あるところに何度転生しても短命で終わってしまう運命を持つ魂があった。
その魂が人として最初に受けた名前は身代(みしろ) マコト。
人としては20~30代で不幸な事故で亡くなり、ある時は野生動物になり猟師や他の動物に狩られ、またある時は
虫や植物になり様々な生物から弄ばれたりもした……
何度短命な転生を繰り返しても、魂には[徳]が確実に溜まっていた。
ある時、彼女は次の転生について告げられる。
「土地神に興味あるかい? 」
溜まった徳を使い、短命だった魂のマコトは転生させられる。
この転生が神の気まぐれで決まったのかは、生まれたばかりの土地神にはわからない……
今度の転生先は神や妖(あやかし)の存在が認知されている平行世界の日本?
人生ではなく[神]生を過ごす事になったマコト……そして、新たな土地神がある村の神社へ降り立った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-01 18:48:59
254795文字
会話率:46%
突然のトラック事故で死んでしまった宇於崎剣路。彼は女神の気まぐれなのか異世界へ転生させてもらえることとなり、その特典としてどんな相手も指先一つでダウン可能な超々戦闘能力をその身に宿して剣と魔法のファンタジー世界で新たな人生をスタートさせる。
……が、転生先の世界は長らく戦争も起こっておらず平和そのもの、剣路の力は完全に無用の長物だった。腕っ節が役に立たないのならば、と地球の知識を活用し成り上がろうと画策する剣路だったが、魔法によって高度な文明社会を築いていた異世界に平凡なDKだった彼の知識など簡単に通用するはずもなく完全に行き詰まってしまう。最後の希望だった料理すら、地球と同じような食材とメニューで異世界の方が遙かに美味しいという始末。異世界転生無双を諦めた剣路は「どうせこっちでも平凡に生きていくならせめて主食はお米がいい」と東の果てにある和っぽい国を目指す。そこで剣路は運命の出会いを果たすのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-26 23:16:39
23986文字
会話率:29%
山奥のド田舎で生まれ育った「わたし」に、どういうわけだか〈聖女〉のチカラがあるっていうんです。
学がなければ作法も知らない、神か運命が気まぐれで選んだ山出しに、聖女として最低限の常識を身につけさせようというわけで、わたしは王都の学院に通うこ
とになりました。
さっぱり勉強もマナー修得もはかどらないわたしに、王太子殿下と、その婚約者である侯爵ご令嬢さまが話しかけてきたのですが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-19 00:06:13
11969文字
会話率:38%
《Sの運命》
東京都に属する人口千人未満の小さな島、『古島』に住む私、新宮沙音はいつも通りの日常を送っていた。が、ある日この平和な島で事件が起こる。この事件を境に平和だった『古島』は一気に崩れていく……
《Kの運命》
ある日、父の気まぐれ
で『古島』に引っ越すことになった俺、鏡谷斗哉はその島で友達をつくり、楽しい生活を送ろうとしていた。けれど一つの事件を境に『古島』は地獄へと変わっていく……
※当作品は気まぐれ更新です。いつ更新するかは作者自身もよく分かっていません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-07 23:05:54
46062文字
会話率:55%
「カルミラの民」。それは、美しい容姿と超常の力で人間を誘惑し、生き血を啜る吸血種族。
ヴィオレットは始祖の血を引くカルミラの民で、強大な力を誇示して奔放に振る舞い、「宵闇の女王」とあだ名されていた。しかし最愛の者に裏切られ、力の一部を奪わ
れてしまう。
心身ともに傷付き、嘆きながら日々を生きるヴィオレット。
そんなある日、死にかけていた人間の男に気まぐれで己の血を与えた。男の肉体はヴィオレットの血を受け入れ、カルミラの民の血を糧とする「超越者」として蘇った。
自分の境遇を理解した男は、命を救ってくれたヴィオレットに献身を誓い、ヴィオレットも男に血と愛を捧げる。
再び幸福な日々が始まるはずだった。
しかし、始祖の血を引くヴィオレットと、その血を飲み人外の力を得た男が平穏に生きることを、運命が許さなかった。
同胞の陰謀や、未だヴィオレットの心を囚え続ける「一度目の愛」が二人に迫る。
※「異世界ファンタジー」としていますが、歴史、文化、風俗などの世界観は限りなく近代西洋に近いです。神話や読み物など、現実世界と同名のものが登場します。
※カクヨム、エブリスタでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-13 17:00:00
347572文字
会話率:35%
主人公の名前は遊馬ひかる。高校入学初日に俯いた女の子、不知火日向と出会う。なんの運命か、二人はトラックに轢かれ死んでしまう。気がつくとそこは神界!?そこで気分屋な神様の気まぐれで二人揃って異世界へ!
