日ノ本から渡ってきた雇われ侍の陸王(りくおう)と精霊使い兼盗賊の雷韋(らい)は、とある宿場町で紫雲(しうん)というモンク僧と出会う。彼は『妖刀』を探して旅をしていると言うが……?
そんな中、雷韋は悪夢にうなされる日々を過ごすことに。
そして
、その先には信じられない事実が待っていた!
彼等が出会った宿命とも呼べる理由(わけ)とは──!?
陸王と雷韋の数奇な物語、第三幕!
一風変わった和洋折衷のハイファンタジーの第三弾をどうぞお楽しみください。
※多分、ライトノベルではありませんので、ラノベファンタジーが読みたい方はご注意ください。
※ハイファンタジーですが、ほぼ名前は漢字になります(ルビ振ってあります)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 18:42:00
382089文字
会話率:44%
妖達の世界「日ノ本」
その世界は 一つの権力の中心である黄帝・麒麟を帝に据えた【京】を中心に、北は玄武の【奥州】 、東は青龍の【江戸】、西は白虎の【四國】南は朱雀の【阿蘇】と4つ都市があり、その周りにさまざまな国が連なる世界となっている。
その中、気っ風の良さと行動力、そして風を操る若き青龍将軍収める江戸は 小鉱石川にある 八百万商【細石屋】の住人と、それを取り巻く江戸の妖衆の騒動顛末記、である。
登場人物
【細石屋】住人
★細石屋主人 ・ 漣那美(さざれやあるじ ・ さざなみ)
?歳 雛色の長く波打つ髪を背中の真ん中でゆるりと一つに結い、翡翠色の瞳の美しい若い女人の形をとったモノ。
人か妖か鬼神は不明。着物を粋ににきこなし、紅い羅宇の長煙管を燻らせ、不思議な言葉使いをしている。
★春霞(はるか)
15歳 男 黒髪に碧玉の瞳。細石屋 漣那美の養い子。
この世界にあって大変珍しい「人間」だが、赤子の頃からここに住んでいるためそんな意識はなく、他の妖と生活基準や価値観は一緒、
妖のような攻撃や変化を行う力は持ち合わせていないが、15年ぶりに本人へ返された彼の血脈に寄り添う管狐によって身辺はしっかり守られている。細石屋の小僧のかたわら、飾り職人の真似事も行なっている
★零 (れい)
17歳 男 桜色の髪に橘の瞳の長身痩躯で粋ですれ違い女が振り返るようないい男。
妖ではあるが力の強さや種族は不明。葦原遊郭において随一の花魁「珠月見太夫」に大変見目麗しくよし、と、彼女専属の道中での傘持ちをやっているが、基本的には細石屋の小僧…居候。 飄々とした感じで、女物の反物で設えた着物を着流し、道中用の中が朱色、外が射干玉色をした中朱番傘をさしている。
背中に美しい桜と狗と白狐の彫り物がある。チャキチャキの江戸っ子。
星駒(ほしこま)
13歳 猫又。
空色の瞳に淡い黄金色の髪。
下総国猫の郷の出で、実家は郷長の薬草園。父親は上総下総を統治する猫神。
5男8女の兄妹の中でも1番末の娘だが、1番妖力が高い。白の多い三毛猫で、日の本の猫には珍しい長毛。
猫又治療院 猫仙人である宗龍先生の元に、修行を兼ねて奉公に出されたが本人は大江戸での玉の輿を狙っている
★意図しておかしな喋り口調を使っているキャラがいます
★物書き再開後のごく初期の作品です
★アルファポリス様にも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 00:00:00
98873文字
会話率:45%
妖達の世界「日ノ本」
その世界は 一つの権力の中心である黄帝・麒麟を帝に据えた【京】を中心に、北は玄武の【奥州】 、東は青龍の【江戸】、西は白虎の【四國】南は朱雀の【阿蘇】と4つ都市があり、その周りにさまざまな国が連なる世界となっている。
その世界の『江戸の片隅』に住んでいた、鼬と楓の木の精霊、二人のお話。
(短編です)
アルファポリス様にも乗せてあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-25 11:38:08
8137文字
会話率:53%
※書籍化が決定いたしました! 詳細は追ってご報告させていただきます!※
日ノ本一の剣士とすら謳われし男は、自らの臨終の際に頭の内に聞こえてきた謎の声に導かれ、生きる力を失ったとある少年エルフの肉体を手に入れてしまう。
肉体を貰い受けた少年
エルフ、ハークの名を受け継ぎ異世界にて第二の生を得た彼であったが、その世界は『レベル』『ステータス』そして『SKILL』が存在し、壁となって立ちはだかる。
彼はそれらを虎型の魔獣、虎丸という相棒とともに一つ一つ乗り越えていく。
第一幕:古都ソーディアン編
第二幕:学園編
第三幕:辺境領ワレンシュタイン編 ← 今ココ!
