主人公・池川(いけがわ)サトシは、高校の入学式の前日、幼なじみの国司(くにし)ナナに衝動的に告白をしてしまうが、なかなかに衝撃的な理由でふられてしまう。
失意の帰り道、サトシはストリートミュージシャンの女の子を見つけ、そのあまりの歌のうま
さと美しさに、つい涙を流す。
その夜、夢に神様が出てきてサトシに言う。「あのような理由でふられてしまったお主のことを不憫に思う。よってわしの力で、高校時代をお主のモテ期にしてやろう」
翌日、高校に入学してみると、くだんのストリートミュージシャンは同じ高校の先輩にして、ガールズバンドのボーカル、松永サアヤで、サトシに一目ぼれしたとして、グイグイグイグイ迫ってきた。
さらに神様の言葉通り、サアヤのバンドの他のメンバーやアイドル志望の女の子、学園一のお嬢様にイギリスからの留学生、はたまた町で偶然出会った黒ギャルなど、出会う女の子たち、次から次に気に入られてしまうサトシだが、彼の胸には、ふられたナナのことを諦め切れぬ心が残り……それなのにサアヤにはエロく迫られ、お嬢様には金の力で迫られてしまって……さあ、この恋、いったいどうなるの? どうなっちゃうの?
これは瀬戸内のとある地方都市を舞台に、青春と音楽、愛と欲望、夢と現実、文学・歴史、その他諸々、あれやこれやを描くつもりの、本当に目指すところは、主人公たちが成長し、大人になっていく様を描く、教養小説である。
一癖二癖はあれども、基本いい人たちしか出てこない、優しさにあふれたハートフルストーリーを書きたいと思っています。鬱展開には絶対なりません。当作品における「男女逆転」とは女子が攻め(積極的)で、男子が受け(消極的)ってことです。よろしくお願いします。
この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-02 06:00:00
405032文字
会話率:48%
真田昌幸が「占拠」する信州上田城へ向かって、徳川軍が攻め寄せる。
上州沼田の領有権争いから持ち上がった真田と徳川(&北条)の闘争は、真田の本拠地での大規模戦闘に発展した。
昌幸の嫡男・源三郎信幸は、父に命じられた通りに伏兵部隊を率いて支城へ
詰めた。
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※今作は、旧作【子檀嶺城戦記】をリライトしたものとなります。
https://ncode.syosetu.com/n4068u/
旧作をお読みいただいた皆様も、改めてご一読いただければ幸いです。
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同じ頃、二十名ほどの男たちが、主戦場から遠く離れた子檀嶺(こまゆみ)岳の古城に入った。塩田平の地侍・杉原四郎兵衛の一党である。
真田と徳川の圧倒的戦力差から徳川軍が勝つと予想した四郎兵衛は、
「徳川に身方する」
と吹聴しつつも古城からは一歩たりとも出ず、
「勝利するであろう徳川軍からの勧誘」
を待つという消極的策戦を取ったのだった。
しかし半月が過ぎても、徳川からの迎えは現れない。
それもそのはずで、真田勢に敗れた徳川勢は、すでに東信濃から撤退済みだった!
廃城で孤立し、事態を知る手段もなく、不安に苛まれる四郎兵衛に耳に、銃声が聞こえた――。
天正十三年(1585)閏八月。
後の世に、第一次上田合戦と呼ばれる戦の裏側で起きた、ほんの数日間の「反乱」の顛末。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-14 18:00:00
50554文字
会話率:23%
誰も悪くないのに、どうしてこんなに辛いのだろうか。
環境に馴染めない少女は、ただ考え悩む。
普通とは、生とは。
何気ない朝の一幕も、思春期の心には痛烈に響く。
※死について軽く触れますので、苦手な方はお控えください。
最終更新:2022-01-14 04:00:00
3650文字
会話率:25%
中学に入学した浅原秀人
後ろ向きな性格で何事にも消極的
そんな秀人が友達に誘われ体育館で出会ったものとは
最終更新:2021-12-24 20:00:00
72817文字
会話率:33%
冬野つぐみ――19歳、女子大生。
お人好しだけど消極的で、人付き合いが苦手な子。
平凡だけど、人よりも優れた観察力を持つ。
そんな彼女が住む町では、人が黒い水を残して消えてしまう連続行方不明事件が起こっていた。
物騒な事件ではあるが自分に
は関係ない。
人見知りな自分と似た親友、千堂沙十美と共に穏やかで幸せな大学生活を過ごしていた。
――過ごせると思っていた。
ある日を境に沙十美は性格や行動が変わりだす。
次第に離れていく二人。
沙十美の変化に戸惑いつつも、美しく輝いていく彼女を見守ろうとするつぐみ。
だが沙十美は突然に姿を消してしまう。
つぐみは優れた観察力を発揮し、沙十美が誘拐されたこと、一連の事件が人ならざる力「異能」を使う「発動者」によって起こされたことを知る。
犯人と敵対する組織「白日」の発動者であり、彼女の大学の講師でもある人出品子と共に、つぐみは親友を救い出すため、犯罪組織に立ち向かうことを決意するのだった。
主要人物の中でたった一人。
主人公「だけ」が異能を持たない話。
主人公、弱い!