初めての投稿です。
是非読んでいただけ
ると嬉しいです!
内容などかなりおかしな点があり、ただ今書き直し中です。文字数も少ないのでついでに色々と付け足したりしております。直し中なので、話の繋がらない点など多々あるかもしれません。
サブタイトル、本タイトル、章名も直そうと思っています。サブタイトルと本タイトル、章名は書き換えた後、こちらに報告しますが、1話1話については前書きに報告させてもらいます。
それでもよろしければ是非読んでください!
一章を王立学園から変更しました。
タイトルを変更しました。
サブタイトルを変更しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-03 00:07:54
61082文字
会話率:46%
破滅の音をゆっくりを聞きながら気まぐれに私は歯車が壊れるのを待ち望む
この運命を壊すために
最終更新:2020-08-27 18:17:58
2658文字
会話率:14%
「クリスタ。この瞬間から、君の爵位を剥奪する」
突然の宣告で、侯爵令嬢クリスタは、わけもわからないままに、全てを失った。
しかしそれらは全て夢の出来事であった。気落ちしながら学園に向かったクリスタだが、その日、貴族から虐められている、惨め
な姿の平民の少女と出会ってしまう。
しかし彼女は夢の中で、クリスタの破滅を見送った一人だった。
そしてクリスタは、夢を否定するために、気まぐれで彼女を誘った。
――あなた、私のもとに来る気はないかしら。
人の気持ちに疎い侯爵令嬢と、気弱な平民の少女の運命が交わり、二人の運命は大きく変わってゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-30 18:00:16
40397文字
会話率:27%
運命とは確率であり、確率とは奇跡である――
大学生・百瀬潤(ももせじゅん)は、人を好きになったことがない、ということ以外は恵まれた経歴を持つ青年。
そんなある日、潤は気まぐれに通った帰り道で、古びたカフェ『レインダンス』の店員・落木部玲(お
ちきべれい)に一目惚れをする。
初めての感情に勢い余ってそのカフェのアルバイトになった潤だったが、経営は火の車、店に来るのはひと癖もふた癖もある客ばかり。
だが彼らに振り回されながらも、潤は自分の人生で関わるはずのなかった世界を知っていく。当たり前のものだと思っていた自分の人生がまるで通用しない世界。
そしてそれを知っていくことは、同時に玲の過去にも触れていくことだった。
どんな言葉を選ぶのか、どんな行動をするのか、そうした選択が一つ一つ積み重なっていく。
人生は、確率によって成り立っている――
・2019年12月
本編完結致しました!足かけ3年という長い時間を費やしてしまいましたが、無事最後までたどり着くことができました!
ありがとうございました!
・2020年6月
……と、思っていただろう?
