「しまった!」
イチという名の少女の半身が石畳に飲み込まれた瞬間、情けない叫び声が彼女の口を覆った防毒マスクの中で響いた。
馬の尾のように後ろに結った白金色の髪が宙を舞う。蒼い瞳が動揺に揺れ、冷や汗が額を濡らした。
そこそこの主張がある
胸からつま先までが地中に消え、地上に出ているのは顔と肩、腕くらいのものである。
ここはエル・ト・ラプダンジーの塔。
伝説の大魔法使いラプダンジー師が生前に残したと伝えられる、天に伸びる魔導塔である。
別名、エロトラップダンジョン。
我々の時代に同人誌や画像投稿サイトなどで一度は目にした事のある読者諸氏も多い事であろう。
イチはこの日、己のポリシーに反してこの珍妙奇天烈破廉恥な塔に単身挑まざるを得なかったのであるが、落とし穴の罠に嵌ってしまったのである。
「____________っく!だ、脱出できない!」
肘に力を込めてなんとか這い出ようとするも、何かに下から引っ張られているのか脱出できない。
それに先ほどから何か取っ掛かりを得ようと足をバタつかせているのだが奇妙な事にその足の感覚が消失しているのだ。
____________これは感覚遮断系!!
感覚遮断落とし穴。
これは飲み込まれた、下半身の感覚を毒や魔法によって消失させ、犠牲者の身体や排泄器などを刺激する悍ましい悪意の罠だった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 14:57:53
253606文字
会話率:26%
おどろおどろしい百鬼夜行が実は少しも怖くない。
河童が他の妖怪たちに可愛がられながら初恋の人に再会します。
最終更新:2025-02-02 00:00:00
5623文字
会話率:42%
ちょっぴり背筋が怖くなる、どこか不思議な話をお届け致します。気が向いた時に更新していく予定です。
最終更新:2025-01-26 21:44:16
5228文字
会話率:27%
気がつけば、異世界転生を果たしていたエリザの人生は、その時から恐怖、破滅と隣り合わせなものとなった。
一瞬たりとも気を抜いてはいけない。気付かれてはいけない、知られてはいけない。なのに、異世界転生者の本能なのか、全てを忘れたように純異世界人
として生きることもできなくて。
そんなエリザの隠密転生者ライフをコソコソっとお届けしようと思います。
*一話短めです。
*完結済みです。
*外部サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 20:15:33
12864文字
会話率:25%
昔々あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
ある日、おじいさんは山へ芝刈に、おばあさんは川へ洗濯に行きました。そこで、おじいさんは大きな栗を見つけました。栗の季節には少し早いので、おじいさんは不思議に思いましたが、家に持ちかえる
ことにしました。
家でおばあさんに事情を話し、栗を開けてみることにしました。すると中には、可愛らしいお嬢さんがいたのでした。
そして、そのお嬢さんは幸せに生きて死にました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 21:00:00
1054文字
会話率:32%
ある日、私が家族を壊した。
その日から私の家族は、双子の妹だけ、その二人が入れば何も怖くない。
家族が壊れた日から私の声もなくなった。でも神様には、感謝してる。二人を残してくれてありがとう。
でも一つ望めるのなら二人の幸せになる姿を見たかっ
た。
その思いを最後に私は、トラックに引かれた。
私を押したはずの両親は、慌てて逃げている。
「良かった。これで二人は、あの人達から逃げられる。
レンゲ、レイン幸せになってね。」レイラは、そう祈りながら目を閉じた…。もう二人に会えないはずだったのにこれは、なに?目を開けると二人がいた。髪と目の色が違うけど顔は、そのまま。混乱するレイラは、このあともっと驚くことに!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 11:41:58
2924文字
会話率:21%
『地獄の乙女ゲーム』だと何故か大人気だった世界のラスボス第二王子のランベルトくんが、幼少期に出逢ったアイリスちゃん(転生してるけどランベルトに気付いてなかった)に救われて「天使だ」と溺愛する話。
※但し“ラスボス”の片鱗はある。
ポジテ
ィブ依存&アグレッシブ執着だから怖くないよ。
大丈夫。ほら、怖くない(たぶん)
※何でも許せる人向け(魔除けの詞)
