人を殺めたとある魂は、その罪を背負うことを許されず、ただ罪を見つめるしか術がなくなった。
罪の重さを知るための、さ迷う魂の物語
最終更新:2022-01-11 15:09:37
28541文字
会話率:33%
国を守る聖女を蔑ろにした結果、国は滅びました。
浮気した挙句聖女を追放した王子も、偽聖女呼ばわりして王子を寝取った公爵令嬢も、聖女に石を投げた民衆も、今更後悔してももう遅い! 私は私を救ってくれた隣国の王子様と幸せになります!
「――って
夢を見たんだけども、なんで何の関係もねぇオラ達が死ななきゃならねぇんだべ!?」
ある日、そんな『後の世でざまぁみろ』と笑われることになる国の未来を夢で見たド辺境の青年モーブは嘆いた。
聖女様はそれでいいのかも知れないけど、何の関係もない一般人のオラ達を巻き添えにしねぇでくれと。
そんな絶望の未来を回避するため、モーブは一大決心をして村を出る。
聖女追放騒動が起きる頃に村の皆を王都に呼べば何とか助かるだろうと信じて。
しかし、予知夢の未来は思っていたよりもずっと未来のことで、今すぐ行動してどうにかなるものではなかった。
そのままなんやかんやで兵士として働いたりしている内に聖女様の護衛に選ばれたり、隣国の陰謀を純粋な善意で打ち破ったりしている内に、未来は大分変わっていく……?
――これは、聖女追放からのざまぁに何の関係もないまま犠牲者として消えゆくモブの足掻きの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-02 19:11:37
38100文字
会話率:43%
この世界には、かつて魔術と呼ばれる超技術が存在した。だが今となっては、現代技術の発展によって淘汰され、もはや代替可能な「過去の産物」として捉えられている。
高度に発展した社会をもたらし、それを享受するが故に人類は、当然の如く身の回りで起き
る現象を解き明かし尽くした筈であるが、そんな「彼等」にも、手の付けられない謎が残されていた。
それは人間が霧のような形状へと変化し、忽然と姿を消してしまうといった、未知なる現象。遥か昔に存在した魔術を時代遅れの技術と吐き捨て、驕り高ぶる人類を無慈悲に消し去る霧は、さながら天罰を体現しているようである。滑稽な事に、その脅威に対しては高い頭脳、高い技術をもってしても対処することは出来ない。その為に人々は、ただ朧気に消えゆく審判の日を待つのみであるのだ。
誰が最初に口を開いたか分からないが。過去を凌駕したとされる社会においても全容解明に至らず、有効な対策さえ解らずにただ消えゆく時を待つ様を皮肉って、当現象は「最後の魔術」と呼ばれている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-06 20:00:00
403133文字
会話率:48%
山神様が最後の力で少年を救おうとする物語
最終更新:2021-12-05 14:36:27
2087文字
会話率:64%
幼き日のサニーとの約束ー大宇宙の星々をその目で見るー。死んだはずの彼女は再び現れる。共和国元老院に対する敵意と自らの消えゆく定め、戦争一歩手前のリラ共和国、それらに直面したリラの選択は。
最終更新:2021-12-01 16:05:50
36848文字
会話率:52%
幼い日に出会った名も知らぬ相手。
川の流れと共に消えゆく微かな幻をふと思い出す話。
最終更新:2021-11-28 14:02:53
3962文字
会話率:31%
シュミット伯爵視点で甦る、ハーレルイと伯爵の出会いと別れ。
『上映はまだか』
『苦情なら失恋しすぎのハーレルイに言え。ピンポイントで探し出すのはひと苦労なのだぞ。』
『ベルダ。がんば。終わったらピカピカに磨いてあげます!』
最終更新:2021-11-26 00:31:43
8452文字
会話率:46%
アルカンシエル、の別ルート設定。こっちを本編にしてもいいような気がしてきた。(※重複投稿しています)
最終更新:2021-11-16 03:00:00
2236文字
会話率:0%
女子高生の2人が織りなす、儚い一瞬の記録。
消えゆく毎日の何気ない会話にて。
最終更新:2021-10-13 11:06:11
2408文字
会話率:62%
アスタージア魔法大戦から15年。
魔女アスタージアは敗れ、消えゆく最中に村の人間たちに大小様々な呪いをかけた。
私にかけられた呪い、それは“好きな人に冷たくしてしまう”というものだった。
この呪いのせいで男から敬遠される人生だったが、ある日
変わり者として有名なダラグラシア侯爵が家を訪ねてきて・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-19 23:16:50