第四幕:モーデル王国編
第五幕:帝国編
※連載が長編に及びましたため、200回目に主要人物紹介、並びに201回目に用語解説集を載せております。
主要人物紹介https://kakuyomu.jp/works/1177354054892485914/episodes/1177354054897344203
用語解説集https://kakuyomu.jp/works/1177354054892485914/episodes/1177354054897421367
※第5回カクヨムWeb小説コンテスト異世界ファンタジー部門特別賞を受賞! 読んでくださった皆様、応援してくださった皆様、ご評価いただいた皆様、本当にありがとうございます!
※カクヨムでも投稿始めました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-07 15:17:47
2315396文字
会話率:41%
関ヶ原の戦い後に斬首された石田三成、気がついたら現代に転生していた!宿敵・徳川家康と人格が入れ替わっていたことに驚きつつ、転生者の集まる学校・日ノ本高校に通うことになる。三成が主軸のほのぼの現代ライフ。
あくまで現代での生活がメインのた
め各人物は義務教育の教科書程度の情報でフワッと書いています。
不定期更新です。
pixivとノベルアップ+にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-27 18:00:00
105982文字
会話率:54%
妖怪×歯車パンク×時代劇!
江戸幕府が倒れて時代が『明機』になってから五年。
付喪神を憑かせた自律回転する歯車を動力源にして、日ノ本は大きな発展を遂げた。
歯車を埋め込んだ機械甲冑や重機が闊歩する街で、日雇い労働者の『歯車使い』烏合喜三
は妹とともに、貧乏ながらも平穏に暮らしていた。
だが、ある日、喜三は政府陸軍に追われる少女を助け、事件に巻き込まれてしまう。
それは、隠してきた喜三自身の過去と向き合う事件でもあった――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-27 07:00:00
100022文字
会話率:45%
二週目も日ノ本統一という偉業を成し遂げ役割を終えたと思っていた三好将和だった。
だがしかし、目が覚めればそこは明治時代の日本であり日本は少し変わる形だったがそれでも戦争の道へと突き進んでいたのである。
そして将和は再び日本を破滅から救うべく
、かつての仲間達と共に立ち上がるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-10 19:08:40
346285文字
会話率:62%
「ちょっと異世界行ってきてね。」そんな神様の一言から始まった天女の天樹姫さんの異世界転移。
魔王討伐?建国?そんな仕事はありません。ただただ暮らしているだけでいいらしい。
神様に自分を祭ってねーとか何とか言われたので森のど真ん中に神社を立て
てみた天樹姫さん。
参拝客来るのだろうか……?
旧タイトル「異世界の神社には天女様」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-28 17:15:22
81639文字
会話率:50%
1545年。戦国時代。
足軽(兵士)になるべく腕を磨く少年【陸】は、北条家の末裔を名乗る男【礼】と出会う。
礼は日ノ本に再び平和をもたらすため、陸と共に天下統一を目指していく。
これは、歴史に隠されたもう一人の主役の物語。
最終更新:2022-06-29 03:22:51
983文字
会話率:24%
其の乱の始まりは妖峰の大噴火
戦国の世から100年――宝永大噴火を幕開きとして、日ノ本は再び動乱の時代を迎える。
噴煙とともに現れたのは夥しい数の妖怪だった。国中の猛者を集めた殲鬼隊がこれを殲滅したかに思えたが、妖怪が残した邪気はそ
の後も日ノ本を漂い、人々の心を侵蝕していった。この混乱に乗じ、朝廷は西洋の強国を後ろ盾に倒幕の兵を挙げた。
邪気に侵された者を保護する組織“鴉天狗”のもとで育った影狼はある日、半妖の武蔵坊、義兄の幸成とともに破邪の誓いを立てた。しかし朝幕の争いが激化する中、鴉天狗は妖の軍事利用を進める妖派と対立。幕府からも軽視されるようになる。そして遂には――
歴史ロマン×ハイファンタジーの『噴煙シリーズ』第一作!