『何でも許せる方向け』を理解できない方はブラウザバック推奨。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 22:01:14
9538文字
会話率:53%
俺、樋口敬大は入学早々高校デビューに失敗して、ボッチ街道まっしぐら。
同じクラスには、学園のアイドル「イケてる方」と言われている、佐久良舞さん。じゃない方と呼称されている佐久良唯さんがいる。
双子の姉妹なわけだけど、その性格と見た目は大き
く違う。
明るくクラスの中心的な存在の舞に対し、姉の唯は見た目から暗い印象おまけにコミュ障でいつも一人。
「ひ、樋口、くん…………きょ、今日、日直みたいだから…………そ、その、日誌取りに行かないと、だそうです……」
「わ、わかった。あ、あの、ありがとう。えっと……さ、じゃなくて、ゆ、唯さん」
「…………う、うん」
だがなぜだか、クラスメイトが誰も話しかけない中で唯だけは唯一敬大にに話しかけてくれる、そんな存在。
「ううっ、なんだかこの辺がくすぐったくてもやもやします」
「お、俺は知らん。知らないからな……」
「私をスッキリさせてください」
「いやだから、知らないってば」
唯さんの前では、過去の苦い経験から封印したことも意味をなさず、
「一つ聞くけど、唯さん、俺のこと怖くないの?」
「えっ、全然怖くありません。怖いわけがないじゃないですか……えっと、その訳を聞きたいですか?」
2人きりだと結構よく喋りまるでその印象は違う。
「も、もしかして、唯さん……?」
「はい……」
「え、いや……気づかなくてごめん。でも……」
出かけることになったら、目の前には全く別人のように見える唯さんがいて……。
彼女の見た目がやはり偽装だということを知った俺の日常はちょっとずつ変わっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 19:20:00
100181文字
会話率:40%
生きるためには色んなものを背負わなきゃいけない。それが大人になるということだ。重いものをどれだけ背負えるかで、人間の価値は決まるのだ。
俺は選んだ。
捨てるべきものをちゃんと捨て、背負うべきものをちゃんと背負った。
……でもあいつは。
七瀬は、どうなんだろう。
ああいう生き方をして、怖くないんだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 00:17:46
13134文字
会話率:77%
ベランダから見える山に「ヤッホー」と言うと、山彦が返ってきた。山はここから遠く離れた場所にあるのに……。
最終更新:2024-12-26 17:00:00
996文字
会話率:33%
「だから魔法も物理も通用しない案件を持ってくるんじゃない」
ルチアは電波もろくに届かない田舎に生まれた、珍しく魔力の強い少女だった。
だからといって特別に変わったことはなく、ルチアは普通に平凡に暮らしていた――名門魔法学園への入学が決まる
までは。
今までないない尽くしの田舎にいたせいか、ルチアは不思議なモノに溢れている校内を見ても「都会ってすごい!」としか思っていなかった。例えそれが、どれほど冒涜的な生き物だったとしても。
しかしある事件をきっかけに、ルチアは自分が見えているものが他人と違うことに気付き……
あんまり怖くない魔法学園の怪異退治もの。
スレッド形式と小説形式が混ざっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 19:10:00
62477文字
会話率:23%
とある女の子のお話。
「わたし」は、自分の部屋が大好き。
でも…。
『蜘蛛は成る』
ちょっとわかりづらい内容かもしれません。
あと、初めてのホラー系短編なので、あんまり怖くないかもしれません。
最終更新:2024-12-16 06:16:43
2503文字
会話率:0%
どっかで聞いたすっごく怖い(ある意味)お話です
ホラーではありません
R15は保険です、たぶん怖くないし、センシティブな表現もないかな?と思います
いや・・・センシティブか?ある意味
基本一人称でギャグですね
最終更新:2024-12-15 17:50:31
4455文字
会話率:36%
死人を神社に連れて行くのはやめなさい。
微ホラー そんなに怖くないです。
交通事故の様子が出てきます。苦手な人はご注意を。
突然の事故で死んでしまった主人公。
最終更新:2024-12-14 21:40:41
8010文字
会話率:57%
いつもの日常だったはずは、いつの間にか壊れた。
あんなに、仲のいい恋人だったのに。
いつから壊れてしまったのか、いつから、いつから…?