でも、だからこそ諦めない!
異能やミステリー、コメディがお好きな方。
一度、お付き合い頂けませんか?
※既に公開してあるオモイカタと物語の大筋は変わりません。
ですが文章表現の大幅な見直しを図り、20万文字の作品を12万文字にまで大幅に短縮してあります。
物語の密度が上がり、展開が早くなった分、初見の方も快適に読めると思います。
読み心地が大幅に変わるため、別作品として挙げさせていただきます。
なお、こちらの濃縮版では、登場しない人物がおります。
じっくり楽しみたい方は、別バージョンの方も覗いてみてください。
じっくり版はこちら!
『冬野つぐみのオモイカタ』 https://t.co/gsnZWsFGwZ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-28 20:40:05
115926文字
会話率:35%
私立十二干支(とにえと)小学校の六年生は二学期になると、一部の児童はある「勝負」に参加する。
優勝者には卒業式で卒業生の代表を務める。
勝負の内容は自由。
個性の強い参加者たち。
片思い中の男の子。
勝負の参加に消極的な「丑三円花(うしみつ
まどか)」は、どうにかして負けられないかと画策する。
負けなければならない、優勝してはならない理由があるのだった。
別のサイトさんでアップしていたものをこちらにもアップします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-14 23:00:00
34292文字
会話率:31%
1作がだいたい5~10分で読める(予定の)オムニバス青春短編小説シリーズ第21弾です。
シリーズ・コンセプトは「思春期の頃の自分に読ませてあげたい物語」。
(オムニバス・シリーズのため、話ごとに設定・主人公・文体が変わります。意図的にバ
リエーションを増やしている(多様な人生・多様な悩みを描くことを目標としている)ため、同じシリーズであっても、雰囲気や主人公の性格はだいぶ異なります。)
繊細な感受性ゆえに、積極的になれず苦しむ青年の物語。自分と他人の「違い」に気づいていく物語。
SS用ブログ「言ノ葉スクラップ・ブッキング(http://mousou-story.jugem.jp/)」にも同じ内容のものを掲載しています。
(ブログ版はルビが少ない代わりに、下部(続きを読む)に蛇足な補足情報が付いています。)
なお、自作サイト「言ノ葉ノ森(http://kotonohano25mori.web.fc2.com/)」に本シリーズの「小説家になろう」版とSSブログ版両方へのリンク一覧を載せた「もくじ」ページを制作してあります。
※小説情報のキーワードに今回、ハッシュタグ付きのものがありますが、「小説投稿サイトにおける検索の利便性向上」のための実験として、わざと付けています。
(他の小説投稿サイトさんの検索機能を参考に、なろうさんでも同じことが出来ないかと実験しています。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-06 20:04:02
4324文字
会話率:0%
「三羽ちゃんねる」は三名の動画配信グループの名前である。一時期物凄い人気だったチャンネルも後続の勢いに押され、人気が停滞している。由々しき事態と考えたリーダーの青日は起死回生の動画を撮影し、学校の屋上で事故を起こす。そしてメンバー同士で言い
争いになった挙げ句、ついに学校裁判が開廷してしまう。依頼人の弁護を引き受けたものの、水無月の弁護はどこか消極的な様子だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-24 23:24:42
3489文字
会話率:49%
中学時代、宮野遍は美人な先輩女子に弄ばれてフラれた。そのトラウマから恋愛恐怖症になり、静かに高校生活を暮らしていたのだが──突如として学年一の美女にして、恋愛経験豊富な神崎文乃につきまとわれる。何がなんでも彼女になろうとする神崎。負けじと
フラグを折る宮野。気づけば夫婦漫才のようなやりとりをしていて、学園一のイチャラブカップルと噂されるようになっていた。そんなある日、トラウマをつくった先輩と出会うことになり、交際を申し込まれる。どうやら本気で俺のことを好きなようだけど、もう遅い。俺には完璧な彼女がいるんで!!◇恋愛に消極的な主人公と、スーパーポジティブ美人なヒロインが紡ぐ凸凹ラブコメ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-02 01:11:14