※この物語はフィクションです。登場する人物・地名・団体等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
※カクヨム、小説家になろう、エブリスタ、幻想歴史資料館(自作HP)に投稿しております。カクヨムがメインですので、最新情報はそちらでご確認いただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-16 18:41:45
298723文字
会話率:38%
天下分け目の関ヶ原 ロリ島津推参!
時は戦国、世は乱世。その流れが一気に収束しようかという慶長五年、日ノ本の端っこで乗り遅れに焦る一人の姫武将がいた。勇猛可憐で知られた島津四姉妹の末っ子、島津維新弘歌である。
「姉ちゃん、このままだとマズ
いのじゃ! 世間の流れに遅れるのじゃ!」
「うるさい。よそはよそ、うちはうち! 中央の事なんか気にしている余裕は無い!」
当主の長姉義歌は全く話を聞いてくれない。だがリミットは刻々と迫る。そこで弘歌は自分だけで初めてのお使い、もとい参戦を決意する。
「年増の姉ちゃんは更年期だから腰が重すぎるのじゃ! ぴちぴちのワシだけで行くのじゃ!」
希望者を募り個人の資格で畿内へ駆けつける弘歌。そんな美幼女を待っていたのが、天下分け目の戦いとのちに語られる大決戦・関ヶ原の戦いであった……。
※歴史物というより時代物です。家族関係・年齢・性別などあらゆる設定が某戦国大名と違います。この作品は小説家にカクヨムにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-13 06:00:00
118414文字
会話率:56%
日ノ本という世界に転生した凛は、大蛇の生贄とされます。
生贄なんて嫌だから。と、前世の記憶を利用し逃げることを決意するも、結局……。
ほのぼのとまではいきませんが、ハッピーエンドっぽく仕上げました。
最終更新:2022-04-21 07:21:12
2942文字
会話率:7%
かつて、日ノ本には一人の忠臣が存在していた。その男は楠木正成である。そして、道半ばにして湊川で命燃え尽きた正成だったが…神の悪戯か、後世の子孫に転生した。
そこには自身が愛したもの達が否定された世界が広がっていた。自身が尽くした南朝もなけれ
ば、敵だったとは言え同じ皇族の北朝の天皇家すらも蔑ろにされた世界を見てかつて忠臣だった朝敵の足利氏への最後反抗が開始する折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-03 07:36:02
157054文字
会話率:75%
極楽堂鉱石薬店奇譚の番外編です。
仙台市若林区沖野にある喫茶店「リュミヌー珈琲」様とほぼ勝手にコラボさせていただきました。
それは、この世のようでこの世に非ず。過去のようで過去にも非ず。
國は日ノ本、世は大正。見目麗しい鉱石が煎じ薬とされ
ていた。
極楽堂鉱石薬店は、そんな日ノ本國のとある街で営まれる一風変わった石薬屋である。
そしてこれは、その極楽堂に関わる人々が、
午前中だけ現れる不思議な純喫茶「リユミヌー珈琲」に訪れて、不思議な時間を過ごす物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-16 12:44:43
23302文字
会話率:54%
日ノ本に神々がまだ地上に降り立っていた時代。神々に妬まれ疎まれて【呪い】を掛けられた愛し合う男女の神達がいた。妬む神達によって引き裂かれ掛けられた呪いは2人の思いの深さを試すもの。呪いを解く為に幾度となく時代を超えて生まれ変わり、その度に引
き裂かれ、愛する者を求め、探し続けて出会う。そして、再び引き裂かれる。そんな呪いも最後の時を迎える。あと一度、あと一度探し出して出会い、その体に触れる事で呪いは解けるのである。その間に呪いを掛けた神達は消えてしまった。それだけでなくこの地上から多くの神達が何処へと消えてしまった。この国を造り、この国の人間を育て、その人間と共に居た神達は何処に消えてしまったのだろうか。八百万(やおろず)とも言われた神々はどうして消えてしまったのか。呪われた神の生まれ変わりである渉と鈴音、15才となる夜に今までの、神であった時から幾度となく生まれ変わった時代のその全ての記憶が蘇る。それぞれ時代で彷徨い続け、お互いを探し求め続けて何としてでも出会い、そして今、呪いを解く最後の旅が始まる。増えすぎた人間、神の居ない世界、魑魅魍魎の狙い、まだ地上に残る神達は・・・・・。※申し訳ありませんが不定期投稿となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-21 04:00:00