彼女は失踪した。そんな彼女を景は探し続ける。
最終更新:2024-11-29 12:34:21
2436文字
会話率:19%
「それでも私はあなたの役に立ちたい」
例え人間じゃなくなろうとも、この命尽き果てようとも
あなたのためなら何も怖くない
最終更新:2024-11-29 12:30:00
36439文字
会話率:27%
2005年平成17年。ある夏祭りの日。小さなボロいお社でお参りをした時、彼女は名前を失った。■■■■。彼女の名前は己の口からも、他者の口からも自分の名前は聞こえなかった。やがて彼女の明るさに影がかかっていく。あれから五年後。夏の日、中学三年
生となった彼女■■はある怪異と遭遇。その怪異と遭遇した後、男性に助けられる。彼は直文と名乗り、持てる力を持って彼女を守ろうとする。
これは守り守ろうとする半妖と少女の物語。
簡潔なあらすじ
狙われる少女を彼ら半妖が守るお話です。
※カクヨムと重複投稿
※創作怪談があります。怖くないと思います(主観)
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
※筆者の調査不足により、なんちゃって平成時代になっている可能性おおいにあり(捏造とも言う)
※まだ未熟な部分がありますが、楽しんで読んでくれると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 13:43:41
551142文字
会話率:38%
生まれつき病弱で、病院へ入退院を繰り返していた鈴木菜緒は、ホラーゲームの世界で目を覚ました。
どうやら自分は、村の為に身を捧げ一生を終える薄幸の美少女(紗世)に転生したらしい。
死ぬことはちっとも怖くない。それはいつだって身近にあった。
た
だ、何も成し遂げられずに死ぬことだけが怖い。
せめてこの世界が無事エンディングを迎えられるように、大団円で終わるように、紗世はそれだけを願って吊り橋効果満載のホラーゲームを突き進む…!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 01:52:31
116695文字
会話率:31%
「お前との婚約を破棄する!」ヘンドリック第一王子の宣言に、婚約相手である侯爵令嬢は微笑んだ。
「承知しました。だって夢の中の話ですもの。痛くも痒くもありませんわ」
夢? 彼女は何を言っているんだ? ショックのあまりエルフィナ嬢は気がふれたの
か? 周囲はそう解釈したが──。
ハロウィン短編です。フィクションをお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 12:01:37
3767文字
会話率:48%
小学校の教室で、休み時間に自作ゲームに興じる紘たち。
ついにはラスボス魔王を倒したのだけど、その直後、不思議な声が聞こえて、魔王を倒した武器に呪いがかけられた?!
他愛のない無害(?)な呪いですので、安心してお楽しみください。怖くないで
す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 19:33:09
1021文字
会話率:29%
借りた自転車には、先に幽霊が乗っていた?!
幽霊女子の心残りを払拭するため、海までひとり自転車を漕ぐことになったけど……?
※このお話は、2022年5月8日ノベルアップ+様に「チームホワイトミルク」名義で掲載した作品です。
※「あとがき
」で1000文字程、別ルートのエンドを加筆しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-29 11:12:03
1030文字
会話率:9%
恐ろしいエイリアンが宇宙船に侵入。でも、そのエイリアンは礼儀正しくお行儀が良いエイリアンなので怖くない? いえいえ、やっぱり怖い(はず)です。
最終更新:2024-10-22 21:26:32
675文字
会話率:43%