72581文字
会話率:40%
制作会社に就職したものの、たいして才能には恵まれていなかった。
3年ほどで離職し、その後は運良く知人に紹介された美術系専門学校で講師業をして収入を得ている。
今日は担当したクラスの進路指導を担当。消極的な子には夢を持て、夢みたいなことばかり
言う子には現実を見ろと軽いお説教をするのが業務内容だ。
「あれ、渡辺さんで最後?」
「ねこにゃん自習で後回し」
「金子さん?」
それも次の子で終わる。
残り時間は18分、余裕をもって早めに終わらせ自習の画像を回収し本日の営業時間は終了、のはずだった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-28 13:17:51
10029文字
会話率:49%
2020/11/17 完結しました。
※番外編の投稿用に、暫定的に【連載中】に変えております。
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――何かを忘れたように淡々と陽が昇り、月が出る。
七つの都市と七万の人口を抱える街、新都ラピスは今日も平穏だった。そこは、共
同体を保つために人間が「生産」され「役割」の名の下に歯車として働く、人と社会の使役関係が逆転した世界。ラピスの最高権力機関・統一機関に所属するリュンヌは、読書家で人との関わりを苦手とするところ以外、ごく一般的な研修生として暮らしていた。19歳の秋、幹部候補生に抜擢される研修生が発表される日の朝に、異言語を話す少年ティアがやってきたときから、彼女の日常は、そしてラピスという世界は、徐々に変化していく。
形を変えゆく世界のなかで、自身を変革してゆく人々の群像劇。
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リュンヌ・バレンシア(ルナ)……
本作の主人公。統一機関の研修生。事なかれ主義で厭世的、消極的でごく少数の人間としか関わりを持とうとしないが物語の中で次第に変化していく。本を読むのが好きで、抜群の記憶力がある。長い三つ編みと月を象ったイヤリングが特徴。
ソレイユ・バレンシア(ソル)……
統一機関の研修生。ルナの相方で幼馴染。ルナとは対照的に非常に社交的で、人間関係を大切にする。利他的で、時折、身の危険を顧みない行動を取る。明るいオレンジの髪と太陽を象ったイヤリングが特徴。
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※ガールズラブ要素は10章5話のみ
※同様の小説を「NOVELDAYS」「ノベルアッププラス」でも公開しています。励みになりますので、よろしければ評価や感想、ブックマークをお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-14 21:10:06
1513799文字
会話率:48%
最初にマグロが確認されたのはおよそ三ヶ月前。
イギリスドーバー海峡を通勤のため泳いで渡ろうとしていた男性が目撃。男性はその後失踪。一緒に泳いでいた同僚が通報。
2121/02/05 インド沖でインドマグロの群れを発見 インド沿岸警備隊が出
動するも到着時にはマグロの姿はなし
2121/02/17 オーストラリア沖でメバチマグロの一団がクルーズ船を襲う。付近を航行中のオーストラリア海軍が駆けつけるもクルーズ船は沈没。
2121/02/18 日本の大臣が「あれはマグロかな、マグロちゃうわ目黒やわ」という発言をし炎上。不謹慎なため大臣を辞任。目黒を活性化したい意図だったと釈明。
2121/02/28 中国沖で漁船がマグロに襲撃される。中国海軍が直ちに出撃し漁船ごとミサイルによる飽和攻撃を実施。マグロを撃退することに成功するも艦隊の約半数を失う。
2121/03/10 アメリカを中心にマグロ保護活動が活発化。マグロは知性ある友人、対話の努力をすべきなどとした主張が声を高める。
2121/03/15 ヨーロッパを直下型マグロ地震が襲う。マグニチュード4500。これによりヨーロッパは大混乱に陥る。