128548文字
会話率:70%
むかしむかし、日本によく似た異世界にも『戦国時代』と呼ばれる時期があり、戦国武将によく似た武将たちが存在していました。
これは今から450年ほど前、ひとの世に、神やあやかしが共に存在していた異世界 ”日ノ本”。
神龍を従えた『越後の龍・上森
剣神』、炎虎を従えた『甲斐の虎・武隈信厳』ら戦国武将が鎬(しのぎ) を 削っていた、群雄割拠の世のお話です。
※こちらの世界では『越後の龍』が女性ですので、そういった設定が苦手な方は閲覧をお控えいただけるとありがたいです。
※名前が似ていますが、史実のモデルとはまったくの別人です。
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こちらは『カオス戦国 ~気付いたら18禁乙女ゲームの世界に転生してました・でも私、攻略される武将側なんですけど!?~』のスピンオフ作品です。
本編の『カオス戦国』は、18禁乙女ゲーム『花押を君に~戦国恋歌~』の世界に異世界転生した話なのですが、この作品はその舞台になる異世界の 約20年前の話、前日譚になっています。
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・ 少しでも楽しんでいただけたら嬉しいですが、何らかの反応をいただけると、とても励みになります。
・ 本作よりコメディ要素が少なめですが、本編の方も覗いていただけると嬉しいです。
・ カクヨムにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-23 17:11:04
12811文字
会話率:35%
20XX年、「日ノ本」改め「日本」。
混乱の時代を神と共に乗り越え、神の手助けを受けつつ、なんとか国を立て直す事に成功した国。
現代の日本人は最低でも1人1柱、または一体の神か精霊を身体に宿し、この世に産まれてくる。
主人公・宇津露 蓮(う
つろ れん)の通う高校「私立宿身高校(やどみこうこう)」に通う生徒は全員、大なり小なり「神」を身体に宿している。
人によって神の格…神格はピンからキリまであるが、次世代を担う「現人神」が通う高校で唯一、神を宿さない蓮は、周囲の生徒から「神無子(かんなご)」と揶揄されていた。
何も宿さない人間の存在自体が前代未聞だったので、管理が1番厳しい「宿身高校」に通う事になった訳なのだが…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 00:10:24
299文字
会話率:0%
私は日ノ本最強の侍になる。
嘉永2年に薩摩の地に生まれた私。
示現流名門の剣道場が、私の家だった。
私には剣の才があることがわかると、幼い頃から剣術を叩き込まれた。
道場の手練れを負かすようになった私は、舞い上がった態度を
取るようになった。
ある日、道場に塚原卜伝を名乗る剣客に、指南を受けることになる。
『井の中の蛙大海を知らず』
と、一方的に叩きのめされた。
私はとても悔しかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-26 15:11:41
477文字
会話率:6%
刻益84年、主要4国を中心とした戦争の火種が燻っていた。
大国ブルースカイと五星紅天は互いに牽制し合っている。
日ノ本はブルースカイ側に有利な条約を結ばされた。
印国と日ノ本は、大国ブルースカイに対抗するために同盟を結んでいる
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-17 01:25:43
305文字
会話率:0%
2XXX年、日ノ本。
ある街で、異形を好み、奇行を愛する『傾奇者』共の『祭り』があった。
痴態、乱行、大見得。
我こそは傾奇者の王なり。
己の全てを曝け出して、伸るか反るか、玉砕覚悟の大勝負。
そんな『祭り』に興じるため
、傾奇者の一族に生まれた青年・ヒロシがいざ、参上!
世のはみ出し者共の狂宴が、今始まる――――!
ルールが(ほぼ)仕事をしない、痛快な中二病&人情コメディー!
