倒的負け組の生活。
異世界でついに覚醒を果たす。
毒無効、麻痺無効、睡眠無効、幻惑無効、ウィルス無効。
毒特効、麻痺特効、睡眠特効、幻惑特効、ウィルス特効を複合した【ラアル】という勇者にあるまじきレアスキルを所持していたのだった!!
「……お前、オレの事バカにしてたよなぁ?」
敗北者男性叛逆の狼煙が異世界で今、上がる。
※この小説は加筆、修正を加えたリビルド版となります
※この小説は他サイトでも公開しています、よければ遊びに行ってね折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-27 07:52:12
23183文字
会話率:35%
ある日、聖都アキバに発生した"リアルの裂け目"!
異次元人、時空海賊、科学ギャングの侵略が始まる!
秋葉原の危機に立ち上がる美アラサーのスーパーヒロイン。
ヲタクの聖地、秋葉原を逝くスーパーヒロイン達の叙事詩。
ヲトナのジュブナイル第1
27話 怪盗"訴訟コンサルの女"。さて、今回はヲタッキーズの眼前で内部告発者を射殺した武器商人が法廷で無罪にw
懸命な捜査の末、訴訟コンサルによる裁判員工作を暴いたヲタッキーズは、審理無効を勝ち取り、武器商人を逮捕スルのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 15:03:36
16512文字
会話率:71%
最強とは何か。
圧倒的な攻撃力だろうか。または鉄壁の防御力だろうか。
違う。そこまで言うのであれば、防御不能攻撃無効化その二つが必要不可欠である。その上汎用性も重要だ。何でも出来る必要がある特定の弱点を突かれてはならない。
これは、そ
んな隙のない、最強の生物と呼べる存在と同居する主人公の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-03 11:21:12
3333文字
会話率:57%
冒険者であるレイジは、パーティから追放された。
理由は色々あるのだが、一番は男女間のトラブルであった。
というのが、リーダーに大層気に入られていた女ヒーラー。
彼女に言い寄られたレイジは、リーダーの逆鱗を買ってしまい、瞬く間にパーテ
ィから追い出されてしまったのだ。
長年、苦楽を共にしてきたというのに、たったそんな理由で……酷すぎる。
というわけで、レイジは腹いせに、元パーティメンバーの所持品を全て売り払うことした。
企みも上手くいき、スッキリしたレイジはある日、自分のスキルがEXへと進化していることに気づく。
その名も【天性解除(スキルダウト)】
能力は、なんと相手のスキルを無効化し、そのまま奪い取るという凶悪なモノだった。
加えて、さらに隠された力まで秘めている始末。
無敵に近い力を手にしたレイジは考えた。
今の自分にはお金もあるし、EXスキルだってある。
これからは自分だけのため生きる。
ついでに幼少の頃からの夢であったスローライフを目指す。
そう意気込むのであった。
そんなある日、レイジは街を歩いていると、後ろから声をかけられ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-08 20:39:06
166041文字
会話率:28%
魔法の才能に恵まれ、伯爵家の跡取りに相応しい能力と見識を示してきたレスティ。父からの信頼、切磋琢磨する友、変わり者だが仲のいい義弟、可愛い妹、彼の未来は順風満帆だった。しかし、義弟アルナードが「加護」を受けたことが発覚してから彼の立場は一変
する。
魔法が重要視されるこの国で、加護持ちは英雄であり、無条件で家督を相続される特権階級だった。このままでは、義弟が当主となり、レスティは廃嫡されて辺境送りになってしまう。義弟より有能である事を示さなければ破滅は待ったなしだ。
成長と共にドンドン才能を発揮する義弟。
「廃嫡は嫌だが義弟が天才すぎるんだが!」
「ノータイムで魔法を無効化って反則だろうが!」
「なんで死ぬほど苦労して身につけた技術を初見で見破りやがるんだよ!おかしいだろ!」
試行錯誤しながら弟に負けないように努力する日々。
気がつけば、王国最強の魔術師と呼ばれるようになっていたのだった。
加護を持たない王国最強の魔法使いと、魔法の使えない歪な加護持ちの兄弟対決はどちらに軍配が上がるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-11 19:00:00
134305文字
会話率:37%