2794文字
会話率:29%
今から、
45年程前
最強たる二柱の神、
|神狼《フェンリル》と鬼神に愛されその身を争いにき戦場では、
立ちはだかる全ての物を斬り伏せる
『無上の風』と呼ばれた一人の男がいた。
その男がどこにいるかは、誰も知らない___
ある酒場で
大柄な老年の戦士は、豪快に笑いながら言った。
「あの剣術と魔術ありゃ、人間じゃねぇな」
ある屋敷で神経質そうな背の高い貴族は、静かに言った。
「あの方は、大地を喰らうを蒼黒の剛竜をも狩る方だ」
ある薄暗い通りで獅子の様な男は、ポツリと言った
「あの男は、帝国の闇を全て背負っている」
白亜の城でニヤリと笑いながら椅子に座った老婆が言った。
「奴こそ、武の極致知る者ぞ」
常闇の中で黒いコートを羽織った青年は、消えゆく様な声で言った
「彼は、衰えることすら知らない」
この世界の英雄達は、言い方さえ違えど
皆口を揃えて言う
あれこそ紛れもないが、「最強」である____
再新スピードは、作者の気分です。すいませんm(_ _)m
1話ごとの短さは、許してください。謝るので折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-17 18:11:10
1703文字
会話率:29%
恋愛ドラマの主役になれる素質が妹にはある。
恋に恋する10代を経て、大学生になった妹は恋に学業に大忙し!!
かわいくて、優しく明るい非の打ち所のない妹は、きっと素敵な恋人を見つけるに違いない。
とはならなかった。
恋愛にまったく興味のな
い妹は、姉の私の思惑とは裏腹に画家になるための道を突き進む。
周囲にどれだけ自分に恋する人がいても告白されるまで気が付かない!そして、告白されてもフッてしまう!
妹は絶対に恋愛ドラマの主役にはならないらしいが、彼女は周囲の人々を虜にする素質が十分にある。
そしてドラマの主人公補正がかかった妹の周りにはキャラ立ちした多種多様のハイスペックな人々が集まっているのだ。
妹にフラれた人々に私は声をかける。
そのまま消えゆく恋心!私に預けてください。
私が妹を主人公にあなたとの恋愛小説を書きます。
妹の周りに現れるハイスペックたちよ!私の小説のネタになりませんか!?
完結済み作品の改訂版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-20 22:31:43
26155文字
会話率:46%
今から数十年前、海上に突如出現した、たった一体の怪獣によって大災害が引き起こされた。震え、砕け、沈み、消えゆく大陸と命……
人類が力を合わせる事で、撃退に成功したものの、その被害は甚大だった。しかし、それは始まりに過ぎなかったのだ。
大崩
壊と呼ばれる怪獣災害から数年後、疲弊した人類に追い討ちをかける様に、侵略者が次々と地球に現れた。異星人・異次元人・未確認生命体etc……
彼等の目的は地球に存在する資源、大地・水・食物・労働力・エネルギー。持ち前の超科学力と怪獣を兵器として、侵略を開始したのだった。
だが、人類は決して諦めはしなかった。地下に潜み、研究を続け足掻き続け、遂に反撃の狼煙を上げたのだ。
人種も国籍も関係無く、ただ人類の矛として盾として立ち上がった地球防衛軍。その中でも特異であり切札とされる部隊Team Orphic Beasts<<対怪獣部隊>>、通称TOB。怪獣と心を通わせ、怪獣を駆り、怪獣の力を借りて怪獣を狩る唯一の部隊。
これは、TOBに所属し、最期まで滅びの運命に抗い続けた少年少女達の物語……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-26 03:21:47
120004文字
会話率:49%
毎日ゴミを漁って、人からお金を盗んで生き延びていた少年。名前は無い。
特殊能力を持って生まれる事があるこの現代世界に、彼は能力も育て親も持たず一人で生きていた。
ある日ヤクザからお金を盗み、恨みを買った少年はヤクザの持つ特殊能力で身体を切
り裂かれ、瀕死に陥る。
消えゆく意識の中、こっちを見ている少女がいた。少女は自分の身体に取り憑かせてくれたらまだ生きることができると言う。少年は彼女を受け入れ、再びこの世に生を受ける。
「君の人生は今から始まるんだよ」
これは君たちの知る東京とちょっぴり違う東京で少年の力と少女の頭脳を合わせて探偵&バトルをする2人のリベンジストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-23 11:43:24
282文字
会話率:20%