※作者自作のゲームのセルフノベライズ作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-20 20:37:57
68659文字
会話率:48%
《第一期までのあらすじ!》
魂だけになって輪廻転生の輪をぐるぐる回っていたら、異世界を作った新米女神にクジ引き感覚で輪廻転生の輪から引っこ抜かれた主人公。
唖然としてたたずむ魂に女神が望んだのは、
『勇者として魔王を倒して!』ではなく
『暇つぶしに世界をどうにかしてみろっ!!』でもなく、
『魂の運営関係上必要だっただけで、特にどうこうしろといわけではないですよ?』でもない!!
『貴方の世界の知識を、私の世界の発展のために生かしてみませんか?』
まるでどこぞの会社の勧誘のような言葉とともに、半ば強制的に生まれたての異世界に落とされ魂は、ため息をつきながら「祟られても嫌だし……」と渋々世界の運営を行うことを決意する。
が、
「人間どころか……生物ですらない、無機物なんだけどぉおおおおおおおおお!?」
これはとある石が、原始の神話の時代から、一つの国を作り出し世界を変えていく物語。
《第二期のあらすじ!》
もろもろの事件を経た榁町初期。賢者の石は娘の稲成とともに激動の時代へと進む日ノ本を駆け抜ける。
榁町の時代に暗躍する新たな脅威――怪異。
日ノ本始まって以来の大戦乱――戦国。
訪れる十二魔将。平穏が終る幕末。
そして、神が必要となくなる近代――賢者の石はある決断を下す。
『異世界で『賢者……の石』と呼ばれています』第二部――ここに開幕!
…†…†…………†…†…
第一部はこちら「異世界で『賢者……の石』と呼ばれています」(https://ncode.syosetu.com/n1936by/)
こちらもぜひ読んでください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-14 23:00:00
142019文字
会話率:44%
ここは異世界の極東の島国、《日ノ本議国》。
獣人、魔族、人間etc…。様々な人種が入り乱れるこの多民族国家で、ある魔法が結実しようとしていた。
《英雄霊召喚》――そう呼ばれるこの魔法は、過去の英霊の魂を呼び出し、術者の使い魔として契約
を結ぶ魔法。
大学の中間試験でそれを実践することにした《落ちこぼれシスター》こと、刑部まりなは、たまたま手に入れることができた英雄伝をささげ、ある英雄を召喚することに成功する。
それは《辣腕王》呼ばれた男。
怪物を打ち滅ぼし、竜を退治し、巨人との激闘にすら勝利し――そして異世界の英雄にあこがれた、その男の名は、
「我が名は《辣腕王》ベオウルフ。お前が俺を呼んだクソバカ魔術師か?」
へっぽこシスターと、古の王が紡ぎだす、新たな英雄譚が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-26 20:58:39
104442文字
会話率:49%
気が付けば前世と近い世界――日ノ本と呼ばれる国に生まれて落ちていた。
前世と変わらずに、水が安全に飲め、電気があり、前世と変わらない科学技術に、人の治世の結晶があった。
つまり、前世と変わらない日常を享受できる素晴らしい世界であった。
しかし、一つだけ、だけどどうしようもなく我慢ができないことがあった。
――人の治世に夜は含まれていなかった。
鬼。鬼。鬼。
数千年を及ぶ果てに、生まれ続ける穢れの結晶と呼ばれる存在。
夜の世界は、いつも彼らが跋扈する魑魅魍魎の世界であった。
そんな彼らと人の世界を隔てるのが結界。桜でできた桜結界。
日ノ本に住まう者達の源流となる桜によって、彼らは昼に生き、夜は息を潜め長い長い刻を生きてきた。
そんな世界に生まれ落ちた、路地裏に住まう一人の少年――つまりは俺である。
なるほど、息を潜めれば何も問題ないのだ。夜は目を瞑り、息を潜め、ただ昼にのみ生きていけば良いだけの話。
それに必要なことは全て揃っているのだから。
だけど、そんな俺は――昔、誰かに言われたのだ。
『貴方に、そんな生き方は無理よ。だって――貴方は我慢ができない人なのだから』
――なら、そうこれは仕方の無いことなのだ。
だって俺は――月の光の下で散歩することが何よりも好きだったのだから。
つまりこれは――。
桜の香りを纏う少年が――月灯りの美しい夜にただ散歩をしたいだけの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 21:45:39
10777文字
会話率:15%