2121/03/29 G7にて先進国各国はマグロの驚異を認め、協調してこれに対抗することを宣言。しかしアメリカは人道上の理由から対マグロ戦線への参加は消極的。
2121/04/01 マグロによるワシントン降下作戦。ホワイトハウスに巨大なマグロが突き刺さる。当初報道はエイプリールフールの冗談だと見なされたため避難が遅れ、市民に多数の被害がでる。大統領は辛くも脱出する。
2121/04/03 アメリカがマグロ勢力に対して宣戦布告。「マグロが地球上から根絶されるまで私達は戦う」。
2121/04/18 青森県王間沖にて巨大マグロ出現。護衛艦隊壊滅。日本政府はアメリカの要請を受けて共同作戦の実施を検討。
全世界を震撼させたSFファンタジー「マグロを殺す 青森で。」の続編にして長編!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-11 18:54:35
22824文字
会話率:36%
科学技術が発展した世界の片隅にある小国フーティア。12歳の少女セーラの元へヒューマノイド796番が支給された。「あんたが、12歳になったクオーレ病患者に支給されるっていうヒューマノイドか。わたしたちクオーレ病患者は15歳足らずで死んでしまう
。今更ヒューマノイドと仲を深めた所でどうにもならない」ヒューマノイドとの交流に消極的な事を言うセーラだったが、徐々にセーラとヒューマノイド796番は心を近づけていく。そんな折、セーラに謎の組織が接触してきて…?これはセーラとヒューマノイド『ナクロ』の物語。※※※恋に発展するのはセーラが大人になってからです※※※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-10 22:08:20
3715文字
会話率:35%
死後の世界。
現世で最善を尽くせ無かった者達は徳不精と呼ばれ、その未熟な心を改心する為に、地獄と呼ぶに相応しい拷問の日々を過ごしていた。
ある一画を任されていた神は、拷問では無く、徳不精にロールプレイングゲームの様な冒険をさせて、
その心を育もうと考え、精霊を呼び集めた。
現世で徳を多く積んだ者は、精霊としてその世界で働き、徳不精達に拷問をしなければならなかった。
精霊達も、限界だった。
神は精霊達に、その壮大な計画を発表した。
精霊のメミは、アヤトという少し地味な男の子の担当となり、一緒の部屋で暮らし、傍から見守り導く生活を始める。
アヤトからメミは見えないし、消極的な彼をクエストに向かわせなければならない。
二人は、クエストをこなし、神の作り出した魔王を倒す事が出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-30 04:07:59
474042文字
会話率:65%
美しい銀の髪に、紅玉の瞳をしたシルヴィスは、ふと立ち寄った町で、前髪で顔を隠した身なりに無頓着なおかしな少女アシュリーと出会う。
ほんの気まぐれで親切心を出した彼だったが、アシュリーは天使様だと感激して、やたらと懐いて離れない。
消極的かと思えば図々しく、素直で無邪気なアシュリーを、強く拒絶することが出来ないシルヴィス。
なんとなく共に過ごすことになってしまったが、あまり人と関わらずに生きてきたシルヴィスにとって彼女との日々は新鮮で、それなりに楽しいものとなる。
「シルヴィスさんは、私の天使様です!」
偉そうヒーロー×ポジティブコミュ障ヒロインの平和なラブコメです。
☆ムーンで完結の「魔族で魔眼な妹は勇者な兄とお付き合いしたい!」の番外編になりますが、こちら単体でも読んで頂けると思います(*´꒳`*)
毎日18時頃の更新になります。
全13話予定。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-16 19:34:43
63718文字
会話率:54%
俺の名前は蓮本龍(はすもとりゅう)。16歳。
ある時期から人と消極的に関わるようにしてる陰キャでボッチの高校2年生。オマケに容姿も良くて下の上と恵まれていない。でも良いんだ。逆に取れば目立たない存在だって事だから。目立たなければ人と関わ
る事が少なくなる。そんな俺が校内で人気のクール系ギャル、久川奈津に告白される。だが俺は知っている。その告白は嘘だって事を!!なのに彼女の目が潤んで頬まで赤くなってて……いやちょっと待て、俺とアンタ接点全く無い筈だよねっ!!