寓話あるいは異形小説。
街角から消えゆくポストがスマホを使う男を飲み込む。
最終更新:2021-04-12 15:00:00
3961文字
会話率:54%
中世ファンタジー風の異世界に転生したわたしは、とある道化師の箱入り娘だった。大人になり、前世の記憶がおぼろげながら戻ってきた時に気づいた。これは名作オペラ『リゴレット』に登場する悲劇のヒロインルート(最後に死ぬ)では!?と。日々消えゆくその
頼りない記憶をもとに、エモい父とわが身を守るため、幾度となくループを繰り返し、運命の改編に挑むのだ。
そう、あたしは魔法も、力も、お金も、権力もない、ただの箱入り娘。自分にできる事は、ただただあがき続け、愛する喜びを歌い、愛される喜びを歌うだけ。
そしてこれは、苦悩と葛藤の末に運命を乗り越え、ハッピーエンドを目指す”あたし”と”わたし”の物語。
<2021年3月末までには完結予定。現在は最終の第五部を執筆中となります。/二次創作/作中に登場するオペラの歌詞は、全て筆者Principeによる訳です。微妙なニュアンスの違いは、独自解釈と捉えてください>
「編集者ツッツー添削OK」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-30 14:10:55
298174文字
会話率:24%
私はある日一面の光に包まれた。
キミハドウシタイノ?
消えゆく意識の中、最後に誰かが私に何か言った気がする。
気がつくと私は知らない世界に存在していた。
◆いつのまにか光の精霊王になってしまった主人公は数百年の時を.....正座す
る。暇すぎて上達した魔法でやっと結界から出れたと思いきや、自分が壊した結界のカケラが降ってきた!!
危機一髪のところを助けてくれたのは新緑の瞳を持つ優しい少年で...。◆
◇これは神々が姿を消した世界で奮闘する精霊達の物語◇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-21 01:56:13
83259文字
会話率:36%
高校生になり初めての夏休み。
新しくできた友達との夏休みの遊びの約束に心弾ませていた七瀬 七夜。
しかし、突如七夜の頭上に降ってきた植木鉢が脳天に直撃し意識を失ってしまう。
しばらくして目が覚めるとそこは暗闇の世界。
目の前には鈍色に光る鎌
を片手にした少女。
少女は大天使・サリエルだと名乗り、死にゆく魂だった七夜を召喚したのだと語る。
七夜の体は小学生程に縮み現実味の無い出来事に夢なのだと感じ目覚めようとするが、自分の頬を殴っても一向に目覚めない。
そんな中、サリエルは七夜に言う。
「僕たちの行う『召喚』とは、ある種の救済だよ。死にゆく者達の。それよりも喜びなよ。消えゆく魂に選択の猶予が与えられたんだ。ここで何もせず消滅するのか、それとも消滅の先を進むのか」
サリエルの願いを叶えれば、自分の望む場所に魂を生還させると。
しかし、この世界での死亡は現実世界での死亡を意味すると。
楽しい夏休みを取り戻すため、七夜は命をかけた冒険を距て、彼女の願いを叶えるために召喚獣として使役される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 19:17:44
15967文字
会話率:52%
薔薇の園で見る夢は、ひどく残酷で美しい。誰もが、その薔薇に恋をした。
裏社会で生きる殺し屋の“スローロリス”。依頼人と殺し屋の仲介者である“ブローカー”から連絡を受け、彼は富裕層のひしめく街へと向かうことになる。
向かった先で目にしたもの
は、この世のものとは思えない『美しい死』だった……
そして死は消えゆく 咲き誇る薔薇と共に折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-29 11:26:07
1810文字
会話率:49%
「どうか、僕の想いが君に届いてほしい」
感情を「完全に制限されている」アンドロイドがはたらく世界。僕はアンドロイドなのに、川に溺れた君を助けたことによって感情についたロックが外れ、君に恋をしてしまった。
初めて得た感覚。この気持ちはなん
だろう。
でも感情を持っていることは周囲には言うことができない。アンドロイドなどが感情を持ってはいけない。そんな奴は問答無用で捨てられる。
生き続けるために自分が持ってしまったものを隠しながら、僕はずっと、君を探し続ける。
たとえ、己の身が壊れようとも……
ーーー
この作品はカクヨムでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-28 01:46:33
9932文字
会話率:21%