残念!もうちょっと続くんだなこれが!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-02 09:00:00
235733文字
会話率:47%
三十路の無職、突然、異世界転移する。
覚えの無い土地。
見慣れぬ種族。
見知らぬ世界。
貯金を切り崩す怠惰な生活の果てに辿り着いたのは、右も左も分からない世界。
鬼灯仁巳(かがち ひとみ)、元・雇われ店長のバーテンダー。
金なし、職な
し、居場所なし。
恥の多い人生を送ってきました、とまではいかないが、胸を張れる様なものでもない。
胸に灯していた情熱を失い、ただ流れる時間を無為に過ごす、何も持たない根無草。
そんな男に世間の風当たりは、凍える真冬の風の様に冷たい。
貼り付けられた見えないレッテルは“ロクでなし”。
お前の人生は間違いだらけだった、無意味だった、と笑われている気分。
ただの運命の悪戯か。
持ち前の悪運が引き寄せたのか。
気まぐれに女神が微笑んだのか。
聖剣を与えられた勇者の様に、世界を救う英雄になるわけでもない。
天才的な才能と叡智を持って、偉大な魔法使いになるわけでもない。
類稀なる美貌と話術を使って、美女との理想郷を作るわけでもない。
様々な人に出会い、心を交わす。
仕事を与えられ、言葉を交わす。
目を逸らしていた情熱を見つめ、考える。
「もうちょっとだけ、頑張ってみるさ」
己を見つめ直しながら、無職の三十路は異世界で生きてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-03 06:00:00
116489文字
会話率:37%
僕には親友がいた。
それも女の子の親友。親からも、クラスメイトからも、教師からも嫌悪された僕にとって、生涯唯一の友だち。
たった三ヶ月でも、彼女と色んなことをした。多分人生で最も幸せな三ヶ月だったと思う。
でも、僕は死んでしまった。
彼女と
交わしたたった一つの約束も果たせないままに...。
で、異世界に転生したわけで。
それを幸運と思って今は元の世界への帰り道を探しているんだけど……ちょっとおかしい。
例え異世界だとしても、命の危機が多すぎる。
それこそ、ちょっとした気まぐれで世界を滅ぼしかねない頭おかしい奴らが連続して襲ってくる。
もうね、今すぐ、帰りたい。
《2018年12月24日 本編完結いたしました!》
《株式会社マッグガーデン様より書籍化いたします!》
《※挿絵あり》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-18 18:20:17
1901368文字
会話率:42%
魔法大国デュフレーン。魔力をもつ王家の中でただ一人、力を持たない第二王女セオドーシア(シア)。一方、宰相家の次男ローランドは宰相家の伝説通り、精霊王の気まぐれによって強い魔力を持って生まれてきた。周囲のお膳立てで、自己評価の低いシアに、教育
係としてローランドがつくことになる。
兄や姉たちの恋愛模様をはさんで、静かに時は流れていくが、叔父ノートン伯により、ローランドの運命は変わって行き、そして最悪の事件が起こる。魔力も何もかも無くし、ローランドはデュフレーンを去っていく。傭兵となった彼は、セオドーシアと再会するが、果たして愛を再び育むことはできるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-03 17:23:21
112411文字
会話率:42%
世界はいつだって気まぐれだ。
神様だって手を焼くくらい……。
この世界の創造主は「キメラ」と呼ばれ、神として崇拝されていた。
現在、その名を継いだ少女の名は…咲也子。
その日、咲也子はいつも通り自分の「才能」たちとお茶を楽しんでいた
。
和やかな慣れ親しんだ時間……。
だがそんな空気も虚しく、突然「世界の気まぐれ」によって知らない場所へと飛ばされてしまう!
帰る方法はひとつだけ、「誰かが迎えに来るのを待つこと」。
それまで帰れない!?
神といえども(見た目的に)幼い非力な少女の運命や如何に!
しかし当の神様は呑気なもので。
気まぐれな世界の事など知らん顔だ。
出不精な彼女としては久しぶりの外の世界。
せっかくだし楽しんでいこうじゃないか。
思いっきり観光と洒落込むことにしよう、と。
100年余りも引きこもりっぱなしだった神様が、世界を満喫し始める!
そこで出会った<災厄>と不遇な名をつけられた心優しいモンスターとともに……。
先祖の作った世界を生きる様々な人々に出会い、触れ合いながら。
迷宮に足を運んでみたり、
モンスターに挑んでみたり、
奴隷を買ってみたり、
自分の祀られている神殿に行ってみたり、
冒険者スクールに行ってみたり。
時々美味しいお菓子をつまみながら紅茶を飲んで、
のんびり気ままに小さな神様観光中!!
これはカクヨムさまにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-03 19:20:28
123883文字
会話率:42%
自殺したら異世界へ!?主人公の運命やいかに。
※気まぐれ投稿予定なので次話が出るのはいつになるかわかりません。
最終更新:2019-09-05 14:33:44
4744文字
会話率:53%
現実世界は私にとって籠だった。
努力をしても気まぐれに振り回され、家では居場所はなく勉強しかさせてもらえない。
友達なんてものもなく一人孤独に生きていた。
そんなある時、傷ついた小鳥さんが私の前に現れる。
その出会いが私の運命を大きく変え
て行くことになるとも知らずに私はその小鳥さんを治療する。
家に帰ると成績について怒られ、私の心の拠り所になっていた文鳥のちっちを逃されてしまう。
ちっちを追いかけていった私は助けた小鳥さんに出会う。
「君を異世界、バルディアに連れて行ってあげるよ。」
そこから私の冒険は始まったのですが、一緒にいる小鳥さんたちはとても強く、そして可愛かったのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-27 08:48:03
5825文字
会話率:54%
略してあああ…のあらすじです。
人生負け組アラサーの主人公は
主にアトピーを苦に自ら人生の幕を閉じた。
これで全てが終わり無に還る筈だった…
だが神様の気まぐれ?により
主人公のしょーもない物語は終わらなかった…
理不尽な理由?で異
世界にて
新たな使命を背負った主人公。
でもチート能力は与えられず
容姿を含めて平均以下の能力しか持たないアラサーの主人公は
唯一神様から与えられた
見た目芝犬にしか見えない相棒の精霊ハチと共にいざ
理不尽な冒険の旅へ。
序盤にて主人公は
表向きは容姿端麗で凄腕
中身はそれぞれどこかがおかしいダメ勇者一行と
運命的な出逢いを果たします。
伝説の勇者の祖父を持つ
イケメンだがどうしようもないゲス勇者ハルト
普段は細身の優男
クスリ呑むとマッチョに変身
ステゴロ戦士アキオ
呪文の使い方や他にも色々が間違っている
血に狂フ最恐美人僧侶ナツコ
キモいの見たら魔法乱発
歌って踊るのが好きな
アイドル的魔法使いフユミ
主人公とはお互いの利害が一致したのでパーティを組む事になる。
そしてメンバー全員が
強烈な個性や欠点を持ち
それぞれがトラブルを起こしたりケンカしながらも
なんだかんだで助け合いながら
少しづつ実力も絆も強くなっていく。
そんな様子を何処からか観察する謎の怪しい存在…
更に最初から隠されている
様々な伏線とこの世界の裏真実。
更には誰にも読む事が出来ない
この物語の行く末とは?
※この作品が処女作であり色々と至らない点があるかと思いますが、
暖かい目で見守って頂けると助かります。
※何度も読み返したり細心の注意を払っておりますが、設定の矛盾等が御座いましたら
出来ればやんわりとご指摘頂けると助かります。
※向いてない会社員を何とか頑張って耐えに耐え抜きながら小説を書いてます。
従って更新が遅いかもしれませんが、
プライベートタイムは小説書く事を第1に全力で頑張ってますので、
応援して頂けるととても励みになります。
※作者の精神力は現実世界でもこの異世界でも全く通用しない程に脆く弱いので、
誹謗中傷は厳に慎んで欲しいです。
傷ついて小説書けなくなる可能性が高いです。
勿論真っ当なご意見やご指摘は
真摯に受け止めます。
※他サイト様にも転載予定です。
実際に転載したら直ぐに記載予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-11 22:57:40
8173文字
会話率:27%
◯月△日──。
イジメられっ子の伏見一生とクラスメイトの4人が異世界召喚された。
僕たちは戸惑いながらもいきなり勇者となり世界を救う使命を託される。
ここなら、今の自分を変えれるんではないか…淡い期待をした一生だったが──
…───
ない?!