【日間ランキング4位ランクイン週間ランキング16位ランクイン】
これは過去の出来事によって人と関わるのを最低限にしてきた少年少女のすれ違い恋愛モノ小説となります。宜しくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-09 23:00:00
115323文字
会話率:45%
他国より魔法使いの少ない国で、希少な魔力保持者として生まれたリント。
周囲の期待に応えるべく魔導士を目指した彼女は無事試験に合格し、国の機関である魔導士庁へと入庁する。
そこで指導役として紹介されたのが、先輩魔導士のユールだった。
最初は八
方美人なところが正直苦手…と思っていたのに、仕事に真摯に向き合う彼の姿を見ているうちに、印象が変わっていく。
今まで自分の魔力に対して消極的だったリントが、ユールの仕事ぶりを見て自分はこのままでいいのか自問し始めた頃、思わぬハプニングから同じ力をもつ少年に出会い、ちゃんと向き合う事を決めるのだが、記憶にない過去が彼女の未来に影を落とし始めて…。
※R15と残酷描写は念のためです。
※洋風名ですが、表記は姓・名の順となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-06 00:29:03
169566文字
会話率:31%
やる気がなくて消極的だけど、実はアクティブ?結構ポンコツで本人はクールでいるつもりだが周りからは微笑ましく思われてる。
そんなゆきちゃんの周りも個性的な人ばかりで毎日飽くなき人生を過ごしている。
のんびり日常系ギャグコメディー
最終更新:2021-06-01 21:42:46
44082文字
会話率:53%
吃音改善訓練
「言友会」は吃音者の全国規模の自助団体である。「香川言友会」が去年の4月に発足した。
吃音に関する話の会に出ると、多くの吃音者の体験談や吃音を良くしていく方法などの話が聞け、かなり参考になる。自身の吃音をある程度改善し
ていくことにもつながる。
吃音者の体験や本からヒントを得て、私の日課として二十分ほどの吃音改善訓練を午前中に行う。
最初に、体を伸ばしたり、腕を回したりの柔軟体操をする。そして舌を回したりして口の中を柔らかくする。
続いて、鏡を見ながら「バ・バ・バ・ア・ア・ア」と歯切れよく小さめの音を出す。次に五十音表の最初の方から少し大きめの声で区切りを付けて発音する。そして苦手な言葉の練習をする。
最後に中島みゆきなどの好きな歌を歌う。
日中は、他の人との会話を電話機などで録音して、それを聞いたりする。
吃音には心理的な影響が大きくつきまとう。
発声練習は音だけをテンポよく出すものである。発語練習は朗読などのように声に抑揚を付けたりと、より実践的なものだ。私の吃音は健常者に近づけようというだけでなく、それ以上を目指してちょうどよくなるか、と考えたりする.
「人間を上下関係で見て、スポーツや仕事など、全てを勝ち負けで考えている人が多い」
と言語療法士が話していた。吃音者同士が集まると、どうしても自分の吃音と他人の様子を比べて優劣をつけるようになる。
軽い吃音がある医師が、吃音がある小学生とその親に、テレビで言い聞かせていた。
「吃音が早く良くなる人は他人が良くなっていくのを妬まずに、自分のことのように喜べる人です。周りの人を仲間だと思い、愛情を注げるように変わっていけばいい」
頭では分かっても、実際に、そのように思い続けるのは私にとっては難しい。
(自分だけでも早く吃音がマシになりたい)と思ってしまう。吃音があると消極的になり発言を控えることがある。性格が少し悪くなっているのだろうかと考え込んでしまう。
吃音改善にしろ、何事も良くしていくのは少しずつしか進まないが、たゆまず続けていこうと毎日の改善訓練に励んでいる。
この作品は、noteにも投稿しています。
この作品は、https://www.okumato.com にも掲載しています。
2021/5/12
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-26 00:08:11
1483文字
会話率:10%
消極的な私自身のことを
書いてみました
最終更新:2021-05-19 12:27:31
398文字
会話率:0%