いい感じの枝は、英雄の武器
最終更新:2021-02-03 20:46:17
2778文字
会話率:57%
ここは異世界の極東の島国、《日ノ本議国》。
獣人、魔族、人間etc…。様々な人種が入り乱れるこの多民族国家で、ある魔法が結実しようとしていた。
《英雄霊召喚》――そう呼ばれるこの魔法は、過去の英霊の魂を呼び出し、術者の使い魔として契約
を結ぶ魔法。
大学の中間試験でそれを実践することにした《落ちこぼれシスター》こと、刑部まりなは、たまたま手に入れることができた英雄伝をささげ、ある英雄を召喚することに成功する。
それは《辣腕王》呼ばれた男。
怪物を打ち滅ぼし、竜を退治し、巨人との激闘にすら勝利し――そして異世界の英雄にあこがれた、その男の名は、
「我が名は《辣腕王》ベオウルフ。お前が俺を呼んだクソバカ魔術師か?」
へっぽこシスターと、古の王が紡ぎだす、新たな英雄譚が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-26 20:58:39
104442文字
会話率:49%