そう、伏見一生には他の4人のような強力な力や勇者の称号をなにも持ってはいなかったのだ。
あったのは何の効果もない勇者の卵というゴミ称号だけ。
…時間が経てば勇者として覚醒するだろうと思い人一倍多く訓練を続けてきたが、
全く成長しない一生は召喚された国からも見限られ、
4人のクラスメイトに殺される。
しかし殺された一生は、神か悪魔の気まぐれかスケルトンとして蘇り、
戦闘を繰り返すたびに脅威的な速度で成長する。
──これは己の運命に抗った1人の男の復讐譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-25 20:31:10
25552文字
会話率:9%
世界はまさに神の気まぐれで作ったダンジョンを攻略せんとするダンジョン時代。
その100階層のダンジョンを攻略すれば神から誰もが羨む褒美がもらえるという。
そんなダンジョンに見向きもしないサーカス団員の玉乗りボレロは童貞拗らせちゃった系主人公
。そんなボレロの劇団にある日入団してきた赤毛の幼女、幼女はこじれた童貞を探していて・・・ボレロは赤毛幼女にダンジョンに潜ろうと懇願される。幼女によって動き出すボレロの運命とは・・
コメディー要素強めで2000文字から3000文字くらいで展開していこうと思います。
不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-27 05:32:58
31836文字
会話率:56%
ノーデン領の後継ぎ、オーランドは「幸運のお守り」の白い蛾のペンダントを気まぐれに買った。
――それが、彼とノーデンの運命を大きく変える。
産業革命×異世界の、転生なし異色ファンタジー、ここに開幕。
原作 種 『彼女は正に絹の娘』
アレンジ
青猫海葉
この物語はフィクションです。実在の艦艇、組織、人物とは一切関係がありません。
重複投稿しています。
ピクシブ版 https://www.pixiv.net/member.php?id=32723876
カクヨム版 https://kakuyomu.jp/works/1177354054887089488折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-31 19:39:53
139993文字
会話率:59%
両親の墓参りの帰り、気まぐれで春日山城址に足を向けた加倉相馬(かくら そうま)。
どこからか聞こえてくる鈴の音に誘われて相馬がたどり着いた先は毘沙門堂だった。
……気がつくと見知らぬ場所に立っていた相馬。
あてどなくその地をさまよい歩くう
ち、相馬はこの地が自らの知る戦国時代と酷似していることにきづく。
過去の日本とよく似た、けれど決して同じではない世界。
やがて相馬はその地で騒動に巻き込まれ、それをきっかけとして越後守護代 長尾晴景に見出される。
晴景の命令により、猛将柿崎景家に挑んだ相馬は知恵を駆使してこれを撃破する。
ほっと安堵の息を吐く相馬の前に待っていたのは晴景と妹長尾景虎との対立だった。
長尾景虎――後の上杉謙信。
これが相馬にとって運命の邂逅となる。
甲斐の虎武田晴信との激闘、将軍足利義輝による上洛命令、謀将松永久秀との暗闘。
幾多の戦国武将と時に戦い、時に和し、時に語りながら、やがて相馬は己の過去と対峙する。
覚慶と名乗る僧によって胸の傷を開かれ、苦悶する相馬を助けたのはいつか聞いた鈴の音の主だった。
三国同盟、桶狭間の戦い、今川家の中で暗躍する影は東国すべてを飲み込む戦災へと姿を変え、越後は否応なしにその波に飲み込まれる。
予期せぬ共闘を経て武田家との絆を深めた相馬は、不可能と思われていた越甲同盟を志向し、実現へとこぎつけた。
ありえなかったはずの盟約が、ありえたはずの未来を遠ざける。
それは日ノ本に迫る破滅を断ち切る大いなる一歩。
そうと伝えたのは、京で相馬を救った鈴の音の持ち主であった……
※この作品は小説投稿サイト「arcadia」にて連載中の二次創作作品「聖将記 ~戦極姫~」から二次創作要素を抜き、オリジナルとして改訂した作品になります
※作者は同一人物です 玉兎(小説家になろう)=月桂(arcadia) 向こうのサイトでも第一部(←現在連載中のは第三部)にてお知らせとして表記してあります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-03 19:00:00
654505文字
会話率:25%